旬を味わう部屋(2021年立夏から)
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- 8月8日
- 暑い日が続きますが、2日にツクツクボウシが初鳴きしました。秋が近づいている証拠です。さて今週は先週ご紹介した葦の処理をした週でした。2日から3日半かけて選別した葦を束ねました。全部で20束出来、田圃から道まで運び出すのですが、距離が50m以上あり大変です。そこで登場したのが背負子。抱えたり、ロープで担ぐのは1束づつですが、背負子だと一度に2束運べしかも両肩を使うのでとても楽に運び出すことができました。山仕事用品を扱う店で20年以上前に購入したものですが、大変助かる道具です。
軽トラで運んだ葦は、押切で約10p長に刻み里芋の畝に敷き詰めました。これで乾燥防止ができ、夏の間に何とか仕事が終わり安堵しています。7日が立秋だったので夏の部屋も今回で終了し、来週からは秋の部屋に引っ越しです。
- 8月1日
- ずっと雨が降らなかったのですが29日の早朝に隣接する市で記録的短時間大雨があり、その影響で当地にも68oの降雨がありました。また昨日昼にも7oのにわか雨があり、畑は湿り気を取り戻しました。先週後半から小豆の収穫量が激減し、ナスも成りが悪くなりましたがこの雨で持ち直すと思われます。さて里芋の土寄せが終わったので、乾燥防止のため畝を覆う葦の刈り取りを行いました。他人の休耕田なのですが断りを入れて毎年枯らせてもらっています。葦だけでなくセイタカアワダチソウとか他の草も生えているので刈り取った後、葦だけを選別して畑に運びます。
さて5月に田植えした我が家の田圃ですが、田の草取りも終え、盛んに分けつも進み順調に育っています。1ヶ所3本植えたものが、20本以上に増えました。全体の様子も緑のじゅうたんのようです。あと2週間ほどで穂が出て花が咲くと思われます。今のところは順調ですが台風が来ないようお祈りをしています。
- 7月25日
- 梅雨が明けてから全く雨が降りません。おかげで畑の草取りだけは捗ります。先週草取りを済ませた里芋の土寄せを19日に済ませました。続いてさつま芋の草取りに入り、翌20日に取り終えました。向かって左側が人参芋、左側がパープルスイートロードで人参芋は蔓の伸びがあまりよくありません。
小豆は2日に1度収穫をしています。直径63pの丸籠に広げて干していますが、4回の収穫でウィスキー大瓶が一杯になりました。毎回同じくらいの量が収穫できているので今後どれだけ採れるか楽しみです。
一方で梅雨明けが早く、その後雨が降らないため、15日に種蒔きした大豆の種蒔きした場所に夕方柄杓で水遣りしています。そのせいか22日にやっと一部が芽を出し始めました。今日現在で全体の2割ほどが発芽したところで今後の発芽が心配です。豆類は直播が基本で、ポット蒔き苗を移植することはしていませんが、異常気象が続くと考え直さないといけないかもしれません。
草取りの最後の区画は今年収穫したじゃが芋跡地です。22日から作業に入り6割方済んだところですが、その1画に玉葱の苗床を作りました。巾1.2m・長さ3.5mの区画にバーク堆肥をすき込み、上をポリシートで覆います。ポリシート下は太陽熱で高温になり、土壌消毒され雑草の種も煮えてしまいます。乾いている畑ですがポリシートで覆うと瞬く間に曇り、水滴が付着します。これで遅れましたが夏前の作業は全て終わりました。
草取りの途中で気が付いたのですが、変なスイカができています。作っているのは「金のたまご」という品種ですが、5本中1本だけ「大涌谷の黒卵」になっています。安定した品種でも時にはこんなエラーが出るもんだと、どんな味になるか楽しみにしています。
- 7月18日
- 東海地方に昨日梅雨明け宣言が出されましたが、それより前の12日と14日に少しの雨があっただけで畑の作業が捗った週でした。作業は先週予告した里芋区画の草取りです。早生種は早いうちに土寄せまで済ませているので、残りの区画を1週間かけて済ませました。内1列半は土寄せまで済ませたので残りの土寄せを来週早々済ませれば、葦でマルチングする作業で里芋の手入れは完了です。
15日に里芋の草取りをしながら、小豆を見に行った所、莢が大分色づき、黄色から褐色になっていました。このうち褐色になった莢を収穫し天日干しをして中の小豆を初収穫しました。これからしばらくは収穫が続きます。
また同日大豆の種蒔きをしました。キヒゲン処理をした昨年収穫した大豆を、1ヶ所3粒づつ、合計2カップ蒔きました。同時に黒豆も1/3カップ蒔きました。前日の14日に少しの雨が降り畑は湿っていたのですがその後は良い天気が続き土は乾いてしまったので発芽が心配です。
先月末に結果したスイカ(金のたまご)が大分大きくなり皮が黄色になってきました。緑の筋は熟れると皮より濃い黄の筋になります。8月に入ったら収穫できるでしょう。またカボチャも好天が続くせいで虫が飛び受粉してくれるのでごろごろ成り始めました。昨年は梅雨明けが遅れ長雨が続いたせいで小豆が立ち枯れし、カボチャも不作だったのですが、今年は何とかなりそうです。
- 7月11日
- 今週も半分は雨の日で、かろうじて畑に入れる小豆畑の草取りをしました。単に草取りをするだけでなく、倒伏した株を起こしながらの作業です。雨が降り続いたために降った雨が葉から茎に伝わり、根本に流れ落ちるため根元の土が洗い流されて根が浮き、小豆の莢の重さもあって8割方の株が倒伏していたからです。作業を始めた時はどうなることかと思いましたが、畑に出られる日は欠かさずに作業して延4日間で作用を完了しました。倒れた株も3日もすれば茎も伸び上を向いてくれます。終わりのない作業はないというのは本当でした。草取りをしている間に莢が黄色に変わってきましたので来週には初収穫できるかもしれません。
雨が降り続くのでカボチャは蔓ばかり伸びています。花が咲いても虫が来ないので受粉せず、実に栄養が取られないため蔓ばかりが伸びるというわけです。ここ2日ばかりは雨が降らないため虫も飛来し落ち着くでしょう。
畑中草だらけで優先順位を付けて草取りをしていますが優先順位が低いのがさつま芋です。さつま芋の蔓が伸び始めていますが蔓返しを兼ねて除草すればいいやと放置しています。優先順位1番は大豆予定地でここは一応済んでいるので来週早々種蒔きをする予定です。次は里芋で周りの草を取りながらの土寄せになりますが草が大分伸びているので一苦労は目に見えています。それが済んでからのさつま芋の手入れなのでおそらく7月も後半の作業になりそうです。
- 7月4日
- 今週は雨の降らない日は無いという週でした。特に今月に入ってからは連続して終日雨の日が続き畑の作物が大丈夫か気になるところです。週の前半はそれでも降らない時を狙って仕事ができました。気になっていていた一つが里芋の土寄せで、周りの草を取り、里芋の両側から土をかき寄せて脇芽が出ていたらそれを埋め込む作業をしました。あと少しで1畝終るというところで時間切れ、未だ手付かずの畝が3畝あります。
本日は小雨なので畑の野菜の収穫だけをしてきました。お日様が照らないと生育が悪いのですが、それでもナス、ピーマン、キュウリがたくさん取れました。画像はないのですがトマトは雨にたたられ実が全て弾けています。予報では来週もずっと雨。大豆の蒔きつけ時期ですがどうなることやら心配です。
- 6月27日
- 2週間ぶりの更新です。13日から10日間家を空けており、久しぶりに畑に行ってビックリ!里芋の回りの草が生い茂っています。10日前にはここまでではなく、そろそろ土寄せをするかなと思っていたのですが、その前に草取りの仕事が加わってしまいました。毎日畑に行っていると少しでも草が大きくなれば引っこ抜いていたのですが、これをしないと畑が荒れてしまうことを実感しました。
一方の田圃ですが、1ヶ月前に植えた稲苗が分けつして3倍ほどの本数になっています。ただ畑と同様田の草であるコナギも多数生えているのでなるべく早く田の草取りもしなくてはなりません。
再び畑に目を転ずると小豆が花を付けています。大豆は実らせて株ごと収穫しますが、小豆は実った莢を一つづつ収穫します。梅雨が明けた後8月半ばまで小豆の収穫が続きます。昨年は梅雨が長引き株ごと溶けてしまいましたが、今年はどうなるでしょう。ここも草だらけです。
小豆の隣で育てているスイカに成り花が咲いたので受粉したところ見事に結果しました。受粉後2〜3日で産毛に覆われていますが、蔓と果実の間にあるヘタが伸び、果実がマルチの上に寝そべるような形になるので受粉の可否が分かります。夏の真っ盛りには収穫できるでしょう。
- 6月13日
- 初成りのナスが大きくなってきましたが、まだ樹勢が弱いため撮影後もぎ取り誘引の支柱の先に刺してお天道様へのお供えにしました。
今週の主作業は玉葱の収穫でした。玉葱を引っこ抜き、カボチャのマルチにする葦の上に並べてキュアします。梅雨にもかかわらず今週はずっと晴れだったので作業が捗りました。画像は作業途中のもので未だ半分しか進んでいませんが、週末には全て収穫が終わり、玉葱畑はカボチャ畑に変身しました。今年の玉葱は、収穫直前に梅雨入りの長雨があり、これで疫病が一気に広がり葉は黄変し玉は表皮下が腐り散々でした。殺菌剤をまめに散布していたのですが最終段階で効果なしの結果になり残念です。それでも何とかか例年並みの量は確保できました。
9日にはキュウリを初収穫しました。地上から5葉目までの脇芽は欠くのですが、ここに成っていた実が惜しくて置いていたものなので早めに収穫したものです。本収穫する5葉より先に成ったものも徐々に大きくなっています。
敷地内に植えてあるプラムが今年は成りが良く、熟してきたので11日に収穫し、美味しくいただいています。この木は子の卒園記念に頂いたものなので35年経っています。
- 6月6日
- 今週の最大イベントはじゃが芋の収穫でした。晴れの日が3日続いて畑が大分乾いた5月30日にメークインとアンデスレッドを掘り出しました。蔓を刈り取り、畝の間に敷き込み、畝の土を崩して蔓を埋め込みます。細くなった畝に鍬を打ち込んで、土を崩すと大きくなった芋が顔を出します。相方さんにも手伝ってもらい、芋に着いた土を落としながら収穫コンテナにほおり込む作業を繰り返します。翌日も残りのアンデスレッドとキタアカリを全て収穫し終わりました。今年は梅雨入りが早く雨が多かったせいか土の中で腐りが入った芋が例年よりも多かったのですが、ほぼ例年並みの収穫量でした。土寄せを適時に行ったせいか緑になった芋はほんの数個でした。
今年は梅が豊作で近所の知人にたくさん進呈したのですが、まだまだ木にたくさん成っているので、梅漬けを作り、2日に紫蘇を漬け込みました。実は梅干しづくりは副次的なもので主たる目的は紫蘇漬けつくりです。孫がゆかりが好きなので、この紫蘇漬けを乾燥させて自家製します。梅酢を使うと紫蘇が綺麗に発色します。画像はありませんが、この他に梅ジュースと紫蘇ジュースも仕込みました。
苗ドームの中でスイカの蔓がとぐろを巻いていたので葦を回りに敷き詰め、苗ドームを外しました。
- 5月30日
- 里芋が大分生え揃ってきました。これは早生品種で、梅雨入りして雨が多かったせいで次々と芽を出したものです。先に芽を出した赤芽や海老芋はもっと大きくなっています。小豆も大きくなり列になっている様子が分かるようになりました。実は雑草を引っこ抜いた後の様子で、作業前は一面が緑色でした。
この時期の欠かせない重要な仕事は田圃での仕事です。26日に田打ちをして水を張り、代掻きした後、育てていた苗を田植えしました。小さな田圃ですがここからの収穫物が注連縄、鏡餅になる重要な場所です。苗が活着した後の田の草取りが次の重労働になります。
- 5月23日
- 週の初めに当地も梅雨入りしました。そのとたんに雨の日が続き、今週で晴れたのは今日だけという1週間でした。そんな中で18日にナスの花が咲きましたが、結実してもまだ樹勢が弱いので小さなうちにもぎ取ります。脇芽も延びてくるので誘引がこれから始まります。
同日にオクラの定植をしました。7本植えたのですが、2日後うち1本が萎びているので掘り返したら予想通りネキリムシが居やがりました。予備苗を植え直すとともに。ダイアジノン粒剤をすき込みました。その後は被害にあっていません。
苗カバーの中のキュウリ苗が育ち葉がカバーから出そうなので、ネットを展開し、カバーを外しました。カバーを外すとウリバエが飛んでくるのが悩みの種ですが、葉に木灰を振りかけると被害をかなり低減できます。もっとも雨が降ると流されてしまうので雨が降るたびに掛け直す必要があります。
- 5月16日
- 3日に種蒔きした小豆が11日に芽を出し始めました。昨年は小豆の収穫時期の長雨で株が立ち腐れしてほとんど収穫できず今年の種がやっと確保できるくらいの大不作で、小豆粒も貧弱だったため、約3割の種は購入したのですが、自家収穫の種も購入種と同じように無事発芽しました。未発芽株に対する補充用に、ポリポットに蒔いた苗も同日発芽し、昨日補充植えしました。
じゃが芋畑を見回ったところ、畝の頂点付近にクラックが入っているのを発見!まだ蔓は倒伏していませんが予定を早め2日間かけて5本ある畝の上部に土を掛けました。茂っている葉を埋めないよう葉をかき分けながらの作業なので時間が掛かります。
ポリポットで育てていたカボチャ苗が大分大きくなってきたので11日に定植しました。植える場所は早生玉葱の収穫跡地です。このため早生玉葱は真ん中の畝に植えつけています。中生・晩生の玉葱に囲まれ、行灯の中にカボチャ苗が植わっています。蔓が伸びるころには玉葱も収穫できるので、順次葦を敷き詰め蔓の伸びる場所を広げていきます。玉葱は殺菌剤の散布の効果か葉は元気のある緑色をしています。行灯は防風とウリバエ除けのためです。
同日スイカ苗も定植しました。こちらは苗ドームで覆いました。理由は防風に加え保温のためです。品種は金のたまご。鳥は黄色が識別できないため鳥害を防ぐことができることと小型のため冷蔵庫に入れやすいためです。九州・四国が昨日梅雨入りしたとのことで今年は当地方も梅雨入りが早くなると思われ、玉葱とじゃが芋の収穫に影響するのではないかと心配です。
- 5月9日
- 5日が立夏だったので今回から夏の部屋で過ごします。里芋の赤芽は春のうちに芽を出しましたが、その他の海老芋、土垂および早生種が8日に芽を出しました。芽を出したばかりなので葉はまだ出ていません。早生が一番早く芽を出すはずなのに今年はなぜか順序が逆になっています。もう少し経てば芽は出そろうでしょう。
もう一つの芋であるじゃが芋は蔓が順調に伸び、畝の間が大分埋まってきました。もう少し経つと蔓が倒伏するので、畝の間の土を倒伏した株の根元に振りかけます。これをしないと株近くのじゃが芋に日光が当たり芋が緑色になってしまいます。この緑には毒性のソラニンが多く含まれるため食用になりません。また収穫近くになると芋の肥大により土にクラックが入りそこから差し込む光により芋が緑化する場合もあります。そのためにも畝への土掛は欠かせない作業です。
3番目の芋はさつま芋です。昨年収穫後の保存が悪く種芋を全て腐らせてしまったので芋蔓を種屋さんで購入することになってしまいました。品種は本数順に人参芋、パープルスイートロード及び安納芋です。このうち人参芋はローカル品種で芋切り干しによく使われています。3種類の芋蔓のうち一番元気のよかったのはパープルスイートロードで蔓差し後も葉は萎れずにいますが、畝の1番手前の安納芋は葉が枯れたようになっており辛うじて蔓の先端のみが生きている状態です。苗屋さんは苗が売れてなんぼの世界で後のことは保証してくれません。私が種から育てることをしているのも、ずっと以前玉葱の苗を買って植えたところネギ坊主が立ってしまい大損害を被った経験があるためです。苗は自家製に限ると分かっていても種芋を腐らせているようでは大きなことは言えません。
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