Nゲージ蒸気機関車>蒸機の紹介>C62
1998.7.30/2022.10.15
9mmゲージのC62はKATO製品(旧)が初のことで、発売期間も長かったため、古くからのファンの方なら多くがお持ちかもしれません。
1998年にはワールド工芸からC62(東海道型)が発売され、その後マイクロエースや天賞堂からも発売されて多くのメーカー品が揃いました。
そして2007年、再びKATOから完全新規作成のC62東海道形が発売され、大変な話題になりました。
1-横から・前から・後ろから・上から 2-フロント周辺・キャブ周辺 3-ドーム周辺・非公式側・キャブ後部・テンダー
4-KATO 5-ワールド工芸 6-マイクロエース 7-天賞堂・やえもんデザイン
KATO(旧) C62 | KATO(旧) C62 (拡大写真) |
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KATO C62 東海道形 初回動力 | KATO C62 東海道形 初回動力 (拡大写真) |
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KATO C62 東海道形 新動力 | KATO C62 東海道形 新動力 (拡大写真) |
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KATO C62 2 北海道形 | KATO C62 2 北海道形 (拡大写真) |
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マイクロエース C62 2(改良品) | マイクロエース C62 2(改良品) (拡大写真) |
以上はプラ量産品です。各社にはそれぞれ他のバリエーションもあります。
KATOの旧製品は縮尺が大きな模型でしたが(約1/140)、2007年発売のリニューアル品(東海道形)より日本型の基本縮尺に修正され、客車編成の中で機関車だけ大きいということがなくなりました。
マイクロエースもプラ量産品としては初めて長さ1/150に挑戦しましたが、高さは抑えることができず、上下に高い独特のスタイルになっています。
KATOの東海道形の初回動力は、従台車の上に隙間が見えない構造になっていました。その後のコアレスモーター化されたバリエーションでは、この特長はなくなっています。
次は金属製品です。
ワールド工芸 C62 汽車会社 常磐線仕様 | ワールド工芸 C62 汽車会社 常磐線仕様 (拡大写真) |
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ワールド工芸 C62 2(新↓)|(旧) | ワールド工芸 C62 2(新) (拡大・新|旧) |
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天賞堂 C62 2(旧) | 天賞堂 C62 2(旧) (拡大写真) |
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天賞堂 C62 2(新) | 天賞堂 C62 2(新) (拡大写真) |
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やえもんデザイン C62 2号機 北海道時代 | やえもんデザイン C62 2号機 北海道時代 (拡大写真) |
ワールド工芸は何度か構造的な改良があり、ここには2004年以降に牽引力増強装置が付いたものを並べました。ワールド工芸のC62はすべてテンダードライブです。
汽車会社常磐線仕様からは、KATOの東海道形に先立ち、従台車の上に隙間が見えない構造になっていました。2号機は2008年に全面リニューアルされたので、拡大写真には新旧を用意してみました。
天賞堂(旧)は機炭間隔を2種類選べるようになっており、写真は短の状態です。天賞堂(新)は2008年にフルリニューアルされたもので、機炭間隔は固定となりました。
やえもんデザインは他社のベース車両を下廻りに利用するコンバージョンキットです。作例はKATOのC62 2号機を使用しました。
KATO(旧) (拡大) | KATO 東海道形(新) (拡大) |
マイクロエース 18号機 (拡大) |
マイクロエース 2号機(改) (拡大) |
ワールド工芸 2号機(新) (拡大) |
マイクロエース 2号機(改) ※下段比較用 |
ワールド工芸 2号機(新) ※下段比較用 |
天賞堂 2号機(旧) (拡大) |
天賞堂 2号機(新) (拡大) |
やえもんデザイン 2号機 (拡大) |
高さはKATO(旧)やマイクロエース製品による高いグループと、それ以外の2グループに大きく分けられます。KATOの旧製品は、ボイラー径が1/130くらいのようで、かなり太くなっていました。隣の新製品が少し遠くにあるように見えます。ただ、旧製品のナンバープレートは他に比べて最もシャープで明瞭な表現です。
マイクロエースは全体が縦に長くて独特ですが、最新製品でライトが少し良くなりました。天賞堂も新旧で煙室周辺の格好や、デフの曲がり具合などにかなり違いが見られます。
やえもんデザインはクセがなく整った印象の前面です。
KATO(旧) (拡大) | KATO 山陽形(呉線) (拡大) |
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KATO 山陽形(呉線) (拡大) |
マイクロエース 2号機(改) (拡大) |
ワールド工芸 2号機(新) (拡大) |
天賞堂(新) (拡大) | やえもんデザイン 2号機 (拡大) |
天賞堂の新製品はテールライトが実際に点灯します。そのための配線ジャンパが機炭間を渡っています。
KATO(旧) | KATO(旧) | |
KATO 東海道形(新動力) | KATO 東海道形(新動力) | |
マイクロエース | マイクロエース | |
ワールド工芸 汽車会社 常磐線仕様 | ワールド工芸 汽車会社 常磐線仕様 | |
天賞堂 2号機(旧) | 天賞堂 2号機(旧) | |
天賞堂 2号機(新) | 天賞堂 2号機(新) | |
やえもんデザイン 2号機 | やえもんデザイン 2号機 |
KATO(旧)とマイクロエース製品には、ボイラーの真上に一直線のパーティングラインが見えますが、KATOの現行品では金型の分割位置が変わり、目立つラインは見えなくなりました。
このワールド工芸製品はキャブ天窓の開・閉を選んで取り付けられるようになっており、写真は「開」で組み立てたものです。
やえもんデザインのテンダーには、ストーカーのトラフも表現されています。