旬を味わう部屋(2019年立夏から)


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8月4日
 梅雨が長引いたためできなかった玉葱の苗床つくりを7月29日に行いました。前作はじゃが芋でしたが雑草がはびこっているため、まず草取りから始めなければなりませんでした。幅1.2m、長さ3.6mを確保し、バーク堆肥をすき込んで畝を作り、ポリシートで覆いました。地中の水分でたちまちシートは真っ白に曇ります。種蒔きの9月中旬までこのままの状態で置くとシートの中は高温になり雑草の種や雑菌も枯死するのでクリーンな状態になります。
 大豆の回りも雑草だらけなので、今週の主な作業はこの部分の草取りで終始しました。画像右が作業前、左部分が草取り後で、表土を削り大豆の回りに土寄せをして倒伏を防いでいます。小豆も同様に雑草だらけですが、里芋の土寄せもしなくてはならないためとても手が回らない状況です。例年この時期はお盆を迎える準備を余裕をもってできるのですが、今年は長梅雨の影響で雑草の生育が盛んでこの処理が加わるため泣きたくなります。
玉葱の苗床 大豆の草取り
7月28日
梅雨前線は消滅し、やっと本日東海地方は梅雨明け宣言がでました。昨年より19日遅いとのことで長い梅雨でした。今週もお日様を見たのは2日間だけ、20日に初収穫した小豆はその後2回ほど収穫し綺麗にしたものを瓶詰で保存しますが、ウィスキーの大瓶に少ししか溜まっていません。この分だと1瓶やっとが今年の収穫になりそうで例年の半分以下です。小豆の草丈も低く日当たりが良いため回りは雑草だらけですが天候が悪いため草取りもできません。
 本日は中堅の住建メーカー「ウイングホーム」さん主催の夏休み木工教室の開催日。毎年孫たちが参加するのでスタッフの方に小豆練り羊羹を差し入れしています。今年は孫たちは不参加なのですが羊羹は作りました。今年の小豆ではとてもではなく不足ですが昨年産の小豆500gで生漉し餡を作り砂糖を加えた寒天液で固めたもので、出来上がった5本を持参したところスタッフの方に大変喜んでいただけました。
小豆 小豆練り羊羹
7月21日
 今週も梅雨明けせず、お日様を見たのは17日のみ。この地の日照時間は例年の約3割という有様です。12日に種蒔きした人参が18日に発芽しました。種を薄蒔きしたので当然ながら発芽もまばらです。また13日に種蒔きした黒豆と大豆も同日発芽を確認しました。キヒゲン赤色着色剤が子葉に残っています。雨で畑が湿っているため人参も大豆も容易に発芽しました。
スイカがやっと着果し大きくなってきました。定植した4株のうち蔓の伸びが良いのはこの1株だけで、あとの株は蔓の伸びが悪く着果してくれるか心配です。またこの悪天候の中で小豆を20日に初収穫しました。収穫はしたものの日が当たらないため莢がパリッと乾かず中の実の様子は確認できませんがしいなが多く、色も薄いのではないかと予想しています。玉葱の苗床も準備しないといけないのですがこの天候だとままならず、早く梅雨が明けないかと祈るばかりです。
人参 大豆
スイカ 小豆
7月14日
 今週お日様を拝んだのは10,12日の2日間だけ、おかげで収穫期のキュウリ、ピーマン、オクラ及びナスは収穫量が激減しています。早く梅雨が明けてほしいものです。12日に人参の種蒔きをしました。品種はベータリッチで、種子はコーティングされています。裸の種よりも蒔きやすく、雨で種が流されないので昨年からこのタイプにしています。種蒔き後薄く土を掛け、燻炭を振りかけておきました。
 同日大豆と黒豆のキヒゲン処理をしました。これは種蒔き後の鳥被害の防止と、紫斑病の予防を兼ねています。翌日今にも雨が降りだしそうでしたが、種蒔きを済ませました。
人参の種蒔き 大豆のキヒゲン処理
7月7日
 今週は雨の降らない日はなかった1週間でした。来週には大豆の種蒔きをしなければならないため大豆蒔き予定地に生えた雑草を雨の合間に引っこ抜いたのですが、引っこ抜いて積み上げた草が萎れずに勢いよく再生育している有様で、種蒔き前にもう一度処理が必要です。さて数年前に植えたブルーベリーが今年は大きな実を付けました。実の数はあまり多くありませんが毎日数粒づつ甘酸っぱい味を楽しんでいます。
 草がらみで先々週ご紹介した田の雑草であるコナギの草取りを雨の合間の5日に行いました。田の全面に広がってはいなかったもののバケツに4杯ほどを引っこ抜きました。田の草取りをした後のはまだ分けつが進んでいる状態ですが雑草が無くなり根元はすっきりしています。
ブルーベリー コナギ 稲
6月30日
 梅雨前線が活発化し天候が悪い1週間でした。先週紫蘇ジュースを作ったので余った紫蘇を引っこ抜き里芋畑をきれいにしました。早生系の里芋に脇芽がたくさん出てきているので、雨の合間を縫って土寄せをし、脇芽を埋めました。再び地表に出た脇芽は2回目の土寄せをして埋め戻し都合3回は土寄せをします。同じ里芋でも海老芋はこのような埋め戻しはせず寝かせて主たる茎から離して芽を出したままで土寄せしますが、海老芋はまだ脇芽を出していません。
 小豆がたくさんの花を付けていますがこの天候では受粉するか微妙なところです。幸いにして小豆は次から次へと花を付けるので天候が回復したらうまく受粉してくれると思います。同じ豆の大豆は来月10日くらいに種蒔きしますが栽培予定地には急に雑草が生え始めたので、天気を見ながら引っこ抜き始めていますが、雨が降っている間にも絶え間なく成長するので心穏やかではありません。
 キュウリは蔓が茂り毎日複数本を収穫しています。植えてあるのは8株ですが、毎日1株1本の割で実をもいでいます。幸いに孫たちが「じいじのキュウリはおいしい」と貰ってくれるのでうれしいのですが、これ以上取れると漬物で保存を考えなくてはなりません。同じウリでもスイカは樹勢が弱く蔓の伸びが異常に悪くこのままでは今年の収穫は見込めそうにありません。今後の回復を祈るばかりです。
里芋の脇芽 里芋の土寄せ
小豆 キュウリ
6月23日
 先週のじゃが芋掘りは女性陣へのお土産が主でしたが今週初めに残りのじゃが芋を全て収穫し畑は更地になりました。今年は大豊作で手持ちの収穫コンテナ12個を全て使い切りました。これだけあるととても食べきれないため子や親戚にデリバリーする予定です。さてじゃが芋は蔓の化けたものですがそれがよく分かる芋が数個取れました。主となる茎とその枝が肥大化したものです。これ1個で1食に余りある大きさです。
 また玉葱も全て収穫しその後に葦を敷き詰めました。先に植えたカボチャが蔓を伸ばし葦の上に茂りつつあり、実も数個ついています。
 5月末に田植えをしたの分けつが始まりました、1株3本植えたものが10本以上になっており、まだまだ分けつは続きます。雑草のコナギが生えてきたのでそろそろ田の草取りをしなければなりません。
 里芋畑に生えた実生の紫蘇が大きくなり、里芋の土寄せの邪魔になるので引っこ抜かねばなりませんがその前に葉を摘み取り、紫蘇ジュースを作りました。レシピでは水2リットルに紫蘇の葉300gとなっているものが多いですが倍の葉を煮だしているため超濃縮で黒紫入りです。綺麗な色にするには10倍ほどに希釈しなければならないほどで、味が薄くなるので梅シロップとのミックスジュースにしようかと思っています。また煮だした紫蘇の葉は色素が抜けて緑色になっていますが、梅酢を入れると紫が復活し、塩漬けにしてあり、ゆかりに加工して無駄なく食す予定です。
ジャガイモ カボチャ
稲 紫蘇ジュース
6月16日
 青梅は収穫が終わりましたが採り忘れの梅が熟して薄い橙色になったものが沢山あったので梅ジャムをつくりました。果肉だけを使い、裏ごしするという手間のかかる仕事ですが綺麗なものが出来上がりました。糖度が高いので常温で保存できます。この他に発酵梅酢も少しですが仕込んでいます。
 さて畑ではキュウリが大分大きくなり13日に初収穫しました。他の株も小さな実を付けているのでこれからの収穫が楽しみです。またナスも初成りがずいぶん大きくなってきましたが、こちらは収穫せずに支柱に刺してお天道様へお供えします。(樹勢が整わないため実に養分を取られないようにするのが本当の理由です)
 じゃが芋の蔓が枯れ始めたので13日にメークインとアンデスレッドの一部を収穫しました。十分に大きくなったものがたくさん採れました。これは勤めていた会社の女性をお招きしてお手伝いしてもらい、掘りたてをお土産にする会を16日にする予定ですが予報では悪天候が予想されるため、当日実行できなくてもお土産だけは確保するための仕事でした。
梅ジャム キュウリ
ナス じゃが芋

15日は雨でしたが、本日16日は晴れて風も強かったため午後からは畑に入れるようになり、じゃが芋掘りができました。何年もお手伝いに来てくれているため、何の指図なしに掘り上げから収穫コンテナを軽トラに積み込むまで流れるような作業をしてくれました。感謝! お土産にじゃが芋をお渡ししたのは言うまでもありません。
じゃが芋掘り
6月9日
 先週苗カバーを外したキュウリが大分大きくなってきて成り花も咲き出しました。害虫の被害も止んだのでこれからどんどん大きくなると思います。今週の主な作業は玉葱の収穫とその後を均して葦を敷き、後作のカボチャの苗蔓が伸びる準備でした。雨の無い日が続いたので玉葱は畑でキュアできたのは幸いで、約半分は収穫でき、残りはケル玉、赤玉葱及び晩生玉葱になりました。
 スイカの蔓が苗カバーの中で伸びてきたので、葦を敷き苗カバーを外しました。じゃが芋の収穫は来週末の予定ですが待ちきれずにアンデスレッドを1株だけ試し掘りをしました。やはりまだ早かったせいで芋はまだ小さかったのですが数は付いていました。来週の収穫が楽しみですが、7日に梅雨入りしたので、当日の天気が心配です。
キュウリ 玉葱跡地
スイカ じゃが芋の試し掘り
6月2日
 小豆が大分大きくなり列が確認できるようになってきました。発芽にちょうど良いころに雨が降ったせいか未発芽株は少なく補充用にポット蒔きしたもので足りました、
 ナスが大分大きくなったので27日に行灯を外しました。成長に合わせて支柱を追加するのがこれからの仕事になります。キュウリの苗カバーも同日外しました。これを待っていたかのようにウリバエが飛んできたので、防除のために木灰を葉に振りかけました。これとは別に葉が萎びたので裏を見たらウリキンウワバの幼虫がいたので捻りつぶしました。今年は特に発生が多く5匹も発生しました。行灯がらみではカボチャも3本が行灯からはみ出していたのでこれも外しました。そうなると下に敷く葦も確保しなければならないので、刈り始めました。
 28日と昨日の2回に分けてさつま芋の蔓差しをしました。分けたのは種芋からの蔓の伸び具合を見ながらのためです。全部で65本を差しました。またオクラと冬瓜の苗も昨日定植し、春に育てた苗は全て定植を終えました。
小豆 ナス さつま芋
5月26日
 プラグトレーで育てていた稲の苗が大分大きくなったので今週は田圃作業の週でした。作業前の田圃は草だらけで、所々には葦も生えています。プロの農家は除草剤を散布して枯らしてしまいますが、いくら無害とはいえ口に入るものを作るのに薬剤を散布するのは嫌なのと、小さな田圃なので昔と同じ手作業で鍬で田起こしをしながら草を引っこ抜き、葦の地下茎は掘り起こします。週の初めに140oの大雨があったので田圃はぐちゃぐちゃで足を取られえらく疲れました。翌日は水を張り土をかき混ぜかつ平らにする代掻き、これも疲れます。更にその翌日にやっと田植えです。この田圃ではお節料理の慈姑の掘り残しがあるため画像で見えるのは稲の苗ではなく慈姑の新芽です。小さな田圃で収量は4升ほどしかありませんが、お正月に神様,仏様にお供えする鏡餅と藁で作る注連縄を確保するためのいわば御神田です。
草だらけの田圃 代掻き 田植え完了
5月18日
 スイカの苗が大分大きくなったので15日に定植し、苗カバーで覆いました。また直播きの小豆も同日発芽を確認しました。もう少し経って未発芽の株にポット植えの苗を植えれば今年の春の苗植えは終了です。
 先週土寄せしたじゃが芋はますます蔓が伸び畝の間がほぼ蔓で埋め尽くされています。これから地中の芋が肥大し、畝にクラックが入るのと、蔓が倒伏するので地を畝の間の土を畝のてっぺんに掛けて地中の芋が日光に当たるのを防止します。
 先週植えたトマト苗が次々と萎れています。掘り起こしたら憎きネキリムシが出てきました。カルホスで防除したつもりでしたが効かなかったようでガッカリ。
スイカ定植 直播小豆 じゃが芋
5月12日
 6日が立夏なので今年の夏の部屋を開設しました。夏になって最初の仕事はじゃが芋の土寄せです。畝の両側から土を寄せてじゃが芋を日光から遮ります。これで2回目の土寄せになります。3回目は土寄せというより蔓の根元に土を被せる作業になります。3回目の頃になると蔓が倒伏して根元に日光が当たり芋に有毒のソラニンが生成されてしまうためこれを防止するための作業です。
 苗が大分大きくなったので10日にキュウリを定植しました。これに先立ちキュウリネットを展開してその根元に定植します。定植後はウリバエの飛来防止のため苗カバーで覆いました。また同日にトマトも定植しました。苗から育てるのがモットーですが以前に育苗を失敗したのでトマトだけは苗を購入しています。徒長した苗を選んで購入し、寝かせて植えて茎を30p程土に沈めてしまいます。こうすると土の中の茎から根が出るため乾燥に強い株が出来上がります。
 4日に種蒔きした小豆が発芽し始めました。といってもポットに蒔いた未発芽株に対する補充苗の分で、畑に直播きしたものはまだ芽を出していません。
じゃが芋の土寄せ キュウリ定植
トマト定植 発芽した小豆

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