2007.4.20
合併テコをやさしく作れる方法を探していたのですが、うまくいきませんでした。何かのヒントになるかもしれませんので、失敗ではありますがご紹介します。
KATOのD51には、合併テコ(コンビネーションレバー)がついていません。 金属板やプラ板に穴をあけて作った方も多いと思いますが、それなりに面倒です。 |
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C57などの合併テコは、ASSYパーツとして市販もされていますが、すぐ売れてしまうので入手困難です。 前から目をつけていたのが電車のパンタグラフですが、このタイプのものはちょっと厚くて、そのままではうまくつきません。 |
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こちらはEF81です。これは薄く、細いので使えそうに見えます。しかし、あいにく手元に余った部品がありません。 ※なお、これを切り離すと、2つの部品(合併テコと結びリンクに見える部分)がバラバラになってしまうので、そのまま取り付けることはできません。念のため…。 |
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そこで、手元にあったGMのパンタグラフ(PS16?)を使いました。ニッパーで適当な場所から切断しましたが、思ったより丈夫な素材でした。プラモデル用ニッパーは歯こぼれしてしまうと思います。 |
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下枠が太いので、結びリンクがちょっと目立ちます。対して、合併テコはただの針金です。これは裏側でしっかり折り返しておかないと、取れてしまいます。 |
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バルブスピンドルガイドには、ゴム系接着剤で厚さ0.3mmプラ板を少々張り重ねて、下から合併テコを差し込めるようにします。 あとは下から合併テコを差し込み、結びリンクをクロスヘッドにゴム系接着剤でぺたりと貼り付けるだけにしました。 |
うーん… 合併テコが針金なのはそんなに気になりませんでしたが、結びリンクが太いのはさすがに目立ちます(小さいうえに素材が固いので、削って細くするのも大変です)。 また、パンタグラフは単に「穴の開いた細帯」として利用しただけです。合併テコが針金でいいのであれば、真鍮線でもいいわけで、コスト・パフォーマンスも悪いです。 |
というわけで、失敗しました(笑)。ごめんなさい。
取り外して、余っていたワールド工芸のパーツを加工して付け直しました。
今まで色々試してきましたが、合併テコの簡単確実な作り方はなかなか思いつきません。何かご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひお知らせください。
こちらでも少々ご紹介しています。→簡易合併テコ