今週の釣り

2006年

 

06年12月16日(土) 06年12月24日(日)
川奈 いるか浜、カンノンガ根

ヒラネ

   

グリ茶とアイス

風邪気味で今日無理をするとこじらせそうだったので、”女房孝行”と伊豆へ食事に出かけた。川奈の『海女の小屋 』で一寸奮発の昼食、昼食代は両手分払って僅かなお釣りが戻った。やっぱり此処は味噌汁が美味い。腹いっぱいで『いるか浜』の釣果を覗いてみた。

カゴ、天秤、フカセは流石にここには居ない。水が澄んでいて海底が見えた。深いところで2m位であろうか。釣り師は5名ほど居たが釣果は全く無いようであった。驚いたのは殆どが、エギ竿を横に置いていた事だ。それほどここはイカが期待できるようだ。

その後、イガイガに向った。

イガイガは南西の強風で釣果は今一、カンノンもスカリは入っていなかった。 我々が見ている間も釣り人が引き上げて行く。道具立てから見るとブダイ師達のようである。フカセ師は我慢の釣りを続けている。森の中を木々の種類を言いながら戻る。夫婦の会話も変わってきたものである。

その後、オオナダに向ったが、強風がまともに抜けていたので、磯まで行かないで自宅に向った。最後の予定だった足湯も中止にした。

そうそう、一つだけ寄道しました。『グリ茶』の看板があったお店で、以前に若者達がアイスクリームを購入していました。食べたいと思っていたので、今回女房と入ってみました。苦いお茶の苦手な私は口にいれて沈黙。女房は『美味しい』と言う。お茶好きには良いのかもしれないアイスでした。

9時半〜13時

<天候> 曇り時々晴れ

800万円を釣上げたと、ニュースが流れる。釣りを始めて15年、それ以上のお金を海に注ぎ込んでいる。せめてその半分でも戻って欲しい。最近は釣竿を購入していないが、昔は新しいのが出ると年毎に購入した。また、年間釣行が100回に及ぶ年は、餌代と高速道路&燃料代等で1回4000円としても40万、それにハリス、磯靴等の消耗品 、大島等の遠征費用。雑誌の購入や、新しいウキが紹介されると早速購入した。釣りも磯釣りだけでなく、フライフィッシング に興味をもち、リーダー(先端に付ける糸)とウキ等の小物関係を購入した。リーダーはウキに変わるもの(食い込みがいい筈)として磯で使ってみたが、思った程遠投が出来ずそのままになってしまった。

さて、掲示板に久しぶりにヤス様から連絡があり、つい気合が入った返事を書いてしまった。今週は『絶対、何をしてでも釣上げる』、その時はそんな気持ちだったが、土曜の昨日は風邪で動けず、今朝もその所為か布団から出ることができなかった。30分間悩んだ末、重い身体を持ち上げてやっと出かけた。

私の釣技に合った釣りの出来る磯は、片手で足りる。しかも車から歩く距離が短い場所は更に限られる。という訳でヒラネに入った。

ヒラネは先客が三人、先端Bにブダイ師、右Cにフカセ釣り2人。風は東からの風が回り込みBは正面から受けた。フカセの人に挨拶をし、Cのサラシ側に入らしてもらった。ついでに釣果を教えて頂いたら朝方30cm、その後は小さいのが多いと言う事だった。キープサイズは4枚程で、以下28cmと25cmが2枚。

今日は外したくないのでハリをGRAN6号にした。ハリスは相変わらず4号、1.5号を買おうと思っていたがハリスを購入する行きつけの安いお店に行く都合がつかなかった。その代り、潮に乗せるため、ハリスウキを二個ハリスに打った。

体調は芳しくないが、釣りを終えてからやりたい事は多かった。昨日インターネットで紅葉について調べていたら『一番早い梅と、一番遅い紅葉の熱海梅園』という文言が目に飛び込んだ。これを見ずして紅葉鑑定士(?) と言えないと思い、釣りが終わってから向う事にした。そして、薄くて長くなった髪の散髪。宮ヶ瀬のクリスマスツリーも、と磯がしい(忙しい)。

最初に釣ったのは22cm、次に20cmとサイズダウン。サラシの右に投入するが、サラシ左から攻める先客のウキに寄ってしまう。ウキが絡まないように上げる。そのうちブダイ師が帰ったのでBに入った。何投目かに道糸がふけてリールの先に絡んでしまった。ウキは磯から少し先に落ちた。こんな時は良く当たりがある。と嫌な予感がした。

案の定、ウキが沈んだ。リールがつかえないので道糸を左手で手繰り寄せていく。まるでフライフィッシングである。何度か突っ込まれたが竿がカバー、たもに入れた瞬間ハリが外れた。久々の30cmオーバーである。結局、メジナ4枚で終了し熱海梅園へ急いだ。

追)結局Bで風を受けて風邪をこじらせてしまい、お友達の不整脈が頻繁に発生し辛い年末になっています。今週末はおとなしく大掃除でしょうか?

   
06年11月16日(木)

06年11月24日(金)

06年12月03日(土)

06年12月11日(月)

江ノ島

イガイガ根

イガイガ根

カンノン根

寒い日

15時〜16時半

<天候> 晴れ

リジュルジュ』の女性に会った日と同じく晴天で、心の片隅にひょっとして会えるかも知れないという期待はあった。でも それが絶対的な高い確立だったら、重苦しい会話になりそうなので江ノ島へは行かないだろう。略マチガイなく会わない安心感から、そんな事を思ったかもしれない。

暫く海を見ていないので会社を半日休みにした。また、今日は凡そ9年間で22万キロも走ってくれた『愛車 セレナ』と最後のドライブも兼ねていた。会社の口うるさい女性と違い、自分の思うところに黙って安全に移動させてくれる”觔斗雲(きんとうん)”のようで、釣り大会の夜明けをこの車で迎えたりした”移動する個室”でもあった。本当は伊豆の海に行きたいが、時間が無いので 近場の江ノ島に走った。

江ノ島の新堤は平日であることを疑うように、隙間なく釣り人が並んでいた。年配者に混じり中年、若いカップルも居た。フカセ釣りが多く、次にカゴ、ブッコミの釣りで 、水温が下がったのか石物狙いは居なかった。釣れていた魚はAでは子供の手のひらメジナ、タナゴ、メゴチ、何れも小さい。Bでは驚く事にタコが釣れていた。タコは 、『なんでも毛虫状になっているものに食いついてくる』と教えて頂いた。デッキ側はメジナが釣れていた。Aよりは一回り大きい大人の手のひらサイズである。

車を新堤の反対側に移動させて、裏磯に向う。 店の前を歩くと先ほど見た大きさのタコが美味そうに串刺しで売られていた。

江ノ島もこれで4〜5回通った事になるが、未だ全部の磯を見ていない。本当に大きな磯である。片側1kmで表裏合わせて2kmの磯、しかも表と裏は山越えをしなければならない。この登りも何回か登 り、息継ぎのコツがつかめたのか幾分楽だった。

大平に到着すると、波が高く磯を洗っていた。しかも、陽が山際に近くなり、夕焼け色に空が染まっていた。危険な状態でも釣り師は6名ほどいた。サバがポツポツ来ているらしいが、あとはコメジナだけらしい。船着場に移動すると、3名居た。二人は今来たばかりで、コマセを作っている。この船着場も潮が入りこまないようなところだが深い。黒鯛狙いの人はこれから半夜釣りのようである。

割磯と呼ばれる方向に移動する。いよいよ空が赤くなった。これなら表磯で夕焼けを見たいとわき道を登り、奥ノ宮にでた。やっと江ノ島の3/5の磯見が終わった。

表磯に向う途中オバサンがバイクで脇をすり抜けた。荷台にはカゴがあり、キャットフードのようなものが入っていた。駐車場で一通り猫を探して、居ないと分かると戻っていった。すると一匹のネコが慌てて飛び出し、バイクを追いかけた。晩飯を食いそびれたようである。私も食べそびれないよう、 女房どもに気付かれないよう会社からの帰り時刻にあわせて車を走らせた。

11時〜13時

<天候> 晴れ

雨の予報が外れて晴天になった。20日ぶりの伊豆の磯である。どこに入るか迷ったが、掲示板に書かれていたマサキに向った。エサを近くで購入し、駐車場を覗くと、車は数台で入れなくはなかった。しかし、東の強風はマサキでも影響があった。風邪気味なので温かい風裏で竿を出したかった。

イガイガに向った。磯に立つとカンノンには誰もいない。体調がよければカンノンに入るがやはり風の影響があった。イガイガのDに入った。B、Cにはブダイ釣り師が入っていた。スカリには40cmの赤い舞姫がキープされていた。

伊東を走っていると『ラーメン 吉田屋』が9ヶ月ぶりに開店していた。昼はここで食べようと思い、磯へは水以外は持参しなかった。11時に実釣開始である。

4時間分のコマセを2時間で撒くのだから、魚の集まりは良いだろうと思った。

今日は会社を休みの届けを出して、四連休である。でも、身体を休ませる日は無く、初日紅葉狩り、今日は釣り、明日は県の間伐、明後日は地域の間伐、会社にいるより忙しい。

仕掛けを投入するが、ウキに当たりがでない。左側はブダイ狙いの仕掛け、右側と根際を狙うが全くダメ。ハリを替える誘惑に駆られたが、11号で通すことに決めた。12時、正面のマルネのブダイ師がかけた。しかし、抜き上げでバラしてしまった。35cm位で右の沈み根で掛けたのに、残念。13時近くになり、Cのブダイ師が50cmを釣上げる。

それを見てバッカンを洗い、ラーメン屋に向う。上に居たカゴ師に釣果を聞くが、ソーダがポツポツとのこと。カンノンを見ると左側に入っていて、しかもタモを出していた。タモに入っていたサイズは30cm強だった。メジナは居たんだ。

 

10時〜12時

<天候> 曇り時々晴れ

部屋の窓から見える東の空は、黒い雲が覆っていた。その隙間に朝焼けの空が見えた。6時、 釣りに行く時の朝食は、寝ている女房達に音がうるさいと言われるので、外で食べることにした。

 

朝焼けの小田厚を走っていると急に雨が降り、すぐに上がった。右手に虹が見えた。手の届くような近くに見える。まるでそこを上ってくるように、諭されているような気がした。

寒い日である。

 

えさ屋の主人に”ぶら下がり”の隣の磯を聞きながら、置いてある磯の本をぱらぱらめくって調べるが、出てこない。磯の写真すら掲載されていなかった。主人も分からないらしい。

 

エサヤを後にすると全域に警報がなり、防災放送が流れている。ガラスを下ろすが聞き取れない。広い駐車場に停めて窓を全開にする。すると『直ぐにちかくの高 台に非難してください。』と言って放送が終わった。

 

やばい津波がくる。そういえば逆方向の山に向かう車が急に多くなった。携帯電話で地震情報を確認するが、入ってない。家に電話をし女房に確認する。テレビのテロップも流れていないらしい。『そう 放送しているから、上がれば いいでしょう』とすごくまともな応え。少し走ると富戸の人々はやけに落ち着いている。

 

とりあえずイガイガまで行ってみることにした。駐車場は一杯で、奥にやっと止められた。

管理の人に尋ねて安心した。『防災訓練』のようだった。人騒がせな放送である。最後に『訓練中』と言えばいいのにと思う。このままここで竿を出すことにした。 森を抜け磯に出るとカンノンも、マルネもイガイガも、入る場所がなかった。イガイガのEの下(F)で竿を出した。ここのポイントは釣れないことを充分承知している。それでもひょっとしてと下に行った。

 

やっぱり何にも釣れない。ヒマなので辺りをキョロキョロと見渡す。10時54分、Eでヒットか?大きく竿が曲がる。(写真左上)でも、根がかりだった。子猫が来て岩の上から私を見ている。エサを求めているのだろう。11時、マルネでヒット、ブダイ で45cmはあった。何処でつれたのか、釣った人の次の一投を待った。竿のしなりを上手く利用して投げられた仕掛けは、イガイガCポイントの正面15mの所だった。潮の流れでそこに行くのは仕方ないが、直接目の前を攻めるのはどうなのだろうか?

 

てな事を思いながら釣り糸を垂れている。釣れなくても良い。私は往復6時間強もかけて”森林浴”ならぬ”潮騒浴”を楽しんでいる。一通り潮を浴びたら、ウキを見ながら深い夢の中に入る。竿をきしませる程の大物とやり取りをしている 。そんな夢を見る。

 

12時、コマセが切れると夢から覚めて、我家へ向う。夢はまた今日も夢で終わった。

 

追)楽器『リジュルジュ』は私の聞き間違いだったようです。今日インターネットで調べてみたら『ディジュリドゥ』でした。後日文の訂正を致します。

11時〜13時

<天候> 曇り時々晴れ

紅葉が略終わり、ホームページのアクセス数が減ってきた。中でも『鰐淵寺』は数日前から殆ど訪れる人が居なくなった。このページは『Googleの検索』で10番以内に入る程だが、如何せん 絶対数が少なく、ピークを過ぎるとこの状況である。件数が少なくなると、やはりパソコンに向う回数が減ってくる。

さて、土曜日は雨で山仕事が半日で終わり、12チャンネルの釣り番組を久しぶりに見た。『巨グレを釣る』というタイトルだったと思うが、磯際で50cmサイズが何枚も乱舞している磯へいける人達が羨ましくもあった。 翌日、西伊豆専門に通っている釣友の情報が入り、雲見で40cmサイズのメジナが2枚上がったと聞いた。そろそろ巨グレのシーズンである。

朝起きると前回と同じような黒い雲が、ランドマークの上に立ち込めている。本当に晴れるのだろうかと思った。出勤前の家族と朝食を済ませて、伊豆へ出発した。

日曜日は地域の山の仕事で身体は疲れ、思うに任せない。少しでも歩かなくてすむヒナダン・マサキに向った。しかし、車が多く釣り人も点在して、東の風が強く道糸がフケて釣り難そうなので、イガイガに向った。

平日の月曜日なのに釣り人がいっぱいで、カンノン5名、イガイガ3名、マルネ3名と週末並みに混んでいた。イガイガの左に人は見えなかった。そこに行くと、ブダイ師が岩陰に居た。戻ってカンノンに向った。カンノンのBポイントで竿を出した。

東からの風は大島ヶ根で回り込んで、向かい風となてぶつかってくる。お日様が出ていれば調度いいが、雲に入ると寒くなった。時間の経過とともに雲に入っている時間が長くなった。コマセはテレビでみたようにオキアミだけにしてみた。しかし、エサが 残ってズーとそのままである。1時間で2KG撒いても何も釣れない。鼻水が止まらなくなった。

残りの時間とコマセをFポイントに変えて、そこに掛けてみた。12時4分、イガイガ左のブダイ師が、カンノンのEのサラシの先端辺りで掛けた。サイズは40cm強で 、2枚目である。フカセはEの先端を攻めていた人がコメジナを何枚かあげていたが、他は釣れていない。

私にも当たりが有りあげてみるとベラ。結局これ一枚だった。Eのフカセ師と、後から来たイガイガのブダイ師の糸が絡まった。一旦カンノンに寄せて解き仕掛けを 離すと、ブダイ師の仕掛けがカンノンの根際で絡んだ。それを、Eの人は親切にも自分の竿を逆にして、リール部分に掛けて絡みを外した。リールは波に洗われていたが、その仕掛けの為に犠牲にした。中々できることでは無いと感心した。

帰り際、昨日も来たと言う人に話を聞くと、昨日も全く上がっていない。水温が下がったようだと説明していただいた。

06年10月14日(土)

06年10月25日(水)

06年10月28日(土)

06年11月4日(土)

伊豆 オオナダ 神奈川 江ノ島

蓮着寺ハカシタ

モズガネ

ディジュリドゥ

タブノキの下

<天候> 晴天

金曜日に弁当を食べながらラジオを聞いていたら、『文化放送 やる気満々』の小俣雅子アナウンサーが日本ハムの監督の事を『ヒマン監督(正 ヒルマン)』と言って、吉田照美に『肥満は君だよ』と言われていた。同世代で 、記憶も舌のすべりも悪くなった自分と似てきて、相憐れんでしまう。ラジオで気になる女性は『玉ナビ』の玉川美砂の力の入っていない喋りと、最近はJ-WAVEの秀島史香の鼻に掛った声と気取らない喋りが聞きやすく、それまで夜はNHK-FMを聞いていたが、J-WAVEに変わった。ラジオは情報が浅く広い、テレビと違い映像で説明する必要がない。その分余り詳細な内容にはついていけない。また、情報量が多い分、抜けていくのも多い。

さて、ラジオを聞きながら今日も伊豆に向う。”江ノ島でも良いか”と思いながらも、やはり西に向っている。 海辺にでると波が高く、低い磯は危険だった。最初はマサキに着いたが車が多く、入れないと思いオオナダに向った。オオナダは持てそうもない別荘地を抜けるので、気分が沈むので好きではない。しかし、水深があり潮の通りもよく磯としては好きな部類に入る。カゴ師達がDからEに三組入っている。釣果は今一のようで一人は片付け始めていた。Fに入るが磯が高くタモは届かない。この間から使い始めたGRANは刺さりが良い。20cmのコメジナが次々と上がる。それが嫌でハリを段々と大きくする。11号にしてやっとコメジナが少なくなった。カゴ師もコメジナに手を焼いていた。ここFは左右にサラシが出来、左のサラシに乗せるとカゴの仕掛けまで流れる。そこで25と28cmが上がる。フカセの楽しさはこの潮の流れにウキが乗り、希望と一緒に沖に出て行くところにもある。更にサイズアップを期待するとエサが残ってきた。タナを深くし、カゴの仕掛けまで流すとウキが沈んだ。青物の引きだった。カゴではなくフカセに来た。その後カゴにも1本来たが、私は青物の引きを味わって、片付けを始めた。

すると、好青年がご両親と釣りに来た。彼は底もので、両親はカゴだった。私の所に来て『オジサンここ入っていい?』と一回り以上も年上の方から”オジサン”呼ばわりをされて頭にきてしまった。頭にきて、『お爺さん、どこから来たの?』と笑顔で返した。彼もビックリしたのか目をしばたいていた。それで気分が元に戻った。福浦から来たと話して頂いたが、釣果は悪かったらしい。息子さんにここの底物ポイントを確認するとDで5kgが上がっていると教えてくれた。お母さんが流した仕掛けを取ろうと一所懸命だったのも気がつかず 、話しかけてしまっていた。

釣果はコメジナ、最大は28cm。それに左写真のソーダ。珍しくキタマクラがこなかった。

<天候> 晴天

ハーバー横の釣り場で、釣りを眺めていたら、一寸変わった木の筒を持って、江ノ島大橋方向からその娘は歩いて来た。見ようによってはアルプスホルンのようではあるが、その筒は彼女の背丈ほどもなかった。服も普通の娘とは少し違った。見ようによっては、個性的な音楽とあったそれなりの色合と機能をもった服装だった。その木の筒が何か知りたかったが、彼女の雰囲気が私を含め、 知りたいと思う人たちの聞く事をためらわさせた。

今日は山の仕事のお手伝いで会社を休み、山で日曜日にやるイベントの準備を行った。それが12時半に終わったので、先週行けなかった海に向った。時間の制約もあり、最近はまっている江ノ島に向った。

15時を幾分過ぎて到着する。これからやるにしても1時間半しか出来ない。諦めて、釣りを見て回る事にした。ハーバー横は行ってないので、其処をメインに考えた。 先ず新堤をグルッと回ってみたが、殆ど釣れていない。南側のウッドデッキ側に、釣具で有名なYメーカーの会員がフカセをやっていた。しかし、釣れるのは木っ端メジナだけ。続いて、センタープロムナードに行ったがつり禁止区域で誰もいなかった。 ここのタイドプールは子供が安全に遊べるので良い。そして、ハーバー横に移動した。

ハーバー横は浅く、新堤より釣果(木っ端、メッキ)は更に劣った。今度は表磯に向った。

戻りながら店の軒先にならんだ商品を眺め、どれが美味しそうか品定めを行う。女房と来た時に彼女に購入してもらう心算だ。16時少し前に到着した。防波堤に上がると夕焼けで表磯が赤く彩られていた。

シャッターを押し、更に磯の近くに移動した。カモメを絵に入れたくて構えていると、ハーバー横ですれ違った娘が、波が時折洗う私のいる磯まで歩いてきた。やはり、話しかけ難い雰囲気である。 なんとかカモメを撮って堤防に戻り、そこで半島に消える最後のシャッターチャンスを待ったが期待は外れた。車に帰ろうとしたら、あの娘も上がってきた。相変わらず木の筒に興味があった。三度のチャンスは余程縁があるのかもしれない。意を決して口をきった。

『失礼ですが、お持ちのそれは楽器ですか?』

『そうです。リジュル---です。』始めて聞く名前なので憶えられない。

なぞるように『リジュルジュですか?』、『どこの国の 楽器ですか?』、そして聞く事はいっぱいあったが、舞い上がってしまい言葉に詰まった。

『吹いてみますか?』

返事に困った。聴きたいが、その気持ちに恐縮するのと、後での評価が負担になった。戸惑っていると準備をして吹き始めてくれた。低い音が響いた。心にゆとりがあれば海を見ながらバック音楽で聴きたかったが、 音色でイメージが出来上がらなかった。少し会話をして恐縮しながら分かれた。その恐縮が逆にあの娘に負担を与えたのかもしれない。

少し都会の磯はいろいろな人がいて、様々な出来事にぶつかる。

11時半〜16時

<天候> 晴天

大竹まことのラジオ番組で”ボデーメイク”という仕事を初めて知った。その仕事のテクニックは俳優が汗をかいても、メイクが落ちないとか、身体の線 を強調させる陰影をつけるとからしい。海外では昔からその必要があり使われてきた技術らしいが、日本では身体の線まで映像で 見せることはなかった。確かに海外の女優は綺麗だった。多分B.B(ブリジットバルド)だと思うが、映画雑誌で見た肢体は頭に残っている。それが偽者(つくりもの)と分かったいまは少し寂しい。

さて、二週間ぶりの釣りである。Mさんを誘うが、金曜日ゴルフで遅くなりNGだった。その言い訳を彼は太い親指で、一所懸命に携帯メールで説明してくれた。 いつもなら一行だが、今回は何行も書かれていた。

6時に起床して、食事などをして出発は7時になった。 カドカケ灯台からモズガネ、ヒラネ、蓮着寺の入磯状況を確認する。すると蓮着寺のテラシタが空いていた。

2年半振りに大きなタブノキの下を通り、橋を渡る。ここは木を見るだけでも充分休養になる。しかも釣果で外す事が 少ない。一番のポイントは左先端(A)、そこに行くと釣り人が居た。見落としてしまったようだ。先端根際のえぐれた部分が攻められるBに入った。後で思い出したが、ここはサラシを攻める右側の方 (D)がBより釣果は期待できた。

コメジナが釣れるのが嫌で、11号のハリで攻め始める。ベラが二枚釣れる。12時になると先端Aで右ハナレの際を攻めていた人にアタリ、さらにハカシタでブダイのダブルヒット。 Aは30分ぐらい釣れ続けた。暫くすると右(D)に二名入ってきた。釣れないままだと恥ずかしいので、ハリをGRANに変更する。コメジナが続けてくる。 ターゲットはいつも40cmオーバー、直ぐに11号に戻した。

14時になると右でサラシを攻めていた人に35cm位のメジナが上がった。ハカシタでもタモを使っていた。釣れないのは私だけである。コマセが少なくなった頃、コマセの下に30cmサイズが何枚も群れている。チャンス到来である。

緊張がみなぎる。ウキが沈む。『きた』、『キタ』、『来た』、『北』。いつも”北”はこうやって釣師や世界を落胆させる。キタマクラが釣れた。これで今週も終わり 、帰路を急いだ。

☆釣果 私 ベラ 2枚、キタマクラ、コメジナ2枚、ハカシタでブダイと28cmのメジナ、私の隣で35cmと25cm各1枚。

10時〜13時半

<天候> 雨のち曇り

大島釣行の準備は着々と進んでいた。運賃35%引きの優待券も手に入れ、入る磯も決め、船の時間に合わせたスケジュールも完了、後は連休の日を待つばかりだった。山の仕事が順調に終わり、予備日に大島釣行を入れる事ができた。11月4、5日は何年ぶりかの大島釣行だった。リュックに荷物をつめ、早朝出発の為に早々に床に入る。横になりNHKラジオの天気予報を聞くと、伊豆 、大島方面は昼から雨と雷に変わった。昨日までの予報は”晴れ”だった。翌朝インターネットで確認する。『ウェザーニュース』では”曇り”降水確率30%、 『yahoo』は”晴れ”だった。更にテレビで確認すると 、やはり午後から雷雨の予報。結局、今回も中止する事にした。今日を逃すと今年は二日間空いている土日は無い。ガッカリである。

大島へは割引優待券を使っても、車の駐車場や有料道路代などを含めると交通費が1万円は掛かる。それを日帰りはもったいない。また、少し遠い磯 (波浮地域)は往復2時間見なければならず、釣り時間が短くなってしまう。以前の船なら5000円一寸で行けたが、高速艇になり料金が上がり、熱海からの釣り師には大島が縁遠くなってしまった。

結局、6時半に伊豆に向った。伊豆も午後から雷雨の予報、午前中で釣りを終わるか、直ぐ車に逃げ込める場所で計画を立てる。小田厚を使い、雷が来ないうちに戻る事にした。ラジオは静電気を受けバリバリと雑音が入った。

城ヶ崎の灯台下から磯を見渡そうと思って駐車場入り口にはいると、車がずらりと順番待ちをしていた。今日は三連休の真中、いつもと状況が違っていた。此処は奥が空いているのだが、皆入り口で止まってしまう。

車を降りるとモズガネに足が向いていた。 釣り人は一人、慣れた感じで正面Bから攻めていた。挨拶をして、Cに入った。風は東から、Cは少し風を防ぐ事が出来る。集中するがコメジナしか釣れない。先客に確認すると 彼も25cm程度しか釣れてない様子である。 カドカケは好調でスカリが入っている。彼に確認すると35cm程度はあったらしい。結局、13時過ぎまで竿を出したが大物は来なかった。モズガネはいつもこうだと思いながら、ここで釣り慣れた彼に過去の釣果を聞いてみると、40cm超を2枚上げているとの事だった。私はここでは40cmオーバーを上げていない。 何が違うのだろうか?

☆釣果 私 キタマクラ、コメジナ2枚、カドカケで35cmのメジナ、私の隣で25cmとコメジナ。 

06年9月16日(土)

06年9月23日(土)

06年9月30日(土)

06年10月7日(土)

伊豆 ヒラネ

小田原 辻村植物公園

伊豆 カドカケ

伊豆 カンノン

<天候> 晴れ

Tさんと釣りの楽しみ方が違ってきたのは私が大会に参加しなくなってからだが、昨年の夏ごろまでは一緒に竿を出す事もあった。それがフィールドまで違うようになり 、1年以上も一緒に釣行した事がなかった。彼は大島・神津島など、私はズーと変わらず東伊豆方面が遊び場だった。

先々週、Sさんとヒラネですれ違い、釣行に誘ってくれといわれていたので、Tさんも一緒に誘った。勿論いつものMさんは最初に声を掛けた。そして、Mさんと一緒のOoさんは 休みで連絡がとれなかった。依頼元のSさんは残念ながら奥さんと山へ出かけるのでNG、結局三人になった。

どこの磯に入るのかTさんは何度も聞いてきたが、いつも通り空いている磯に入るので、『行ってみないと分からない』と応える。その磯は、今回もヒラネで、釣り師は誰一人居なかった。私は今年最後の石物狙い、二人はフカセで攻めた。

Mさんがコメジナを連続で上げる。私はカニエサとアサリで始めた。しかし、化粧パック入りで砂糖のついたアサリは身が小さい上に、手がべとべとした。これならば安い普通のアサリの方が良かった。石物は今日もお休みのようで、全く当たりがない。満潮前の15時半からザザエに変更した。しかし喰わない。

結局、今年は五回挑戦して五連敗、再チャレンジからは15連敗中である。再チャレンジ早々の頃には大きな当たりもあったが、最近はそんな大きな当たりは全くない。入る磯が問題なのか、少し沖に投入している ポイントが悪いのか釣れないから全く分からない。Mさんが言った『死ぬまでに釣れるかね?』、悔しかったが反論できなかった。

そして久ぶりにのTさんの釣りは以前とコマセが変わっていた。彼は大島の潮がよくとおるところで竿を出していたので、オキアミが主体で配合エサが少ない。従って、遠投が出来ず潮目の そばにウキは飛ぶがコマセは手前に散っていた。結果、コメジナの釣果もMさんより少なかった。大島と伊豆では釣り方が違う筈である。

途中で、余りにも退屈で竿を二本出した。Mさんに軽蔑されたが、数日前の黒鯛釣り師の仕掛けを真似て当たりを確認したかった。最初のオモリ4Bの時は当たりが取れたが、その後あたりが取れずに5Bに変更したが同じだった。エサトリの泳ぐスピードが沈下速度より速いのが原因だと分かったが、コマセもないので対策が打てなかった。

釣果はMさんがコメジナ含め5目、Sさんコメジナとキタマクラ、私はアサリエサでネンブツダイのみ。Mさんが期待した青物は回遊してこなかった。

<天候> 晴れ

女房が心配した様子で部屋に入ってきた。『(海が荒れているのに)出かけるの?』、いつもなら知らん顔で私が出て行くのを無視するのだが、波浪注意報を心配した様子だった。台風が近くにいても出かけるのに、何を今更と思い。『ああ』と返事をして家を 出た。

2、3時間も竿を出せば満足なので、一般道をゆっくり走った。陽射しは強く、車中は暑いがガラスを下げると風が強く気持ち良かった。国津付近から海辺に出ると、波が高かった。でも釣りが出来ない程ではなかったが、早川を過ぎてテトラに打ち寄せる波を見て、やばいかもと思い。米神を通る時、今日は釣りにならないと諦めた。米神堤防が波に 呑まれていた。

ここで我家に戻るのは忍びない。いつも通いなれたところで、見ていない所は意外と多い。この間の石橋山古戦場に続き、今回は小田原の辻村植物園に向った。 ここは梅の木が多く、2月には人が沢山集まるだろうと思った。竹林もあるが、今は入れないようになっている。今の見所は、ユリノキと上記写真の南米産のイネ科の草、それに少し色付いたイチョウの葉、梅の花頃に又訪れたい。

 

<天候> 雨のち曇り

大島へ行こうと思い立った。これからの時期は紅葉狩りと、山仕事が本格的になり、時間が取れない。そして先週の月曜日の天気予報で週末は、まずまずの天気だった。このチャンスは逃してはならない。どうせ行くなら格安料金で行きたい。

『東海汽船の株主優待券』をネットで調べるとYAHOOのオークションに売り出されていた。会員になれば全てのオークションに参加できるらしいのだが。欲しいのがこれだけなので月額280円の会員申込はパスした。会員ならば20件くらい優待券のオークションはあったが、参加できたのは10枚綴りの1件だけだった。不要な枚数は大島大好きのTさん達に買ってもらえば良いと5250円で手を上げた。大島〜熱海は約9000円、優待券は35%引きで3150円安くなるので充分にメリットはあった。オークションの終了時刻が火曜日の23時57分、待ち遠しかった。翌火曜日の18時に覗くと5500円が入っていた。5750円で再度挑戦。しかし、23時過ぎは暮れの紅白歌合戦以来起きていた事がない。いつもの就眠時間に床に入った。翌朝、一番にオークションを確認したが、6000円で落札されていた。ひどい、夜に強いものがオークションでは有利である。

諦めきれずオークションを覗くが会員用しか売りに出ていない。正規価格で行くしかないと思った。Oさんを誘うが金が無いと断られてしまった。木曜日になると天気予報が変わり、日曜日が雨となった。 交通費・宿泊費を出して雨の中に釣りはしたくない。大島行きを中止した。

土曜日、門脇灯台からモヅガネの入磯状況が確認できるか、行ってみる事にした。逆が見えるから間違いは無いが、実際どの辺りから見えるか確認したかった。結果は灯台の反対側の駐車場から 、つり橋を僅かに過ぎたベンチ辺りから確認が出来た。折角来たからカドカケも確認しようと、今度はつり橋を渡り灯台下の先端まで行った。見ると右端に誰もいなかった。上に底もの師が一名だけだった。

期待充分でカドカケに向った。心臓欠陥者にはこの磯の岩登りがきつかった。コマセが少ないので何とか来たが、昔の重さはもう持てない。BESTPOINTにバッカンを置いて仕掛けを作る。

サンバソウ、チョウチョウ、キタマクラ、コメジナと期待が外れる。遠投をしてやや大きめのコメジナ、波が高く、時折くびれた中間部分に潮が上がる。ウネリがあり右側の波に気が抜けない。そんな時、バケツが”どんぶらこ、どんぶらこ”と流れてきた。モヅガネの人が落としたと思い仕掛けを投げて引っ掛ける。これで五目になった。見えるように左端に置いたが気にする様子も無い。動かない潮とコメジナに嫌気がさしていた。すると今度はバッカンが”どんぶらこ、どんぶらこ”と流れてきた。これも仕掛けにかけ引き上げた。モズガネとの間のワンド側から流れてきていたらしい。脇に置いて攻める。釣果はかわらなかった。15時過ぎに三人の釣り人が来た。 同じように右側でコメジナを上げていた。

16時、お爺さんは海で流れてくる大きなバッカンを釣りあげて、今日は六目釣りだと笑いながら帰って行ったとさ。いやいや柄杓もついてたので七目釣りか?(流した方へ、カドカケに置いてありますので引取りを願います)

<天候> 晴天

我々がイガイガ駐車場に到着すると車が1台だけ、こんな事は此処に通って初めてだった。案の定、四人でカンノンに着くと誰もいない。準備を始めると猫が十匹ぐらい近寄ってきた。

『ニャーオン』、『おい、つり野郎が四人来た』、『この数日、雨と風が強く釣り人がいなかった。こいつら釣れそうに無いけど、まぐれもあるかもしれない』 と茶色のボス猫が言った。我輩達には名前がまだない。

『白髪マジリでよく来るあの男は、魚をくれた事が無いよ』、『それに我々を毛嫌いしているようで、可愛い声で近づいても無視をするよ』と黒いメス猫が言った。

『お母さん、腹減ったよ』身体が小さく皮膚病を患った子猫が母に甘えた。『お酒の臭いがしない三人は我々の仲間の臭いがする』とブチの兄さんが話した。『そうだね、白髪と酒 男は駄目だけど、あのうちの二人は分けてくれるかもしれない』とお母さんが相槌した。

釣り師に平行するようにして、十匹の猫が後ろに並んだ。

『磯に着く早々にビールを呑みはじめたよ。』

時間が少し過ぎ、タナが合わないのか釣れない。『こいつらは下手だから駄目かも知れない』、猫達に不安が過ぎった。『今日も新鮮な魚はだめか』と意気消沈した。

そんな時、タオル の上から帽子を被った男の竿が小さく曲がった。男はコッパメジナを猫の方に投げた。『お前ら手を出すな。俺が最初だ』とボス猫が一撃でメジナの急所に牙を立てた。自身満々で、自分が釣ったように悠々と磯を後にした。続けてもう一人が釣上げる。これは母猫がキープした。母猫について子猫が何匹かねぐらに向った。

『白髪頭もかけた。コッチへ投げてくれ』、『あれ?そんな磯の近くでは逃げられてしまう』兄猫が前足で押さえようとしたが、メジナの勝ちで海に逃げた。『何であんな事をするんだろう、チャンと投げてくれ』、『白髪がまた釣った』、『エーまた海の近くに置いた。馬鹿野郎』必死に捕まえようとするが、やっぱり逃げられた。

猫好きの仲間が白髪に言った。『チャンと投げやらないと逃げられてしまうよ』、白髪は返事をし、うなづいた。

お腹を減らしている野良猫、お腹すかして付けえさを必死で食べるコメジナ。どちらをすくうべきなのか結論が出せない白髪頭。全て、運に任せるように、また中間にコメジナを置いた。猫達は時たま勝る事があった。そして、二人の釣り師が全てにメジナを与えると、猫は居なくなった。<力がつきましたので、此処でやめます>

1年半振りにSさんとの釣行となった。いつものMさんと、酒好きのOさん、それに私の四人 で伊豆に向った。

酔っ払い釣法のOさんが、Fで11時30分にバラシ、Mさんが14時20分Eの右で30cmサイズを2枚、私はDで15時50分30cmサイズを一枚。各自コメジナとキタマクラを多数。そうそう、酔釣のOさんだけがボウズでした。カンノンの天然記念物 、『ポットホール』はカンノン根の左にある磯にあります。

06年8月25日(金) 06年8月26日(土)

06年9月2日(土)

06年9月10日(日)

伊豆 モズガネ

江ノ島

伊豆 ヒラネ

小田原 久野

<天候> 曇り時々雨

家族に非難されながら我家を出て行く。『また休むの』と言われても、この2ヶ月は病院通いで半休だけしか取っていない。と勝手な理屈を言いながら 出かける。

今日は最初からモズガネ、しかも石物狙いと決めていた。ポイントはカドカケとの間の根周り。エサはサザエ1kgだけでコマセは買わない。しかし、”もしかして”を期待してアサリの剥き身 を追加で購入した。それでも2000円でお釣りがきた。フカセよりエサ代は安かった。

釣りは”釣った者が勝ち”、仕掛けはどんなのだろうが石物を上げれば良い。正規の仕掛けの上にエダスでアサリの仕掛けをつけた。

潮が右ワンドに入り込んでいたので、先ずは右のヘチに投入する。コツンコツンと当たりがあった。アサリは勿論サザエも殆ど食われている。でもハリの周りだけはキチンと残っているが、マルネより期待でき た。

暫くすると潮が左に流れ出した。今度は左の少し沖に投入する。此処では余り当たりがなかった。今度はまた、潮が変わり右に流れた。狙いのカドカケの中間に投入する。しかし、オモリが重く 、手放すタイミングが合わず遠投が思った程はできない。

張りを作る為、一回オモリを浮かせる。底の様子がマルネと一寸違う。 海藻がすくないかもしれない。やっぱり当たりが有る、しかし小さく、竿はエシャクをするだけである。それでも合わせてみた。するとチョウチョウウオがエダスに掛っていた。 これでエサ取りの正体が分かったので、エダスは諦めて切った。

先端、左右と投入したが14時頃、黒い雲が頭の上から広がり、ラジオに入る雑音の間隔が短くなり、雨と雷が近づいているのが分かった。またも、残ったサザエを放流して引き上げた。

車に戻る途中で写真左上の花を見つけた。濃い青紫色の花は目を惹き付けた。『野山の草花』で調べたが見あたらなかった。インターネットで調べると、外来種で誰かが道沿いに種を巻いたようである。名前は『メド・セージ』でシソ科で、目立つ花は怪獣の頭に似ている。そういえばボタンヅルの白い花も今が満開で、そろそろ海辺にも秋の気配が広がりつつある。

帰りにイガイガ、カンノンを覗くと、カンノンでダンゴ師と話が出来たが、釣果はアイゴとコメジナだけで、カゴも芳しくなくイガイガはフカセ一人だった。

<天候> 晴れのち曇り

20年ぶりに江ノ島に行こうと思った。午前中は山の先輩の葬儀、午後は予定もなく、奥様もお出かけで、半日を一人で過ごすのには海を見て笑みを浮かべていれば直ぐに夜はやってくる。

渋滞を考えて電車で行こうと思った。以前勤めていた茅ヶ崎辺りで車を駐車し、そこからと思っていたが道が空いていた。二車線になり、違法駐車もなく快適である。化粧も同じ、髪型も同じで特徴の無い水着姿の若い娘をため息混じりに眺め、江ノ島の奥の駐車場に着いた。

駐車場の先には防波堤があった。そこを登ってビックリした。

素晴らしい磯が延々と続いていた。何だか嬉しくなった。この便利さは伊豆のヒナダン、この広さは長作以上である。そして見上げるとトンビが沢山飛んでいる。『ピーヒョロロ、ピーヒョロロ』の鳴き声は小さいときに良く効いた。カラスに比べて、郷愁を誘う。

各磯の見学である。   磯マップへ(未完成です)

これから時間が出来たら、ここだなと思った。船着場でソーダカツオが釣れ上がり一人20本が最低ラインだったらしい。仕掛けも変わっていてジェット天秤に弓ハリを付けた簡単なものだった。

江ノ島でみたソーダの仕掛け

<天候> 晴れ

”天高く馬肥ゆる”と言うが、正にその通りの天気だった。 米神、真鶴ともに波が高く、低い磯は危険と思い、ヒラネに向った。伊豆海洋公園駐車場も空きが多く釣り師らしい車はなかった。磯に着いても誰も居ない。サラシが沖ヒラネに向かい、 以前地元の人に釣れると教えて頂いたパターンだった。しかし、周りの鮮やかな青の彩色の景色に目が移り、釣りに集中できていない。満足できる写真が撮れないと分かると 、やっと諦めがついて釣りに集中する。

ハリスを準備すると三ヒロ弱で無くなった。予備のハリスは何も無いので、これが切れたらお終いである。しかし、4号切れる筈はなかった。仕掛けを投入すると明確な 当たりがある。しかし、キタマクラ。またキタマクラ、ポイントを変更しAの先に投入する。すると、引きも強いのが掛った。引きの強さから25cmサイズのメジナだと思ったが、魚体がゴールドだった。小さいシイラか、それともイサキ。しかし、体型は沼で良く釣った”雷魚”のようでもあった。抜き上げるとゴールドのクサフグのようだった。

此処ヒラネは観光客の一部が見物人となる。そんな時は釣らなければと、タナやポイント、手返しをタイムリーに行う。しかし誰もいなくなると、エサが無いと分かっていても仕掛けを回収しないで 、ノンビリとしてしまう。Aから潮の流れにあわせて投入ポイントを変更し、Bの斜め前に投入した時ウキが沈んだ。どうせフグと、適当に合わせをくれた。すると凄い力で竿が引張られ、根に潜られた。後から来 ていた人が仕掛けのサイズを聞き、『4号だったら強引に巻けばいいのに』と言われた。『大物と分かっていたらそのようにします』と心で応えた。この時期だから 全く期待していなかった。偶然の一発だった。

20分待ったが動かなかったので、仕掛けを切る事にした。道イトとの結び目から切れハリスがなっくなった。ライフジャケットを探すと前回使い、 捨てようと思っていたハリスが出てきた。延ばしてそれを使うが、結局フグとコメジナでお終い。 後から来たオジサンに話を聞くと、夕まずめになると30cm位のが釣れるが、昼間はコメジナだけだと話してくれた。途中写真左の白い玉が沢山流れてきた。発泡スチロール思ったが風花が固まったもので岸に近づくにつれて消えていった。

駐車場に向うと向うから見た顔の人が歩いてきた。今年の5月28日、偶然に熱海港で会った釣り仲間のSさんだった。またも、海で合うとは奇遇だった。会社の旅行で来たとの 事だったが、女性ならば何かの”縁”と言い、更に懇意になろうと策を練るのだが、男同士ではどうでもいいのである。sさんは一通りの挨拶が終わると、更に前回の釣果を話し始めた。あの後、40.5cmのメジナを防波堤で釣ったとのことで写真を見せてくれた。これも凄い 偶然の出来事であった。

偶然が三度もあった珍しい一日だったのである。

<天候> 晴れ

掲示板には記載しましたが、土日曜ともに用事が入り海に行けませんでした。折角ご訪問していただいたのに、頁が先週のままでは申し訳ないと思い、用事が終わった日曜日の夕方からパソコンに向っています。以前から”張り”という 言葉を使いながら、具体的な方法を書いていませんでいた。”それを”と思ったのですが、絵等を入れると、いまの時刻からでは先ず無理です。

そこで、今日の山仕事をご紹介し、少しでも仲間が増える事への期待と、またこの活動は海に魚が増える筈で、釣り師に恩恵があるかもしれません。

さて、地域でやっている”山の仕事(遊び)”とは別に、今日は神奈川県の森林づくり公社主催の『森林作り』活動に参加しました。具体的な作業は混みすぎた森林の木や蔦などを伐採する作業です。

ボランテイアですので、交通費も食事代も参加費500円も払います。(参加費は殆どが保険に当てられると思います)私の場合は車で移動しますので、集合場所によっては駐車代も支出になります。今回は小田原駅前集合ですので駐車代金も負担、最悪は有料道路代金も自腹になります。予算総額 約5千円です 。これは釣行1回分よりチト高めになります。

申し込んだ時は目的意識も高かったのですが、経過時間が金銭の収支を計算させます。しかし、収入は全くありません。これがボランテイアの真髄です。計算をしてはいけません。昔、山口藩の白石屋が倒幕の志士達に私財をなげうって協力しました。それに比べれば僅かな金額です。でも、バスの中でも計算する人達が居ました。一人当たりの500円と、バス代金を合計すれば、プロの作業者を雇った方がより効率的だと話しています。算術上はそうですが、事実は違います。

9時半から12時半までの3時間急斜面を登り、木や竹を伐採します。登るだけで大変ですが、それに重いなたを振る、直径20cmの木の伐採、汗だくでもう登るのが嫌になります。しかし、切り取った 空間を流れ出した風は心地よく、間伐の間から刺す光は明るい。この達成感、昼食のコンビニ弁当の美味い事。汗を流した分だけ達成感や、心地いい疲労感、風で気化する汗による温度差 、何をとっても良い事だらけ。ボランテイアだからこんな計算の成り立たない事が出来るかもしれない。

最後にインストラクターの方が話していたこの活動の影響、 山が生きれば、川に伝わりそして海にその結果が影響する。落ち葉が風に飛び沢を流れ、分解されプランクトンのエサになり、プランクトンは海の魚に届く。確かに真鶴では魚付き保安林があり、手入れが行われている。この活動は釣り師にとって大切な活動のようだ。

  森林づくり公社のurl www.ny.airnet.ne.jp/k_sinrin/

 

06年7月15日(土)

06年7月22日(土)

06年7月29日(土)

06年8月19日(土)

伊豆 マサキ、ヒナダン

伊豆 カドカケ

伊豆 マルネ

伊豆 オオネ

イガイガ先端、竿先が海面に

<天候> 晴れ

Ooさんから釣行の依頼があった。二人より三人、三人より四人が楽しいので、MさんとSさん&Tさんを誘った。しかし、Tさんも悩み多く、私と同じサラリーマンでありながら、”道楽釣り”に走ったため 、家庭が難しい局面になりNGとなった。Sさんも両親介護でNG。結局三人の釣行、小田厚の側で6時15分の待ち合わせをしたが、寝坊で遅刻してしまった。

駐車場で既にOoさんはビールを一缶空けていた。Mさんと私は石もの狙いで、Ooさんはフカセである。途中のエサヤで赤貝とサザエ2kgを購入した。

前日は酷暑、今日も天気予報が外れて陽が強い。磯の暑さを十分に考えて行動しないと、危険である。そこで選んだのが先週と同じくマサキだった。此処ならば車に近いので、水分も日影も直ぐに手に入る。おまけに近くに商店もある。一つだけ心配なのは、高い磯でのお酒好きの二人の足元である。

車中は暑い夏の話題で話が弾んだ。そういえば子供の頃は夏が楽しかった。川で魚を採り、海で貝を探し、沼で泳ぎはしゃいだ。昼寝が嫌で、寝たふりをして遊びに出かけ 、親父に怒られた事も思い出した。Mさんが言った。『あのころは一日が短すぎた』

さて、マサキを覗くとA、B、Cが空いていた。急いでバッカンを置きOoさんにAに入ってもらい、MさんとCに入った。先客はDとヒナダンに入っていた。しかし、直ぐに地元のオバサンがBに入った。投入第一投でOoさんがコメジナを上げた。

Mさんが出来合いの仕掛けを付けて投入する。然し私はそれから仕掛けを作り出した。この石もの釣りは焦っても仕方がないのである。総てを運に任せるだけである。日よけに傘をさして、道糸を補強、捨てオモリのサイズを選ぶ。ゆったりとした大人の夏の釣りである。

小さいエサトリの当たりが続く、さお先が足元の海中を指す事はない。早々に昼食にする。駐車場は南の風が気持ちよかった。Mさんはそのまま1時間も昼寝をした。先客のDにいた石ものの人と話したが、6から7時に一回だけ当たりがあり以降は無いとの事だった。

今日もボーズだと諦めた瞬間、Mさんが急いでリールを巻いている。少し小さいが掛ったようだった。ホンイシかイシガキか?しかし、浮いてきたのはホバーリング名人のフグだった。私は笑い転げてしまった。後でDの人に状況を聞かれたので、事実を話したら冗談を言っていると思い、少し怒ったように去って行かれた。 Bにカゴ師の方が入ったが、やはりサバとネンブツだけだった。

<天候> 曇り

潮が左から流れている。このカドカケの潮の流れは海面を見るだけで分かる。必然、魚の居場所も分かっている筈である。左のベストボジションには先客の石もの師が居た。彼とは2004年に合って以来であるが、親しみのある顔が印象的で記憶に残っていた。私は空いた右の上で右根周りを攻めた。しかし、この位置からは深く攻められないから、付けえさは浮いてくるコッパメジナとチョウチョウウオの標的になった。

一発でコッパメジナが掛ったので、ハリを大きいものに変更した。しかし、それでも喰ってくる。ネンブツも釣れると嫌になって食事にした。

空が更に暗くなった。カミナリへの恐怖心が湧いてきた。会社でカミナリが怖いので下屋下で他の男たちと過ぎるのを待っていたら、傘を指して平気で 道の真中を歩く女性が居た。その大ものぶりに関心し 、後日聞いてみた。『私に落ちると思っていないから』とその肝っ玉のデカさを語った。小物男の私は、昔、目の前に落ちたあの爆音と閃光、それにここ カドカケで経験した竿先から来たビリビリ感から必ず私に落ちてくると思ってしまうのである。だから釣りにも向いていて、いつか私も70cmが釣れると磯に通っているのである。

先客の若ものに満潮の時刻を確認し、14時と教えてくれた。満潮の35分前、彼に当たりが有ったようでポンピングをして寄せていた。何か手伝う事と、出来れば写真を撮りたいと彼の側に歩いていった。しかし、あっと言う間に抜き上げられ、彼の足元にはイシガキダイが横たわっていた。自分に釣れた訳ではないが嬉しかった。彼は石物を何枚か上げているが、やはり年1から2枚でしかもエサはカニだけで、今回サザエで釣れたのは初めてだった らしい。サザエの硬い黒い部分が口からはみ出て、石ものがどこから齧るのかが分かった。そして排泄ぶつにカラス貝が混じっていた。この近くにはないものを口にしているようであ り、港から此処まで回遊していると思われる。

彼におめでとうと言って、フカセの位置に戻った。大雨の後でゴミが次々と流れてくる。ゴミ釣りになってしまった。15時、コマセが無くなり終了した。

今日は、富戸長根で青物と遊ぶ予定でいたが、磯の手前で2mものヤマカガシが居た。私を見て少し草に隠れたが、体半分は道端に残っていた。帰りもここを通るので危険な事はしたくない。Uターンして城ヶ崎に向った。そして、1年ぶりにカドカケに入って石物釣りの情報を得ることができた。ヘビ君ありがとう。

若者からの石物情報は@彼のここでの実績 55cmを釣上げたA仕掛けのポイント  オモリは35号と50号それでも流されるBオモリの工夫 重たいので遊動するよう針金を巻いていたC当たり は さお先が押さえ込まれてからあわせる等などだった。 

<天候> 晴れのち雨

『涙そうそう』の森山良子さんがラジオの中で、母の日プレゼントにリリー・フランキーの『東京タワー』をプレゼントしたら、お母さんが『面白そうな人だから、彼に 会って見たい』と話していた。『東京タワー』、題名からも何となく楽しそうな内容を想像させた。インターネットで注文し、届いた。女房に先に読んでいいと そのまま何も見ないで渡した。しかし、1ヶ月以上テーブルの上に置いたままだった。折角彼女に楽しんで貰おうと買ったのに、結局私が先に読む事にした。

この厚さなら2日もあれば読み終える。どんなに面白く、抱腹絶倒を期待して読みはじめた。ちっとも面白くなかった。笑えなかった。読むペースが段々と遅くなった。 私の覚悟というものは、『決める』と一言で割り切れないものがあるようで、少しずつ気持ちを整理し、覚悟の度合いを深めないと読み進めない。子供を大きくする 、その愛情と引き換えに『おかんが段々と小さくなっていく』と書かれると、涙が落ちてそれ以上は本を握る事が出来なかった。翌日、気を取り直して読み進む。 おかんの病が進行していく。また、気が重くなって本を置く。結局、一週間も掛ってしまった。

さて、そんな一週間を過ごして、命の洗濯に海に出かけた。

今週はページのアクセス数が今年に入って一番少ない。こんな週末はやはり磯も空いている。イガイガはカゴ師も居ず、閑古鳥ならぬトビが悠々と羽を休めていた。先週のイシガキに魅せられて、今日は石物狙いだった。エサやでサザエを購入し、何処で釣れるか聞いてみた。すると『どこでも釣れるよ』と簡単 な返事があった。この言葉の判断は難しい。単に”面倒くさい”からか、期待を持たす為か、まあどっちでもいいが、後者ととった方が社会はすんなりと流れる。イガイガは釣り人が必ず来る 、ヘボ仕掛けで恥ずかしいので、マルネでノンビリと竿を出す事にした。

太陽はぎらぎらでめまいが起きそうである。雨傘をさして仕掛けを作成する。先週見た仕掛けに似せて作った。 エサを付けてEから右の根の手前に投入する。今日はコマセを使わなかった。そして、今ままではフカセのタイミングで仕掛けを上げていたが、今回は当たりが有るまで上げない。間違って手前に投入すると、エサはそのまま残った。やはりサラシの先端と右の根が交差するところはエサが齧られていた。海藻のゆれがさお先に出る。こんな状態で本当に石物は付けエサを見つけられるのだろうか?

そんな集中した時間を過ごしていると、イガイガにフカセの二人が入った。そして、空は段々と雲が多くなった。雨粒が落ち始めた。急な雨は雷を予感させた。波の音が雷の音に聞こえてしまう。もう釣りどころではない。雨も強くなった。調度その時、イガイガ先端で当たりが有った。竿先が海面に近くまで持って行かれる。相当な大きさである。しかし、その次には、仕掛けが切られてしまった。うー残念である。

雨もやみそうもないので、半分残ったサザエを放流して引き上げた。

<天候> 晴れ

本当に久しぶりに海でノンビリした。 約20日間、車の中にはライフジャケット、竿、リールが入りっぱなしになっていた。また、折角帰った日本海なのに女房と娘が嫌がるので、海を見ないでトンボ帰り。 田舎の従兄弟に聞いた話では、ヒラマサが何本も上がっていると言うのに、850kmも片道走ったというのに、指をくわえて帰ってきた。

今週こそは、海を見たい。この酷暑の中でも磯に立ちたい。

伊豆への道は意外と空いていたし、風も気持ちよかったのでウインドガラスを下ろして外の空気を入れて走った。途中で城ヶ崎フィッシングに連絡を入れるが、主人は出てこない。あとで分かったが配達に出かけていたようである。小田原マリンでバケツとエサを購入する。エサはサザエを注文したが、お盆と時化で入荷していなかった。今日はフカセに決めた。

青物期待で、オオネに入った。誰も居ないと思っていたが、Aにカゴ師が居た。挨拶してBに入ろうと思っていたら、脇から年配の人が私を抜いて軽々と磯を降りた。あっけにとられて見送ると、先に居た人 は知り合いのようで『釣りをやめたと言っていたのにーーー』と二回ぐらい繰り返し、年配者の向ったDポイントに行った。

戻って来て、年配者がカワハギ狙いであることや、彼はこの辺では一番釣りが上手く、以前弟子入りを申し出たが断られた事などを話して頂いた。話をしていて、以前ハシダテでお会いした人だと思い出した。

昼食を終え、先ほどの名人が気になった。彼の方に移動して、少しお話を聞いた。すると、かれは『風穴』と言っていたが、ここオオネは下に穴が空いている。メジナ狙いで大きなのを掛けてもその中に入られるので、すべて仕掛けが切られている。また、カワハギ狙いのアサリでもイシガキダイが掛るとも言っていた。 しかし、肝心なところになると方言でよく理解できなかった。仕掛け作りは非常に丁寧で、老眼鏡を掛けないで、自ずから"カン”で作っている言いながらも、チモトをペンチでキッチリしめていた。

名人は、今日の海はクラト過ぎるといった。魚も明るい方が活性が高いと話してくれた。 以前聞いた話と違っていた。しかし確かにその時はボーズだった。

Bで仕掛けを投入すると、年配者はCの先で直ぐにカワハギを掛けた。私もコメジナを一枚上げた。しかし、それ以降は何もつれなかった。『海が暗すぎる』といった名人もカワハギは一枚だけだった。

カゴの人と話が弾み、フカセの新しいポイントを教わったり、11月にトモロに行く話がまとまった。新しい情報と、少し先の約束が出来た。海っていいな。

 
06年6月17日(土)

06年7月1日(土)

06年6月25日(日)

06年7月8日(土)

伊豆 オオネ 伊豆 イガイガネ

伊豆 東伊豆の磯

伊豆 マサキ、ヒナダン

うみんちゅ

<天候> 晴れ時々曇り

<釣行時間> 3.5時間 11時半〜15時

風が弱く陽が出ると真夏を思わせる程に暑い。そろそろ石もの狙いに切り替えたいと思う。先日物置から道具を出したが、道イトは5年以上も巻きっぱなしでイト癖がひどい。先ずはこれを交換してからである 。しかし、ナイロンの何号を巻いたかを忘れてしまい、買いに行ったが諦めて帰った。結局今日もフカセ勝負になった。

先客にカゴ師が2名、Aの場所で遠投していた。エサヤで富戸長根の釣果を聞くと、サバ狙いのカゴ師が居ると言っていたので、彼らに「サバ狙いですね」と言ったら会話が弾まなくなっ てしまった。彼らは、塩焼き用のイサキを狙っていたようである。正面50m位手前に根があり、そこで数日前に釣上げていたらしい。30分間彼らの釣りを楽しんでポイントCに入った。 メジナは此処がポイントであるらしい。

彼らの釣果は勿論サバサバ、マツケンで時折サバッコも混じっている。これではCポイントでもメジナの期待は薄い。投入すると、ウキが直ぐに引張られるサバッコである。ダンゴに切り替えたほうが釣果が良いと思われる。しかし、今日も釣果(結果)はどうでも良かった。 空が綺麗だった。

ハリを先回から小さく八号のヴィトムに変更した。以前なみの釣果を得ようと考えてはいるが、実績は上がらない。先週 久しぶりにテレビで釣り番組を見た 。鵜沢さんが出演されたいた。釣り大会で同船した事があるが、ご表情にはお互い『今はむかし』の感がある。その中でガン玉の多点打ちの効果を水中カメラが撮っていたが、 これはコマセの打ち方と関係しているように思われた。より自然に撒き餌と同じように流したいので私はガン玉は打たない。エサが残る場合だけガン玉でタナを深くしている。それが釣れない原因だと言われれば 、今までの結果から頷くしかない。

さて、14時を過ぎると富戸からの潮の流れが、沖から入り込む潮に変わった。これは釣れるパターンである。”興奮”という文字がからだに力を与える。コマセ、仕掛けを潮目の前後左右にコントロールする、ウキが沈む。これはメジナと思ったが、引きは弱い。大き目の”アジ”だった。次もアジ、時折サバ。 そして今日もメジナは釣れなかった。

少し大きめのサバの引きを楽しんで、今週も終わった。

 

<天候> 曇り

今日は余り人に見られたくなかった。ましてや。掲示板にコメントを頂く、大凡人サンなどに見られたら、目から火が出るほど恥ずかしかった。その訳は ーーーー

今週は石ものをやろうと思い、道イトを月曜日に購入に行ったが、今使用している白いものがなかった。仕方なくある程度しっかりしたものをと思い、写真下の道イト購入した。しかし、フロロカーボン製で求めていたナイロンではなかった。しっくりこないので、金曜日迄リールに巻かないで、置きっ放しになった。この間に出した答えは、道糸は3.5号でも50cmクラスなら釣上げられ、リールも糸を巻くだけで魚を寄せるのは竿の力。竿も3号であればそのサイズは充分だろう。

という訳でフカセの3号竿といつものリール&道イトを使う事にした。仕掛けは中通しオモリで当たりを明確に掴もうと思った。そんないい加減な仕掛けだったので、静かに磯で楽しみたかった。

イガイガ駐車場に着くと、私を笑いながら迎える人がいた。おかしな人だと思ったが釣り好きのおじさんで恐い顔をしていた私を避けて、隣の人に釣果を確認していた。 隣の人のクーラーボックスはサバでいっぱいだった。会話の中で、虫除けパッチがブヨに効くらしいと言っていた。帰って調べると。イタリア製の『ムシムシこんこん虫こんこん』で12パッチ5個いりで5000円の品物だった。

さて、運良く、イガイガには誰も居なかった。雨の予報と昨日の強風で足が遠のいたのかもしれない。ウネリがあり、危険な為今回もDで竿を出す。高いコマセを巻いて仕掛けの準備であるが、これも事前確認はなにもしないで来た。サルカンが無く、100円均 一で購入したペンチはさび付いていた。それでも何とか作り上げサルカンらしきものに付けていざ実釣開始。

最初は当たりがあったが、何れも小物で石ものの”がっつん”は無かった。近場180度を攻めるが当たりも取れなくなった。12時前にフカセの人が来た。 うねりで危険なBに一人入った。釣り慣れているようなので忠告はしなかった。もう一人はAに入った。何れもサバッコに手を焼いていた。大サバも1枚来たが 釣れる頻度は高くない。

私は2時までやったが変化も無く、若いフカセ師が着たので場所を空け、残ったサザエをリリースして終わった。たまには釣りも休めばいいが、”*うみんちゅ”で海を見ないと一週間が終わらない。

*わたしのうみんちゅは”海中(毒)”と書きます。海の中ではありません海の青さに毒されています。

<天候> 曇りのち雨

前日は頼まれ仕事で、”審査委員”などという分不相応な仕事を行い、話し下手なのに評価を言わなければならず、気苦労から早々に床に入った。翌、日曜は女房に映画に連れて行くよう頼まれていたが、そんな自分を可哀想に思ったのか 、「釣りに行きたいんでしょう。映画はまたでいいから」と驚きの発言、気が変わらないうちにと、釣りに向った。

雨の予報もあり午前中勝負、久しぶりに金のかかる小田厚、真鶴道路を走る。いつもより1時間早く富戸に着いた。 エサ屋に着くと店主の車がないので、表の入り口に廻ると「本日は都合により休業----」の看板があった。体調を崩したのかもしれないと思い、心配になった。しかし、当面は自分の釣りエサの確保である。今日は日曜日 、『サンデーフィッシング』があるので問題は無いと思った。しかし、移動すると此処も 看板があり、休みだった。城ヶ崎では他にエサヤは何店かあるが、その何れも喋りベタの私は店主と波長があわない。向うでも、”ぼそぼそ”と話す私を、相手にしたくないだろうと思った。結局、他のエサヤへ行くのは嫌だったので釣りを諦め、下田方面に向かい新磯を探す事にした。

八幡野海岸を過ぎると、少し釣り慣れた人が観光客の目線や駐車場所を気にしないで、集中した釣りが出来る場所は少なかった。直ぐに赤沢の”中の崎”の磯はあるが、ガイドブックを見ると入磯禁止らしい。その先の”つるさき”は少し浅い磯のようだ。更に車を走らせる。堤防はあるものの、磯場はない。ゴロタがズーと続いている。以前聞いていた”穴切海岸”は135号線から入り込んだ磯で 、残念ながら通り越し見る事が出来なかった。

約30分走り続けると、稲取に着いた。街中を抜け海岸に出る。海岸沿いを左に走ると、意外と良い磯が見えた。 車を途中に止める歩くと、トモロの磯が見えた。下を見ると駐車場、トイレがあった。車を少し戻して細い道を入りそこに止める。他に車が4台あった。釣り師の頭も見えた。降りてみると釣れそうな良い磯だった。帰って調べると、 ここは以前笑う釣りで紹介した先輩達がドタバタ劇を演じた”黒根崎”だった。先輩に急峻な岩場を下ると聞いていたが、カドカケなどに比べればそれ程でもない。しかし、左のトモロは双眼鏡で見ると崖の真下だった。

黒根崎を後にして、稲取新堤を覗いて見る事にした。途中の足湯から出てきた女性に目を奪われた。さて、新提は家族連れでいっぱいだった。先端にフカセ師が居たので見ていると、コマセにコメジナが群がり海面が真黒になった。そこを外して仕掛けを下ろしていた若者が飛び魚を釣上げる。 また、ご夫婦で来て、ご主人が石もの狙いの人は先週この先端で52cmの石鯛を上げたと教えて頂いた。11時、帰りが渋滞するので、見学を切り上げて帰路に向う。 でも、伊東港に人が集まっていたので寄り道する。イルカと一緒に泳げるようないかだがあり、そこに人が集まっていた。 久しぶりに竿を出さない一日だった。

<天候> 曇り

雷の予報が出ていれば、直ぐに逃げ込める安全第一で、駐車場に一番近い場所、それがマサキ・ヒナダンの磯である。駐車代は高いが、命はひとつ、無理はしたくない。

石もやりたいが、エサヤの主人の状態も心配だったので今日はフカセにした。店に着くと、やはり車が無く『病院に行ってます』と看板に注記されたいた。やはり体調が思わしくないようだ。エサが無ければ釣りにならない。『SUNDAY フィッシング』に向った。しかし、ここも看板がでて、営業をしていない。ヒナダンの近くで購入した。

駐車場の管理人が変わり愛想の良い、感じのいい人になっていた。釣りの種類を聞かれ、『フカセ』と応じるとヒナダンに入れると教えてくれた。しかし、ヒナダンはこの時期小物が多いのでマサキの状況を確認に向った。ここは 釣り人が等間隔に並んでいて、入るスペースはなかった。Bの人が昼前に上がると携帯で話しているのが聞こえたので待つ事にした。見ていると、ヒナダンは殆ど釣れていない。マサキのBのカゴ師がサバを上げ、メジナの35cmを続けて上げた。Aのフカセ、Cのカゴともに当たりがない。ヒナダンで水を汲もうとして、バッカンを落としたら、管理人がスルスルと岩を降りて拾ってくれた。感謝!

11時、Bポイントに入った。それと同時にAのフカセ二人が同時にヒット、竿が大きくしなる。細い竿の為か左右に振られる。大きなサバだった。その後、若い人が掛ける。明らかに青物ではない。しかし、寄せている途中ハリの上が切られてしまった。

さて私は、4号の太い仕掛けで、掛ったサバを強引に寄せた。しかし、道糸との接続部分が切れた。これでは、石ものは取れないと思った。その後はハリハズレ、そしてネンブツダイでお終い。心配していた雷も雨も殆ど無かった。

釣りをしていたらAポイントの人と話しが出来た。ここは初めて来たとの事だったが、その来た理由は先週スキューバーで此処に潜って、沖合い100m位に大きな沈み根がありその周りに40mサイズのメジナが沢山いた。それを狙いに来たと言う事だった。更に、この人はクロダイ狙いで伊東港で51cmを上げたと携帯 の写真を見せてくれた。ポイントは人が竿を出さない砂地の場所らしい。私が先に上がる時、サバを持っていく?と声を掛けてくれたが、丁寧にお断りした。

駐車場ではDの二人が上がって居た。フカセをしていた一人は、周りのゴミを拾って集め車に積んでいた。私の出来ない事で大いに感心した。石もののもう一人の方に話を聞いた。当たりは1回限り、エサはサザエとヤドカリ、それにコマセを頻繁に投入していた。攻めていたポイントも、右のサラシと左からの潮があたるフカセのベストポイントだったが、石ものの難しさを改めて知った。

06年4月30日(土)

06年5月12日(金)

06年6月2日(金)

06年6月10日(土)

伊豆 イガイガ

伊豆 田中磯

伊豆 イガイガ磯

伊豆 マルネからイガイガ磯

<天候> 晴れ後曇り

<釣行時間> 2時間 13時半〜15時半

昨年の今頃に比べると、体感的に は温度が低いような気もするが、小さなカニとフナムシが動き回るようになったのを見ると平年並みに戻ったかもしれない。さて、大手の製造メーカーは九連休の始まりで、真鶴道路も渋滞をしていた。先週海を泳ぐイカを見て、久しぶりにヤエンをやって見たくなった。でも重い海水を入れて歩くのが億劫で、いつものフカセ道具で出発した。地震は少し小康状態で、このまま2004年のように収まるのではと期待させた。(昨日の熱海の震度5はビックリ)

二週間振りにエサヤに寄ると体調が思わしくないとの事、私の持病の症状に似ていた。軽い運動と牛乳を勧めて別れる。少し心配である。

イガイガ駐車場に着くと”イガイ”と車が少ない。ステッカーも『大灘』の文字が目立つ、地元カゴ師の車が多い。やはり地震の影響で釣り人は少ないようだ。カンノンはフカセが5人、イガイガはカゴ師のみ。安全の為、高い磯でやりたかったのでだれもいないイガイガ右のDに入った。

10時、荷物を下ろすとマルネの前にナブラがいた。よーく見ると群れの数匹が円を描いて泳いでいる。暫くして、カゴ師が見つけた。『ボラ』という声がしたが、ボラの泳ぎではない。ナブラにカゴを投入するが喰わなかった。コマセを準備していると、沖に投げたカゴにヒットしたようである。上がってきたのはなんとカツオだった。この時期、伊豆大島では上がったような気もするが、東伊豆では初めてである。

準備が終わると、またナブラが寄ってきていた。そこに投入すると喰ってきた。走る、走る、間違いなくカツオである。引きを十分楽しんで、タモですくった。丸ソーダなのでリリースした。正体が分かればもうその範囲は狙わない。サラシの中やワンド近くを狙う。

すると、地震対策で聞いているラジオに雷の静電気による雑音が頻繁に入るようになった。黒い雲が広がり天城山脈も見えなくなってきた。一時撤収である。

早い昼食を取り、車の中で2時間過ごすと雨が上がった。海水を含んだコマセの入ったバッカンは重たかった。また同じ場所で開始した。

13時半ウキが沈んだ。これはと思ったが15cmのメバルである。タカノハとこれが釣れるときは釣果は先ず期待できない。それでもタナとポイントを変え攻め続けた。15時15分、またナブラが来た。今度は飛び跳ねるので間違いなくボラである。海は活性が高いのか?沖を見ると鳥山ではなく、鳥が川のように南に飛んでいく。何万羽も飛んでいる飽きることなく流れを見た。段々とその太い線は細くなっていった。

16時、コマセ終了。今日もメジナとのご対面はなかった。カンノンを覗くがやはりここも静かなようである。帰り道、木々を見ながら歩いていると、後ろからオジサンが来た。『イサキ狙いですか』と聞かれたが、『フカセです』と応えた。駐車場までこの人の相手をする事羽目になった。気になる木があったのでそれを見ようと立ち止まると、その人も立ち止まる。話し相手の覚悟を決めた。『今日10時頃、前カドでイサキが30分の間に3枚上がっていた』という情報を頂いた

<天候> 晴れ後曇り

<釣行時間> 5時間 10時半〜15時半

釣りを始めた頃、GW中で渋滞に巻き込まれて帰るまで5時間近くかかった。それからは出かけるとしても最初の日にちだけしか出かけないようにしている。その為、今回は略二週間ぶりの釣行となった。

掲示板に投稿していただいている”ヤス様”から田中磯の釣果が書かれていた。好きな磯だが中々入れないので、昨年も入磯は一回限りだった。 いつも横目で見て、天馬尻に向った。ここは、2004年に大きなのをバラした事があり、それ以来ハリも太い仕掛けを使うようになった。その時はAポイント に立って掛けた。今回は、行ったことの無いテングの鼻で竿を出そうと思った。

テングの鼻は降りようと思えば 4m下の磯に立てるが、出来れば安全の為にロープがあった方がいいようである。また、干潮の為タモがとどかない。昨年暮れの恐怖から安全を考え、誰もいない田中磯に 戻った。

田中磯のベストポイントはCである。ここでコマセを撒いて釣りの開始である。Bポイントから伸びる大きなサラシの中を攻める。タナは竿一本から段々と浅くなる。白いサラシの中でコメジナが踊っている。磯にカニが見えるようになったので、水温も上がりメジナが浮き上がるようになった。こうなると手返しを早く、ポイントを左右に変えないとコメジナにエサが取られてしまう。

案の定、よく見て20cmで悪くすれば10cm台のコメジナが上がる。更に、小さい15cm程度のコメジナが上がる。ウネリが段々と大きくなり、下では危険になった。Bとの間の高い位置に入った。東の風でイトがふける。12時、少し下りて風の当たらない場所で昼食にした。

お湯を沸かしているとカラスが目の前を何度か横切り、私の釣り位置辺りに飛んでいく。”まさか”の予感が脳裏を過ぎったが、十数年の経験が打ち消した。そんな馬鹿な事はおきない。食事を終えて、バッカンに海水を入れようとした瞬間にバケツを持ったまま固まった。付けエサがビニールごと無くなっていた。まさかの事が起きていた。ここのカラスはオキアミを食べるようである。飛び立つ時に落としたオキアミをCポイントで拾う。50粒程度拾った。いつもは使わない小さいものまでキープした。

そして釣り人が二人来た。一人は近くの老人ホームに最近入った人でカサゴ狙い。もう一人はここによく来る地元の人のようである。彼はDに入った。その直後、テングの鼻 の前まで流しヒットした。久しぶりの引き味である。30cm強あったが抜き上げた。タナはヒトヒロまで短くなっていた。魚体は釣上げた時は黄金色だったが 、その後段々とメジナの青が浮かび上がってきた。

あとが続かない。天馬尻の右の森が明るく色が良かったのでカメラを構えた。画面を覗くが逆行でイメージ通り写らない。そうこうしていると、Dでヒットした。25cm位のメジナである。ここでも釣れるのかと思った。エサも無くなり帰り支度をしているとDの人が来た。うねりで危険なので移動すると話してこられたので、Dの攻め場所を確認すると『正面50m先に根があるのでそこで釣れます』、『サラシが斜めに出て行くこともあるので、今日のように真直ぐ沖に出て行く先に根があるのですね』と確認した。 それに対して、明確な応えはなかったが、次回はDを攻めて見たい。

追)昨日、伊豆東沖の地震は終息とニュースが流れました。地震の影響が無くなりメジナは釣れたのでしょうか?

<天候> 曇り

<釣行時間> 4時間 12時半〜16時半

はっきりしない天気で、海面も空もグレーだった。沖は釣り船が多く青物が賑わっている。青物の引きを楽しみたいので、長根、カドカケとイガイガの選択肢から、歩 く距離の短いイガイガに向った。しかし、釣り客は多い。カンノンは6人、イガイガは5名。Dポイントが空いていたので左右に挨拶をして入った。今日は海が穏やかでBの場所も波が上がってこない。コマセが効いてくるとネンブツ、箱フグ、チョウチョウが群がってきた。左右の人はウキにコマセを被せるが、雑魚が多くそれは効かない。

そう思いながらも私のウキは沈まない。 最初に上がったのは10cmのムツ、続いて念仏、更にネンブツ、またまたねんぶつ。1時間経過し、山の疲れから竿を持ったまま座ってしまった。しかし、その時ウキは動いた。座っていた分合わせが弱かった。引き が強く根に走りこむ。期待十分だった。しかし、次の瞬間竿が真直ぐに戻った。右隣の人が、自分も午前中に根で切られたと労ってくれた。でも仕掛けはそのままだった。ハリが外れていた。

ネンブツの姿が見えなくなった。少し先に投入した仕掛けに青物が来た。横に走る。止めようとしたが、1.5号のハリスと竿の曲がりから止められない。先端を通り越してAの近くでやっと止まった。上げると40cmはあろうか大サバだった。日曜日に"ひらはら丸"のガイドから聞いた釣果通り のサバが来た。 止められない原因は私のいいかげんさにあった。リールに一番近い糸ガイドに道糸を通していなかった。これで竿の曲がりが違ったようであった。

雑魚で手を焼いていると、干潮1時間過ぎの15時45分に左右でヒットする。雑魚を全部自分の前に集めてしまったのかもしれない。先端も好調であった。16時半コマセが無くなり終了した。 尚、2月頃から1.5号ハリスに4号ハリスを直結した仕掛けを続けている。ハリは11号のままである。しかし、釣果は変わらなく、貧果である。

翌々日の日曜日、久しぶりにヤエンをやろうと出かける。2年以上放り投げていた道具はどこかにいって無くなっていたので、購入しながら向った。ブクブクはヤエンより安かった。釣具店にはアオリイカを釣上げている写真がところ狭しと貼ってある。 期待十分。

場所は早川迄と決めていた。しかし、南の風が強く向かい風で釣りにならない。フカセの人たちがいたので見ていると20cm弱が何枚か上がっていた。そして、米神堤防に向った。しかし、カゴ師がいっぱいでイカ狙いは皆無だった。 釣果は飛魚とコメジナだった。釣りを諦めて石橋山古戦場と佐奈田神社に向った。いつも車で素通りしているが、どんなところか興味深々だった。車は通れないと思い下に置いて 歩るいた。傾斜の急な山である。ここで馬上の戦は通用しない等と考える。凡そ5分で佐奈田神社裏参道に着いた。更に文三堂、ここは薄暗くなにか出そうな感じがした。 この裏が一夜城と思ったが、深い谷戸だった。敵3000騎と、源頼朝300騎が戦った古戦場と聞くが本当に戦えるスペースは少ないようだ。 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 4時間 10時〜14時

伊東港手前の海水浴場では、釣りのボートが何艘も沖に漂って、久しぶりの晴れを楽しんでいた。当然この先も穏やかな海を想像していた。イガイガの駐車場で城ヶ崎ネーチャースクールの人たちに出合った。以前からこの周辺を案内しているグループを探していたが、これで手がかりが出来た。早速、申し込んだ。頂いたパンフレットを見ると、長年ここに通っていても知らない事ばかりだった。

その事務局の人に、今日は釣れますよと言われたが、性格上信じる事も期待もしなかった。磯に着くと、大荒だった。台風並みの波高で最初はマルネで竿を出したが、干潮を過ぎると落ち着いて竿を出していられない。1時間もすると、イガイガのDポイントの高いところが空いたので移動する事にした。

然し、何も釣れない、エサがそのまま付いて来た。14時になり、地域の集会に間に合うため、竿を片付けた。やはりこれだけ荒れていると、早々に穏やかな東向きの富戸に移動したほうが良かったかも知れない。因みに、猫がサバらしきものを磯で食べていたので、先週の状況が続いているようである。

 
06年4月1日(土) 06年4月8日(土)

06年4月15日(土)

06年4月22日(土)

伊豆 ツノカキの磯 伊豆 与望島の地磯

伊豆 マルネ

伊豆 熱海防波堤

桜咲く 地震オヤジ

<天候> 晴れ

<釣行時間> 5時間半 10時半〜16時

桜の花はマダマダ盛りである。川奈港に向う道は桜のトンネルが出来ていた。デジカメを3月20日に壊して修理見積もりを依頼していたら、21000円と連絡があった。展示品限りで19800円 で買ったものが、修理ではその金額を上回ってしまう。同じものは生産中止、類似のものを探したが見つからない。結構気に入っていたニコンのcoolpix7600だったのに-----

先週入れなかったツノカキに向った。ここは釣れる気がして、今週こそはここでやろうと決めていた。春休みで道路は渋滞、磯もどこも満員だった。エサヤの店主も今日は人が多いという。

しかし、ここツノカキは心配がなかった。歩く距離も長く、マイナーな場所で、地元の人以外余り知られていなかった。それに急な崖を下るので危険も伴う。物好きな人しか行かない。今日も先客は一名だけで、Dポイントの手前で竿を出していたが 、スカリは入っていなかった。少し遠かったので話を聞く事はしなかった。それに潮が沖から当たり10m先に潮目が出来ていた。(下図の灰色の線)このチャンスを逃すわけにはいかなかった。

突き出たBポイントも空いていたが、先回バラしたAポイントに入った。サラシが左右から発生し、潮目までのびる。絶対釣れると思った。仕掛けは今回も1.5号と4号ハリスの連結である。30分コマセてBのサラシの先の潮目でウキが沈んだ。仕掛けをセットしている時 、いつもの2.5号の竿を折って、1.25号の竿で攻めていたのでいつもと勝手が違う。

何度か突っ込まれて、浮かせると抜き上げできそうなサイズだった。上げて見ると30cm弱だった。11時5分、まだまだ釣れる気がする。リリースして更に攻める。ところが干潮12時半に向けて段々とサラシもなくなってきた。次の時合の13時半頃に向けて昼食にした。

風も無くて温かい、最高の釣り日和だった。いつものコマセの量(配合エサ 1袋分、オキアミ 3KG)が無くなりそうになり追加をする。14時に先客が帰った。次の時合と思っていた時刻は潮が動かなかった。当たりも全くなかった。 南西風が強くなると、白い雪のようなものが降ってきた。上を見上げると桜の木があった。”今日はサクラメジナか”と思った。

入れ替わって一人の釣り師が来た。近くに立ってくれたので、この磯の話をした。彼のここへの釣行回数は2〜3回との事だが、それでは私と”経験知”は違わない。しかし、駐車場を聞くと私より詳しい。情報ネットワーク の大きさが違うかもしれない。聞いたポイントは、やはり私が攻めてる場所のサラシのところで、サイズは30cm位が多いそうだ。深さは竿2本あると教えて頂いた。

気を強くして攻め続ける。しかし、当たりがない。15時半、Cの下に入った先ほどの人が掛けた。タモを使っていないようだったので30cmサイズか?

16時、コマセがなくなり終了した。崖を登るが何度も休みながらになった。ポイントも分かったので、ここへは少し体力が回復してから来ようと思った。

<天候> 強風雨時々晴れ

<釣行時間> 4時間半 10時半〜15時

土曜日は久しぶりの三人釣行を予定していたが、会社でOさんが雨の確立が50%と言ってきたので、即刻”中止”を宣言した。午前中は”曇り”の予報だったので、柴犬の”小雪”と山へ桜を見に行こうと思っていた。6時過ぎに起床し、週末お決まりのインターネットの天気予報を見ると、伊豆地方は”晴天”の予報に変わっていた。判断が早すぎた事を反省する。

急いで食事をし、時間短縮の為に有料道路を走る。ラジオを聞いていると、コンピューターは”晴れ”を予測しているが、予報官が過去の経験から雷雨になると判断しているらしく、予報が二通りあるようで、今の私は、コンピューター側の予報で動いているようである。

釣りをやっていて一番身近で怖いものは雷である。これは防ぐ為のツールが無く、逆に被雷針になるカーボンロッドを振り舞わして誘っているのである。曇ってきたら直ぐに逃げられる釣り場を考えた。カンノンは少し遠いが、林に逃げ込もうと思った。

駐車場に到着すると、車も少ない。釣り氏が次々とあがってくる。釣果を聞くと、「風が強くて駄目だ」と帰ってくる。五人とすれ違い、カンノンについても二人が帰り支度で、広い磯に私一人になった。南西のある程度までの風ならカンノンはイガイガがあるので大丈夫だが、今日は非常に強い。でも、DポイントとAならば竿は出せる。但し、Dは波に注意する必要がある。実績の高いDに入った。

何度かコマセると光るものが見えた。今日も釣れるかもしれないと思った。しかし、これはボラの尾びれだった。エサが付いてくることもあったが、フグが食っている。そのうちに段々と黒い雲が大室山から近づいてきた。やばいと思い。急いで仕掛けを片付けた。

林に入った頃に雨が降り、雷が鳴り出した。車に着くと大降りになる。残った食事をしながら入る磯を考えた。潮吹崎に向った。しかし、釣り氏が一杯で入れない。

苦手の与望島地磯に向った。コマセが撒ければいいと思った。ここも左は二名居た。岩越えをして右側に入る。ズーとエサが付いたままだった。15時コマセがなくなったので帰路についた。

 

<天候> 強風晴れ

<釣行時間> 4時間半 9時〜14時半

先週流れた三人釣行が今週になった。待合わせ場所に近づくとOさんから、『今日行くの?』と電話があった。昨日eメールで決行と連絡していたのに意外だった。彼は電話が来るものだと思って、eメールを見ていないらしかった。まだ準備もしていない様子なので、また今度にしたらと言ったが、 『40分待っていて』と頼まれた。Mさんと牛丼の『すき屋』で早い朝食にした。ここはメニューが豊富でありがたい。

さて、三人釣行は11月以来の久しぶりである。三人も居れば、今の貧果の時期でも、だれかは釣るだろうと思っていた。

風は北東の強風で、江之浦辺りから白波が立っていた。Mさんが入る場所を心配していたが、南の風以外は城ヶ崎の海岸は問題ないと思っていた。安心させる為に『イガイガとマルネはベタ凪ぎだよ』と言った。

イガイガ駐車場に到着すると釣りの車は少なかった。そして、海岸に出ると、カンノンは3名、イガイガは4名、マルネは誰もいなかった。予定通りマルネに三人で降りた。降りてみて北東の風がイガイガとの間を抜けて身体を飛ばそうとする。風邪を引きくとまた山にいけないので、私は最近知ったFポイントに移動した。ここはDポイントより安全に且つ、サラシに乗せて右の沈み根を攻める事ができた。

釣れそうな気がした。MさんとOさんはそれぞれBとCポイントで攻め始めた。しかし釣れない。Oさんは昨日の深酒の所為か岩の上で寝始めた。フグが齧らなくなった、付けエサが冷たかった。指の温度と相対的な温度から、”エサが冷たいから海水が冷たい”と言っても中々信じる事ができない。しかし、Mさんが『冷たい北西風を受けた指で持っても、付けエサが冷たい』と言ったのでその言い方納得をした。それ程、確かに海から上げたエサは冷たかった。海水温の目安として、磯カニの活動を目安にしているが、今年はまだ見ていない。

釣れないからOさんが、一度起きてまた昼寝をしている。昔だったらその姿勢に憤慨したがいまは、そんな事も磯の贅沢として認めてしまう。

14時半、納竿の準備をしていると、今日初めてイガイガからAポイントの根際を攻めていたいた人に貴重な28cmのメジナがつれた。我々は三人揃ってもボーズだった。

 

<天候> 晴れ後曇り

<釣行時間> 2時間 13時半〜15時半

21日未明の伊豆東沖地震で安普請の我家は揺れた。それでも土曜日は伊豆に行こうと考えていた。先ずは落石の心配がない事、次に少々の津波なら平気な高い磯、更に危険が迫った場合直ぐに森に逃げ込める場所である。するとヒナダン(マサキ)かヒラネが無難である。

土曜未明の地震は、そんな考えを変えさせた。数年前も地震があった。しかし、その時は直ぐに治まった。今回は少し違うかもしれないと不安がよぎった。それに女房の機嫌も少し下降線を描いている。いつもの出発時刻は随分過ぎ、女房の言いつけを半分程片付けたのは10時過ぎだった。

明日は雨の予報なので今日しか釣行は出来ない。結局は真鶴に向った。しかし、駅前で心が変わった。磯の方が楽しいが、歩くのも嫌だし、どうせ釣れないのだから沢山の人が居て結果が分かる熱海の防波堤を選んだ。

安全の為、初島側と灯台付近に金網が設けられて、テトラに入れないようになった。水道の設備もある。ここで竿を出すのはもう何年ぶりだろうか?ここのポイントは先端テトラから下がった、”く”の字に曲がった辺りだった。海を見るとイワシか?小さな魚が見える。他の釣り人も何も釣れていない。フカセの釣り師は私だけだった。

どうせここでは釣れないと思っているので、海を眺めてノンビリと過ごす。地元のタコ釣りの人が来たので少し話した。やはりメジナは昨年末から上がっていない。その理由を潮と言っていた。タコも余り良くないらしい。エギングの釣りは相変わらず多い。小魚を狙ってイカがウキに近づく、エギを持参すれば良かったと思った。

大島からの高速船が波を上げて入ってきた、凄いスピードである。それにつられてか風が変わった。西の冷たい風が左から入る。寒くなってきたので終了する事にした。

雷も怖いが地震も怖い。怖くないのはオヤジだけである。

 

06年3月4日(土)

06年3月9日(木)

06年3月20日(月)

06年3月26日(日)

伊豆 ハシガカリから天馬尻 伊豆 ツノカキ 伊豆 川奈の磯(スズメ、オソロシ)

伊豆 長根の磯

<天候> 晴れ

<釣行時間> 3時間 14時半〜17時半

久しぶりに夕方迄竿を出した。

今まさに家を出ようとした時、女房に呼び止められた。『目が痛いので眼科に連れて行って欲しい』と言われた。少し若い頃なら、娘に頼んでそのまま釣りに出かけるのだが、これからの人生を考えると女房を怒らすのは得策ではないと、表向きは快く承諾した。

目の疲れと思ってさした目薬が、眼球に傷がありその傷を更に拡大させたのが原因だったらしい。治療が終わったのは10時近くだった。これなら磯へ行けると思い、女房を早々に降ろし伊豆に向った。しかし、何処も渋滞で中々進まない。知っている裏道を何ルートか使った。一秒でも早く着きたかったが、いつも以上に時間がかかった。

今日はハシガカリに決めていたが、遅くなったので田中磯と思った。しかし、既に3人、トヨネは4人、天馬尻は誰もいない。予定通りハシガカリに向った。シリイダシからバッタリ、アカネの浜を過ぎて大きく右に、そして左に曲がる 。すると、一直線に磯の先端まで踏み跡が続き、釣り人が居た。ここがハシガカリか?

Aに立ったその人は”イ”のポイントを攻めていた。先端に大きな沈み根がありその先が深くなっていた。右に入ることを承諾してもらい、Cで磯を眺めた。右にサラシができて”ウ”まで広がっている。右のワンド 内はサラシで真白だった。更にセイジュ穴の右”ア”もサラシが出来ていた。

A、Cともに磯が高くタモが届かない。Bに降りて竿を出した。サラシの流れに任せていると”イ”から横にのびた根の辺りまでウキが流される。しかし、当たりらしいものはない。エサの残りを見ると明らかにフグがかじった様子が残る。ゴロタ場の攻めは同じポイントに繰り返し投入し 、当たりを待つ。深場であれば遠投やタナの調整をするが、同じ事を続ける。後は、先客のように場所を替え別の"ア”のサラシを攻める。しかし、私の場所でサラシは”ウ”だけでそれも出来ない。1時間もやると飽きてしまった。

先客と話をする。すると、右側がポイントで、私がそこに行った事をあまり気持ちよく受けていなかったらしい。先日ここで41.5cmを二枚上げたと教えてくれた。今彼が攻めている”ア”は余り実績がないらしい。”イ”は意外と大物は出ないようで30cmクラスとの事だった。何れにしても、今の時間帯は遊びで夕まずめでないと大きいのは来ない 。

暗い中20分以上もかけて車に戻るのは危険であり、この場をお暇して深いタナカ磯に向った。しかし、誰一人帰っておらず入る場所がなく、またまた天馬尻で竿を出した。今回は左のポイントを攻めたが結果は同じ。17時半に終了した。

<天候> 晴れ

<釣行時間> 5時間半 10時半〜16時

いつもの観光気分も熱海迄で、その先からは臨戦モードだった。2005年以前は、この時期ボウズもあったが、これだけ長期間釣らない事が続く事はなかった。2005年 からハリもハリスも太仕掛けであり、それが影響しているのかもしれない。それと、釣る事が海へ行く目的ではなかったかもしれない。新しい磯と、 釣り人との会話、周りの景色、それで満足していた。

いつまでもこれでは申し訳ないと、今日は”釣ること”を第一の目的にした。すると得意なのはカドカケであるが、あそこは一人では足が向かなかったし、風も東北東だから影響がある。田中磯も良いが、先般のツノカキに行ってみたくなった。あそこなら釣れるかも知れない。

平日だから駐車場には車は止まっていない。小道を進むとやはり回りの木々に目が行ってしまう。イヌマキの大木が目印だった。そこを左に下る。

誰も居ないと思っていたら先客が2名、CとDに居た。しかもそれぞれがスカリを入れていた。ここはやっぱり釣れると確信した。 早速ご挨拶をして空いているAに入った。二人とも30cm程度を1枚づつ上げたらしい。釣れるポイントを聞くと”今日初めて”と返事があったが、その後何処に車を置いたのかを聞くと何度かここに来ている様子だった。ポイントは秘密らしい。

さて、外せないので昔のやり方で1.5号ハリスに4号ハリスを先端へ矢引き分だけ結ぶ。こうすると潮に馴染み且つ大物でもハリスを切られる可能性は低い。更に本当なら ハリはヴィトムの6号だが、生憎と随分と前から在庫切れである。仕方なく8号ヴィトムを使用する。

気合充分、いざ!いざ!

しかし、音沙汰がない。先客達も全く釣れない。何度か手前の方で休んでいる。私は、リールに巻いた新しい道イトが絡んで何度も解きなおしをした。

そんなことをしていると、12時30分に糸ほどきが誘いになったのかウキが沈んだ。久しぶりなので動作が鈍かった。根がかりかと思って竿を立てる。ゴンと竿の先端がおじぎする。間違いなく魚である。合わせると、やっぱりヴィトム、 チモト(耳)の部分が小さくハリが外れてしまった。このハリで何度も痛い目に合っているが、久しぶりなので確認を怠っていた。夜尾長の11号に戻した。

14時になると先客達は片付けて帰っていった。いよいよ一人であるが、場所の移動はしなかった。ウネリが30m先で高い波になる。 あの辺に根があるのが分かった。ここはあそこまで流すか、手前のカケアガリを攻めるしかない。バラシは手前の カケアガリのサラシの切れたところだったが、諦めて流す事にした。するとウキが沈んだ。上げてビックリ10cmのキタマクラだった。それ以降何も釣れない。またまたボウズであった。

私が行くと釣れなくなるのは、時間帯が問題なのかな?陽の明るさが問題なのかな? 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 5時間半 10時半〜16時

釣りから帰ったその夜、寝ていても身体が震えた。体温が逃げないように、肩口からの冷気の進入を防せぐが、ぶるぶると震えた。あの悪いものを見てしまったためだろうか。

今日は平日だが随分前から、土日を入れての4連休を計画していた。一般道路を走ると、通勤渋滞が予想できるので、ゴウジャスに有料道路を走った。熱海のビーチラインを過ぎたのは8時頃、通勤車両 は反対方向でつながっていた。そんな中、魚見崎で肌色の物体が渋滞車両の向うに見えた。何だと思って目を凝らすと、お風呂に入るあの状態で人が歩いていた。顔を見ると30代後半の男性だった。まるで修行のように平然と裸で歩いていた。あー、嫌なものを見たと思った。私も、たまに服がなくなる夢を見て、目が覚めるが、あの人の神経は----

さて、今日は新しい磯の川奈に向った。2月18日に沼津の人に、川奈で大きいのが上がっていると聞いてから機会を待っていた。ゴルフのプレーイが始まる前に着かないと迷惑になる。川奈に着いたのは9時頃だった。『諏訪市海の家』の広場に車を置いて歩きはじめると、おばあさんが『この先に止めれば楽なのに、わざわざ歩くのは大変でしょう』と、丁寧に駐車場所まで教えていただいた。エサヤのおばあさんも、この人も川奈は良い人が多いと思った。

さて、先回ゴルファーと目が合った灯台に到着すると、ゴルファーがまだ回っていなかった。ここは12番ホール辺りだから少し到着が早かったのかもしれない。邪魔にならないように急いで歩いた。13年前に行った 『スズメ』は通り越して『オソロシ』に向った。

斜面にはしっかりした踏み跡があり、そこを下った。ロープが張られていたが、最初はそれ程の事はなかった。中間過ぎから崖といってもいいような傾斜になった。安全のためかピトンが打ち込まれロープを固定してあった。こういう心遣いもあり難い。

『オソロシ 』という名前から、この磯は荒々しい波や、潮がガンガンとあたるイメージや、はたまたどん深で底など見えない真黒な海面の磯を想像していた。上から見る磯の形状は”ワニ”を半分に切り、その後ろ半分に似ている。磯の上はワニの背のように、ゴツゴツと岩が波を打っている。起伏は少なく、先端までなだらかに下っている。 このことは、ゴルフ場との高度さが大きく、ロープで登る距離が長い事をうなずかせることになる。辺りをグルッと周ると、竿が出せるのは下記の3ポイントになる。A,Bともに深さはそれ程ない。右のBがAより深そうだがそれでも底が見えてしまう。残念ながらCは波を被るので、常時竿は出せない。この磯の名前は先ほど の急峻な崖からきているのかもしれない。

今日は東南の風でBは向かい風になるので、Aの場所を選んだ。ここのサラシは左の『オソロシノハナレ』まで延びている。『オソロシノハナレ』もサラシが出来て 、二つがぶつかるところまで仕掛けを流した。13時の干潮に向けて潮が段々と引いてくると、この磯に沿うように隠れ根が現れた。その根回りも攻めた。

しかし、全く当たりがない。天気予報では微風だったが段々と強くなり、白波がたった。合羽の中を風が通り過ぎていく。寒い。11時過ぎ、早々に昼食にした。食後、西側の出っ張りの磯を調べる。やはり浅い。しかし、ここからスズメに向けて緑色の海面が点在してい た。 まるで沖縄の海の感じがする。海底が砂の所為だろうか。

その後、釣りを再開するが一向に当たりがない。ボラのナブラが近づいてきた。写真に夢中になり道糸が岩に絡んだ。ここで集中力が切れて撤退を決めた。

『馬の背』に向ったが、ここで滑って購入して1ヶ月も経たないカメラを壊してしまった。それ程この下りも急だった。ここは前方に島がありやはり浅く、攻めるポイントが少ない。先客も居るので、下まで行かないで折り返した。

『スズメ』に向った。13年ぶりのこの磯はイメージが違っていた。1時間超、竿を出したがここも同じ。先客も小さなカサゴ1枚だった。翌春分の日、前日風に吹かれて風邪をひき、計画していた山での探梅を諦め 、WBCをラジオで聞き寝て過ごした。

お願い。当磯は私有地を通る事になります。身勝手な事をすれば釣り師全員に迷惑が及びます。プレー中は出来るだけ移動しないで、どうしても移動する場合はプレーヤーの気が散らないように待つ事も必要です。   スズメの詳細へジャンプ

 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 5時間半 12時〜16時

釣りを始めてから十年間以上、3月末から4月にかけては型ものメジナの数が出る頃で、有給休暇の調整を兼ねて伊豆に通った。今と異なり、その頃入る磯の殆ど はカドカケだった。

さて、今日は南西の風が強くなる予報が出ていた。ツノカキは南西風は多分大丈夫と思った。出来れば別荘地を通りたくないので、その先まで車を進めた 。しかし入る場所が分からない。それどころか上り車線は渋滞し、帰りの時間を心配させた。そこで、直ぐに諦めて、イガイガに向った。

店主からフタマタで35cm位のが上がっていると聞いた。ツノカキに向う前に覗いたが、既に車が止まっていた。イガイガ駐車場の車は少なかったが、磯まで歩くと、カンノンは8人も居た。イガイガ左も既に人が居て 、向かい風の右しか空いていなかった。

そこでカゴ釣りを練習しているというオジサンと、話をした。『仕事がないので毎日ここに来ている』と言う彼は、人の良さそうな感じがした。今日はカンノンで30cm位のマダイが上がっただけ。先週はメジナの30cm弱が 枚数上がったようで、1月からそれまで殆どフカセの釣果はない。カゴではイガイガで70cm、カンノンで80cmのマダイが上がり、ヒラマサは5枚位上がっている。そう教えてくれた。

イガイガでは、竿を出す場所が無いので、長根に移動した。 到着すると風が止み、ゆっくりと食事をする。ポイントを見ると先端左や、先端右もいけそうである。カゴ師がいないので何処でも攻められる。風が吹くことを考えて左先端に入った。隠れ根があり、深く 、いかにも釣れそうである。サラシにのってウキが沖に流れる。それだけでなんとなく気分がいい。広い海を私の意思を受け継いで、大きな魚を探している。小さなウキが波間に揺れて旅している。そんな気持ち は、気分が良かった。やっぱフカセは楽しいと思った。しかし、釣果はスズメダイとクサフグだけ、そのうち沖から強風に踊る黒い海面が近づいてきた。

予報どおり南西の強風になった。下の低いところで竿を出し続けたが道イトがフケ、ウキが流される。14時過ぎに諦めてイガイガに戻った。既に左に居た人は帰ったようなので 、そこで続ける事にした。

15時過ぎカンノンの左中央で竿が曲がった。しかし、ボラだった。ダンゴ師も来たがやっぱり釣れない。16時前大島ケ根の手前で竿が曲がった。大きそうだがバラした。今はやっぱりゴロタか?

数年前はあれだけ好調だったこの時期なのに、連敗が続く。腕だけの問題ではないようだ。 

06年2月4日(土) 06年2月10日(金)

06年2月18日(土)

06年2月25日(土)

伊豆 オオズリ 伊豆 潮吹崎

伊豆 オオズリ

伊豆 天馬尻

<天候> 晴れ後雪

<釣行時間> 3時間 11時〜13時

年に1から2回も見えるだろうか。釣行が週1回だから52分の1で2%位の確立であろう。それがこの日だった。と言ってそれほど感動するのもおかしいかもしれない。房総半島は見え続けた。早川から熱海、流石に伊東まで 進むと、地平線の関係か房総の山(多分鋸山)しか見えなかった。

南熱海だっただろうか、大島も良く見え初島の真後ろに被さるように見えた。大島の三原山は先週も冠雪していたが、更に積雪が増したように思える。25年ぶりの八丈島の積雪が報告されていれば 、それもさなりと思える。

さて、いつもの『寺さん』によると、少し結果が出ているようで、29日にフタマタで少し大きなメジナが上がったと教えてもらい、今日の釣行先はその隣の『大ヅリ』に決めた。

今年に入って一枚もメジナを釣上げていない。しかし、ここオオズリは外した記憶がない。相変わらずゴミが少ない落ち着く場所である。考えていたAポイント の右は潮を被っていた。安全なBの後部で竿を出す。

11時に磯に入り辺りを見回すと、フタマタには3名が入り、その先には利島が見えた。 風は北風で城ヶ崎の磯は全て風裏になる。

コマセを投入し、仕掛けを入れると、エサとりはいるが、当たりが出ない。タナを浅くするとエサが残る。残ったエサに、キタマクラの歯型の”V”はなかった。小さな魚が啄ばんでいる。

波が段々と弱くなりAに入れるようになったが、先端は危険なので中間の位置から溝の間に投入する。ウキが沈んだ。やっぱりここか。”冬は浅場”と頭に文字が浮かんだ。しかし、最初だけ引きがありその後は直ぐに浮かび上がった。そして、それは赤い魚体の少し大きめのベラだった。

西の利島の水平方向に、山の形に切った黒いノレンのような雲が広がる。やがてノレンが何枚も重なり利島は見えなくなった。風が変わった。南西風になり先端では寒くて仕方がない。

また後ろに下がる。雪のノレンはここまで1時間位で到着した。雲の色と違い白い雪が舞ってきた。雪の海も悪くないとカメラのシャッターを押すが、携帯カメラには全く写つらない。そのうち指先の感覚がなくなったので竿を納めた。

この雪は富士山にぶつかり、分かれた冷たい空気が伊豆半島付近で再度交わるのが原因と聞いた。その通り、伊東を抜けると青空が広がった。干物屋に立ち寄りイカの口を購入し、練炭でイワシを焼いて口に入れ 、車を我家に走らせた。

しかし、風の変化か伊豆半島の雪雲が中井で発生し雪となった。雪の一日だった。

<天候> 晴れ

<釣行時間> 4時間 11時〜15時

1ヶ月前に波が高くて諦めた「潮吹崎」に入ると決めて出かけた。平日でなければ入れないのは分かっていた。土日、富戸に行く途中ここを通ると、駐車場は車が一杯で入れないお手軽な場所だ。

しかし、駐車場に着くと平日にもかかわらず車が5台、バイクも2台止まっていた。今日は春一番の南西の風が強いと聞いていたので、その影響 で避けてきた人が多いのかと思った。

少し川奈の方まで車で進み、先端を見ると荷物らしきものはあるが、釣り人は見えない。ユーターンして、辛うじてあったスペースに車を入れる。荷物を持って磯に下り 、初めて人の多い理由が分かった。5、6人が海藻をビニール袋一杯に入れていた。

近くに居た人に聞くと「ハンバノリを採っている」。「岩ノリではないですか?」と聞くと、これを岩ノリのように四角な型にいれて食べ易くするらしい。食べて見たいと思ったが、今日は釣りにきているので 、次回にチャレンジしようと思った。インターネットで調べると網代ではこれに寿司を巻いて食べるらしい。

Aポイントにも人が居た。その先のB、Cにも居たが、狙うその先の沖ノ岩付近には誰も居ない。先客に気を使い、かつ情報を得ながら進む。

先客たち4名でキープサイズは一枚。ポイントはBの根際でサラシの中、AとCは何れも釣れていない。Bの常連の方に、ここの釣果を聞いてみるが大きいのは上がっていないらしい。B及びAは底が見えないが、Cから先は底が見える。 磯がエグレている場所は深いが、他は思っていたより浅かった。

Cの左に入る。高波が来たら逃げる場所は無い。でもここで1回は竿を出したかった。サラシも十分で潮は離れた岩の間に入り込んでいる。ここは良いかも知れないと思った。時折突風が吹き 身体のバランスを崩し、ハッとする。

深いから遠投は必要ないとオキアミだけで攻める。しかし、寒さの為に小さな塊がそのまま残っている。それをカモメが啄ばみに来る。際にはコメジナが見えたがウキは沈まない。そんなときにBでキープサイズが上がる。気合を入れてカモメを釣らないように沖の岩の右を攻める。そんな時ウキが沈んだ。釣れた。その次も、また次も来た。大ベラ子ベラの連発だった。風が強くなり波しぶきが足もとに飛ぶ。B、Cの人が湾の中に移動する。空いたCに移動する。しかし、ここからは何も釣れない。15時前に終了した。

ここから前から行こうと思っていた伊東市内の葛見神社のクスノキを見に移動した。樹齢1000年以上の木は周囲を圧倒する幹の太さだった。そばに寄るとクスノキ独特の香りがする。ついでに一夜城跡も立ち寄りここのクスノキも見たが樹齢400年では葛見神社のものに見劣りするのは当然だが、空に向って伸びる木は、400年といってもまだまだ活き活きとしていた。

 

<天候> 曇り時々晴れ

<釣行時間> 4時間 10時〜14時

沼津から来たその釣り師は,、私より少し小柄だった。オオズリから見ていると、その人がフタマタの先客に、この周辺の磯を教えているのは、指差す位置で分かった。

今夜、私は山仕事の打ち合わせがあるので、早々に引き上げなければならなかった。このまま車まで帰ろうかとも思ったが、少し時間があった。最近は自分の釣果だけホームページに記載しているので、情報が少しすくない。フタマタの釣果を聞こうと 、逆方向に歩いた。

その人の親切な感じは、オオズリで見ていた時より増した。それは彼の瞳から受けていた。威嚇もなければ、勝手に話しかける私に疑いもない 、人の良さが目に現れていた。釣果をお聞きするが、磯に立って30分もしていないので、釣れてないのは仕方ない。しかし、この磯に慣れているらしく、『釣れないね』と即答してくれた。それで 、益々会話が弾んだ。

サラシの先にある沈んだ岩の先でいつもは食ってくるが、今日は駄目だ。新聞で水温が上がったと聞いたのでここに来たが、川奈の方が良かったかもしれない。川奈では雑誌に よく出ている人が40cmオーバーを7枚、彼の親しい人が3枚。本人は1枚ほど上げたらしい。その磯に行きたいと思った。更に、『穴切り』という人気磯があり、釣り場が近い事や 、40cmオーバーも上がるので、人が多く土日は入れないと教えて頂いた。帰宅し磯を調べると、苦手の浅場のゴロタだった。でもここもいつかはここも 、攻めてみたいと思う。

フタマタの先客の釣果を確認すると、1枚上がったとの事だがサイズはよく分からない。

帰りは干し物屋に寄って、サバの干し物を購入した。船釣り好きの先輩が、サバを釣上げて直ぐに捌き、天日干しをすると少しふくらむ、それを食べると凄く美味しいと教えてくれた。話を聞いて凄く食べたくな り、購入した。

さて、7時過ぎに曽我の近くを走ると、少し淡い梅の花が咲き出していた。更に車を走らせる。伊豆山では、早咲きの河津桜が満開だった。もう春は始まっている。様々な木々が開花に向けて構えている。ところが私は先週の無理が たたり風邪をこじらして、めまいや腹痛が治まらない。きょうはツノカキに行きたかったが、崖を下る際に立ちくらみでも起きたらと思い、またまたオオズリに向った。

ここは人が少なく最近のお気に入りの場所である。しかし、東風が思ったより強く、風邪の私には辛かった。更に波が高く、沖の根で盛り上がった波がAの場所(下図)まで来ていた。浅場を攻めたかったので、右に回ると竿の出せる場所があった。タモは届かないが抜き上げればいいと思った。

Dの場所で竿を出した。しかし、釣れたのは小さなカサゴ一匹。全く釣れない。少し波が治まったので先端に出ようと思ったが、Aはシブキがかかっていたので諦める。もんもんとして竿を出し14時になってしまった。バッカンを洗い、フタマタに方向に歩いた。

 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 3時間 11時〜14時

結果の出ない釣りに迷いが生じ、ホームページの構成も”これで良いのか?”と疑問が湧く。かと言って、釣りを止めて家でパソコンに向っていると、一日を無駄に過ごしたよ で後悔をする。昨夜も家族に『また海に行くの?』と言われ、『海に行かないと、息苦しくて死んでしまう』と応えた。『本当にそうなるか 、家に居てみれば』と、の賜ったが、死ぬのは怖いので釣竿を持って今日も出かけた。

伊豆海洋公園の河津桜は、花びらが舞いはじめていた。花びらの先には”菜の花”の黄色い花が少し咲いている。巾2mで道沿いに植えられ、これからが楽しみである。 私が海へ向う、その楽しみは少し気温の高い伊豆に行く事で、季節を先に楽しむことが出来るからかもしれない。

さて、インターネットの天気予報で波高が3m、北東の風7mと書かれていた。高い波に強い磯はヒラネかカンノン、それに天馬尻しかない。ヒラネは観光客が多い、カンノンは釣り客が多い。久しぶりに天馬尻に向った。

1年2ヶ月ぶりにこの磯に立った。改めて東伊豆の磯の多さに関心してしまう。然しながら、ここでは結果が出ていない。そして、いつも竿を出す先端は ウネリで波を被っている。浅いDで竿を出す。今また、釣り場も攻める対象を少し変えようとしている。深場狙いから、この時期は浅場を攻めてみようと考えている 。だから、以前ほど浅場に抵抗はない。天馬尻に着くと波が高く、ワンドの内側はサラシで真白だった。Dポイントは竿が届かないが、Cとの中間に 小さなテラスがあり、そこに降りればタモが出せる。 万が一に備えてタモをそこに置いた。

ワンドの内側の岩の前後を攻めた。時折エサはとられるが、殆どがそのままの状態である。1時間我慢して、食事にした。青い海と空、真白なサラシを見なが昼飯を食べる。やっぱり 、この気持ちよさがあるので、一週間が過ごせるのかもしれない。

食後はDから、先端Cで発生するサラシの先を攻める。しかし、ここも結果は同じだった。

いつの間にかEに人が入っていた。彼は挨拶を交わした後も中々竿を出さない。それは時間を待っているかのようだった。私が2時になったら帰ろうと思っていると 、後ろで声がした。

『釣れますか?』、『何にも釣れません。もう帰るので代わります』と言って片付けに入った。

帰り際、その人に『ここは釣れないところですね。よくいらっしゃるのですか?』と聞くと、ここのポイントはEとDで、そこで良い型がでる。一番はEからサラシの中を攻め 、潮が出て行くときに当たりがある。Dの下のサラシも良い。

最初に攻めた場所が次々と優良ポイントに上げられた。先端のBに話を持っていくと『あそこは回遊魚しか釣れない』と言われた。14時を過ぎて来た彼ら を見て、浅場はやはりこの時間からが良いのかもしれないと思った。そうなるとやはり昼間の釣り師の私は、やはり深場が妥当か?後から来た人に更に釣れない原因を確認すると『水温』と応えて頂いた。これは余り納得が出来なかった。

その後、別の場所の釣果を確認しようと、イガイガ駐車場に向った。磯に行こうと したら釣り師が上がって来た。釣果を確認すると、『どこもつれていない』。更に熱海の防波堤で確認したがサヨリが釣れ、メジナは上がっていなかった。

追)携帯電話のカメラはレンズが小さく曇りだと色がでないので、衝動買いでデジカメを購入しました。これからは少し綺麗な写真が提供できるかもしれません。 

06年1月8日(土)

06年1月13日(金)

06年1月21日(土)

06年1月28日(土)

伊豆 イガイガ根

伊豆 オオナダ

 

伊豆 ツノカキ

白と朱  

同じハンター

 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 6時間 10時〜16時

今年を占う初釣りである。しかし、この寒さだと釣りも出かけたくはない。少し迷ったが、天気予報は”晴れ”だったので車を伊豆に走らせた。

県央地区に雪は降っていなかったが、海岸側の小田原は降ったようである。富士山の下の矢倉岳から海側に続く箱根外輪山は白く雪化粧をしていた。あまり目にしない光景で、小田厚を走りながら山並みを眺める。一面に白く塗られた山の尾根筋は、影が墨のように描かれ起伏が鮮明だった。料金所を過ぎると正面 の明神ヶ岳と明星ヶ岳の中間の谷筋がスーッと伸びていた。今まで眺めていた時より、その谷筋は長く深く山の大きさを思い知った。雪景色で思わぬ発見をした 。

天気は快晴で、かつ乾燥しているので遠くまで見えた。逆光で海は銀色に光っている。何もかも、快適である。しかし、車の窓を少しでも下ろすと、凍りそうな風が顔を叩く。釣り場は風の来ない場所でないと、風邪を更に悪化させる。天気予報は北西の風だと言っていたが、海をみると東から吹いている。

エサヤの店主に風を確認すると、やはり天気予報と違い東風だった。こうなると富戸海岸は駄目、風の避けられるカンノンに向った。しかし、先客があり入れない。イガイガもAとEしか空いていない。Aは風に向って竿を出す事になる。Eは余り釣れない。Aに入ることにした。

風はそれほど強くはないが、寒くて仕方がない。 集中できないで1時間過ぎると風裏のDを見る。何処も釣れていない。二回目の休息の時近くに住んでいる(別荘の住人)という人が来て、『ここ数日釣れていない。その原因は水温低下だ』と言った。その後の言葉に興味が湧いた。『二日後に水温が4度上がる』と、”何を根拠に”そんな予測が立つのか?黒潮か?と思い質問をすると、『外気温が月曜日に上がるので、その為水温が上がる』と話された。そんな一日で 上昇する訳ないと思ったが、口には出さなかった。

その直後、11時40分と11時50分にカンノンの右側でヒットした。何れも30cm前後だった。それを見て30分頑張ったが、寒くて昼食にした。 食事をする私の周りを、猫がぐるりと取り囲んだ。気持ち悪い。

Dにいた人が上に来たので話をしてみた。朝から3枚上げて、バラシが4回と聞かされた。ハリスを聞くと『1.2号、今日は房総へ黒鯛釣りに行く予定で準備した 』との事だった。更に会話を続けると『年末にヒナダンで、25cmから50cmまでのメジナを15枚、50cmは2枚混じっていた』と話し、昨年は黒鯛でも初めての大釣りを経験したと続いた。嘘を言うような人ではなかった。でも、50cmのメジナは15年目も伊豆に 通っているが、周りでも見たことはない。

12時45分、マルネで竿が曲がった。それもワンド側を攻めていた若者にきた。しかし、上がって見ると赤い魚体のアイゴだった。アイゴが立て続けに来た。その後にブダイを その若者は釣上げたが、後には全く釣れなくなった。食後、12時50分、カンノンの先端とワンドでメジナが上がった。しかし、私の仕掛けはエサが着いたままだった。寒いので とうとう望み薄のEポイントに移動した。

相変わらずエサが付いたままなので、左にいるDポイントの年配者とまた話をした。彼は海老名から来ている事や、週一回は釣り歩いている事、メインはダンゴによる黒鯛釣りで、小さい頃から釣りをやっているとの事だった。私と居る間は彼も全く釣れず、1時間もしないうちに私にDポイントを譲り 、帰って行った。

それほどの先輩であればと尊敬する気持ちも湧いたが、彼のいた場所はゴミだらけだった。コマセの袋もそのままで、ペットボトルやら仕掛けの袋やらが散乱していた。ガッカリである。

全く釣れない。エサはそのまま付いて来た。いつもより長く頑張ったがウキは沈む事がなかった。Bにいたブダイ師が帰りに私の後ろを通った際、ポツリと呟いた。『最初に居たのが釣れたのは早朝だけだった 。』

その言葉で緊張の糸が切れ、仕掛けを片付けて帰路についた。川奈駅の近くになると、黒い雪雲の間から朱色に燃える夕焼けが見えた。今日は景色がお土産となった。

カンノン ⇒30cm前後一人二枚程度(入磯 4名)

マルネ ⇒アイゴ二枚、ブダイ、ブダイ師 2枚以上(入磯 3名)

イガイガ ⇒先客 30cm前後3枚、ブダイ師  45cm 1枚

私   ⇒ボウズ 

<天候> 曇り

<釣行時間> 6時間 10時〜16時

今日の釣行は一ヶ月も前からOoさんに同行を依頼されていた。天気予報が、”晴れ”から”雨”に変わっても釣行に出かける事になった。釣行は平日でもあり 、潮吹崎に入れると思っていた。

8時半に駐車場に着くと2台の車が止まり、それぞれ釣り人が磯に向って準備をしていた。Ooさんと車を降りて荷物を持つと一人を抜いた。もう一人とも磯近くで並んだ。抜こうと思えば出来るが、焦っていると思われたくなかった。先端に近かづくと磯が濡れていた。波がここまで上がっていたのは、誰でも想像が出来た。Ooさんと帰りは15時過ぎと約束していたので、その時刻は満潮になる。"危険”と思った。

並んだ人と、抜いた人に其々確認をした。『この磯は何度か来られた事がありますか?』、『満潮でも大丈夫ですか?』。一人は初めてで、もう一人は何度か来ていたようだった。応えで『さらわれたのは、2度くらいしか見たことはない』と言われたが、前後の話で”さらう”ではなく"あらう”のようだった。自分の目で先端の状況を確認する。いかにも釣れそうだが、自分一人ではなくOoさんが居る。責任があった。

急坂を登り返し、『釣りはいつでもできる。命は一つ。』とOoさんに話し、オオナダに向った。

東の風はオオナダでは左後ろからの風になり、Cポイントは風が通り抜けて寒かった。CにOoさん、Dポイントの右に私が入った。Ooさんの前に小さなサラシが出来ていた。先客は三名、ブダイ師が二名とフカセが一名。何れもスカリは入っていなかった。

昨年の暮れ、仲間がここで納竿をしたらしいが、その時はBポイントで竿を出し、6名で全員ボウズだったという。今日は13日の金曜日であり、何か悪い事が起こりそうであった。

完全に根際狙いで、付けエサは取られるが当たりがでない。

その内、今日初めてウキが沈んだ。合わせると魚の引きに強弱があり、なんとなく泳力が持続しない。上がって見るとタカノハダイだった。10時40分ブダイ師が1枚上げる。その後は何にも来ない。

午後になり地元の人たちが浅い磯ツノカキなどで竿を出し始めた。右の磯に二名フカセ師が見える。そろそろ深い釣り場から、浅い磯を狙った方が良いのかな?

15時半、潮目が段々と近づいてきたが、緊張感もコマセもなくなったので帰路についた。帰りはOoさんが希望していた伊東のラーメン店『吉田屋』で大盛りラーメンを食べて帰った。ここは来月から半年間店舗改装により休みになるらしい。

イガイガ ⇒先客 ブダイ師  40cm 1枚

私   ⇒タカノハ、Ooさん ⇒ボウズ 

雪の為、自宅から出ることが出来ず釣りに行けません。

車がつかえないと、自宅周辺を柴犬の『小雪』と散策して、日がな一日を過ごします。三匹目のこの犬も、山歩きが大好きです。一般の人が来ない道を一緒に歩くと、道案内をしてくれます。50mも先に走り、私 が目を合わせないと待っていますが、チョットでも合わせてしまうと、先に進んでしまいます。

しかし、そんな二人を邪魔するのが鉄砲射ちです。

近くで、『バーン』、『バーン』、とやられると生きた心地がしません。狙われていない我々でもそうですから、森の中で暮らしている動物達は、更に危機感であふれパニックでしょうネ。

そんな時いつも思うのが、”釣り師”と”鉄砲射ち”の違いです。僕ら”釣り師”も、やはり海に生きるものたちを狙っています。しかし、”鉄砲射ち”と違い、釣り師はもっと誇りがあると 、思っています。具体的な比較はした事がなかったのですが、鉄砲の音で驚かされるたびに『あの人たちと違う』、『あの人たちとは違う』と考えていま した。

同じハンターですが、その理由は何だろうか?

先ずは、生命に対する考えの違う人が居る事で、”キャッチ&リリース”で釣りを楽しむ人が存在する事です。鉄砲で、それは出来ません。そして、大昔ながらのハリとイト をベースとしたアナログな仕掛けです。それは魚にも選択権があります。怪しいと思ったら喰わなければ、その魚は安全です。鉄砲はどうでしょうか?選択権はありません。追い立てられて、追い込まれて、 追い詰められて、そして拡散する弾は身体のあらゆる箇所から進入し命を奪います。

先日の読売新聞でニホンジカを密漁し、しかも足だけを切断し胴体はそのままにした事件がありました。これなどもマナー違反の鉄砲射ち達の氷山の一角だと思います。

神奈川県にも鳥獣保護委員が居ますが、この人たちの活動が今一分かりません。先日、県の『野生生物班』に鳥獣保護委員の活動と名前公表が出来ないかメールを致しましたが 、返事はありません。

話が変な方向に行きましたが、釣りに行けない土曜日に思った事を書いてみました。 

<天候> 晴れ

<釣行時間> 3時間 12時〜15時

近頃は起床するとラジオをつけ、寝るときもタイマーで聞きながら寝入る。いろいろな情報を沢山得られるのでポータブルラジオを購入した。ラジオに熱中するのは高校生の時以来である。

磯に向う途中も、勿論ラジオをつけて楽しんでいる。耳からの音の情報は、写真やテキストと比べて、パソコンに記録しようとすると重い。これも情報の多さを裏付けるものと思われる。さて、そのラジオで『大竹まことの少年ラジオ』を聞いていると、釣り師の気持ちや 、その動作を映した『大間のマグロ』を紹介していた。

内容は何年もマグロを釣っていない50代の漁師と、60過ぎの二人がマグロ釣りに出かけて帰ってくるまでのドキュメント映像だった。長く釣っていない漁師は 、マグロを釣るために魚探を購入した。その所為か、何年ぶりに当たりがあった。その時の喜びと驚き、そして興奮。ひさしぶりなので魚とのやり取りが上手く出来ず、結局ハリスを切られてしまう。その時の残念な表情 ・所作などを紹介していた。テレビ映像を、ラジオで説明していた。 自分の釣り経験から、そのラジオ情報だけで表情や動作、嘆きが目に浮かんだ。

ラジオの話題からとんでもない方向に話が逸れてしまった。こうして前置きが長い時はーーーー

さて、久しぶりにエサヤの『寺さん』に伺った。相変わらず元気そうである。そして、ヒラネで40cmオーバーが上がった情報をもらう。ヒラネは好不調が激しい磯である。

店の壁にある『磯マップ』を見ると、『ツノカキ』の位置が自分の認識と違っていた。 『ヨネダキ』の隣と思っていたが、そこから更に400m位赤沢方向に向った場所だった。フカセが出来ると聞いて早速向った。

浮山橋から別荘地を左に抜ける。数十メートルも歩くと、左側に木のチップが敷いてある”小道”がある。そこを10分程進むと木に赤いマークがあり、ここ が『ツノカキの磯』への入り口である。”小道”はヤマモモの大木が”嬉しいほど”並んでいて、そして、磯の入り口周辺はイヌマキが点在する。誤って葉に触るとトゲで少し痛い。真直ぐ進むと 、少し突き出たところにでる。そこの右が『ツノカキの磯』である。

急な斜面で、柱状溶岩が海側に斜めに面を向けている。表面が硬く平らな為、スパイクがつるつると滑る。危険な場所でロープが無いと危険である。ここの入磯は磯慣れていて、かつ機敏性 が要求される。正面は南東向きだが、東側に小室山が見え、風の通りも潮の通りも良さそうである。

注意深く進んで、タモが届くCの所に入った。あとタモが届くのはDだけで左の2箇所は届かない。かつ2箇所ともスペースが小さい。Cから降りて振り返ると、過去に登った険しい山の斜面を思い出した。

場所に着くと潮目が10m先に出来ていたので”釣れる”と、興奮し焦っていた。竿を延ばすとガイドを一箇所外していた。しかしである。釣れない。キタマクラが悠々と泳いでいた。全くあたりがない。A、Bともに磯際はそれほど深くない。そこでサラシができるのでコマセを投入する。その先は急に深くなっているようである。しかし、更に沖には根があるのか沖からの波が少しせり上がってくる。ウネリのある時、ここは危険な場所である。

3時間後、全く当たりも無くコマセがなくなり終了した。ヨネダキの浅いポイントに入っていた人はドンゴロスがふくらんでいた。 やはり今は浅いゴロタが良いのかな?