[旅日記表紙へ]        [旅行記録を開く]    [写真展を開く]    [ホームへ戻る]

2001・初冬の北海道旅行 旅日記

 11月20日 北斗星3号]  [11月21日 北斗星3号〜池田]  [11月22日 根室〜札幌] 
 
(11月23日 阿寒・摩周)  [11月24日 トワイライトEXP 前編] 
 
[11月24日 トワイライトEXP 中編] [11月25日 トワイライトEXP 後編]

 

11月23日


朝日
釧路湿原に昇る朝日。
タンチョウ
茅沼駅のタンチョウです。

座席車と違い、B寝台はさすがに楽ですね〜。しっかりと熟睡できました。
 「まりも」は定刻に釧路駅に到着。そして今朝も、前日同様に釧路駅到着と同時に席取りダッシュします。今日は「はなさき」の隣りにいる、釧網本線・網走行き鈍行です。
進行方向左側の後ろに陣取り、すぐにHPのアップを済ませます。と同時に釧路駅を出発します。夜明け前の釧網本線を突き進みます。
 遠矢駅を出てしばらくすると、車窓に釧路湿原が広がります。
 まだ夜明け前の白闇の釧路湿原。薄く霧が掛かったその景色は、幻想的な雰囲気さえ漂わせています。始発列車の良いところですね。
 まだ夜明け前の釧路湿原駅では、数名が下車していきました。そして、塘路駅を出発してすぐ、列車後方には、湿原に昇る朝日が・・・・・。キレイです・・・。
 塘路の次、茅沼駅は「タンチョウが来る駅」として知られていますが、列車がホームに差し掛かる直前、目の前にタンチョウが・・・・。本当にタンチョウがいるんですね〜。茅沼では旅姿の女性が下車しましたが、彼女はタンチョウの方に向かったのかな〜・・・。

摩周駅
出発前に、まずは記念撮影。

7時29分、摩周駅に到着。ここで下車します。今日はレンタカーで回る予定です。
レンタカーは8時からの予約でしたが、改札を抜けてすぐに、駅員さんが手続きを始めてくれました。そのおかげで、8時少し前には車に乗り込んでいました^^。今日の相棒は、新型の「マークII」です。いろいろと準備をして、まずは駅舎をバックに記念撮影をしたあと、8時ちょい過ぎ、摩周駅を出発します。それにしても、良い天気です。こういう天気を「摩周湖日和」とでも言うのでしょう(笑)

当初の予定では、まず「裏摩周展望台」へ向かう予定でしたが、時間的効率を考えて「からまつの湯」に向かいます。
弟子屈市街からR243に出て、しばらく走った後、養老牛に向かう道道に入り、ひたすら走り続けます。ちなみに地図は見ません・・・と言うか、もう必要ないですね(笑)
 良い景色と、良い天気が続きますが、雪の「ゆ」の字も無いですね〜。

からまつの湯
野趣満点の露天風呂・からまつの湯

走ること1時間くらいで、養老牛温泉に到着。その温泉街を突き進み、林道に入ります。
去年は完全な雪道だったこの林道。今年は雪のかけらすらありません。普通の晩秋の景色が続きます。林道に入ってしばらく、養老牛温泉「からまつの湯」に到着します。
すでに湯から上がった先客が2名ほどいました。そのうちの一人、緑で民宿を経営しているおじさんと、しばらく話し込んでしまいました。裏摩周の通行止めや、冬でもこの林道は除雪していること、「からまつの湯」にも来れることなど、いろいろ教えてもらいました^^。
 さて今日最初の露天風呂である「からまつの湯」。なかなか良い湯加減です。河原に作られた野趣満点の露天風呂。もう最高ですね〜。こうなったら冬に来て、雪見露天風呂を楽しみたいものです。この「からまつの湯」は無色透明なので、入浴写真は撮れないです・・・(笑)

裏摩周へ
雪は無いのに、通行止めとは・・。
この先に、裏摩周展望台が・・。

神の子池
季節柄湖面反射が強い、神の子池

さて露天風呂を楽しんだあとは、林道をそのまま突き進み道道150号 裏摩周・清里線に出ます。この裏摩周線も、雪の「ゆ」の字も無い・・・。これならば・・・と微かな期待を思い浮かべたのですが、裏摩周展望台への道は、大きな封鎖ゲートで閉められていました。雪なんて無いのに・・・・。「摩周湖日和」の良い天気なのに・・・・・・(T-T)。
 泣く泣く裏摩周を諦めて先に進みます。しばらく走り、「神の子池」までたどり着きます。
GWに始めてきたときとほぼ同じ風景ですね。少し緑が多いかな。ただGWよりも季節柄、日の差込が斜めなので、湖面の反射がかなりキツイのですが、「神の子ブルー」の神秘的な湖面は、いつ来ても、何時間ながめても飽きませんね。吸い込まれるようです・・・・。
 ただ、夏に繁殖していた「藻」が枯れて浮いているので、GWほど湖面はキレイでは無いですね・・・。この辺は自然だから、仕方ないけど・・・。

さて「神の子池」を出発して、一路「摩周第一展望台」を目指します。来た道をそのまま戻り、道道からR243に出る直前、前を一台の軽トラが・・・。交差点まで500メートルくらい、そのまま追い越そうか・・と思ったものの、国道に出てからでいいや・・・・と、追い越しを止めてしまったために・・・・・。
 国道の交差点で一時停止。と、前の軽トラがエンスト・・・・・「!」。傾斜のある交差点(つまり坂道発進になります)なので、軽トラはそのまま後退・・・・・そして、ガツンと・・・・。
 いや〜、参りましたね〜。バンパーに傷が付いただけとは言え、レンタカーですから。そのまま示談・・・と言うわけにもいかず、警察を呼んで事故証明を・・・。貴重な時間だというのに、この事故証明で30分以上ロスしてしまいました・・・。ついていない・・・。

摩周湖
まさに、摩周湖日和です〜^^。

事故処理を済ませたあとは、一路摩周岳をめざして走ります。
R243から、摩周湖横断道路に入ります。と道路案内板に「道路工事のため、第一展望台−川湯間通行止め」の看板が・・・。つまりこの時点で、「摩周第3展望台」へは行けないことが判明したのです。残念・・・・。
 とは言うものの、この「摩周湖日和」です。標高が上がるにつれてドキドキと・・・。そして、摩周第一展望台に到着。展望台に登ってみると、そこには雲一つ無い晴天に恵まれた、摩周湖の美しい姿が・・・・。いつ見ても、何度見ても、摩周湖は美しいです・・。

摩周湖
いつもと違う角度から、摩周湖を。

これで5勝1敗2分けで、晴れの摩周湖・・・。こと湖面と中之島を見る・・・と言うことでは、7勝1敗。圧倒的に摩周湖とは縁があるんですね〜。これはもう、「摩周湖の呪い」でしょう。一生独身が約束されたみたい・・・・・(核爆)
今回は、摩周岳遊歩道(登山道)も少し歩いてみます。いつもと違う角度から摩周湖を眺められます。この遊歩道は摩周岳に向かって続いており、いつかは摩周岳の頂上から摩周湖を眺めてみたいものです。
 結局、40分くらい眺めたあと、摩周湖をあとにしました。

摩周湖を出発したあとは、事故で時間をロスしているため、当初の川湯経由ではなくそのままR243で屈斜路湖に向かいます。摩周湖を出て30分ほどで「コタン温泉」露天風呂に到着。湖に面した露天風呂です。さっそく・・・・と思ったものの、湯舟の前には「温泉入れ替えのため、現在非常に熱く、午後2時半まで入れません」との貼り紙が・・。温泉に触ってみますが、かなり熱い・・・。「まったくをもって、ついてない・・・」

コタン温泉
屈斜路湖に面した、コタン温泉。でも・・
貼り紙
こんな貼り紙が・・・・(T-T)
和琴温泉
和琴半島の露天風呂です。
目隠しも何もありませ〜ん。

仕方ないので次の目的地、和琴半島に向かいます。ここの露天風呂が目当てなんですが、ここのは何の囲いも無いまさに露天・・・・。周りに誰もいなければ入りますが、近くで道路工事にダイバー達がいるため、再び入浴は諦めます・・。がっかり・・・です。
 結局、屈斜路湖の写真だけ撮って、和琴半島をあとにし、阿寒湖へ向かいます。

双湖台
双湖台からの、ペンケトー・パンケトー

R243から「ビオラスキー場」への道道を走って、阿寒横断道路に出て、ひた走ります。
この阿寒横断道路も、雪のかけらもありませんね・・・。ただ標高が上がるにつれて、路面がイヤな感じで濡れています。「双岳台」では雄阿寒岳を眺められますが、木が邪魔で撮影には不向きの場所ですね〜。
 「双湖台」で車を降りてみます。売店とトイレはすでに閉まっています。
まだ14時頃なんですが、だいぶ日も傾いてきました。夕日に照らされたような「ペンケトー」「パンケトー」を少しだけ眺めて、急いで峠を降ります。日の入り時間との勝負です、この時期は。

コタン丼
昼食の「コタン丼」です^^。

屈斜路湖を出て、45分くらい。阿寒湖温泉街に到着しました。時間は14時20分。朝からほとんど何も食べていないので、ここで昼食タイムにします。
 温泉街を車で抜けて、アイヌコタンに向かいました。ずいぶん前、ここの食堂で食べた「豚丼」が美味しかったので、そこで・・・と思ったのですが、残念ながら昼休み・・・。
 なので、「コタン丼」に惹かれて別の店に入りました。なにやら不気味で怪しげな音楽が流れている店内(アイヌコタンの音楽みたいだけど・・・)ですが、出てきた「コタン丼」はすっごく美味しい^^。豚肉と山菜をあえて卵で閉じる丼で、見た目は「濃いめの牛丼」みたいですが、美味しくて、気に入りました。また食べてみたい・・・。

雌阿寒岳
夕日に照らされた雌阿寒岳

空腹をしのいで、すぐさま出発。 刻一刻と日の入り時間が近づいてきます。阿寒温泉を出て走ること10分くらいで、オンネトー線に入ります。すると道の正面に、夕日に照らされた雌阿寒岳がその美しい姿を見せてくれます。思わず車を停めて見入っちゃいます。
 オンネトーに近づくにつれて、雪景色に変わっていきます。道路も一部は圧雪状態に・・。
そして・・・、オンネトーに到着しました。
 夕日に照らされた雌阿寒岳に、グリーンともブルーとも言えない美しいオンネトーが織りなす風景は、「美しい・・・」以外の形容する言葉が見つかりません・・・。
とにかく、美しい・・・・・。

オンネトー
美しい湖面の、オンネトー
オンネトー
逆さ雌阿寒岳・・・^^。

いくつか撮影ポイントを変えてみます。場所によっては、「逆さ雌阿寒岳」状態の景色も・・。日の入り後も手持ち撮影が出来なくなるまで、撮影を続けていました。これだけでも、来た甲斐があると言うものです^^。
 撮影が終わると、「国民宿舎中野温泉別館」で内湯と露天風呂を急いで楽しみます。内湯はトドマツで出来ており、木の香りと硫黄の香りが漂っていて、良い雰囲気です。
薄暗くなった景色を楽しみながらの露天風呂も最高でしたね。

中野温泉を出発する頃には、すでに真っ暗です。でも時間は16時半なんですけどね・・。
 あとは一気に摩周まで戻ります。でも少し時間があるので、川湯温泉駅に立ち寄り、駅側の「つつじ湯」で、今日最後の温泉を楽しみ、19時ちょうどに摩周駅に到着。レンタカーを返却し(ここでも事故の報告など面倒だった・・・・)走行距離350kmのレンタカー移動は終わりました。
 さて、列車が来る前に、とりあえず最後の悪あがきとして、「トワイライトEXP」の検索をかけてみると・・・、なんとA個室ロイヤルをゲット出来ました〜^^。
 乗車前日でのゲットです。おそらく、摩周駅で「トワイライトEXP」のA個室なんて、初めて発券したのではないでしょうか・・・・・・(^_^;。ラッキーです。
 そして、19時34分、網走行き最終に乗り込み、摩周を後にしたのです。

カレーライスグラタン
これが、カレーライスグラタンです^^。

ほとんどガラガラの車内で、PCを開き「リアルタイム」の書き込みをします。さすがに書く量も多い・・・・。書き終わった頃には北浜駅を過ぎていました。
 網走駅に到着。待合室でアップを行い、急いでいつもの「麗門亭」に向かいます。
 いつもの指定席に座り、オフシーズンのお楽しみ「カレーライスグラタン」をオーダーします。ビールで疲れを癒し、一年ぶりにご対面した「カレーライスグラタン」。変わらぬその美味しさに感激してしまいました^^。
 「落書き帳」に書き込み、店内のPCから自分の掲示板に書き込みして、店を出ました。
そして、「オホーツク10号」に乗り込み、22時20分、網走駅を後にしたのです。

 

↑一番上へ


[旅日記表紙へ]     [ホームへ戻る]    [次のページへ]