イメージ画像

シメのラーメンがやめられないのは脳が関係している

脳内ホルモンの中の生物としての叫び

「夜食」という言葉が存在するように、夜更けになんだか口寂しくなるのは誰でも同じです。このラーメンが太るモトだとわかっちゃいるけど、深夜の食欲はそれに反するようにわいてきます。ダイエットにも、健康にも大敵である、その欲望の脳内メカニズムとは一体どうなっているのでしょうか?

真夜中の食欲のメカニズム、覚醒ホルモン「オレキシン」

夜更かしをすると、なぜかお菓子やスナック、ラーメンなどカロリーの高いもの、甘いもの、こってりしたものに手がのびて、口にすると、どうにもとまらなくなってしまいます。いけないと思うと余計食べたくなるのも毎度のことです。

食欲は脳の視床下部の「摂食中枢」でコントロールされている。睡眠が足りないと、食欲を抑える脳内ホルモン・レプチンの働きが弱くなり、逆にグレリンという食欲刺激ホルモンの働きが強まります。空腹だと目がさえる状態をもたらすオレキシンもあります。太古、人は腹が減ると自分で目をギラギラさせて獲物をつかまえて、食しました。そこで産出されるのがオレキシンです。
睡魔病「ナルコレプシー」の治療にも使われる、覚せいホルモンです。深夜に小腹がすくと、このオレキシンパワーも全開になります。

電気が発明されて人類が夜更かしするようになったのは、つい最近のことです。それまでの約700万年、深夜に起きているのは「ひもじい時」「身に危険が迫っている時」など、腹ごしらえが必要な非常事態でした。つまり夜中に食欲が暴走するのは、サバイバルヘの、原始の叫びとも言えるのです。

夜更かしをやめて、早寝早起きの習慣をつけることは、ダイエットにも「三文の得」になります。

夜型の生活習慣を朝型にすれば早寝、早起きの習慣は自然につくでしょう。
起床時間を5分とか10分ずつ早めることで無理なく習慣化できます。

夕食が遅い人のための教科書

このページの先頭へ