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C59/C60 その3

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キャブ周辺

アリイ 戦前型
マイクロエース C59(戦前型)
窓から下が長い独特な形になっています。
アリイ 戦後型 アリイ お召指定機
マイクロエース C59(戦後型)
初回の164号機で、白線入りです。同社のC59は、空気作用管を数箇所で束ねる配管サポートの表現が省略されています(下方のワールド工芸と比べてみてください)。前作のD51では作られていたので不思議です。
マイクロエース C59 108 お召指定機 
窓枠などが色入れされています。C59の初回シリーズで窓ガラスが入っているのはこれだけです。
マイクロエース 164改良品 マイクロエース お召指定機改良品
マイクロエース C59 164・改良品
上記戦後型の改良品です。初期製品同様の強いつや消しで、キャブ側面に少々の印刷が追加されました。前面同様、ナンバーの色が銅色に近いものに変わっています。
マイクロエース C59 108 お召指定機・改良品
お召指定機の改良品です。側面・前面窓が銀色になり、雨樋に金が入るなどの違いがあります。またテンダーのラインも白から銀色に変わっています。
ワールド工芸 一次型 ワールド工芸 C59 164
ワールド工芸 C59一次型
長いひさしが作られています。キャブ下の配管は複雑そうに見えますが、実はエッチング板のひとつのパーツを折り曲げて、中央に分配弁を取り付けるだけで、いとも簡単に作れます。
ワールド工芸 C59 164
これは後期型です。キャブの外観は一次型と変わらないように見えますが、その下部には可動式の牽引力増強装置が組み込まれています。
ワールド工芸 大窓キャブ・舟テンダー 天賞堂 C59 164
ワールド工芸 C59大窓キャブ・舟テンダー
窓が拡張されて前方にも追加され、保護棒がついています。窓が大きくて桟が細いので、きれいにガラスを入れることができず、結局ガラスを入れませんでした。
天賞堂 C59 164
キャブの高さはほぼスケールになっています。ただ前の角に丸みがなく、妻板と突き合わされているだけです。
KATO 戦後形(呉線)
KATO C59戦後形(呉線)
キャブ下の配管が一体成型ですごい密度です。特殊なドローバーの採用で、従台車上に隙間が見えません。
やえもんデザイン C59 やえもんデザイン C60
やえもんデザイン C59
キャブは形がよくシンプルな外観です。キャブ下の分配弁周辺はロストの1体ブロックになっています。
やえもんデザイン C60
キャブはC59と同形です。従台車はロストの組み立て式で、車輪は別途調達します。
アリイ C60東北型
マイクロエース C60東北型
C59とは台車が違うのみです。取り付け方法の関係で、少し台車が後ろに下がっています。
ワールド工芸 C60 100番代 ワールド工芸 C60 東北型
ワールド工芸 C60 100番代
ドアがないため床板や牽引力増強装置のサブフレームの形に工夫が凝らされており、外から邪魔ものが見えないようになっています。
ワールド工芸(新) C60 東北型
キャブ前面に取り付けられた旋回窓や、その側面覆いに特徴があります。

別な角度からC60 100番台のキャブを見ると次のようになります。

アリイ ワールド工芸
マイクロエース
ワールド工芸

テンダー

アリイ C59戦前型
マイクロエース C59(戦前型)
真四角な戦前型のテンダーです。炭庫は前方に寄っているものです。
アリイ C59戦後型 マイクロエース C59 164・改良品
マイクロエース C59(戦後型)
こちらは舟テンダーです。この頃の製品では、テンダーのライトに銀は入っていません。
マイクロエース C59 164・改良品
左の戦後型の改良品で、テンダーのライトに銀、テールライトに赤が入っています。
アリイ C59 127 ワールド工芸(新) C59 127
マイクロエース C59 127(重油専燃機)
重油専燃機改造を受けたもので、上部にハッチと手すりが見えます。
ワールド工芸(新) C59 127(重油専燃機)
新系列になってから発売されました。金属製品の強みで上部の手すりは細くシャープです。
ワールド工芸 C59一次型 ワールド工芸 C59 164
ワールド工芸 C59(一次型)
四角いテンダーの中に、すりきり一杯のウェイトが入っています。この頃はまだ牽引力増強装置がなく、粘着はテンダーだけの重みに頼っています。
ワールド工芸 C59 164
後期型の舟底テンダーです。この製品から動力がユーザーによる組み立て式になり、牽引力増強装置も採用されました。
ワールド工芸(新) C59 124 天賞堂 C59 164
ワールド工芸(新) C59 124
新系列になって最初の製品。高精度ギヤの動力ユニットに変更され、外板も丈夫な構造に変わりました。初めてテールライトレンズが付属しました。
天賞堂 C59 164(呉線タイプ)
後部にはマグネ・マティックカプラーが標準装備されています。ワールド工芸の旧テンダーはちょっとペコペコ感がありましたが(現在は改良)、天賞堂は丈夫にできていて、取り扱っても安心感がありました。
KATO C59戦後形(呉線)
KATO C59戦後形(呉線)
テンダー後部のディテールは一体成型であっさりしています。内部にはDCCデコーダーやスピーカーを搭載できるサポート空間があります。
やえもんデザイン C59 やえもんデザイン C60
やえもんデザイン C59
1枚の板を折り曲げてフチをハンダ付けする構造で、ほどよい板厚があります。ディテールはあっさりしていますが、カプラー座などをロストとしてアクセントを付けています。
やえもんデザイン C60
後ろに仕切りのある九州タイプの増炭枠がついています。増炭枠の模様はとても細かくエッチングされており、いかにも木目らしく見えます。

ランボード上(非公式側)

マイクロエース 戦後型 ワールド工芸 大窓キャブ
マイクロエース C59(戦後型)
主要な機器は別パーツで配置されていますが、それらを結ぶボイラー上の配管などがモールドされておらず、孤立した感じです。
簡単なモールド表現ですが、ボイラーバンドが目立ちすぎないのはよい点だと思います。防錆材箱やオイルポンプ箱の周辺の、入り組んだランボードの形が楽しいですね。
ワールド工芸 C59(大窓キャブ・舟テンダー)
金属製で各パーツがシャープにできているため、精密感があります。ランボード上には網目表現があり、164号機からは、タービン発電機・ATS発電機の排気管も標準で追加され、テンダー給水口付近も改良されて精密感が増しています。
天賞堂 C59 164(呉線タイプ) やえもんデザイン C59
天賞堂 C59 164(呉線タイプ)
火室上、キャブ下とも相変わらず細かい配管で、Nゲージとはいえ非常に立体感があります。
細かいだけではなくて、それぞれが丈夫にできているのが天賞堂の特長です。
やえもんデザイン C59
オイルポンプ箱などの機器類はすべてロストです。エッチングによる配管はハンドレールぐらいで、あとは付属の線材などを利用して、作り手が配管するようにとされています。
KATO C59戦後形(呉線)
KATO C59戦後形(呉線)(部分拡大)
こちらはプラモールドですが、発電機周辺やキャブ下がほぼフルパイピングで表現されています。清缶剤挿入装置の下のランボードは一段下がっていないタイプです。


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