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33回目、2002夏の北海道旅行・II 旅日記−2
リアルタイム旅日記として作成

 [8月10日〜11日 出発〜天売島] (8月12日 天売島〜焼尻島) [8月13日 網走・サロマ湖]
 [8月14日 根室〜川湯] [8月15日 屈斜路・幻の滝] [8月16日〜17日 樽前山〜帰宅]

 

8月12日

 

テントで一夜・・・。朝はめっちゃ寒いです〜。。。
このテントで一夜を明かしました


 昨夜はリアルタイムをアップしたあと、ペンライトを持って、夜の天売島を散歩してみました。と言っても、メインストリート付近だけですけれど・・・。
 快晴の夜空に満天の星・・・。海を見渡せば、焼尻島の街明かりに、オロロンラインの街明かりも見えて、すっごくキレイでした。。。離島の夜は良いですね〜。静かで・・・波の音しか聞こえてこない・・・。最高です。

本日の朝食
朝食です^^。

 寝袋にくるまって睡眠・・・。朝起きたのは6時半過ぎでしたが、寝ていても感じていたものの、テントの外に出てみると、「寒い・・・・・・・・」。
 天気は曇り・・・。少し薄日が射しているくらいです。。。
7時過ぎに朝食をとり、7時半に海底探勝船の運行が決定したとの連絡が入ります。なんとかリベンジが叶いそうです♪
 45分におかみさんの運転で、天売港に送ってもらいます。
                        18時55分作成

海底探勝船「おろろん」
海底探勝船「おろろん」


 天売港で乗船券を買い、さっそく海底探勝船「おろろん」に乗り込みます。
天売宿泊のみのお客なので、ずいぶんと空いています。
 8時に出航。船の形は中央に海底窓があるタイプ。ごく普通の探勝船です。
男性のガイドの説明を聞きながら、天売港を出航し、天売灯台の方から島を一周します。
 天売灯台を通過し、いよいよ天売島の断崖絶壁が目の前に現れます。凄い・・・・です。
観音岬展望台の辺りで減速します。海底窓には海底の姿が映し出されるわけですが、そこに映っているのは「ウニ・ウニ・ウニ・・・」。となかくもの凄い数のウニが生息しています。以前、利尻島の海底探勝船に乗ったときも、もの凄い数のウニを見ましたが、それに匹敵しますね。。。とにかく美味しそうで・・・・(爆)

海から天売島を眺めます。
天売島の無人地帯へ向かいます

ウニです。美味しそう・・食べたい・・・(爆)
小さな黒い粒がウニです。

 観音岬の前を通り過ぎると、本格的な断崖が目の前に迫ってきます。それと同時に、海鳥の姿も間近で見られるようになります。

屏風岩付近の断崖絶壁
屏風岩付近の断崖絶壁

「千鳥ヶ浦」「カブト岩」「女郎子岩」「屏風岩」と続きますが、その姿はとても言葉では表現しきれません。無我夢中でEOSとデジカメ交互に写真を撮り続けています。
 普段は屏風岩展望台」からしか見たこと無い風景も、海上から眺めると格段に違いますね・・・。これぞ天売島の姿です。。。
 屏風岩では、ウミネコやウトウの姿もすぐそばで見られます。それにしても、海が澄んでいます。キレイです。。。

海鳥の宝庫を体感しています。
小さくて分かりませんが、
海鳥達が羽を休めてます

 屏風岩を過ぎてしばらくすると、かつて海馬を駆逐するために自衛隊員が2ヶ月間滞在した小屋の跡が見られます。もう30年も昔のことだそうです。
 そしてもう一つ、天売島が観光地化される前に存在した、釣り場跡の姿も・・。そこには高松宮殿下(だったかな・・・・(^_^;)が上陸された記念塔も立っています。

 そうして船は、天売島の表玄関、「赤岩」に着きます。かつては「オロロン鳥」で埋め尽くされたという赤岩。普段は赤岩展望台からしか見たこと無い赤岩ですが、細長い半ローソク岩と思っていたのですが、実際には平らな一枚岩だったんですね。。。

海上から眺める「赤岩」
海上から眺める「赤岩」。

 この赤岩から「オロロン鳥」が姿を消した原因は、観光客の悪マナーによるとのこと・・・。今では保護の努力が実って、今年も数羽観測されたそうです。
 なおこの赤岩には、オロロン鳥が戻って来やすいように、実物大の模型がいくつも置かれています。これは屏風岩でも同じで、よく見ると分かります。

 赤岩を過ぎると、天売島の無人地帯は終わり、あとは天売港に向かうだけです。
そして、9時過ぎに天売港に到着。約1時間の夢のような海上散歩は終わりました。すっごく楽しくて、そしてまた、天売島に惚れ込んでしまいました。

 この島は、メジャー化して欲しくない。いつまでも、今のままマイナーな観光地でいて欲しいです。海鳥が住む静かな島のままで・・・。それを実感した海上散歩でした♪
                                   19時25分作成

唯一の信号機です。
天売島唯一の信号機♪


 さて海上散歩が終わったあとは、恒例の天売島一周トレッキングです。
 お土産屋で「ひっぱりダコ」(タコの干物ですね)を買い、それをかじりながら歩きます。
時計回りか反時計回りか迷ったんですけれど、いつも通りの反時計回りで歩くことに。天売港から島のメインストリートを歩きます。宿の前を過ぎてしばらくすると、天売高校が。そして島唯一の信号機を通り過ぎると、羽幌役場天売支所がありその先に、天売郵便局があります。もちろん旅行貯金してきますが、「天売島到着証明書」も売っていたので、もちろん買います。特製のはがきに日付が入るやつでなかなかです♪

天売島をふらふらと歩いています^^。
天売島を歩いています〜^^。

 さて、天気なんですけれど、「曇り時々晴れ」。雲が多い分、徒歩で一周するには気持ちいい天気ですね。日が射すと暑いですけれど・・。ま、「天売島晴れ男」の神通力は健在だった・・・と言うことで・・・(笑)

 メインストリートを歩くこと45分くらいで、急に道が細くなり、島の無人地帯に入っていきます。急な坂を登り続けますが、波の音を聞きながら歩くのは最高ですね〜。鳥の囀りも聞こえてきますし・・・。薄日とは言え日が当たると暑いですけれど、風があるので気持ちいい・・・。登るにつれて、眼下に広がる日本海がまたキレイなんです。。。
 それにしても、誰もいません、来ません。。静かで良いですね。。

赤岩展望台。いつ見ても最高の景色です♪
展望台から眼下に眺める「赤岩」

しばらくして赤岩灯台が見えてきます。もうすぐ・・・。と言ったところで、バイクが抜いていきました・・・。
 赤岩展望台に到着します。昨日は夕暮れ時の赤岩を見ました。そして数時間前は海上から赤岩を見て、今度は順光での赤岩を眺めます。ここからの景色は、ホント絶景・・・。いつまでも「まったり・・・」としていたいんですけれど(一日いても飽きないと思う・・)、さっきのバイクの男性と、他に一人女性がいたので、あと「3時間半で回りきる」が前提なのもあり、後ろ髪を引かれながら赤岩をあとにします・・。

屏風岩展望台からの景色です
屏風岩展望台からの眺め

 赤岩を出て、またしばらく上り坂が続きます。後方ではバイクの音、車の音が聞こえてきました。観光客が動き出したようです。。。
 焼尻島を眺めながら歩き続けます。レンタカーが次々と追い抜いていきます。
 しばらくして、屏風岩展望台に到着します。下の海を眺めてみると、やはりいました「海底探勝船」が・・・。この島、一周するのは3回目ですが、毎回屏風岩に来ると探勝船も来るんですよね〜。。なんか不思議です・・・(笑)

観音崎展望台からの景色
こちらは観音崎展望台からの風景

 それにしても、海がキレイです・・。透き通るようなエメラルドブルーの海が・・・。いつまでも眺めていたいんだけど、あと1時間と少ししか無いので、ここも後ろ髪を引かれながら、あとにします・・・・・。

 屏風岩を出てしばらくして、12時に・・・。残りあと1時間・・・・(^_^;
ず〜っと焼尻島を眺めながら、歩き続け、ようやく観音岬展望台に到着。急いで写真を撮って撤収します・・・・(T-T)

天売島、また帰ってくるからね〜。。。。(ToT)
泣く泣く天売島をあとにします。

 観音岬を出ればあとは下り坂のみなので楽ですけど・・・・。ひたすら歩き続け、13時ちょうどに、宿の栄丸に到着しました。
 宿代を精算し(所定より3000円引きです(^_^;)、天売港まで送ってもらい、13時20分発のフェリー「おろろん2」に乗り込み、泣く泣く天売島をあとにしました・・・。
 また来年、絶対に帰島すると誓いながら・・・。
                    20時55分作成

焼尻島に帰って来ました^^。
天売から20分で焼尻島に到着


 このフェリー「おろろん2」は新造船で、2年前に乗った「おろろん」よりはるかにキレイです。1等・2等共に移住空間は良くなっています。でも2等の狭さは相変わらずですけと゜ね。。。
 天売島を離れて20分くらいで、焼尻島に到着します。2年ぶりの帰島です♪
フェリーターミナルで、デジカメ画像のPC転送を行い、レンタサイクルを借ります。心なしか、天売島より寒いですね・・・。風が強いのもあると思いますけれど・・・。

焼尻島の「ウニ丼」です♪
焼尻の「ウニ丼」です♪♪♪

 レンタサイクルで出発。まず最初に「ウニ丼」です(笑)。
焼尻港上の「みなと食堂」で「生ウニ丼」を頂きます。当然ですが、生きたウニを割ってそのウニの身を丼に使います。ま〜、、、美味しいこと♪最高ですね、焼尻の「ウニ」は・・・♪値段も2000円と安いですしね〜。大満足^^。

 「ウニ丼」を食したあとは、焼尻郵便局に立ち寄ります。ここでも「焼尻島到着証明書」を買います。

「知恵の輪」の名前が付いています(笑)
オンコの木「知恵の輪」

ただいま立て替え工事中・・・(ToT)
うぐいす谷のタイコ橋は
架け替え工事中

さて、郵便局を出てサイクリングコースを走ります。海岸線から内地に入り、羽幌役場焼尻支所の横から、「焼尻自然林」に入ります。
 静か・・・です。小鳥の鳴き声が響き、まさに森林浴ですね。この自然林に生えている「オンコの木」には名前が付いており、「亀の木」「鶴の木」「エゾシカ」「知恵の輪」「天狗の腰掛け」などの名前と共に、その様な形をしたオンコの木を見ることが出来ます。

 自然林遊歩道からそれて、「うぐいす谷」に向かってみます。この谷には「タイコ橋」が掛かっていたのですが、目の前に現れたのは、鉄パイプで組まれた仮の橋・・・。どうやら架け替え工事をしているようです。。。
 オンコの荘に続く小橋も、架け替えで通れません。。。なので迂回コースを走って、「オンコの荘」に出ました。
 ここには数多くの「オニユリ」が群生しているんですけれど、その数が以前より少ない気がするような・・・・。このオンコの荘は、オンコの木が群生しているため、見晴らしが結構良いんですけどね。。。

オンコの荘
オンコの荘です。天気はまあまあ・・

ちょっと日本離れした風景の、めん洋牧場
めん洋牧場。

 オンコの荘をあとにして、自然林を抜けでして「めん羊牧場放牧地」を眺めながら、ひた走ります。途中で、羊たちの姿も見えます。「サフォーク種」の羊で、日本離れした感じさえ受けますね。
 さて、鷹ノ巣に近づくにしたがって、風が一段と強くなってきました。それまでTシャツだけでいたのですが、鷹ノ巣に付くなり、上着を着込みます。風も強風に変わっています。

鷹ノ巣からの景色
鷹ノ巣からの景色。天気が・・(T^T

 鷹ノ巣からの景色は、焼尻島でも一番好きな風景なのです。天気が良ければ青空との対比が最高ですし・・・。でも今日はどんよりと曇っています。・・・と言うか、いまにも降り出しそうな天気です。。。
 強風に負けずに写真を撮り、急いで出発します。ほとんどが下り坂なので楽には楽なのですが、白浜海水浴場からついに雨が・・・。次第に本降りに近くなり、ついには「かっぱ」を着込んで、焼尻港へ急ぎます。
 かっぱのおかげで、それほど濡れずには済んだものの、大荒れの天気の中、焼尻港に到着しました。

焼尻島での、本日二度目の「ウニ丼」♪
焼尻で2杯目の「ウニ丼」です♪

 自転車を返却し、ターミナル内で一息・・・。
そして、ターミナル横にある食堂で、再び「生ウニ丼」を食します。もちろんビール付き♪
焼尻のウニ・・・・何度食べても美味しいですね〜・・・・♪
 焼尻でウニ丼2杯・・・。大満足でした♪
 そして、17時10分発の羽幌行き高速艇に乗り込み、焼尻島をあとにしたのです・・。
                        22時25分作成

 焼尻島での大荒れ天気で予想していましたが、波が高いです。木の葉のように揺れる船内・・・・。マジで酔うかと思いました・・・・(^_^;

苫前付近での夕日です〜♪
苫前付近での夕日。キレイです♪

 なんとか羽幌港に到着し、羽幌本社バスターミナルまで歩き、18時10分発の留萌行きバスに乗り、羽幌をあとにしたのです・・・。
 しばらく走り、苫前付近でしょうか・・・。綺麗な夕日を見ることが出来ました・・・・^^。
今日は、「赤岩展望台」から眺める夕日・・・・キレイでしょうね。。
車内ではリアルタイムの書き込みをしつつ、留萌に到着。すぐに駅の待合室に向かいます。留萌市はPHSのエリアですので、ここで今日初めてのアップを・・
 それから深川行の列車に乗り込み、1時間ほど走って深川に到着。
深川でお風呂タイムにしたあと美唄に行き、美唄で折り返して「オホーツク9号」に乗り込み見ました。明日は、サロマ湖です・・・^^

 

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