Nゲージ蒸気機関車>蒸機の工作>三井埠頭5号機(新)の組み立て
ボイラーと煙室を組み合わせます。煙室は下側中央の太い湯口を平らに削り取り、左右の取り付け足は0.3mm程度(板の厚さ程度)に短くしておきます。 煙室はロストパーツで熱を食うので、小形のハンダゴテでは加熱しにくいことがありますから、説明書にあるようにあらかじめハンダメッキしておきます。つまり合わせ目にフラックスを塗ってハンダを薄く塗りつけておきます。 |
|
煙室とボイラーをまっすぐ合わせ、内側の合わせ目にハンダを流して固定します。素手でやっていますが熱が回ったロストは非常に熱く(当たり前ですがその前に手を離しています)、なかなか冷えないので注意します。 煙室はまっすぐ付いたと思っても微妙に曲がることがあるので(あとでボイラーを固定するときの付き方にも左右される)、個人的にはハンダ付けせずにゴム系接着剤などで留めておいてもよいように思います。特に強度が必要な部分ではありません。 |
|
説明書では、ボイラーを車体に合体する前に、サンドドーム・スチームドーム・安全弁を固定しておくことになっています。 ただ、砂撒き管を付けるには先にサンドドームを付ける必要があり、そのサンドドームはホワイトメタルなので熱で簡単に溶けてしまいます。取り付けはなるべく終わりのほうにしたかったのです。 |
|
さて、そのようなわけで、まず何も付けていないボイラーを車体に固定しているところです。 |
|
横から見てボイラーが水平になるように、前から見て煙室が左右に傾かないようにボイラー前部を合わせ、裏側からハンダで仮止めします。 |
|
煙室扉の中央にハンドルを固定します。また、左右の穴に逆止弁を固定し、その下とタンク前方の穴を0.4mm真鍮線でつなぎます。 |
|
ここで写真のようにボイラー上方のパーツを付けました。 ホワイトメタル製のサンドドーム・スチームドームは素早くハンダ付けしましたが、あとのことを考えると接着剤での取り付けが良いように思います。 下側に出たドームの足はあとでモーターに当たることがあるので、ぎりぎりまで削り取っておきます。 |
|
キャブの出入り口に手すりを差し込み、裏側からハンダ付けして固定します。 |
|
キャブ後部にも手すりとカプラー解放テコを固定します。 |
|
後部に床板の取り付け座A2-10を固定します。この部品の2つの穴には、1.4mmタップを立ててねじ切りしておきます。 |
|
キャブ出入り口前の内側にある2本のスリットに、動力ユニットの取り付け座A2-5(山折りして貼り合わせ)を落とし込んでハンダ付けします。 |
|
後部の床板を組み立てます。A1-2の後部の模様が表になるように山折して端梁とし、各種ステップを取り付けます。 |
|
後部台枠A1-3は、模様が表になるように左右を折り返して固定します。 |
|
次に下側のディテールを折り返して張り合わせます。 |
|
先に組み立てた後部の床板に、後部台枠を合わせてハンダ付けします。上面(写真でいうと下側)は、平らにヤスっておきます。 |
|
今度は前側です。デッキA1-1の端梁部を折り曲げ、ステップH1-5をハンダ付けします。 |
|
デッキの公式側には、油ポンプを固定します。 |
|
部品を付け終わった前部デッキを、傾かないように注意して車体に固定します。 |
前部台枠は、左右の排障器を山折りして重ね、中央のカプラー取り付け穴には1.2mmタップを立てます。 |
|
あとは各部を直角に曲げ、デッキ裏側にしっかり取り付けます。 |
|
さて、次はいよいよ下廻りかと、下廻りパーツのある洋白の板を見てみると、 …? あっ、使う部品を間違えた! さっきのは(A1-4)ニセモノでした。説明書の部品表にも×印がありました…。ホンモノはH3-5です。一見同じですがちょーっと違うのです。 |
(リカバー中)
|
|
なんでもない |
あほまるだしですが
ともかくあとは前デッキとサイドタンクにつかみ棒を取り付けて、上廻りは完成です。
後部床板に車体を載せてみたところです。