旬を味わう部屋(2020年立秋から)


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11月8日
 2日に久しぶりの雨があり畑がほどよく湿ったので翌3日に早生玉葱の植え付けをしました。今年は苗が育つ時期に台風による大雨がなく苗の歩留まりが良かったため全部で378本を植え付けることができました。中生と晩生はまだ苗が小さいため植え付けはまだ先になります。畑が湿っていたせいか活着が良く本日には葉がピンと伸びています。
 白菜は順調に成長し玉が巻き始めています。種蒔き後60〜65日で収穫できると袋書きにはありますが、この期間で収穫を始めるにはちょっと無理な様です。キャベツも玉ができ始めていますが、何よりもアオムシの食害がひどく葉が穴だらけというかスダレ状になっています。外側の葉でできた養分で内側の玉が大きくなるので、穴だらけの葉では玉が育つか心配です。実はキャベツは春波と湖水の2品種作っているのですが食害にあったのは春波だけで、湖水にはほとんど被害がありません。蝶々には品種の違いが分かるようです。
 さて7日が立冬だったので秋の部屋は今回で閉じ来週からは冬の部屋を開設します。
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11月1日
 先週試し掘りしたさつま芋の掘り上げを27日に行いました。試し掘りではヒゲ根だけの株がありましたが、試し掘り部だけの現象で、他の株では芋が付いていました。しかしひげ根が多く太い芋はあまり多くありませんでした。全部で人参芋がペール缶2杯。ムラサキマサリが1缶、今年初めて作ったパープルスィートロードが半缶が今年の収穫でした。比較的大きなムラサキマサリはさわや家さんに製菓材料として差し上げました。少量ですが季節限定のお菓子になったと思います。
 29日は玉葱予定地の耕耘を行いその後畝立てをしました。早生種の玉葱苗はもう定植できるくらいに育っているので来週植えつける予定です。耕耘前に雑草は除去したのですがおそらく種はばらまかれていると思われますので、来春の草取りは覚悟しています。
 さて大豆の葉が大分黄色くなってきました。中旬には葉をふるうと思われますので収穫が始まります。一斉には収穫せず順々に処理するので11月中は収穫、天日干し、選別の作業が続きます。
さつま芋 耕耘
畝立て 大豆
10月25日
 20日に冬野菜に付いた青虫に殺虫剤を散布しました。しかし穴だらけになった葉っぱは元に戻らず生育は悪くなります。そうでなくても日照不足で生育が遅れているので踏んだり蹴ったりです。さつま芋の試し掘りを22日に行いました。昨年の収穫はゼロで種芋がないため今年は購入した芋蔓です。梅雨が長く日照不足の影響で芋の生育が悪く、およそ2割は画像左の様なヒゲ根ばかりの株で昨年のような状況です。辛うじて大きくなった芋も握りこぶし位の大きさにしかなっていず、ガックリしています。さつま芋は栽培が容易で初心者でもたくさん収穫できるのにこのありさまでは自信を喪失します。
さつま芋
10月18日
 12日に稲刈りをしました。台風の強風による倒伏はなかったのですが、雨により田圃は水浸しになっていたため足を取られてずいぶん時間が掛かってしまいましたが、刈り取った後稲架掛けして自然乾燥しています。採れた籾は脱穀・精米してお正月のお供え餅に、稲わらは注連飾りに加工します。
 畑の白菜が大分大きくなったので間引きをしました。間引きは直播のみ。それも1ヶ所2粒蒔きなので量は少ないのですが、お浸しにして頂きました。朝夕は大分気温が下がりましたがまだ蝶々が飛び交っているので産卵・孵化した青虫により葉は穴だらけで、週明けには殺虫剤を散布する予定です。
 その他の日は草取りです。その場所にハクビシンの糞がありました。果実を丸ごと食べるので、消化しきれなかった柿の種、槇(やぞうこぞう)の種、銀杏が確認できました。スイカが採れるころに現れなかったことは幸いでしたがトウモロコシやイチゴなども被害にあうので困った害獣です。糞はそのままにしておくと中の種から芽を出してしまうので畑の外に捨てました。
稲架掛け 白菜のお浸し ハクビシンの糞
10月11日
 今週は晴れた日が前半の2日、中後半は台風14号と前線による雨でした。幸いに台風は遠州灘のずっと南を東進したため風はほとんどなく済みました。その前半の晴れた日は冬野菜部の草取りでした。直播きの白菜はずいぶん大きくなりました。ポットから移植した株は植え傷みでまだここまで大きくなっていません。
 30日に種蒔きした玉葱は7日には発芽したのですが台風による大雨でダメージを受ける恐れがあったため、黒寒冷紗は掛けたままにしておき台風が過ぎた本日外しました。各品種とも雨に叩かれることなく綺麗に発芽していて一安心です。
 大豆、黒豆は今月に入ってから莢が膨らんできました。本日その中のほんの一部の黒豆を枝豆として収穫しました。この時期だと実はまだ緑で普通の枝豆と見分けは付きませんが、口に入れるとコクが全く違い病みつきになります。こんなことができるのも自家菜園ならではのことです。
白菜 玉葱幼苗 黒枝豆
10月4日
 10月に入りましたが、秋晴れとはいかず雲が多く日照が少ない1週間でした。月曜日に大豆に殺虫剤を散布しました。30日には中晩生種の玉葱の種蒔きをしました。種蒔きの手順は、早生玉葱と同様です。燻炭が風邪で飛ばされないよう黒色寒冷紗を被せています。玉葱が発芽しても網目を抜けて生えてくるのでそっと剥がせば芽を損なうことはありません。
冬野菜畑の雑草は取っても取っても次々に大きくなってくるのでこの1週間は雑草取りに追われました。そのような中ですがお正月の準備も始まっています。いずれも沢山入らないのですが無くては困るもので、お雑煮に必要な水菜、七草粥に使うスズナです。七草用のスズシロは大きくなっては困るので10月に入ってから種蒔きしました。玉葱の苗床の右側の部分がそれです。来週はまた冬野菜部の草取りです。
玉葱の苗床 水菜 蕪
9月27日
 22日はお彼岸の中日なので例年のようにおはぎを作りました。今年は天候不順で小豆が大凶作、来年の種をやっとのことで確保できた、という有様なので1昨年の小豆を使って餡子をつくりました。宅のおはぎは1口サイズの上品なもので、仏様にお供えしたお下がりを昼に食しました。
 今週も天候は不順で晴れた日は2日しかありませんでしたが、雨の合間を縫って冬野菜部の草取りをし、その後キャベツと、未発芽株のの白菜を定植しました。今月に入って天候不順が続き日照が少なかったためポット苗の成長が悪く、例年はポットの中で根が絡みつくほどに根が張るのですが、今年は定植しようとポットを外すと中の土がばらけてこぼれてしまうほどでした。
 8月23日に花が咲き始めた大豆は、莢を付けています。これから中で豆が大きくなってくると思います。本来であれば花が咲き終わる頃に殺虫剤を散布しなければならないのですが、天候が悪く作業できなかったので、虫喰われになる心配があります。幸い来週は天候が回復するようなので遅ればせながら殺虫剤を散布する予定です。
 天候不純によりイネの被害が広がっています。宅の小さな田圃では被害はありませんが、畑に行く途中の田圃ではミステリーサークルのように円形で稲が枯死しているのです。ウンカによる被害です。その円も日に日に大きくなっておりひどい所では7割方枯死しています。田植えが遅く消毒剤が効いている所では被害はありません。ウンカの大発生は私の記憶に残る限りでは無く、プロの農家の方でもこのようなことを起こしてしまうのかと驚いています。
お彼岸のおはぎ 定植したキャベツと白菜 大豆
9月20日
 今週も秋晴れとはいかず曇一時雨の週間でした。そのような中14日に早生玉葱の種蒔きをしました。ポリシートで覆い高温殺菌した苗床のポリシートを剥がし、角棒を押し付け浅い溝を作り、ここにを蒔きます。種の上に土を浅く掛け、ネキリムシ防除のオーソサイドを散布し、この上に燻炭を振りかけ灌水して作業は終了です。
 週末の19日には発芽しました。大雨が降ると種が流され、晴れの日が続くと灌水が大変ですが、今年は適度に弱い雨が降ったため無事に発芽してやれやれです。中生と晩生品種の種蒔きは10月1日を予定していますが、こちらも無事に済ませられるよう願っています。玉葱の種蒔き時期は許容範囲が極めて狭く、早く蒔くとと成長しすぎてネギ坊主が多くなり、遅まきすると苗が小さく冬の寒さの影響が大きくなるため毎年種蒔き時期には気を使います。
 その他は冬野菜部に生えた雑草取りに暮れました。
玉葱の種 殺虫剤散布 発芽した玉葱
9月13日
 今週も秋の長雨で雨ばかりの週でした。1本立ちのポット苗のキャベツは大きくなり本葉が出て大きくなっています。白菜苗も同様に育っています。画像は9日のものですが本日はもう一回り大きくなっていて、白菜は本葉が3枚になっています。
 4日に畑に直播きした白菜が9日に芽を出していました。本葉がちょっと出ているので芽を出したのは2日ほど前と思われます。同じ時に蒔いた大根も芽を出していました。こちらの発芽は白菜よりも早かったようです。画像を見てお分かりの通り大根の回りに他の芽がぎっしり生えています。大根の畝と白菜の半畝計2列半が同じ状況で、この部分に生えていたエノコログサやスベリヒユがまき散らした種が芽を出したものです。このまま放っておくと大変なことになるので少し大きくなった11日に引っこ抜きました。雑草取りは1回では収まらずこれからも草が大きくなるたびに行わねばなりません。
キャベツポット苗 白菜ポット苗
直播き白菜幼苗 大根幼苗
9月6日
 先週までは雨無しの日が続きましたが、今週は一転して雨ばかりか週末は台風9,10号が連続して九州方面に接近、大型なので遠く離れた当地域にも台風性の雨の影響があります。そのような中で30日にポットに種蒔きした白菜が2日に発芽しました。白菜は直播が基本ですが、このポット蒔きは未発芽株の補充用です。直播きの白菜は2日に畝立てをした所に4日に大根と共に種蒔きしました。1ヶ所に2粒づつ種を蒔き、軽く土を掛けた上に燻炭を振りかけてあります。
 先週発芽したキャベツとブロッコリーは2日にポットに1本植えしました。多数蒔きのポットをばらし、1本の苗をそっと取り出します。別のポットを横向きにして半分土を入れ、その上に苗を乗せて、残り半分に土を入れて移植は完了です。この状態で粒状肥料を施し定植まで育苗します。
 先週花が咲いた大豆は引き続き新しい花が次々咲いていますが、草丈もずんずん増しています。通常であれば草丈が伸び切った後で花が咲き実が大きくなるのですが、今年は成長と開花が並行して進んでいるようです。
白菜苗 白菜、大根種蒔き後の畑
キャベツ1本植え クローズアップ
8月30日
 23日に大豆の花が咲きました。花が咲いている間は立ち入りできず、この区画の草取りが終わったのが20日だったので間一髪でした。豆の大きさからは予想ができないほど小さな花ですが、茎と葉の付け根毎に咲いています。11月中旬の収穫が楽しみです。
 26日に冬野菜予定地の耕耘をしました。土は乾ききっていますが何とか済ませました。一般的ななた刃ではなくフォーク刃なので土に食い込んだため耕せたと思います。畝立ては一雨あったら済ませる予定です。
 冬野菜のうちキャベツとブロッコリーは27日にポットに種蒔きし、本日30日に発芽し始めました。画像でお分かりの通り1つのポットに多数粒蒔きし、本葉が出始めた時にポットに1本植えし苗として育てます。こうすると発芽したものすべてを苗とすることができるため歩留まりが良いのが特徴です。但しこれができるのはキャベツ系の根が丈夫で植え替えに耐えられるものだけです。
大豆の花 冬野菜予定地の耕耘 キャベツの幼苗
8月23日
 田圃に出かけたら、が穂を垂れていました。お盆の間は見回りをお休みしたのですがこの間に穂を出して花が咲いてしまいました。稲の花を見るのが楽しみでしたが今年は逃してしまいました。残念!
 今週は畑の草取りに終始しました。最も時間が掛かったのが大豆畝間の草取り。引っこ抜いている時間はないのでかっさらいで土ごと根を削り取りました。何とか花が咲く前に草取りを終えました。この外カボチャ、さつま芋に生えた雑草を抜き取り畑らしくなりました。
 今月に入って晴天が続き、昨日10o程の雷雨があったほかは連日の高温が続きスイカは蔓が上がってしまいました。冬野菜の予定地も耕耘・畝立てをしたいのですが土は固く締まり文字通り(機械の)歯が立ちません。天気予報では本日は久しぶりにまとまった雨とのことでしたが外れ。異常気象はまだ続きそうです。
稲 大豆
8月16日
 先々週の途中が立秋だったのでその分も入っています。秋の部屋の最初はお盆を迎える準備です。ご先祖様を運んできた牛さんにお休みいただくための真菰の茣蓙を9日に編みました。毎年真菰を取っていた場所に今年は全く生えていず別の場所を探し当てて取ったものです。
 お盆までの間遅れていた里芋の土寄せをしました。梅雨明け後全く雨が降らず畑の土は乾ききっていますが、無理やり土を株の回りに積み上げました。
 13日夕方からお盆で16日朝まで仏様にはお盆専用の食器でお供えをします。13日夕はご飯と煮物、14から16日までの朝はご飯とみそ汁、14日の昼はおはぎ、夕食はご飯とけんちん汁、15日昼はそうめん、夕はご飯と精進揚げを7対の器に盛るのが我が家の流儀です。
 そして本日朝食後区の公会堂広場で精霊送りをしました。各戸のお盆飾り、新盆宅の精霊棚をお焚き上げする行事で、その燃料となる枯れ竹は宅が供給します。これで今年のお盆行事はすべて終了しました。
 雨が降らず、気温が高く畑仕事はしばらくお休みです。
真菰の茣蓙 里芋の土寄せ
お盆のお供え14日昼 お盆のお供え15日昼