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「ほくとの一人旅」開設5周年記念
2005 GW春の北海道旅行旅日記−7
リアルタイム旅日記として作成
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 [4月29日 出発〜新日本海フェリー] [4月30日 小樽〜天人峡〜網走]
 [5月1日 網走〜知床五湖〜羅臼] [5月2日 羅臼〜中標津] [5月3日 摩周・阿寒エリア]
 [5月4日 白糠〜帯広〜糠平] (5月5〜6日 糠平〜苫小牧〜太平洋フェリー)

月5〜6日

 

朝の浴室。一種独特な雰囲気をかもし出しています。
朝の浴室も独特の雰囲気・・

 昨夜は雪が舞っていました。
一時はかなり強い降り方だったんですが、いつのまにか弱くなっていました。もっとも積もるような雪ではないですしね。
で、寝るのも早かったです。さすがに携帯も通じないのでネットも出来ず、12時前には寝てしまいました。で、熟睡しましたね。

朝食です。
宿の朝食。

 朝は7時に起きます。早起きです(笑)。
早いもので、今回の旅行も道内最終日を迎えてしまいました。。。。
 まずコンタクトを付けて、お風呂に向かいます。明るい時間にあらためてみると、まさに鍾乳洞のような浴室です(笑)。帰り際に宿のご主人に聞いてみましたが、なんとわずか7年でこれほどになってしまったそうです。それ以前は毎年削り取っていたのだとか。。この堆積物は、カルシウムだそうです。源泉掛け流しならではの、温泉ですね。

天気も良くなってきました♪
天気も晴れてきました♪

 お風呂から出たら朝食タイムになります。
食後は隣の「鹿の谷」に行ってきます。ご主人に「隣に行きます」と声を掛けると、「鹿の谷」の入浴券をもらえます。これでタダで入浴出来るのです。
外に出ると、良い天気です。最終日も晴れてくれました♪
 で、隣の「鹿の谷」ですが、内湯が「ナトリウム泉」「鉄鉱泉」「カルシウム泉」で露天風呂が「硫黄泉」になります。で、やはり露天風呂に向かいますが、良いですね〜♪
景色が最高です。内湯も3種類の源泉が楽しめて、なかなかに良いです。

幌加温泉もう一つの宿「鹿の谷」。こちらは日帰り入浴出来ます。
幌加温泉もう一軒の宿「鹿の谷」

この露天風呂は硫黄泉。野趣満天です♪
「鹿の谷」の露天風呂です。

 「鹿の谷」の温泉も楽しんで、9時前に幌加温泉の宿を出発します。ここの宿、かなり気に入りました。また機会があれば、泊まりに来たいです。
 さてこれから一路、苫小牧港を目指して走るとします。
                   
18時50分作成

第5音更川橋梁です。かなりの高さです。。
第5音更川橋梁はかなりの高さ・・

 幌加温泉を出発して、幌加除雪ステーションに車を止めて、第5音更川橋梁まで歩いてみます。散策路は橋の手前まで続いており、橋の上に出ようと思えば出れそうな雰囲気だけど、止めておきます。それにしても、もの凄い高さですね。当時の技術でこれだけのアーチ橋を建設したとは・・・。
 帰りは廃線跡を歩いて幌加駅跡まで戻って写真を撮り、除雪ステーションに戻りました。

 除雪ステーションを出発して少し走って、タウシュベツ林道に入ります。
 去年は雪道のレコードラインを踏みしめて走りましたが、今年はまったく雪はないですね〜。途中で数台の車とすれ違いましたが、何台かすでに入っているようです。
 林道を走って10分くらいで、タウシュベツ川橋梁の入り口に到着しました。

糠平湖の湖底に降ります。
糠平湖の湖底に立ちます

水のない糠平湖の景色、結構好きです♪
荒涼とした糠平湖の景色。

 数台の車が停まっています。さすがに有名になりましたね、ここも。。。
歩いてアーチ橋に向かいます。森を出ると、水か引いて荒涼とした風景の糠平湖が広がっています。木の根本だけが無数に広がっていて、その風景は野付半島のトドワラをも越える感じがします。

タウシュベツ川橋梁。
タウシュベツ川橋梁です。

十勝沖地震で崩落した部分・・・。
十勝沖地震で崩落した部分

橋脚の浸食は想像以上に進んでいます。ボロボロです。。
浸食の進んだ橋脚はボロボロ・・

かつてはこの橋の上を気動車が走っていました。。。
かつてはこの橋脚の上を列車が・・

 さて、今日の目的は、タウシュベツ川橋梁を糠平湖の湖底から眺めるです。で、湖底まで降りてみますが、案外簡単に降りる事ができるんですね〜。
 で、下から眺めるアーチ橋・・・。なんとも言いようがない風景です。そして、美しい風景でもあります。景色に同化していると言うか・・・。
 湖底から眺める事によって、十勝沖地震で崩落した部分も間近で見る事が出来ます。

 ちなみに、アーチ橋の橋脚に触ってみますが、なんとちょっと触れただけで、ポロポロとコンクリ片が剥がれ落ちてきます。もうかなりボロボロの状態で、いつ崩れ落ちてきても不思議ではありません。よく形を保っているな・・・と言うのが正直な感想ですね。
                       
21時10分作成

然別湖も良い天気です〜。
然別湖も良い天気♪

 タウシュベツ川橋梁を出発して、林道を引き返します。3台程連なって走りますが、対向車もけっこうあったりします。
 R273に出て、ひたすら糠平温泉目指して走り続け、温泉街手前で道道85号線に入ります。幌鹿峠を気持ちよく走りますが、ここにスキー用のリフトが設置されているんですけど、冬場は動いているのかが、いつも気になりますね。

青空が広がっています。扇ヶ原展望台の景色
扇ヶ原展望台からの眺め♪

 峠を越えて、然別湖湖畔沿いを走り続けて、然別温泉に到着します。
車を駐車場に停めて、会社用のお土産をここで購入しておきます。然別湖も眺めてみますが、まだまだ湖面は氷結していますね。然別コタンの会場が残骸化としていました。。。

 然別温泉を出発して、あとは苫小牧を目指して走り続けるのみです。途中の扇ヶ原展望台に立ち寄って、あとはR274をひた走ります。
 清水町のセイコマで「焼きそば弁当」を3種類6個購入しておきます、忘れないウチに(笑)。
 十勝清水ICを越えてしばらくして、日勝峠に差し掛かります。登坂車線になって少ししてライブカメラのあるローソン前を通過します。で、この上り勾配で一気に追い越しを掛けます。峠もサミット付近では雪が舞っていました。ま、舞う程度ですけどね。

 峠を越えて下り勾配が続きます。対向車の交通量はかなり多いです。さすがは休み期間です。
 道の駅「樹海ロード日高」に立ち寄りますが、ここの道の駅、相変わらず大混雑です。。。停めるスペース見つけるのに一苦労ですから(^_^;。
 この旅最後の道の駅スタンプを押して、そのままR274を走り続けます。石勝樹海ロードは夏に走るとキレイなんですよね。
 穂別ダムの手前でスコールにあった以外は、、天気は良かったです。STVが入らないのでHBCラジオを聞いていましたが、なんと根北峠では雪が降っていて、知床横断道路の6日開通予定も延期されたとか・・・(@@

夕張温泉「ユーパロの湯」に浸かってきます♪
夕張温泉「ユーパロの湯」です

 夕張市内に入って、R452に入ります途中から道道に入ってしばらく走って、最後の途中目的地である、夕張温泉「ユーパロの湯」に到着しました。
 ここは、太平洋フェリーで帰る際にいつも利用しています。「食事券セット」を購入して、先に遅めの昼食タイムにします。「山菜月見そば」にしましたが、この食事券セットだと100円安くなるのです。

遅めの昼食「山菜月見ソバ」
山菜月見ソバ

 さて、今回の旅最後の温泉を、露天風呂を中心に楽しんでいる最中に、道内滞在時間も残り4時間を切ってしまいました。。。
 温泉を楽しんだ後は、苫小牧向けてラストスパートです。
STVラジオが入るようになったので聞いていると、なんと三国峠でも雪が降っているとの事・・・。なんか、悪天候から逃げるように走っている気がします・・・(^_^;
 ちなみに、旭山動物園では駐車場渋滞が500mも続いていたとか・・・(@@

 さて、今回の旅でも何度もJR線と併走しましたが、一度も列車の姿を見る事はなく・・・(T^T)。R234は由仁町手前から室蘭本線と併走しますが、結局列車との併走は実現しないまま、苫小牧市に入ってしまいました。。。

苫小牧フェリーターミナルに到着してしまいました。。。
苫小牧フェリーターミナルに到着

 フェリーターミナル入り口を通過して、まず苫小牧駅方面に向かい、駅前のダイエー駐車場に入りました。
 最後の目的を果たすために食料品売り場に走りますが・・・「無い」(T-T)。ダイエーを出て駅の反対側にある長崎屋の食料品売り場で、ようやく希望の品を手に入れました。それは、「ななつぼし」で、10kgを2個持ってダイエー駐車場まで戻りました。。。重かった(^_^;。でも、「ななつぼし」を手に入れられて一安心です。

太平洋フェリーの新造船「ニューきそ」。3ヶ月前に就航したばかりです。
3ヶ月前に就航した新造船「ニューきそ」

 そして、ついに苫小牧フェリーターミナルに到着してしまいました。
 乗船手続きを済ませますが、新日本海フェリーのように広いスペースでは無いので、かなり狭いです。。。
 「仙台行き」の名札をもらい、ルームミラーにつり下げて待機場に向かいますが、本来いるはずの誘導係がいない・・・・。手際が悪い・・・・と一人ブツブツ言いつつも(笑)、何処に止めればいいのか、ちょうど近くを通りかかった係員に聞いてみると、なぜかすぐに乗船の列に誘導されました・・・(^_^;
 かくして、ほとんど待たずに、「ニューきそ」の鼻っ面から、船内に入り込みました。

太平洋フェリーは鼻っ面から入っていきます。
鼻っ面から船内に入ります

 さて、今年の2月に就航した「ニューきそ」ですが、これがまた凄い変わりようです。全体的にさらに豪華になっていますね。

太平洋フェリーのS寝台。従来のA寝台を2段から1段にしただけみたい。。
これが太平洋フェリーのS寝台

 今回えらんだのは、新しく設置された「S寝台」です。新日本海フェリーのS寝台とどう違うのか・・・期待していましたが、こちらのS寝台は、以前あったA寝台を2段式から1段にしただけ・・・と言う感じです。基本的にカプセル式は変わらないですね。
 でも内部にはテレビも備わっていますし、サービス的には太平洋フェリーの方が上でしょう。

船内はガラリと印象が変わっていました。めちゃ豪華に・・・
船内はかなり豪華なデザインです

 しばらく船内を探検してみますが、残念な事に以前あった「展望サロン」が無くなっていました。それと同時に、操舵室したにもあった展望デッキも無くなり、後方だけになっていました。展望デッキに関しては他の「いしかり」や「きたかみ」と同じになったようです。

 サロンやラウンジは、かなり豪華仕様になっています。ピアノの自動演奏もあったりして。。。また、コンセントを備えたOAルームが備わっていたのは嬉しいです。
 一通り眺めた後は、OAルームで旅行記を書いて過ごします。出航30分前と15分前に「ドラ」の音が流れるのが、太平洋フェリーらしいです。

サロンです。ピアノの自動演奏もあったりして。。。
サロンにはピアノの自動演奏も。。

吹き抜けのエントランスホール
エントランスホールです。

 とりあえず、朝の部分だけ仕上げた直後に、出航の時間になりました。
船内ではPHSが届かないので、展望デッキにて旅行記をアップします。そして、「ニューきそ」は苫小牧港を離れて、一路仙台港に向かって出発したのです。太平洋フェリーは日が暮れた後の出航なので、旅情がありますね。

夕闇迫る苫小牧港を出港します。。。
夕闇迫る苫小牧港を出港・・・

太平洋フェリーの出航は、寝台特急の出発にも似た雰囲気があります。
寝台特急の旅立ちに似た雰囲気です

今夜の夕食です。バイキング形式です。
バイキング形式の夕食

 さて、出航後しばらくは旅行記を書いていましたが、レストランの営業が20時までなので、先に夕食タイムにする事にしました。
 太平洋フェリーの食事は、バイキング形式です。値段は1800円なのですが、カフェテリア形式の新日本海とどちらが安いかは、微妙なところでしょう。。。ちなみに、コーヒー・紅茶・ソフトドリンクは、サービスになっています。

食後はラウンジで歌謡ショーを眺めます。
歌謡ショーも太平洋フェリーならでは

 食後は、ラウンジで開催されている歌謡ショーをしばらく眺めます。こういうショーがあるのも、太平洋フェリーならではですね。ちなみにこのラウンジでは、22時から映画館となり、「マトリックス リローデット」が上映されています。
 さて、時間も遅くなったし、旅行記も一段落したので、そろそろお風呂タイムにして、ビール飲んで寝るとします。。。。
                    走行距離・286km
                     
22時15分作成

夜のデッキは満天の星空が♪
夜のデッキを散歩するのも良いです♪

 お風呂に入る前に展望デッキに出て、空を見てみます。昨夜の幌加温泉では曇っていてので見えなかった星空、今夜は満天の星空を見る事が出来ました。周りに灯りのない洋上ですから、キレイに見えますね♪
 さて、「ニューきそ」の浴室ですが、木目調の内装ですごくキレイで落ち着いています。とてもフェリーの浴場とは思えないくらいです。湯船も広いですし、これは良いです。
 風呂から上がったら、サロンでビールを飲みながら過ごして、寝に入りました。

朝・・・良い天気です♪
朝・・・良い天気です。

 夜は熟睡しました。揺れがないので快適でしたね。
S寝台の寝心地ですが、なかなか良いです。ただ、カプセルベットには変わりないので、狭いと言えば狭いですけど、ベットの上で立てる空間があるので、移住性はそれほど悪くはないのですが、新日本海フェリーのS寝台に比べると、やはり窮屈です。

朝食もバイキング形式です。
バイキング形式の朝食

 朝は8時に起きました。朝の儀式を済ませて、レストランに行く前に展望デッキに出てみます。船はすでに宮城県沖を航行しています。仙台港まであと1時間ですしね。それにしても、良い天気です。しばらく海風にあたってから、レストランの方へ。

 レストランは朝食もバイキング方式です。値段は900円なので料金的には普通でしょう。
海の景色を眺めながらの朝食。もうすぐ仙台港に到着します。

久しぶりの仙台港フェリーターミナルに到着してしまいました。。。
仙台港に到着してしまいました。

 食事中に、仙台港到着についての案内放送がありました。この船は名古屋行きですので、船から出る場合は11時45分までに戻るように案内しています。いったん上陸出来るのは良いですね。
 そして到着10分前に仙台下船組の車両甲板への移動が開始されます。16時間ぶりにV35君とご対面になります。

 仙台港に到着して10分くらいで、乗用車の下船が始まりました。
9時半過ぎに、仙台港に上陸してしまいました。。とりあえず駐車場に停めて旅行記のアップを行います。

オートバックス多賀城店でオイル交換を
オイル交換してから帰ります

 仙台港を出発して、まず仙台港からすぐ近くの、オートバックス多賀城店の方に向かいます。地元に戻ってより、ここで先にオイル交換を行う事にしました。開店直後なので待ち時間もなく30分程で作業終了になり、一路出稼ぎの地へ向かう事にします。

 仙台市内の国道を走りますが、市中心部付近はかなり渋滞しています。混んでいます・・・。国道から外れて別の道を走り、途中、仙台二十人郵便局に立ち寄り、この旅で唯一の旅行貯金を行います。
 仙台駅の真横を通過し、ふたたび渋滞に巻き込まれつつも、なんとか1時間で仙台宮城ICに到着して、東北自動車道を埼玉目指して走ります。

東北道・上河内SAでひと休み
上河内SAでひと休みです。

 東北道ですが、一応GW期間ではあるものの、平日なので比較的快適に走る事が出来ます。車窓を流れる景色が、本州ですね。北海道とはあきらかに違う、緑の風景が流れています。桜の花も咲いていますし、まさに春爛漫と言った風景が流れています。
 天気も良いですし、良いリズムで走り続けて、13時半過ぎに上河内SAに到着します。

宇都宮といえば餃子ですね♪
お昼の「餃子セット」

 ここで少し遅めの昼食タイム。宇都宮と言えば餃子なので、「餃子セット」を食します。で、帰り際にはもちろん餃子のお土産も買って帰ります(笑)。

 上河内SAを出発して、残るはあと僅かです。
利根川を越えると、天気の方がついに雨になってしまいました。以降はずっと雨の中を走り続けます。
 とりたてて、渋滞もせずに15時過ぎに久喜ICから東北道を降りて、一般道を走り、途中に地元のダイエーに立ち寄って、17時に到着してしまいました。。

 雨に始まって、道内は天気に恵まれて、最後は雨で終わった帰省でした。
 さて、明日から出稼ぎ生活が始まります。

 これで、「2005 GW春の北海道旅行」リアルタイム旅日記を終了します。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
                                     ほくと@管理人
                走行距離・362km
            今回の旅行の総走行距離・2,590km
                   
18時20分作成

 

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