旬を味わう部屋(2020年立冬から)
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- 1月31日
- 先週末の雨に続いて今週も水曜と木曜に雨が降り畑は草取りが出来ただけで中々種里芋の掘り上げ囲いができません。そのような中で29日に梅が1輪咲きました。毎年決まった枝が一足早く咲きますが今年も同じところから咲き始めました。全体ではまだ蕾が固いのですが春は近いことを告げているようです。
雨上がりの29日は当地方名物のからっ風が吹き荒れたので、大根を短冊に刻んで平籠に広げ大根切り干しを作り始めました。からっ風の威力は絶大で丸2日後にはかなり水分が飛び均すとカラカラと音を出すほどに乾燥しました。あと半日ほど干してあとはポリ袋に入れシリカゲルで残りの水分を吸収させます。大根切り干しは短時間で仕上げないと黄ばんで見た目が悪くなるので風が強い今が作り時です。あと2回ほど仕込む予定です。
さて来週は立春なので冬の部屋は今回が最後で来週から春の部屋に移ります。
- 1月24日
- 昨夜から本日午前中に掛け、昨年12月30日以来の雨らしい雨で畑は湿りましたが、その前の玉葱の状態は早生玉葱は葉が緑ですがそれ以外の品種は葉が枯れたようになっていて、かろうじて生きているといった状態です。こんな状態でも春が来ると緑の葉が育ってくるのが植物の生命力です。
冬の間の恒例作業である空いている畑の耕耘作業を21日に行いました。昨年のカボチャと大豆の跡地です。耕耘の前に作物の収穫後生えた雑草を引っこ抜いて処分します。案外この作業の方が大変だったりして、草取り4日、耕耘1日弱といった時間配分でした。この作業中セキレイが飛んできて尾っぽを上下にピコピコ振りながら耕したばかりの所を突っついていました。おそらく地中の虫を食べていたのだと思います。この時期食べ物が少なく必死に餌探しをしていたところでいいもの見っけだったのでしょう。すぐ近くまで来て長時間いてくれました。耕す場所はもう1ヶ所今年じゃが芋を植え付ける予定の区画があるのですがまだ里芋が残っているので来週以降になります。
- 1月17日
- 年が明けての初仕事は、昨年秋に採れた新豆を使った炒り大豆つくりです。1晩浸漬して膨らませた大豆を蒸しトレーに入れて途中のかき混ぜを入れて6分間電子レンジで加熱した後、フライパンと電子レンジを交互に使い計10分間炒ります。その後130℃に設定したレンジで25分間乾燥します。1回が2カップづつのバッチ作業になりますが1時間も掛からずにさくっとしたソフト炒り豆が出来上がります。こうして作ったものの大部分はポリ袋に小分けして地域の学童保育所に進呈します。今年は70袋作りました。残りは宅の節分用になります。
15日は小正月、朝小豆粥をススキの茎で作った箸でいただきます。物心がついた頃からは既に行っていた伝統行事で今は相方さんが受け継いでいます。
昨日、お世話になっている種苗店から連絡があり種じゃが芋を購入しました。メークイン3s、アンデスレッド2s及びキタアカリ1sです。ホームセンターでも入手できますが専門店での入手が間違いありません。早速縁側に並べ光浴催芽を開始しました。
- 1月10日
- 年が明けて本日はもう10日。あっという間にお正月は過ぎてしまいました。列島は大寒波に襲来で当地も畑が凍り付き仕事ができません。そんな中6日には春の七草を採りに出かけました。在り場所はわかっているので苦も無く集まりました。今年はナズナが育ちすぎて良い形のものがなかったのは残念でしたが毎年見つけるのに苦労するゴギョウが簡単に見つけられて幸いでした。またスズシロはこれ用に蒔き時期を1ヶ月近く遅らせたもので、ちょうどよい大きさに育ったものです。
翌7日には相方さんが七草粥にしてくれました。七草の香りと食感に加え絶妙の塩加減でついついお代わりをしてしまいました。
- 2021年1月3日
- 明けましておめでとうございます。今週は年をまたいだ1週間でした。28日は焼津さかなセンターへ買い出し、焼き豚の漬け込み、紅白なますの刻み。29日は大福用餡子つくり、前日漬け込んだ焼き豚の焼き上げ、糸蒟蒻つくり、きんぴら牛蒡と臼・竈の準備。黒豆はシャトルシェフで煮込むので付ききりの必必要はなくずいぶん楽になりました。そして30日は恒例の餅つき。お雑煮用ののし餅、神様仏様用の鏡餅、大福餅を搗きあげましたが、昨年に引き続き雨の中での作業となり玄関先で餅つきをしました。餅つきの片づけをした後は栗きんとんつくり。今年は人参芋のそこそこの大きさのものが採れたので色鮮やかなものができました。そして迎えた大晦日の夕食はこれまでに準備したお節料理の味見を兼ねたものになります。さすがに練り物は購入品ですがそれ以外は全て自家製です。
そして明けた2021年は好天に恵まれたものの寒い1日でした。2日には毎年親戚が集まるのですが今年はコロナ禍のため中止。静かなお正月になりました。
- 12月27日
- 今年最後の日曜日です。週の初めに遅まきながら誕生祝のコロッケを相方さんのお手伝いをして作りました。挽肉も入れますが、SSKのまぐろフレークを使うのが我が家の伝統です。3食のおかずになりました。
21日に門松を作りました。松くい虫で松が入手困難になる中、4年前に松ぼっくりから種を採って育てたものを今年から使い始めました。先週作った神社用より太い直径80oの竹を手引き鋸でそぎ切りするのが一番困難な作業ですが、木製のXブロックで竹をしっかり固定すると意外ときれいに切ることができました。またこの日は冬至なので、相方さんがカボチャを煮てくれました。今年は梅雨時の天候不順でカボチャの出来は良くなかったのですが、冬至用は何とか確保できました。
24日には山でウラジロを取り、輪飾りを各所に飾りつけお正月を迎える準備は整いました。来週の予定は餅つきとお節料理の作り込みです。
- 12月20日
- 週の初めは縄綯いです。新藁10束でドラム1巻できました。この縄は門松に使います。縄綯い機は栗原式記念号という名称で報国農機株式会社製でおそらく昭和32年ころ購入したものです。ネットで検索したら現在ホーコス株式会社と名称を変更し工作機械等を製造している会社として存続していました。
15日は地の神様のお祭を今年取れたお米でお赤飯を炊き、先日作ったミニ桟俵に盛ってお供えしました。例年だと次の日が私の誕生日なのでコロッケを作って同日お祝いをするのですが今年はコロッケは後日となりました。
19日は氏神様の門松を飾り付けました。松竹梅は宅の敷地内のもの。藁も縄も自家製なので購入費は0。門松の胴の中身は葦で、どんど焼きの時にすべて燃えるようになっています。同日お宮当番が注連縄の張り替えに来ていて共同作業となりました。これでお宮さまも新年を迎える準備ができました。
同日沢庵漬けに9日間かかり漬け汁が上がってきました。これで一安心です。まだ浅漬けですが年が変わったら食べられる予定です。
- 12月13日
- 今週の前半はひたすら注連縄つくりをしました。そのかいあって9日には出来上がりました。上段は神社の本殿、拝殿及び水屋用のセット。下段左はこれも神社の門松用の菰。中央の棒締めは神棚用右が輪飾り用で、一部はわっかにしてあります。本来神社用はお宮の当番が作るのですがどの家も稲わらがなく、私が左利きで神様用のZ撚りが難なくできるため知らないうちに私の役目になってしまいました。お宮当番からは身に余る感謝を受けています。
週の後半は畑の見回りで、キャベツとブロッコリーが収穫できました。キャベツはまだ少し小さいのですがたくさん植えてあるため早めに収穫しました。ブロッコリーは生育にばらつきがありまだ小さいものがあるためと側雷も採れるため長期間にわたり収穫できます。
週末に沢庵漬けをしました。土用過ぎまで用にはもう少し干した方が良いのですが、5月くらいには食べきってしまうので大根にしわが寄り、45度くらいに曲げられるまで天日干ししたところで漬け込みました。大根の重量は10s、糠は2kg、塩0.5s、コーセーフーズの沢庵漬けの素1/3袋が材料です。
- 12月6日
- 大豆の整理が終わった30日に、傷大豆を使って豆腐つくりをしました。傷大豆には虫食いや未熟なものも含みますが、1晩浸漬したものをミキサーで粉砕し、木綿袋で濾して豆乳を得ます。これを吹きこぼれないよう注意して沸騰させ76〜80℃迄冷めたところでにがりを加えて凝固させます。汚い豆もこうすれば真っ白な豆腐になり傷物でも無駄にはなりません。3カップ半の豆で2丁できました。
3日に糯米の精米をしました。籾摺りと精米を同時に行える精米器なので籾から綺麗なお米が得られます。3升半採れました。15日の地の神様へのお供えとお正月の鏡餅になります。地の神様にお供えするお赤飯の容器になる桟俵を翌3日に編み上げました。子ばえの藁を使ったので緑が綺麗です。左が桟俵の表面、右が裏面です。年1回しか作らないのですが手が覚えていてくれ上手に編みあがりました。
沢庵用大根を干しています。昨年までは麹漬けの素たくげんゴールドを使っていましたが今年は入手できなかったため米糠でつける本格派沢庵漬けにチャレンジしています。今年の大根は秋に種蒔きした後雨が降らなかったため発育が悪くこの時期になっても小さいです。漬け込むにはあと10日ほど干して水分を飛ばします。師走に入りお正月を迎える準備が始まります。
- 11月29日
- やっと大豆の収穫が終わりました。畑には未だ緑色の株が1束残っていますが、収穫が見込めないため切り上げました。大豆が箕に2杯、黒豆2升が今年の収量でした。背景は大豆をはたき出した後の残骸です。天候不順な割には豊作でした。数年に一度突然変異株が発生するのですが今年1株出ました。黄大豆と黒大豆と当該大豆の比較です。熟さない黒大豆はこのような褐色ですが、当該大豆は熟しても褐色のままです。いずれも50粒づつで大きさは黒大豆>黄大豆>当該大豆の順になります。
11月も終わりですがブロッコリーの花蕾が確認できるほどの大きさになってきました。この分だとお正月には収穫できそうです。アオムシの被害にあったキャベツも玉を巻き始めました。外形はできてもまだ内部は充実していず柔らかい玉ですがこれから締まってくるでしょう。既に白菜は収穫でき、大根、キャベツが食べられるようになると冬料理の出番になります。
大豆の処理が週の前半で終わったので、後半は玉葱の植え付けをしました。赤玉葱430本、OP黄310本、アトン300本、ネオアース340本を2日間かけて作業しました。今年は台風、大雨の被害がなく苗が上手にできたため苗が大量に余ってしまいました。晩生種はまだ苗が若干細いため来週植えつける予定です。先に植えつけた早生種と併せ今年も2千本余を植え付けることができそうです。これだけ作っても子達に分ける分と自家消費用を合わせると余らないほど大量消費します。
お正月を迎える準備として蒟蒻芋掘りを本日しました。例年より遅かったため芋蔓が枯れて見つけにくかったのですが直径12pほどの芋を見つけることができました。これでお節料理用の糸蒟蒻を作ることができます。
- 11月22日
- 今週はひたすら大豆の収穫、天日干し、叩き出し、選別をしました。本日までに15束を処理し、箕に1杯半が採れました。画像左が選別前、右側と手前が選別した大豆と黒豆です。先週も書きましたが今年は紫斑病にかかった豆はゼロで、後半に入って虫に食われた豆がやや増えましたが例年に比べればずっと少ないです。ただ豆の大きさが不ぞろいなのが難点です。本日4束を収穫し、畑に残ったものはあと4束程度になり目途が付きました。玉葱の苗が大きくなったので大豆の取入れが終わったら引き続き玉葱の定植に入ります。
20日はえびす講。朝は恵比寿・大黒さまの絵札の前に、甘酒、大根、白菜、人参及び生魚であるメダカをお供えします。大きなグラスの中はメダカが泳いでいます。そして夕食にはおさくらのご飯、尾頭付きの秋刀魚(頭の向きが反対なのはご愛敬)、けんちん汁をお供えしお下がりを頂くのが私が物心の付いた頃からのしきたりです。
- 11月15日
- 先週末が立冬だったので、今週から冬の部屋に引っ越しです。今週初めの9日に大豆が葉をふるったので、初収穫しました。この日は1束だけだったのですが、どんどん葉をふるった株が増えるのでほぼ毎日2束づつ収穫しています。収穫したものは天日干しして棒で叩くと、莢が弾けて中から大豆が飛び出します。これを集めて風選すると綺麗な大豆になります。今年は虫に食われたものや紫斑病にかかったものが非常に少なく後処理の選別作業が楽で助かります。
10日には稲の脱穀をしました。今年は天候不順だったにもかかわらず例年よりちょっと少ないものの箕に1杯半採れました。この後籾摺りと精米を同時に行い糯米になります。この糯米は12月15日の地の神様へのお供えとお正月の鏡餅になります。
昨日白菜を初収穫しました。今年は生育が悪いと感じていましたが急激に大きくなり玉が締まってきて、手に取るとズシリと重さを感じます。これから鍋の季節で欠かせない食材です。さて大豆は葉をふるった株もあればまだ葉が緑の株があるためしばらくは大豆の収穫が続きます。
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