旬を味わう部屋(2019年立春から)
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- 5月5日
- 平成から令和に替わる記念の週でした。この時期はお茶摘みですが、今年は芽の伸びが悪く例年より3日遅い2日からの作業でした。更に刈り取った新芽は例年の半分以下で、遅霜の被害があった年を除いては最低の収穫でした。ほとんどの農作物は1年間の準備作業・手入れがただ1回の収穫時にその成績を問われるというシビアな生産で、手を抜くと成果に影響するのはわかっているものの中々守れません。
4月21に種蒔きし、24日に芽を出し始めた稲の芽が出そろいだんだん大きくなってきました。10pほどに育ったら田植えです。この春最後になった冬瓜ですが、採った種が未成熟だったせいか発芽してくれません。しょうがないので畑で実生苗を見つけこれをポットに植え替えました。
4月6日に伏せたさつま芋が芽を出し始めました。最初は赤紫ですが成長するに従い緑になります。まだまだ小さく蔓を切り取って差すまでにはまだまだ時間が掛かります。また3月13日に植えつけた里芋ですがやっと芽を出し始めました。こちらも出そろうまでにはもう少し待たねばなりません。
最後になりましたが平成最後の日に早生玉葱「浜育」を収穫してガレージキュア中です。昨年の種蒔き後の大雨で種が流されてしまい苗数が少なく、植えつけ間隔が広かったせいか大玉に育ってしまいました。さて明日が立夏なので春の部屋は今日で終わり来週は夏の部屋に移ります。
- 4月28日
- 春の育苗も後半に入り、オクラが芽を出しました。オクラの種は固い殻に覆われているため、適度に湿気を与えて発根させてからポットに植えつけますが、これに使う道具がメネミルです。本来の目的が発芽試験器だけあって、とてもよく根が出てくれます。残った育苗は冬瓜と稲だけになりました。
玉葱に間の行灯も4つに増えました。行灯の中にはカボチャが植わっています。カボチャの苗が大きくなり行灯からはみ出すようになる頃には玉葱が収穫できカボチャ畑に変身します。
26日にナスを定植しました。風から苗を保護するため、この後行灯で覆いました。じゃが芋の生育は順調で、先週から一段と大きくなっています。そろそろ2回目の土寄せをしたければならないほどの育ち具合です。
- 4月21日
- 先週は珍しい笹の花をご紹介しましたが今週はこんにゃく芋の花をご紹介します。昨年掘り残した芋があったようで、ここから出た芽と思っていたら花でした。花のカラーは白色ですが、こちらはおどろおどろしい色をしています。共にサトイモ科なので花の形状が似ているのもうなずけます。画像はまだ咲き始めの状態です。
今年のカボチャ苗の生育が良くないのは先週ご紹介しましたが、今週また1鉢枯れてしまいました。それでも一番早く芽を出したくりゆたかの本葉が2枚になったので、昨日定植しました。早生玉葱をカボチャを定植する部分だけ収穫し、ここに定植し肥料袋の底を抜いた行灯を立ててウリバエの飛来を防ぎます。移植時には通常はポリポットの中で根が張っているのですが今年は根張りが極端に悪くこれが苗枯れの原因の様です。玉葱は早生種なのでもう収穫しても良く、早速オニオンスライスにして美味しくいただきました。
先週土寄せをしたじゃが芋はすくすくと育っています。先週の画像と比較すると成長具合がお分かりいただけると思います。昨年は不作だったので今年は順調に育ってもらいたいものです。また2月中旬に発芽したナス苗はカボチャのように枯れはせず、大分大きくなってきました。とはいってももう少し大きくしたいので定植は来週の予定です。
- 4月14日
- 畑の隅で非常に珍しいものを見つけました。それは笹の花。イネと同じようにおしべが飛び出してヒラヒラしています。笹も竹も多年草で100年に一度花が咲きます。竹の花は六十数年前に咲き、その後竹藪全体が枯れてしまったことを覚えています。笹も同じように枯れてしまうのでしょうか。
今週の作業は、じゃが芋の土寄せ。霜の被害にあった株からも新しい芽が吹き芽も伸びたため、株の両側の土を盛りました。蔓の伸びに合わせてあと2回は土寄せをします。最後には株の上に土を落とすようにして地中のじゃが芋に日が当たらないようにして有毒のソラニンの発生を防止します。手前の1畝がキタアカリ、その奥側2列がメークイン、一番奥側の2列がアンデスレッドです。
カボチャのメルヘンとスイカは今週初めに芽を出し、交替で育苗器に入れたキュウリが13日に発芽しました。芽を出したばかりはスイカと区別がつきません。育苗器から出した苗の生育が今年はあまりよくありません。カボチャ、スイカとも1株づつ枯らしてしまい、また本葉も元気がありません。毎年同じ育て方をしているのにどうしたわけでしょう。タラの芽は10日に収穫でき、早速てんぷらにして美味しくいただきました。
- 4月7日
- 今年の桜は開花が遅く今満開です。カボチャのメルヘンはまだ芽を出しません。じゃが芋はその後遅霜にやられず芽が伸び、植えつけた5列が分かるように大きくなってきました。
4月に入っての初仕事は2日に行った冬野菜跡の畑の耕耘。この区画には小豆とスイカを作る予定です。スイカはまだ育苗器の中で発芽の準備中です。
3月23日に蒔いた牛蒡が4日に発芽を始めました。品種は大浦牛蒡で収穫は冬となる生育期間の長い野菜です。アスパラガスも成長を始めました。一方タラの芽は今年は成長が遅くまだ収穫していません。雨らしい雨は3月10日が最後でそれ以降4回弱い雨しか降っていないせいかもしれません。
- 3月31日
- 3月15日にポット蒔きし育苗器に入れておいたカボチャが28日に芽を出しました。最初に芽を出したのはくりゆたかで、九重栗がこれに続いて種が割れ、緑の葉が僅かに見えています。もう1品種のメルヘンはまだ動きがありません。このまま育苗器に置いておくと軟弱に育つので苗カバー付きの苗箱に移し、育苗器にはスイカの種を蒔いたポットを入れました。ナスから始まりこの時期には育苗器は大活躍です。
最初の芽は霜にやられましたが、その後に発芽したじゃが芋は順調に育ち緑の列が分かるようになってきました。これはアンデスレッドですが、メークインとキタアカリも1/3ほどが芽を出しています。これからしばらくはまだ遅霜の心配がありますからまだ安心はできません。
- 3月24日
- ウグイスが大分上手に鳴けるようになってきました。18日の朝強い霜が降り、先週芽を出したじゃが芋が被害にあってしまいました。幸いにも被害は1株だけで済みました。そんな気候ですが気温は確実に上がっており、蕗の薹がたくさん取れました。気が付くのが遅かったせいで今年は董立ちしたものが多かったのですが、早速蕗味噌にして美味しくいただきました。
梅の実が6〜7oになってきました。昨年は大不作だったのですが今年は例年の収穫が見込めそうです。
21日の彼岸の中日には恒例の牡丹餅を作りました。今年は古式にのっとり漉し餡で作りました。我が家では一口サイズのかわいいものをつくります。出来上がったものはまず仏様にお供えし、その後で美味しく頂きました。漉し餡はいつもの通りに作ったのですが、今回はつやつやのものができました。
- 3月17日
- 10日にまとまった雨があり週の初めは畑に入れなかったのですが、13日に里芋の植え付けをしました。囲っておいた親株を取り出し種芋を選別します。畑に深さ10pほどの溝を切り種芋を置いていきます。種芋の両側の土を寄せて種芋を隠し、種芋の両脇に元肥の鶏糞と過石を置いていき、溝を掘った土をこの上にかぶせて作業は終了。じゃが芋の植え付けとほぼ同じ作業で、違うのは植え付けの深さです。
そのじゃが芋ですが15日に芽を出し始めました。芽を出したのはまだ1株だけですが地中で芽を伸ばして土を持ち上げている箇所がいくつもあるので来週にはたくさん芽を出すでしょう。
気温が上がってきたせいか、玉葱の葉の色が濃い緑になり、新しい葉も延びてきました。疫病予防の殺菌剤の散布を始めなければなりません。
- 3月10日
- 先週に続き今週も雨の日が多く、また畑以外にしなければいけないことが続いたため作業は冬野菜畑に残った野菜の整理と草取りしかできませんでした。コブシの花が咲き始めたので来週は里芋の植え付けをする予定です。
- 2月24日
- ストックがあるため昨年はお休みした味噌の仕込みを行いました。全日水に漬けておいた大豆5sを寸胴鍋とダッチオーブンで煮ます。新豆だと煮えるのが早いのですが、古い豆なので柔らかくなるまで7時間掛かってしまいました。火が強いと吹きこぼれるのでとろ火で根気よく煮上げます。
煮あがる間に麹屋さんで米麹を買ってきました。今年は森町の北嶋麹店で買いました。全粒に麹菌がはぜたとてもきれいなものでした。早速塩をまぜ塩きりしておきます。30℃迄冷ました煮大豆に塩きりした麹を混ぜ、ミートミンサーですり潰します。
これをペール缶に詰め込みます。翌日も同量の大豆で同じ作業を繰り返し、大豆10s、麹10s、塩3.5sでペール缶一杯の生みそが出来上がりました。表面に雑菌防止の塩を振りラップで覆っておきます。食べられるようになるのは半年後ですが実際に使用するのはさらに先になります。
味噌の仕込みも終わり次はじゃが芋の植え付けです。前作業として種じゃが芋を芽が2つになるように切り切り口を良く乾かしておきます。
畑の植え付け予定地に約35p間隔で、切り口を植えにして種芋を置いていき、前後の土を種芋に被せ、このくぼんだ所に元肥の鶏糞と過リン酸石灰をおいていきます。
種芋が約10p隠れるように両側から土を被せ畝を作っていきます。キタアカリが1畝、メークインとアンデスレッドが各2畝の5畝ができました。作付長は約50m、種芋はキタアカリ1s、メークイン3s、アンデス2s、元肥は鶏糞60s、過石10sを消費しました。メークインは芽の数が少ないため種芋の量が多く、じゃが芋は肥え食いなので肥料の量も多いですが追肥は施さずに元肥だけです.
- 2月17日
- まだまだ寒い日が続き畑の作業はまだおやすみです。1月初旬に購入し、廊下で日光浴してきたじゃが芋の芽が大分大きくなり色も黒くなりました。品種はメークインとアンデスレッドが主で、キタアカリが少しあります。この処理は光浴催芽とも緑化催芽とも呼ばれ、植え付け時に芽が種芋から取れない、発芽時期が若干早まりかつ芽が揃う等の効果があると言われています。これだけ芽が大きくなったので来週には植えつけられると思います。
2月9日にポリポットに種蒔きして育苗器に入れておいたナスが発芽し始めました。育苗器は”愛菜花”でヒーターとサーモスタットを備えているため春先の気温が低い時には重宝しています。ナスの苗は定植できるまでに約3ヶ月かかるので早くに発芽させないと収穫時期が長く取れないため、種から育てる私にとっては育苗器は欠かせません。
- 2月10日
- 立春が過ぎたので春の部屋に模様替えしました。春になって最初の仕事は畑の耕耘です。春に植えつけるじゃが芋の区画です。前作は里芋で乾燥防止に使った葦もろとも耕しました。次に今年里芋の植え付け予定区画も同じように耕し2区画を耕し終えました。畑全体を5つの区画に分け、里芋、じゃが芋、冬野菜、小豆とスイカ、玉葱、カボチャ、大豆の順で作付けしています。連作を嫌う作物にため、また大豆は肥えた土だと丈だけの地て実の付きが悪くなるため前作のカボチャで肥料分を吸収させるため等の理由でこの作付け順序を決めています。
冬の間は枯れたようになっていた玉葱ですが大分緑が回復してきました。その中でも早生玉葱が一番緑が濃いです。
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