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C62 その3

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ドーム周辺

KATO 東海道形 マイクロエース
KATO 東海道形(新動力)
ドームは他社よりも丸みを抑えて形をはっきり作っています。初回動力版の空気作用管は全体が1色塗りでしたが、新動力版では配管留め部分が黒色になりました。
マイクロエース C62 2 改良品
ドームの丸みはやや強く表現されています。車高が高いところに煙突もやや長めですが、これはその上に火の粉止めが取り付けられています。
KATO C62 2 北海道形 KATO C62 2 北海道形
KATO C62 2 北海道形
砂撒機の間隔、空気作用管の位置など、東海道形とは多数の作り分けがあります。現役時を意識したつや消し塗装で、空気作用管の銅色も抑えた表現になっています。
KATO C62 3 北海道形
2号機とは回転式火の粉止めの配管や逆転機カバーなど、さらに細部が作り分けられています。ただ2号機もそうですが、空気作用管の配管留めモールドがなく、のっぺりした直線表現です。
KATO C62 北海道形
KATO C62 北海道形
空気作用管の配管留めが復活し、黒で表現されました。砂撒管は表に出ているタイプです。
ワールド工芸(呉・山陽線仕様) ワールド工芸(汽車会社常磐線仕様)
ワールド工芸 呉・山陽線仕様 
砂撒管が表に出ているタイプです。全体的にシャープな感じで素組みでも精密感の出るキットです。ボイラーバンドの幅は上のKATOとずいぶん違いがあります。それぞれの実物はどうでしょうか。
ワールド工芸 汽車会社 常磐線仕様
同社の汽車会社タイプとしては初期製品以来で、側面の立ち上がりが急なドームを表現しています。これらは作り分けのためのパーツがいくつも付属していて、いくつかの特定機を意識して組み立てることができます。
ワールド工芸(2号機・新)
ワールド工芸 C62 2・新
2008年のリニューアル品です。ドーム後部の形が、著しくなだらかに変更されています。これはちょっとやりすぎに見えます。
天賞堂・旧 天賞堂・新

天賞堂 C62 2・旧
極細の線材を多用し、登場当時の模型としてはディテールが最も細かく表現されていました。ランボードの網目はたいへん繊細です。

天賞堂 C62 2・新
旧製品で少し高かった車高が下がり、ボイラー上の部品寸法も変わっています。ランボードの網目は若干大きくなりました。空気作用管はエッチング一体から、1本ずつ独立したものになりました。前回よりオーバーに見えるのはここだけです。

やえもんデザイン(2号機)
やえもんデザイン C62 2 北海道時代
ドームの形がバランスよくできています。やや強調された火の粉止めは煙突と一体のロストです。ランボード上の配管は単なる真鍮線の曲げではなく、ロストの継手も付いています。

非公式側

KATO 東海道形(新動力) マイクロエース
KATO 東海道形(新動力)
ハンドレールや発電機配管などが別パーツ化されていてディテールフルです。ランボード下の配管も精密な表現です。初回動力版の初期ロットではキャブ下の配管に一部寸法ミスがあり、まっすぐ付いていませんでした。
マイクロエース C62 2 改良品
ハンドレールなどは別パーツなのですが、相変わらずその他配管などのモールド表現は何もなく、発電機などの機器類がぽつん、ぽつんと点在しています。
KATO C62 2 北海道形 KATO C62 3 北海道形
KATO C62 2 北海道形
流行にならい、ランボード上に模型的に強調された網目表現が付きました。
KATO C62 3 北海道形
通風管などの位置やキャブのドア下のステップなど、細かい部分が2号機とは作り分けられ、見飽きません。
ワールド工芸(汽車会社常磐線仕様) ワールド工芸(2号機・新)
ワールド工芸 汽車会社 常磐線仕様
この製品では配管類などにステンレスが多用されるようになり、部品の位置決めもしやすいようによく考慮されています。
ワールド工芸 2号機・新
ボイラー上の配管のほとんどが型抜きパーツになりました。キャブ下は最近の製品の中では少しディテールパーツが少なめに見えます。
天賞堂・旧 天賞堂・新
天賞堂 C62 2・旧
別パーツの数が大変多くなっています。触ると部品が落ちそうに見えますがそんなことはなく、大変丈夫に作られています。
天賞堂 C62 2・新
配管の種類が少々見直され、見た目に重すぎた部分が改良されています。相変わらず細い割に丈夫にできているようです。
やえもんデザイン
やえもんデザイン
発電機配管は極細のエッチングです。上から見たディテールが豊富ですが、屋根上のクレーンフックはありません。キャブ下の複合配管は一体ロストで巧みに表現されています。

キャブ後方

KATO 東海道形(初回動力) ワールド工芸
KATO 東海道形(初回動力)
モーターがボイラー前方にあり、キャブ内が空いていてバックプレートや座席があります。
ワールド工芸 汽車会社 常磐線仕様
バックプレートは1枚の板を一部折り重ねるものです。これは自動給炭機や2段構造の床などが表現されています。
天賞堂・旧 天賞堂・新
天賞堂 C62 2・旧
モーター位置の関係でバックプレートは端のほうまで迫っていますが、なかなか立体的に作られています。後部窓に入っている細い格子のおかげで結構な精密感を感じます。
天賞堂 C62 2・新
バックプレートは前方に引っ込み、圧迫感はなくなりました。後方窓の格子はなくなり、代わりにガラスが入っています。

テンダー

上のキャブ後方と向き合っている妻面です。

KATO アリイ
KATO 東海道形
ドローバーはテンダーから引き抜ける構造になっています。台車は片方向にスライドさせて外す方法になっています。
マイクロエース
機関車の車高が高いのに合わせたのか、他社に比べて上下に高い印象です。
ワールド工芸 天賞堂(2号機・旧)
ワールド工芸 汽車会社 常磐線仕様
初期の製品に比べてディテール面はかなり向上しています。動力装置もリニューアルされたため、それまで少し長かったテンダー全長が修正されました。
天賞堂 C62 2・旧
初期製品のため、石炭の粒が粗くて目立ちますが、配管類はすべて別パーツで立体的です。石炭はその後の製品では改良されています。
天賞堂(3号機・新)
天賞堂 C62 3・新
こちらは3号機JR時代のテンダーです。石炭は別添のセルフ式になりました。自動給炭機の穴はテールライト点灯用のジャックになっています。
やえもんデザイン やえもんデザイン テンダー上部
やえもんデザイン C62 2 北海道時代
ストーカーの送り出し部が正面下部に付いています。
やえもんデザイン C62 2 北海道時代
炭庫仕切り板が前方に増設されているものです。向こう側に沿っている重油管や、後部の重油タンク配管が表現されています。
KATO C62 2 北海道形 KATO C62 3 北海道形
KATO C62 2 北海道形
炭庫仕切り板が増設されたものです。テンダー本体は一体成型を多用して単純にまとめられており、床下のATS車上子もかなり単純な形です。
KATO C62 3 北海道形
重油タンクの微妙な位置や増炭枠の形状などが作り分けられています。後部のクレーンフックの位置も違います。

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