日本海を望む、車窓景色。
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今回の旅行もいよいよ最終日。そしてこの旅のメインの日でもあります。
「オホーツク10号」は定刻に札幌到着。リュックをコインロッカーに詰め込んで、小樽行き普通列車に乗り込みます。
銭函を出てすぐに、海岸線を走ります。車窓に広がる日本海。いつ見てもこの区間の車窓景色は良いですね〜。
7時51分、小樽到着。そのままとりあえず、小樽運河に向かいます。
朝の小樽運河。良い風景です^^。 |
この直後、ここは観光客で
埋まりました・・・(笑) |
小樽駅を出て、そのまま真っ直ぐ海に向かって歩きます。意外と近いんですよね〜。わずか5分くらいで、小樽運河にたどり着きました。国道と併走しているんですね〜。運河の遊歩道は、道路より低い場所になっています。降りてみると不思議と車の音も気にならなくなります。
また、朝8時と言う時間からか、観光客の姿も見あたらず、なんか「ひっそり」とした感じです。
ちょうど朝日に照らされて、古い倉庫群と運河、そして街灯が良い感じで競演しています。ないない良い雰囲気ですね〜。ちょっと写真撮りながら散歩してみますが、観光ポイントはかなり短い区間なんですね。もっと続いているのかと思った・・・。
小樽運河に来て15分くらいでしょうか・・・。歩道に観光客用の「人力車」(記念撮影用)とかが姿を現すと、それを合図にしたかのように、次から次へと観光客が押し寄せてきます。こうなると、一人のんびり散歩・・・どころではありません。写真も撮ったことだし、運河をあとにすることに・・・・。この小樽運河の風景。夕暮れ時や夜間。または雪が舞っている冬に来たら、最高でしょうね〜。今度はそんな時期。時間に来てみたいです・・・。
街中の風景に溶け込んでいる
不思議な風景の、旧手宮線跡。
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街中に、まだ踏切が残っています。 |
運河をあとにして、港のほうに出てみます。しばらく散歩して、ふと旧手宮線跡を歩いてみよう・・・と思い、駅の方に戻ります。
「手宮線」は北海道で最初の鉄道線です。小樽−札幌間に敷設され、当時の小樽駅が手宮にある「小樽交通記念館」になっており、小樽築港駅からレールが繋がっていました。
旧手宮線跡を見つけるのは比較的簡単です。なぜなら廃線後十数年が経過した現在でも、ほとんどの区間でレールが残っているからです。
この廃線跡は4年前に初めて歩きました。小樽駅前の通りに面した場所に、手宮線記念碑が建てられた意外、当時と風景は変わっていません。
手宮線廃止から十数年、踏切の警報機など、朽ちながらも残っています。簡易踏切、ポイントなど・・・。草が生い茂っている路盤とレール・・・。それらが町並みに溶け込んでいるんですよ。あたかも街の風景の一部のようで・・・。不思議な光景ですね〜。
この廃線跡をたどっていくと、「小樽交通記念館」にたどり着きます。ただ冬季閉館となっており、すでに営業を終了しています。残念・・・・。
再び手宮線跡を歩いて、小樽駅に戻ります。
11時開店の駅構内にある回転寿司屋で早めの昼食タイムとします。ここの回転寿司屋はネタも新鮮で美味しいんですよ。それに安いし^^。食べるだけ食べて3,000円以内で収まるのは、回転寿司の良いところ。良い感じで満腹になったところで、快速「エアポート」に乗り込み、小樽をあとにします。列車内では「リアルタイム」の作成をして過ごしますが、なかなか複雑な気分なんですよね〜。
札幌に立ち寄ったら、時計台です。
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と言うのも、だんだんと北海道を離れる時間が迫っているのに、この旅のメインが近づいている・・・と言う現実(笑)
札幌駅到着後は、いつものようにとりあえず「時計台」まで往復します。ここ最近、札幌に来たとき・・・と言うよりは、帰る前のお決まりですね・・・。
駅構内の物産店でお土産を購入し、コインロッカーからリュックを取り出し、だんだんと高まる高揚感を抑えつつ、13時50分、札幌駅5番ホームに上がります。
札幌駅5番ホームに入線する
大阪行き「トワイライトエクスプレス」 |
いよいよ乗り込みます。大阪まで
22時間30分の旅が始まります。 |
13時53分、釧路行き「スーパーおおぞら7号」を見送り、いよいよ高揚感もピークに達しつつあります。ホームにはそれらしき人達が結構います・・・。
13時57分、ホームの案内放送のあと、DD51型ディーゼル機関車に牽引されたダークグリーンの客車、大阪行き「トワイライトエクスプレス」が入線してきました。大阪駅とは違い、発車12分前での入線です。スィート1号車を先頭にしています。
リュックをホームに置いたまま、短い時間内でいろいろと写真を撮っています。一通り撮ったあと、車内に入るため2号車ドアに戻ると、一人の男性が声を掛けてきます。
「あの・・・、ひょっとして、ほくとさんですか・・?」
「はい・・・。あっ・・・・・!」
その方はサイトの古くからの常連さんであり、札幌在住のAuroraさんでした。わざわざお見送りに来てくれたのです。
Auroraさんは、旧HN「おおぞら」さん時代から掲示板に書き込んで頂いている常連さんで、今回が初対面です。嬉しかったですね〜^^。発車までの僅かな時間・・・5分くらいでしたが、いろいろと話すことが出来ました。お土産まで頂いて・・・。本当にありがとうございました^^。
そして、14時09分。Auroraさんに見送られて、「トワイライトEXP」は大阪に向けて、札幌駅を出発したのです。 札幌出発後、大阪発と同じようにテープによる出発案内と音楽が流れます。ただ、大阪発の「良い日旅立ち」ではなく、旧国鉄のCMに使われていた、聞き覚えのある曲でした。でもタイトルが思い出せない・・。
さてこれから大阪までの22時間を過ごす部屋は、昨日摩周駅でゲットした2号車1番個室。A個室ロイヤルです。
ここが、今日の部屋です。
一人用A個室ロイヤル・・・。
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出発してしばらく、車掌による車内改札があります。室内の一通りの説明に、アメニティグッズと個室のカードキーを受け取ります。列車は千歳線を走っています。高架線なので札幌郊外の景色がよく見渡せます。考えてみれば、こんな時間に本州へ向かう列車に乗るのは初めてですね・・・。当然と言えば当然ですけれど・・・・(^_^;
新札幌を過ぎたあたりりでしょうか・・・。食堂従業員による、ディナー予約の確認と朝食の予約、ウェルカムドリンクのオーダーに、モーニングコーヒーの時間を聞きに来ます。この辺りは大阪発と変わりません。今回朝食の予約時間は、3回目の8時過ぎを予約しました。で、モーニングコーヒーはもちろん「モーニング紅茶」に変更と・・・・。
ワインを飲みながら、リアルタイムを・・
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車窓に国道が寄り添ってくると、南千歳に停車です。新千歳空港を眺めていると、さきほどオーダーした、ウェルカムドリンクのワインが届きます。
さっそくワインを傾けて、のんびりとくつろぎます。この「ゆとり」が「トワイライトEXP」の魅力であり、長距離列車の魅力なんですよね。
さて、ダイナープレアデスの車内放送で、「翌朝の朝食の予約確認を伺いに、係りの者が車内を巡回します」との案内と、「ただ今の時間から、16時まで食堂車は、ティータイムとして営業しています」との案内が・・・。ランチティータイムは大阪発の列車だけかと、ずっと思っていたのですが、なんと札幌発の列車でもティータイム営業しているんですね〜。時間にして1時間程度の営業ですが・・・。それでも食堂車4段活用を実践しようと思えば、出来るんです。
でも、ディナーの予約は17時半からなので、さすがに止めときましたけど・・・。
2人用A個室スィート。
まだ乗車がありません。
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さて、ちょっと1号車と2号車の通路を歩いてみます。これで個室の利用状況が分かるからなんですけれど、1号車は展望スィート、ロイヤル共に満室です。で、僕の乗っている2号車ですが、ロイヤルは札幌発車時点ですでに満席ですが、スィートがいまだ空きのまま。道内の停車駅はあと3つ・・・。ちょと気になりますね。 15時33分、登別に停車。意外と乗車があります。さすがは日本屈指の温泉地ですね〜。
登別発車後、ちょっと食堂車を覗いてみますが、2組ほどお客さんがいます。ティータイムでも利用者がいるんですね〜・・・。ちょっと感心・・・。
ロイヤルに戻り、PHSを取り出して、HPアップの準備をします。
まもなく、東室蘭に停車します。 つづく
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