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2001・初冬の北海道旅行 旅日記

 11月20日 北斗星3号]  (11月21日 北斗星3号〜池田)  [11月22日 根室〜札幌] 
 
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11月21日


朝・・・
朝起きると海が・・・。でもここは・・

翌朝、目が覚めるとキレイな朝焼けが広がっています。
「ここ何処だろ〜」と思いつつぼ〜っとしています。
しばらくして通過した駅をみてしばし愕然。なんと八戸駅です・・・。すなわちまだ青森県内を走っています。ほとんど青森行き「はくつる」状態・・・・。
 すぐに「トランヴェール」の地図を見ますが、青森まではまだかなりの距離が・・・・。これははっきり言って
「かなりマズイ状況では・・・・・」。しばし頭の中が混乱しています・・・。
しばらくして、おはよう放送が流れます。それによると現在で「3時間の遅れで運転中」との事です。頭の中で冷静に考えます。
「この列車の函館着は6時半だから青森通過は4時頃だから、3時間遅れならこの場所を走っていて当然か・・・」と納得します。
 放送によると、青森駅到着は7時過ぎを予定しており、青森から「はつかり41号」「北斗5号」への振り替え案内もしています。
と言うことは、青森駅で「はつかり」を先行させることになります。
 時刻表を開き、今後の予定を見定めますが・・・・、当然帯広か池田どちらかの予定がキャンセルになります。どちらか一方なら行けるかも・・・。でもワイン城は無理・・・・。
 そうこうしているウチに、7時20分頃、青森駅に到着しました。

青森駅・・・
青森ベイブリッジを背後に・・・

ここ青森で、「はつかり41号」を先行させるため、20分ほど停車することに。本来、青森駅は運転停車のみでドアは開かないのですが、今日は特別にドアを開けています。
 青森駅のホームに降りて深呼吸・・・・。「北斗星」に乗って青森駅ホームを散歩する・・。考えてみたらかなり貴重な体験かもしれません。
 7時40分頃、少し遅れて「はつかり41号」が函館に向けて出発。その後を追うように少し遅れて、7時43分に青森駅を出発しました。

青森を出発してしばらくしてから、朝食をとりに食堂車へ向かいます。
普段でしたら噴火湾を眺めながらの朝食なのですが、今日は遠く松前半島を望む「津軽海峡」を眺めながらの朝食です。これも貴重な体験・・・。
 蟹田駅で運転停車。ここで車掌と運転手が交代します。そして中小国を通過すると海峡線に入っていきます。ここの景色を見るというのも・・・・。
 津軽今別を通過し、8時45分、「北斗星」に乗りながら明るい時間帯に青函トンネルに突入するという、とても貴重な瞬間を迎えたのです(笑)

津軽海峡
松前半島を眺めながら朝食を・・

9時20分、木古内側出口から北海道に上陸。あとは順調に走り、3時間30分遅れで、函館駅に到着しました。ホームに降りて深呼吸・・・・。北海道に帰ってきました・・・。
 ここ函館では機関車の付け替えだけですぐに発車するハズでしたが、抑止が掛かっています・・。しばらくして、札幌からの「スーパー北斗2号」が到着。これを受けて3時間40分遅れで、函館駅を出発します。

おにぎり
JR差し入れの「おにぎりとお茶」

さて函館を出発すると、JR北海道から乗客全員に「お茶とおにぎり」の差し入れがあります。昼食用ですね。
まぁ、当然と言えば当然のサービスなんですけれど、やっぱりJR東日本が費用負担しているのかな・・・とか考えちゃいます(^_^;
 さて今後の予定ですが、とりあえず南千歳で「スーパーおおぞら7号」に乗り継げれば良いです。つまり、後続の「スーパー北斗7号」に追い抜かされなければOKと。この事を車掌にも伝えておきます。今の遅れのままで推移すれば、十分間に合うハズなので・・・・。

列車は大沼公園を過ぎ、車窓に噴火湾が現れます。ロビーカーで過ごしていますが、しばらく隣の個室の方といろいろ話して過ごします。
 洞爺駅に停車すると遅れを10分ほど取り戻しています。しかし次の伊達紋別で5分延・・。でもそれ以降は快調に飛ばします。東室蘭を発車すれば複線区間となるのも、良い方向に向いています。

南千歳
19時間の旅を終えて、南千歳に到着

部屋に戻って、JR差し入れの「おにぎり」で昼食タイム。
それにしても、今年は雪の「ゆ」の字も無いですね〜。去年は一面雪景色だったんですけどね・・・。
列車は登別、苫小牧と停車していき、14時ちょうどに南千歳駅に到着しました。
ここで下車します。札幌までのラストスパートにつく「北斗星」を見送ります。気が付けば上野駅から19時間に渡る「北斗星」の旅・・・。なかなか貴重で楽しい経験をしました。

さて南千歳からは20分接続で、「スーパーおおぞら」に乗り継ぎます。駅改札で「北斗星」指定券に延滞証明のハンコを押してもらい、ホームに戻ります。
 「スーパー北斗7号」が発車していき、しばらくして「スーパーおおぞら7号」が到着します。283系の8両編成。自由席に乗り込みます。混んでいますがなんとか席をゲットできました。
 283系のエンジンサウンド。振り子車両独特の乗り心地に、車体の傾き・・・。北海道に帰ってきたんだな・・・と、体の感覚で実感します。
 さて予定では、帯広で下車して「豚丼」を食す予定でしたが、「北斗星」の遅れでキャンセル。そのまま池田に向かいます。
さて、列車は石勝線を走っていますが、去年は一面銀世界だった景色が、今年は雪の「ゆ」の字もありません・・・。ほとんど晩秋の景色が続きます。それでもこの季節は日の入りが早く、トマムを過ぎると早くも夕暮れの景色・・・。まだ15時半・・。帯広には16時17分に着きますが、すでに夜ですね。。。。

清見温泉
清見温泉。すでに真っ暗です。

池田には定刻の16時33分に到着。すでに真っ暗です。。。
 列車の遅れで予定していた「ワイン城」見学はキャンセル、なのでそのままお風呂タイムとします。駅を出て、暗闇の池田の町中を歩きます。池田は何度か下車していますが、街を歩くのは初めてです。
 歩くこと15分くらい。お目当ての「清見温泉」はありました。ホントにこんな所にあるのか・・・と思わせるほど、ひっそりとした場所に建っています。
 この「清見温泉」見た目は町営のようですが、実際には民営だそうで。食塩泉の内湯だけですが、浴室の壁は一面ガラス張りになっており、高台にあることもあって、市街地の夜景がすっごくキレイに眺められます。

よねくら店内
「よねくら」の店内。
良い感じの雰囲気です。

ステーキ
200gのサーロインステーキです^^

温泉で温まったあとは、駅側の「和田ワイン店」でいつものようにワインの発送手続きをおこない、そのあとは駅前のレストラン「よねくら」へ。
 いつもは「十勝ワイン漬けステーキ弁当」を予約して、列車内で食べていて、実際に店内では食事したことがないので、今回は念願かなって店内食事です。
 お店の中は空いています。昨今の「狂牛病」による「牛肉離れ」の影響なのか・・・。
 でも店内の雰囲気は落ち着いて、良い感じです。何度か見たことのあるウェイトレスさんにオーダーしたのは、3,800円の「サーロインステーキコース」です。
 少しして先にスープが運ばれてきます。そしてサラダ・ライスと続いて、いい音を立てながら焼き上がりの200gステーキが・・・・。焼き加減は「ミディアム」です^^。
 と、とにかく・・・美味しい〜^^。肉の量は弁当の倍以上はあります。そしてステーキソースはまったく同じ味。ホントに美味しい。すっごく大満足でした^^。

「よねくら」を出てすぐに、「スーパーおおぞら12号」に乗り込みます。乗り込んでからはHPの更新と、本を読みながら札幌まで過ごします。
 札幌到着後HPのアップを行い、翌日の朝食を買い込んで今夜のホテルである、釧路行き特急「まりも」の自由席に乗り込みます。

特急まりも
今夜のホテル。特急まりも

23時ちょうど、札幌を出発。今夜の「まりも」、指定席は結構乗っているものの、1両しかない自由席はガラガラ・・・。南千歳でも自由席への乗車はほとんど無く、席をボックス仕様にして睡眠体勢に入ります。
 こう空いているときは自由席が一番ですね。。。。

 

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