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C59/C60

C59

2002.9.8/2015.12.27

D51やC62と違って、一般にはそれほど馴染みがない機関車ですが、蒸機ファンには昔から根強い人気のある形式です。日本の機関車の中で一番姿が整っているとおっしゃる方もいらっしゃいます(ちなみに、私は機関車の形には特に序列を感じません)。
KATOから発表のつど干されてきた一方、他のメーカーの活躍で30種類以上も発売されてきましたが、2015年になってとうとうKATOからも発売されました。

1-大きさ 2-フロント周辺・ドーム 3-キャブ・テンダー等 4-マイクロエース 5-ワールド工芸・天賞堂・やえもんデザイン・KATO


横から(C59)

製品が非常にたくさんあるので、戦後形を並べました。

マイクロエース 戦後型 アリイ 戦後型 マイクロエース
戦後型(拡大写真)
ワールド工芸 大窓キャブ・舟テンダー ワールド工芸 大窓キャブ ワールド工芸
大窓キャブ・舟テンダー(拡大写真)
ワールド工芸(新) C59 124 ワールド工芸 C59 124 ワールド工芸(新)
C59 124(拡大写真)
天賞堂 164号機 呉線タイプ 天賞堂 164号機 天賞堂
164号機 呉線タイプ(拡大写真)
やえもんデザイン やえもんデザイン やえもんデザイン
(拡大写真)
KATO 戦後形(呉線) KATO 戦後形(呉線) KATO
戦後形(呉線)(拡大写真)

マイクロエースとワールド工芸が比較的早期から製品を発売していました。ワールド工芸からは2015年現在でもラインナップの追加が行われています。
マイクロエースは唯一のプラ製品としてラインナップを増やし、けっこう出回りましたが、形のうえでは車高の高さが目立って不利でした。

ワールド工芸は2013年のC59 124でリニューアルされ、旧製品よりテンダーが短くなりました。車高も少し下がっています。

やえもんデザインは下廻りにトミックスのC57を利用するコンバージョンキットです。後にKATOのC57 4次型も使えるように変更されました。
KATOはコアレスモーター内蔵の車体で車高を押さえ、機関車と炭水車の間隔もほとんど実物どおりにされています。

横から(C60)

マイクロエース 100番代 アリイ C60 100番代 マイクロエース
100番代(拡大写真)
ワールド工芸
100番代
ワールド工芸 100番代 ワールド工芸
100番代(拡大写真)
ワールド工芸(新)
東北型川崎Aタイプ
ワールド工芸 東北型川崎Aタイプ ワールド工芸(新)
東北型川崎Aタイプ(拡大写真)
やえもんデザイン やえもんデザイン C60 やえもんデザイン
(拡大写真)

従台車のほかは、C59と基本的に同じです。
ワールド工芸の100番代はキャブのドアがない姿なので、キャブ内に宙ぶらりんの床板や牽引力増強フレームが見えないように工夫されていました。
やえもんデザイン製品は、指定のC57動力ではなく、KATOのC62 2号機の動力を使用しました。

前から

マイクロエース ワールド工芸(新) C59 124 天賞堂 やえもんデザイン KATO
マイクロエース
C59 164(拡大)
ワールド工芸(新)
C59 124(拡大)
天賞堂
C59 164(拡大)
やえもんデザイン
C59(拡大)
KATO
C59戦後形(拡大)

マイクロエースは動力の都合で上下に長く、ヘッドライトの形態も独特でした。

マイクロエース C60 ワールド工芸 C60 100番台 ワールド工芸 C60 東北型 やえもんデザイン C60
マイクロエース
C60 東北型(拡大)
ワールド工芸
C60 100番代(拡大)
ワールド工芸(新)
C60 東北型(拡大)
やえもんデザイン
C60(拡大)

こちらはC60です。マイクロエース、ワールド工芸(新)の東北型はシールドビームと煙突デフがついたものです。
初期のワールド工芸のキットはフロントの傾斜部にあるステップが省略されていました。2007年頃からの製品では取り付けられています。

後ろから

マイクロエース ワールド工芸(新) 天賞堂 やえもんデザイン KATO
マイクロエース
C59 164(拡大)
ワールド工芸(新)
C59 124(拡大)
天賞堂
C59 164(拡大)
やえもんデザイン
C59(拡大)
KATO
C59戦後形(拡大)
マイクロエース C60 ワールド工芸 C60 100番台 ワールド工芸 C60 東北型 やえもんデザイン C60
マイクロエース
C60 東北型(拡大)
ワールド工芸
C60 100番代(拡大)
ワールド工芸(新)
C60 東北型(拡大)
やえもんデザイン
C60(拡大)

ここに載せたマイクロエースとワールド工芸(新)は平底テンダー、他は船底テンダーです。やえもんデザインのC60には九州タイプの増炭枠が付いています。

上から

マイクロエース C59 164 マイクロエース マイクロエース
C59 164
ワールド工芸 C59 164 ワールド工芸 ワールド工芸
C59 164
ワールド工芸(新) C59 124 ワールド工芸(新) ワールド工芸(新)
C59 124
天賞堂 C59 164 天賞堂 天賞堂
C59 164
やえもんデザイン C59 やえもんデザイン やえもんデザイン
C59
KATO C59戦後形 KATO KATO
C59戦後形

ワールド工芸は後期型の新旧を並べてみました。
天賞堂のテンダーには石炭がありませんが、これは添付の粒状の石炭を自分で固着するようになっているためです。やえもんデザインも同様ですが石炭は各自で用意します。

編成バランス

客車を連結すると次のようになります。キャブの屋根と、客車の屋根の高さを基準に比べてみてください。

マイクロエース 戦後型
マイクロエース
ワールド工芸 C59 164
ワールド工芸
天賞堂
天賞堂
やえもんデザイン
やえもんデザイン
KATO
KATO

以前は金属製品とプラ製品で編成の見え方に大きな差がありましたが、KATO製品で車高が下がったため、現在ではそれほど大きな違いはなくなっています。


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