Hip Hop
Back D-WanとHip
Hop ここが違うよ!2Pac!
ドン!
Eminem
Hip Hop その他
ここでは、Hip Hopアーティスト達の活動形態を、業界最大軍団Death
Row勢を例えの中心にして、書いていきます。
- 軍団性&ファミリー性
この軍団性というのはHip Hop特有のモノでございます。他のジャンルではお目にかかる事はございません。もとを正せば、おそらく黒人社会のあり方(近所付き合い、人間関係、家族構成、生活習慣、生活環境など)から来てんじゃないでしょうか。その延長線上に、Hip
Hopの軍団性があると思います。1人のラッパーを頂点にその回りに何人かのラッパーがいて、その下に子分達がいて、さらにその下に子分の子分がいるみたいな。その中身は、兄弟、従兄弟、ハーフブラザー(異母もしくは異父兄弟)、ダチ、幼なじみなどが多く含まれています。「なんだ!あいつも従兄弟だったんだぁ〜」なんてことは良くありま・・・ありすぎです。ズバリ!コネ社会。が、コネだからといって、こそこそ隠したりしません。隠すそぶりさえもなしに、これでもか!とアピールしまくりです。
そして、彼らが1つのレーベルに集結してたり、軍団を結成しているのです。まず、一番のトップがデビューして、そのアルバムには仲間達が参加して自分達のデビューに向けてのアピール&顔見せも一緒に果たします。次はナンバー2がデビュー、ここでも仲間達が参加。その次はナンバー3、ナンバー4・・・と言う具合に順番にデビューしていきます。が、ほとんどの場合、ナンバーが下に行けば行くほどラッパーとしての実力・キャラも落ちていきますし、アルバムの出来も落ちていきます。そして、ナンバー5(適当ですけど)ぐらいまでいくと、ひたすら仲間達のアルバムに参加し続け、ついには「参加する事に意義がある」状態になり、なかなかデビュー出来ましぇん。
Hip Hopの歴史が浅いので、今はまだ2世ラッパーは出てきてなく、高嶋ファミリーみたいな父ちゃん、母ちゃんに対しての子供(息子、娘)の構成はないですけど、一部のラッパーは自分の子供(おそらく小学生低学年ぐらいの年だと思います)をアルバムに参加させて、その兆候を見せてますぅ。が、彼らは所詮、親バカで可愛い息子・娘との思い出作りでアルバムに参加させてる程度ですけど、すでに高嶋ファミリーのごとく親&子供の構成によるファミリーラッパーは存在していたのです!その家族とは、常識知らずのセオリー無視でいき過ぎやり過ぎ先取りし過ぎのMaster PのNo Limit Recordsに所属、99年にデビューした当時10歳と8歳ぐらいの男の子兄弟の2人組Lil' Soldiersです。そして、その父ちゃんはというと、同じくNo
Limit Recordsに所属のまだデビューは果たしていませんが、Coming
Soon状態のShort Circuitというラッパーです。このようにこのまま行けば2世代、3世代によるファミリー軍団結成も十分ありえます(ホントか?)。
- 流行
このジャンルはファッション性が強いのか流行&すたりが非常に多いです。1人のプロデューサーと1人のラッパーの2人により起こる、ブームと言える程のレーベル&サウンドの流行が必ずあります。ブランドにまで登りつめたレーベルでは、ナンバー2以下のラッパーでも無条件でヒット、チャートの上位を記録しちゃいます。Master PのNo Limit所属の「何処の馬の骨」ラッパー達、Ruff
RydersのEveが、最もその影響を受けたいい例です。
このように強烈な実力・キャラがないラッパーなんかは、「どこのレーベルに所属してるのか」、「どのラッパーの軍団に所属しているのか」ということがかなり!大事で、それによって彼らの成功の度合いがおお〜〜きく変わっていきます。逆に人気レーベル・軍団に所属していたが、そこのトップ・ラッパーとケンカしたために、そのレーベル・軍団を離れなくてはならず、大した話題も得られずに地味に活動しているラッパーなんかもいます。世渡り上手・下手や人脈の多さ・少なさなんかが非常に重要だと言えます。
ブームが去り、プロデューサー&レーベルの人気が落ちると十分スター性のある看板ラッパー以外は売上げ、話題といった面で大幅なダウンが起こります。が、これは当たり前です、なんせ人気プロデューサー&ブランド・レーベルの力で、売れた&注目された訳ですから。Ice Cubeの子分軍団The Lench Mob(Yo-Yo,KAMなど)なんかは最も惨めで最も悲惨な末路をたどった、いい例だと思います。
- プロデューサー&レーベル
他のジャンルではどうか知りませんが、Hip
Hopの世界では、プロデューサーの存在は異様にクローズアップされますし、恐ろしい影響力がありますぅ。なんせ彼らの力により、流行のサウンドができブランド・レーベルが生まれるからです。1人立ちするには実力・キャラ・人気が弱い軍団のナンバー2以下も彼らのプロデュース&ブランド・レーベル所属ということで、異常な売上げを記録します。調子に乗ったプロデューサーは、いつの間にかラッパーにもなってたりします。が、そのような人達の多くが、ラッパーとしては大した力量を持ってなく、聴くに耐えないモノだったりします。ですが、ブームが去ったり、彼らのサウンドが飽きられた場合、レーベル丸ごと沈没してしまうのも当然です。
- フィーメイル・ラッパー
多くの軍団の中に、1人はフィーメイルラッパーがいます。と言っても女子ラッパー自体の数は野郎ラッパーの数と比べれば全然少ないですから、たったの1人しかいないと言った方がいいでしょう。Foxy Brown,Lil' Kim,Da Brat,Missy
Elliott,Eva,MC Lyte,Gangsta Boo,Sole,Mia X,The Lady of Rage・・・こんなところです、デビューをはたし、現在それなりに売れてて話題になってるビッグネームは。
大きな特徴として、アルバムを出すごとに顔が奇麗になっていきます。その顔の変化が1番わかるのが、Ice Cubeの子分だったYo-Yoです。初めは、ブサイクでした。が、出すアルバムごとに売上げは下がったが、ジャケの顔がこれでもかと!奇麗になっていきましたぁ!でも、人気商売では、女の人のビジュアルの変化は当たり前ですね。
スタンスの問題ですけど、顔&スタイルがそれなりの人達はバディを前面に押し出しています。その代表がKimとFoxyです。今はまだバディを売りにしている人が少ないからいいですが、年齢と共に&バディを売りにした新人が出てくると、彼女達の存在も危なくなると思います。その反対にあまりにもいい体格で、バディを売りにできないNo
LimitのMia Xは、2人の子供がいるし、食欲には勝てずに、はなからダイエットする気がないのか、「ママ・ミア」と呼ばせて?、「かあちゃん」「おふくろ」「姐御」というスタンスをとってます。
なんにせよ、フィーメイル・ラッパーはあまりにも数が少ないです。
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