『イーハトーヴ・オノマトペ症候群』やってます。(^ ^;
   霧の粒はだんだん小さく小さくなって、   (ねむ)さにふらっ、かわゆいにゃぁ、『朝に就(つい)ての童話的構図』   いまはもううすい乳いろのけむりに変り、   


     イーハトーヴオノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)    .
                         草や木の水を吸いあげる音は、                   あっちにもこっちにも忙しく聞え出しました。   
宮沢賢治童話の私設ファンコーナーです。

                 ★宮沢賢治童話を是非ぜひゼヒ読んでネ★

 
 

んで、回目の今回は、


 ******** セロ弾きゴーシュ ******** .
 
角川文庫 520円 265p 表紙:飯野和好 注釈:大塚常樹 解説:小倉豊文・別役実 年譜:中村稔
                                さすがの歩哨(ほしょう)も                                            とうとう睡(ねむ)さにふらっとします。
             雪渡り
────────────── 18p
             やまなし
 ───────────── 8p
             氷河鼠の毛皮
 ─────────── 14p
             シグナルとシグナレス
 ──────── 28p
             オツベルと象
──────────── 13p
             ざしき童子
(ぼっこ)のはなし ────── 5p
             寓話 猫の事務所
────────── 14p
             北守将軍と三人兄弟の医者
────── 24p → ここまではページです。
             グスコーブドリの伝記──────── 49p
             朝に就(つい)ての童話的構図 ────── 4p
             セロ弾きのゴーシュ ───────── 25p
         付録 ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記
── 60p
             ペンネンノルデはいまはいないよ
               太陽にできた黒い棘をとりに行ったよ
  3p の13短編です。

             注:
は『注文の多い料理店2』ご覧ください。

               は『新編 風の又三郎』ご覧ください。

               は『新編 風の又三郎3』ご覧ください。

                   


 
 



『セロ弾きのゴーシュ』の第十話です。
   苔(こけ)いちめんに、霧がぽしゃぽしゃ降って、      蟻の歩哨(ほしょう)は、      するどいひとみであたりをにらみ、      青く大きな羊歯(しだ)の森の前を      あちこち行ったり来たりしています。   
      向うからぷるぷるぷるぷる                                            一ぴきの蟻の兵隊が走って来ます。   「停まれ、誰かッ。」      「第百二十八聯隊(れんたい)の伝令!」      「どこへ行くか。」      「第五十聯隊(れんたい)聯隊本部。」   
つい                     .
********** 『朝に就ての童話的構図』 4p **********
 

 睡(ねむ)さにふらっ、蟻の歩哨(ほしょう)は、かわゆいにゃぁ、『朝に就(つい)ての童話的構図』。

 っつーことで、『
賢治童話丸写しシリーズその42』だよん。(^ ^;

 歩哨
(ほしょう)はスナイドル式の銃剣を、向うの胸に斜めにつきつけたまま、その眼の光りようや
(あご)のかたち、それから上着の袖の模様や靴の工合、いちいち詳しく調べます。
 「よし、通れ」
 伝令はいそがしく羊歯
(しだ)の森のなかへ入って行きました。
 霧の粒はだんだん小さく小さくなって、いまはもううすい乳いろのけむりに変り、草や木の水を吸
いあげる音は、あっちにもこっちにも忙しく聞え出しました。さすがの歩哨もとうとう睡
(ねむ)さにふ
らっとします。
        
(丸写しオシマイ)
 『
賢治童話丸写しシリーズその42』でした。


 朝に就ての童話的構図 漫画紹介はできましぇん。

    さびしかぁ。  .

 

 漫画版『朝に就(つい)ての童話的構図』は、おそらく多分ありましぇん。さびしかぁぁぁ。


 朝に就ての童話的構図 お気に入りオノマトペ
 季節: 夏
       「あっあれなんだろう。                                                  あんなとこにまっ白な家ができた。」   「家じゃない山だ。」      「昨日はなかったぞ。」      「兵隊さんにきいて見よう。」      「よし。」      二疋(ひき)の蟻は走ります。      「兵隊さん、あすこにあるのなに?」      「何だうるさい、帰れ。」         「兵隊さん、いねむりしてんだい。                                     あすこにあるのなに?」   「うるさいなあ、どれだい、おや!」   

◆オラが好きなオノマトペ(初読)=5つが最高。)
Aぷるぷるぷるぷる:【向うからぷるぷるぷるぷる一ぴきの蟻の兵隊が走って来ます。】
G
ぷるぷるぷるぷる:【ぷるぷるぷるぷる顫(ふる)えていることでもわかります。】

ボクの好きなオノマトペ(再読)=5つが最高。)
@ぽしゃぽしゃ:【苔(こけ)いちめんに、霧がぽしゃぽしゃ降って、蟻の歩哨は、鉄の帽子の
      ひさしの下から、するどいひとみであたりをにらみ、青く大きな羊歯(しだ)の森の前
      をあちこち行ったり来たりしています。】
 

 「オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)なんて集めてどうすんの?」

 
ぽしゃぽしゃ:【苔(こけ)いちめんに、霧がぽしゃぽしゃ降って、】

 
霧がぽしゃぽしゃ降って、っつーの、いんだにゃぁ。


     「おい、大変だ。おい。おまえたちはこどもだけれども、              こういうときには立派に                                               みんなのお役に立つだろうなあ。」      「いいか。おまえはね、この森を入って行って                        アルキル中佐どのにお目にかかる。」      「それからおまえは                                                      うんと走って陸地測量部まで行くんだ。」    「そして二人ともこう云うんだ。」         「北緯二十五度東経六厘(りん)の処(ところ)に                  目的のわからない大きな工事ができましたとな。                  二人とも云ってごらん。」
     「北緯二十五度東経六厘の処に                                  目的のわからない大きな工事ができました。」      「そうだ。では早く。                                                    そのうち私は決してここを離れないから。」    蟻の子供らは一目散にかけて行きます。          歩哨は剣をかまえて、じっとそのまっしろな太い柱の、            大きな屋根のある工事をにらみつけています。       それはだんだん大きくなるようです。                                 だいいち輪廓のぼんやり白く光ってぷるぷるぷるぷる              顫(ふる)えていることでもわかります。

********** 朝に就ての童話的構図                         .
                  のオノマトペ **********
 

@ぽしゃぽしゃ:【苔(こけ)いちめんに、霧がぽしゃぽしゃ降って、蟻の歩哨は、鉄の帽子のひさし
      の下から、するどいひとみであたりをにらみ、青く大きな羊歯(しだ)の森の前をあちこち
      行ったり来たりしています。】
Aぷるぷるぷるぷる:【向うからぷるぷるぷるぷる一ぴきの蟻の兵隊が走って来ます。】
Bだんだん:【霧の粒はだんだん小さく小さくなって、いまはもううすい乳いろのけむりに変り、草や

      木の水を吸いあげる音は、あっちにもこっちにも忙しく聞え出しました。】
Cとうとう:【さすがの歩哨もとうとう睡
(ねむ)さにふらっとします。】
Dふらっ:【さすがの歩哨もとうとう睡
(ねむ)さにふらっとします。】
Eじっ:【歩哨は剣をかまえて、じっとそのまっしろな太い柱の、大きな屋根のある工事をにらみつ

      けています。】
Fぼんやり:【だいいち輪廓のぼんやり白く光ってぷるぷるぷるぷる顫
(ふる)えていることでもわか
      ります。】
Gぷるぷるぷるぷる:【ぷるぷるぷるぷる顫
(ふる)えていることでもわかります。】
Hぱっ:【俄かにぱっと暗くなり、そこらの苔はぐらぐらゆれ、蟻の歩哨は夢中で頭をかかえまし

      た。】
Iぐらぐら:【そこらの苔はぐらぐらゆれ、蟻の歩哨は夢中で頭をかかえました。】
Jすっかり:【眼をひらいてまた見ますと、あのまっ白な建物は、柱が折れてすっかり引っくり返っ

      ています。】
Kうん:【「兵隊さん。構わないそうだよ。あれはきのこというものだって。何でもないって。アルキ

      ル中佐はうんと笑ったよ。それからぼくをほめたよ。」】

 『朝に就ての童話的構図』のオノマトペ、これで、おすめえだぁ。えがっだなす。 スネオ 拝 (^ ^;
                                                      2006.3.5.

 
 


『セロ弾きのゴーシュ』の第十一話です。

  .
  ゴ−シュは町の活動写真館でセロを弾く係りでした。           .
   けれどもあんまり上手でないという評判でした。      .

  『セロ弾きのゴーシュ』 25p  .
 

 宮沢賢治の最高傑作だにゃぁ、『セロ弾きのゴーシュ』。
 楽長がいんだにゃぁ。三毛猫、かっこう、子狸、野鼠の親子、いんだにゃぁ。
 そしてゴーシュがいんだにゃぁ。『セロ弾きのゴーシュ』、いんだにゃぁ。
 名セリフ・オン・パレードだにゃぁ。

 っつーことで、『
賢治童話丸写しシリーズその43』だよん。(^ ^;

<楽長さん、熱くなっでるだなや。>
 「セロがおくれた。トォテテ テテテイ、ここからやり直し。はいっ。」

 「セロっ。糸が合わない。困るなあ。ぼくはきみにドレミファを教えてまでいるひまはないんだが
なあ。」

 「だめだ。まるでなっていない。このへんは曲の心臓なんだ。それがこんながさがさしたことで。」

 「諸君。演奏までもうあと十日しかないんだよ。音楽を専門にやっているぼくらがあの金沓鍛冶
(かなぐつかじ)だの砂糖屋の丁稚(でっち)なんかの寄り集りに負けてしまったらいったいわれわれ
の面目はどうなるんだ。」

 「おいゴ−シュ君。君には困るんだがなあ。表情ということがまるでできてない。怒るも喜ぶも感
情というものがさっぱり出ないんだ。」

<第一夜、トマトを持って来た三毛猫クン、にやにや生意気だにゃぁ。>
 「ああくたびれた。なかなか運搬はひどいやな。」

 「先生、そうお怒りになっちゃ、おからだにさわります。それよりシュ−マンのトロメライをひいて
ごらんなさい。きいてあげますから。」

 「いやご遠慮はありません。どうぞ。わたしはどうも先生の音楽をきかないとねむられないんで
す。」

<第二夜、かっこうは、正確なドレミファを習いたいんだとさ。>
 「ところがそれがひどいんです。たとえばかっこうとこうなくのとかっこうとこうなくのとでは聞いて
いてもよほどちがうでしょう。」

 「なぜやめたんですか。ぼくらならどんな意気地(いくじ)ないやつでものどから血が出るまでは叫
ぶんですよ。」

<第三夜、子狸クン、『愉快な馬車屋』の楽譜をしょってるんだなや。>
 「狸汁ってぼく知らない。」

 「だってぼくのお父さんがね、ゴ−シュさんはとてもいい人でこわくないから行って習えと云った
よ。」

 「ゴ−シュさんはこの二番目の糸をひくときは奇態に遅れるねえ。なんだかぼくがつまずくよう
になるよ。」

<第四夜、野鼠の親子は栗の実を持って来たずら。>
 「だって先生先生のおかげで、兎さんのおばあさんもなおりましたし狸さんのお父さんもなおり
ましたしあんな意地悪のみみずくまでなおしていただいたのにこの子ばかりお助けをいただけな
いとはあんまり情ないことでございます。」

 「はい。からだ中とても血のまわりがよくなって大へんいい気持ちですぐに療
(なお)る方もあれ
ばうちへ帰ってから療る方もあります。」 
                        
(丸写しオシマイ)
 『
賢治童話丸写しシリーズその43』でした。


 セロ弾きのゴーシュ 漫画紹介

 @片山愁:銀河鉄道の夜(角川書店)

 Aあすなひろし:宮沢賢治漫画館(潮出版社)第1巻

 B高畑勲(監督):セロ弾きのゴーシュ(アニメージュ文庫V 徳間書店)

 Cますむらひろし:ラビット・タウン(朝日ソノラマ)

 D松田一輝:文芸まんがシリーズ15銀河鉄道の夜(ぎょうせい)

                  一等賞は、松田一輝、だにゃぁ。(^ ^;

 

 @片山愁の漫画版『セロ弾きのゴーシュ』は、ゴーシュ、いくにゃい。
 三毛猫がいくにゃい。かっこうがいくにゃい。子狸がいくにゃい。野鼠の親子がいくにゃい。
 片山愁チャン、アアタ、猫きらいにゃの?
 猫好きの漫画家だったら、こんな無表情でぎこちない猫、じぇったい描けない、んじゃにゃぁい?
 動物の写真を見て描いたとしか思えない動き・表情がいくにゃい。漫画的デフォルメ・アクション
がじぇんじぇんにゃい。片山愁チャン、絵がじぇんじぇん動いてにゃいじゃん。
 片山愁チャン、アアタの漫画がゴーシュだっちゃ。楽長のセリフをそのまんま、片山愁チャンに
捧げたいにゃぁ。ごみんね。(^ ^;
 
「おいゴ−シュ君。君には困るんだがなあ。表情ということがまるでできてない。怒るも喜ぶも感
情というものがさっぱり出ないんだ。」


 Aあすなひろしは、影、ぐー。小津安二郎ばりのローアングル、ぐー。
 楽長、ぐー。三毛猫、ぐー。子狸、ぐー。
 ゴーシュ、かっこう、野鼠の親子、のーぐっど。
 ゴーシュのコンプレックスがいまいち伝わって来なかったのら。

 B高畑勲は、良くも悪くもスタジオ・ジブリなのら。
 風景、グンバツ。
 人物の表情、薄っぺら。感情、薄っぺら。生活感、薄っぺら。っぺらっぺら。
 風景と人物とのギャップ、唖然、愕然、呆然自失。ま、いつものジブリだけどね。
 三毛猫、よろし。かっこう、子狸、野鼠の親子、mmmいまいち。
 楽長、演技が臭い。渋い脇役っつーの、できんのかね、ったく。
 ゴーシュ、大根、ぶりっこ、はしゃぎすぎ、ったく。
 そして高畑勲、アアタよろしくにゃい。クライマックスの、ゴーシュのセリフ、
 「ねこです、鳥です、たぬきです、ねずみです!!」って、アアタ恥ずかしくにゃいのかぁ、ったく。
 これ、宮沢賢治の原作にはもちろんありましぇん。こんな身も蓋もにゃいセリフをゴーシュに云
わせちゃった高畑勲クン、好きくにゃい。感動が安っぽくなっちゃったじゃん。
 
「こんやは変な晩だなあ。」の浮遊感や、
 
「ああかっこう。あのときはすまなかったなあ。おれは怒ったんじゃなかったんだ。」の余韻を、
小学3年生(オラのことだども)だって感じる、っつーことを、アアタわかってにゃい。
 「こんやは変な晩だなあ。」と、ぼうっとしてるゴーシュが、いいのら。
 ガキ相手のアニメ監督にゃのに、
 「これくらい懇切丁寧に説明してやんないと、ガキどもにゃわからんやろな。」
っつーガキをなめきったようにゃ演出、やだにゃぁ。
 高畑勲クン、アニメ監督でしょ、
 「ねこです、鳥です、たぬきです、ねずみです!!」っつー恥ずかしいセリフをカットして、Aあす
なひろしのように、せめて映像表現だけにとどめてほしかったにゃぁ。ガキなめちゃいけねぇずら。
 高畑勲クンには、Aあすなひろしの漫画版『セロ弾きのゴーシュ』を読んでほしかったにゃぁ。
 (オイオイずいぶんな態度じゃにゃい?)
ps.
「セロがおくれた。トォテテ テテテイ、ここからやり直し。はいっ。」の名セリフがなかったの
は残念。
 ベートーベンの第六交響曲では「
トォテテ テテテイ」のリズムが見つからんかったんかもね。

 Cますむらひろしは、やっぱし猫がいぃ。かっこうもいぃ。絵はへたくそなんだけども、表情が
いぃ。絵のへたなのと
ゴーシュのコンプレックスとがいぃハーモニー。
 楽長、ゴーシュ、子狸、野鼠の親子、いまいちだにゃぁ。
 けれども、ラストシーン、とてもいぃ。読後感、さわやか。
 みなしゃん、読みんしゃぃ。(^ ^;

 D松田一輝は、初対面。ふむふむ、mmm、これ、いんでなぃかぃ。
 楽長、ゴーシュ、三毛猫、かっこう、子狸、野鼠の親子、いんでなぃかぃ。
 表情、ゴーシュのコンプレックス、ユーモア、バランス、ラストシーン、読後感、いんでなぃかぃ。
 コンプレックスを描くには、ゴーシュは不細工でなきゃいかんずら、ぶ男でなきゃいかんずら。
 ゴーシュのキャラクター、いんでなぃかぃ。おいゴーシュ君、君の表情、いんでなぃかぃ。
 ゴーシュファンのみなしゃ〜ん、
 松田一輝の『セロ弾きのゴーシュ』、是非ぜひゼヒ読みんしゃぃ。(^ ^;

 っつーことで、『セロ弾きのゴーシュ』の漫画版、一等賞は、松田一輝、だにゃぁ。(^ ^;

ps2.蛇足、だども、
 ゴーシュのキャラ、一等賞は、松田一輝。
 楽長、一等賞は、松田一輝。僅差であすなひろし。(^ ^;
 三毛猫、あすなひろし。僅差で高畑勲。(^ ^;
 かっこう、松田一輝。
 子狸、あすなひろし。
 野鼠の親子、松田一輝。
 兎さんのおばあさん、狸さんのお父さん、みみずく、高畑勲。
 風景、高畑勲。
 影、アングル、あすなひろし。
 表情、コンプレックス、ユーモア、バランス、松田一輝。
 ラストシーン、読後感、ますむらひろし。僅差で松田一輝。だなや。(^ ^;

ps3.蛇足、だども、part2.
 オラの好きな名セリフ。ゴーシュくん、さわやか、なのら。(^ ^;

 「こんやは変な晩だなあ。」

 「ああかっこう。あのときはすまなかったなあ。おれは怒ったんじゃなかったんだ。」


 セロ弾きのゴーシュ お気に入りオノマトペ
 季節: 夏                「先生、そうお怒りになっちゃ、おからだにさわります。               それよりシュ−マンのトロメライをひいてごらんなさい。             きいてあげますから。」               「生意気なことを云うな。ねこのくせに。」   

◆オラが好きなオノマトペ(初読)=5つが最高。)
@
ボ−ボ−:【クラリネットもボ−ボ−とそれに手伝っています。】
E
トォテテ テテテイ:【「セロがおくれた。トォテテ テテテイ、ここからやり直し。はいっ。」】
N
かっきり:【「では今日は練習はここまで、休んで六時にはかっきりボックスへ入ってくれ給
      え。」】
35
ベロリ:【猫はばかにしたように尖(とが)った長い舌をベロリと出しました。】

▼ボクの好きなオノマトペ(再読)=5つが最高。)
I
そら:【そらと思って弾き出したかと思うといきなり楽長が足をどんと踏んでどなり出しまし
      た。】
43
こっこっ:【誰か屋根裏をこっこっと叩くものがあります。】
83
ギウギウ:【ゴ−シュはちょっとギウギウと糸を合せてそれからいきなりのねずみのこども
      をつまんでセロの孔
(あな)から中へ入れてしまいました。】

 

 「オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)なんて集めてどうすんの?」

 
トォテテ テテテイ:【「セロがおくれた。トォテテ テテテイ、ここからやり直し。はいっ。」】

 
トォテテ テテテイ、っつーの、いんでなぃかぃ。もちろん、初対面。(^ ^;


       「こら、狸、おまえは狸汁ということを知っているかっ。」             とどなりました。                  .
      すると狸の子はぼんやりした顔をして                               きちんと床へ座ったままどうもわからないというように                首をまげて考えていましたが、しばらくたって                        「狸汁ってぼく知らない。」 と云いました。
 

  * セロ弾きのゴーシュオノマトペ * .

@ボ−ボ−:【クラリネットもボ−ボ−とそれに手伝っています。】
Aりん:【ゴ−シュも口をりんと結んで眼を皿のようにして楽譜を見つめながらもう一心に弾いて
      います。】
Bぱたっ:【にわかにぱたっと楽長が両手を鳴らしました。】
Cぴたり:【みんなぴたりと曲をやめてしんとしました。】
Dしん:【みんなぴたりと曲をやめてしんとしました。】
Eトォテテ テテテイ:【「セロがおくれた。トォテテ テテテイ、ここからやり直し。はいっ。」】
Fほっ:【ほっと安心しながら、つづけて弾いていますと楽長がまた手をぱっと拍
(う)ちました。】
Gぱっ:【楽長がまた手をぱっと拍
(う)ちました。】
Hどきっ:【またかとゴ−シュはどきっとしましたがありがたいことにはこんどは別の人でした。】
Iそら:【そらと思って弾き出したかと思うといきなり楽長が足をどんと踏んでどなり出しました。】
Jどん:【いきなり楽長が足をどんと踏んでどなり出しました。】
Kがさがさ:【「だめだ。まるでなっていない。このへんは曲の心臓なんだ。それがこんながさがさ
      したことで。」】
Lさっぱり:【「怒るも喜ぶも感情というものがさっぱり出ないんだ。」】
Mぴたっ:【「それにどうしてもぴたっと外の楽器と合わないもなあ。」】
Nかっきり:【「では今日は練習はここまで、休んで六時にはかっきりボックスへ入ってくれ給え。」】
Oぼろぼろ:【ゴ−シュはその粗末な箱みたいなセロをかかえて壁の方へ向いて口をまげてぼろ
      ぼろ泪
(なみだ)をこぼしましたが、気をとり直してじぶんだけたったひとりいまやったとこ
      ろをはじめからしずかにもいちど弾きはじめました。】
Pごつごつ:【あの夕方のごつごつしたセロでした。】
Qそっ:【ゴ−シュはそれを床の上にそっと置くと、いきなり棚からコップをとってバケツの水をごく
      ごくのみました。】
Rごくごく:【いきなり棚からコップをとってバケツの水をごくごくのみました。】
Sごうごうごうごう:【譜をめくりながら弾いては考え考えては弾き一生けん命しまいまで行くとまた
      はじめからなんべんもなんべんもごうごうごうごう弾きつづけました。】
21とんとん:【そのとき誰かうしろの扉をとんとんと叩くものがありました。】
22すう:【「ホ−シュ君か。」ゴ−シュはねぼけたように叫びました。ところがすうと扉を押してはいっ
      て来たのはいままで五六ぺん見たことのある大きな三毛猫でした。】
23むしゃくしゃ:【ゴ−シュはひるからのむしゃくしゃを一ぺんにどなりつけました。】
24にやにや:【すると猫は肩をまるくして眼をすぼめてはいましたが口のあたりでにやにやわらっ
      て云いました。】
25すっかり:【ゴ−シュはすっかりまっ赤になってひるま楽長のしたように足ぶみしてどなりました
      がにわかに気を変えて云いました。】
26ぎっしり:【セロ弾きは何と思ったかまずはんけちを引きさいてじぶんの耳の穴へぎっしりつめ
      ました。】
27パチパチパチッ:【すると猫はしばらく首をまげて聞いていましたがいきなりパチパチパチッと眼
      をしたかと思うとぱっと扉の方へ飛びのきました。】
28ぱっ:【ぱっと扉の方へ飛びのきました。】
29どん:【そしていきなりどんと扉へからだをぶっつけましたが扉はあきませんでした。】
30ぱちぱち:【猫はさあこれはもう一生一代の失敗をしたという風にあわてだして眼や額からぱち
      ぱち火花を出しました。】
31ぐるぐるぐるぐる:【しまいは猫はまるで風車のようにぐるぐるぐるぐるゴ−シュをまわりました。】
32ぐるぐる:【ゴ−シュもすこしぐるぐるして来ましたので、「さあこれで許してやるぞ」と云いながら
      ようようやめました。】
33ようよう:【「さあこれで許してやるぞ」と云いながらようようやめました。】
34ぐっ:【セロ弾きはまたぐっとしゃくにさわりましたが何気ない風で巻たばこを一本だして口にく
      わいそれからマッチを一本とって「どうだい。工合をわるくしないかい。舌を出してごら
      ん。」】
35ベロリ:【猫はばかにしたように尖
(とが)った長い舌をベロリと出しました。】
36シュッ:【「ははあ、すこし荒れたね。」セロ弾きは云いながらいきなりマッチを舌でシュッとすって
      じぶんのたばこへつけました。】
37どん:【さあ猫は愕
(おどろ)いたの何の舌を風車のようにふりまわしながら入口の扉へ行って頭
      でどんとぶっつかってはよろよろとしてまた戻って来てどんとぶっつかってはよろよろま
      た戻って来てまたぶっつかってはよろよろにげみちをこさえようとしました。】
38よろよろ:【よろよろとしてまた戻って来てどんとぶっつかってはよろよろまた戻って来てまたぶっ
      つかってはよろよろにげみちをこさえようとしました。】
39せいせい:【それから、やっとせいせいしたというようにぐっすりねむりました。】
40ぐっすり:【ぐっすりねむりました。】
41ぐんぐん:【そして水をごくごくのむとそっくりゆうべのとおりぐんぐんセロを弾きはじめました。】
42ごうごう:【それからもう何時だかもわからず弾いているかもわからずごうごうやっていますと誰
      か屋根裏をこっこっと叩くものがあります。】
43こっこっ:【誰か屋根裏をこっこっと叩くものがあります。】
44ぼろん:【ゴ−シュが叫びますといきなり天井の穴からぼろんと音がして一疋
(ぴき)の灰いろの鳥
      が降りて来ました。】
45ボロンボロン:【ゴ−シュはセロを取り上げてボロンボロンと糸を合せてドレミファソラシドとひきま
      した。】
46ばたばた:【するとかっこうはあわてて羽をばたばたしました。】
47かっこうかっこうかっこうかっこうかっこう:【「つまりこうだろう。」セロ弾きはまたセロをとって、か
      っこうかっこうかっこうかっこうかっこうとつづけてひきました。】
48とうとう:【ゴ−シュはとうとう手が痛くなって「こら、いいかげんにしないか。」と云いながらやめま
      した。】
49かっこうかくうかっかっかっかっか:【するとかっこうは残念そうに眼をつりあげてまだしばらくない
      ていましたがやっと「……かっこうかくうかっかっかっかっか。」と云ってやめました。】
50こんこん:【かっこうは頭を何べんもこんこん下げました。】
51くっ:【かっこうは「くっ。」とひとつ息をして「ではなるべく永くおねがいいたします。」といってまた一
      つおじぎをしました。】
52むしゃくしゃ:【ゴ−シュははじめはむしゃくしゃしていましたがいつまでもつづけて弾いているうち
      にふっと何だかこれは鳥の方がほんとうのドレミファにはまっているかなという気がしてき
      ました。】
53ふっ:【ふっと何だかこれは鳥の方がほんとうのドレミファにはまっているかなという気がしてきま
      した。】
54ぴたり:【「えいこんなばかなことしていたらおれは鳥になってしまうんじゃないか。」とゴ−シュはい
      きなりぴたりとセロをやめました。】
55どしん:【するとかっこうはどしんと頭を叩かれたようにふらふらっとしてそれからまたさっきのよう
      に「かっこうかっこうかっこうかっかっかっかっかっ。」と云ってやめました。】
56ふらふらっ:【ふらふらっとしてそれからまたさっきのように「かっこうかっこうかっこうかっかっかっ
      かっかっ。」と云ってやめました。】
57ぼうっ:【東のそらがぼうっと銀いろになってそこをまっ黒な雲が北の方へどんどん走っています。】
58どんどん:【そこをまっ黒な雲が北の方へどんどん走っています。】
59ばたっ:【そして硝子にはげしく頭をぶっつけてばたっと下へ落ちました。】
60するする:【ゴ−シュはあわてて立って窓をあけようとしましたが元来この窓はそんなにいつでもす
      るする開く窓ではありませんでした。】
61がたがた:【ゴ−シュが窓のわくをしきりにがたがたしているうちにまたかっこうがばっとぶっつか
      って下へ落ちました。】
62ばっ:【またかっこうがばっとぶっつかって下へ落ちました。】
63じっ:【ゴ−シュがやっと二寸ばかり窓をあけたとき、かっこうは起きあがって何が何でもこんど
      こそというようにじっと窓の向うの東のそらをみつめて、あらん限りの力をこめた風でぱ
      っと飛びたちました。】
64ぱっ:【あらん限りの力をこめた風でぱっと飛びたちました。】
65ばっ:【ゴ−シュは思わず足を上げて窓をばっとけりました。】
66がらん:【そのがらんとなった窓のあとをかっこうが矢のように外へ飛びだしました。】
67こつこつ:【次の晩もゴ−シュは夜中すぎまでセロを弾いてつかれて水を一杯のんでいますと、ま
      た扉をこつこつと叩くものがあります。】
68ぼんやり:【すると狸の子はぼんやりした顔をしてきちんと床へ座ったままどうもわからないとい
      うように首をまげて考えていましたが、しばらくたって「狸汁ってぼく知らない。」と云いま
      した。】
69きちん:【きちんと床へ座ったままどうもわからないというように首をまげて考えていましたが、し
      ばらくたって「狸汁ってぼく知らない。」と云いました。】
70くたくた:【ゴ−シュはその顔を見て思わず吹き出そうとしましたが、まだ無理に恐い顔をして、
      「では教えてやろう。狸汁というのはな。おまえのような狸をな、キャベジや塩とまぜてく
      たくたと煮ておれさまの食うようにしたものだ。」と云いました。】
71ちらちら:【ゴ−シュは狸の子がどうするのかと思ってちらちらそっちを見ながら弾きはじめまし
      た。】
72ぽんぽん:【すると狸の子は棒をもってセロの駒の下のところを拍子をとってぽんぽん叩きはじ
      めました。】
73はっ:【ゴ−シュははっとしました。】
74とんとん:【狸の子はさっきのようにとんとん叩きながら時々頭をまげてセロに耳をつけるように
      しました。】
75ぼう:【そしておしまいまで来たときは今夜もまた東がぼうと明るくなっていました。】
76ぱちん:【狸の子は大へんあわてて譜や棒きれをせなかへしょってゴムテ−プでぱちんととめて
      おじぎを二つ三つすると急いで外へ出て行ってしまいました。】
77うとうと:【次の晩もゴ−シュは夜通しセロを弾いて明方近く思わずつかれて楽器をもったままう
      とうとしていますとまた誰か扉をこつこつと叩くものがあります。】
78ちょろちょろ:【そして大へんちいさなこどもをつれてちょろちょろとゴ−シュの前へ歩いてきまし
      た。】
79きょろきょろ:【すると野ねずみは何をわらわれたろうというようにきょろきょろしながらゴ−シュ
      の前に来て、青い栗の実を一つぶ前においてちゃんとおじぎをして云いました。】
80ちゃん:【青い栗の実を一つぶ前においてちゃんとおじぎをして云いました。】
81むっ:【「おれが医者などやれるもんか。」ゴ−シュはすこしむっとして云いました。】
82ぴたっ:【さっきまであれ位ごうごうと鳴らしておいでになったのに、病気になるといっしょにぴたっ
      と音がとまってもうあとはいくらおねがいしても鳴らしてくださらないなんて。】
83ギウギウ:【ゴ−シュはちょっとギウギウと糸を合せてそれからいきなりのねずみのこどもをつま
      んでセロの孔
(あな)から中へ入れてしまいました。】
84ばたばた:【野ねずみはばたばたしながら中のこどもに叫びました。】
85ごうごうがあがあ:【ゴ−シュはおっかさんのねずみを下におろしてそれから弓をとって何とかラ
      プソディとかいうものをごうごうがあがあ弾きました。】
86ぶるぶるぶるぶる:【見るとすっかり目をつぶってぶるぶるぶるぶるふるえていました。】
87どっかり:【ゴ−シュはねどこへどっかり倒れてすぐぐうぐうねむってしまいました。】
88ぐうぐう:【すぐぐうぐうねむってしまいました。】
89ぱっ:【金星音楽団の人たちは町の公会堂のホ−ルの裏にある控室へみんなぱっと顔をほてら
      してめいめい楽器をもって、ぞろぞろホ−ルの舞台から引きあげて来ました。】
90ぞろぞろ:【ぞろぞろホ−ルの舞台から引きあげて来ました。】
91のそのそ:【楽長はポケットへ手をつっ込んで拍手なんかどうでもいいというようにのそのそみん
      なの間を歩きまわっていましたが、じつはどうして嬉しさでいっぱいなのでした。】
92ぱちぱち:【ホ−ルではまだぱちぱち手が鳴っています。】
93きっ:【すると楽長がきっとなって答えました。】
94わあ:【わあと叫んだものもあるようでした。】
95しいん:【ところが聴衆はしいんとなって一生けん命聞いています。】
96どんどん:【ゴ−シュはどんどん弾きました。 】
97じっ:【すると楽屋では楽長はじめ仲間がみんな火事にでもあったあとのように眼をじっとしてひ
      っそりとすわり込んでいます。】
98ひっそり:【ひっそりとすわり込んでいます。】
99さっさ:【ゴ−シュはやぶれかぶれだと思ってみんなの間をさっさとあるいて行って向うの長椅子
      へどっかりとからだをおろして足を組んですわりました。】
100どっかり:【向うの長椅子へどっかりとからだをおろして足を組んですわりました。】
101がぶがぶ:【そしてまた水をがぶがぶ呑みました。】
102ああ:【「ああかっこう。あのときはすまなかったなあ。おれは怒ったんじゃなかったんだ。」と云い
      ました。】

 『セロ弾きのゴーシュ』のオノマトペ、これで、おすめえだぁ。えがっだなす。 スネオ 拝
(^ ^;
                                                   2006.3.12.

 
 



『セロ弾きのゴーシュ』の第十二話です。

        ネネムのお父さん、森の中の青ばけものは                        ある日頭をかかえて                                                  いつまでもいつまでも考えていましたが、                            急に起きあがって、               「おれは森へ行って何かさがして来るぞ。」                          と云いながら、よろよろ家を出て行きましたが、



            それなりもういつまで待っても帰って来ませんでした。
 

 ** 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 60p ** .
 

 ばけもの世界の浅草オペレッタだにゃぁ、『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』。
 そんでもって、『グスコーブドリの伝記』の前身だなや。

 っつーことで、『賢治童話を丸写しシリーズその44』だよん。
(^ ^;

 ネネムはこの時は正によろこびの絶頂でした。とうとう立ちあがって高く歌いました。
  「おれは昔は森の中の昆布取り、
   その昆布網が空にひろがったとき
   風の中のふかやさめがつきあたり
   おれの手がぐらぐらとゆれたのだ。

   おれはフウフィ−ヴオ博士の弟子
   博士はおれの出した筆記帳を
   あくびと一しょにスポリと呑みこんだ。
   それから博士は窓から飛んで出た。

   おれはむかし奇術師のテヂマアに
   おれの妹をさらわれていた。
   その奇術師のテヂマアのところで
   おれの妹はスタアになっていた。

   いまではおれは勲章が百ダ−ス
   藁のオムレツももうたべあきた。
   おれの裁断には地殻も服する
   サンムトリさえ西瓜のように割れたのだ。」

 さあ三十人の部下の判事と検事はすっかりつり込まれて一緒に立ち上がって、
  「ブラボオ、ペンネンネンネンネン・ネネム
   ブラボオ、ペンペンペンペンペン・ペネム。」
と叫びながら踊りはじめました。
  「フィ−ガロ、フィガロト、フィガロット。」
                         (丸写しオシマイ)
 
賢治童話丸写しシリーズその44』でした


 ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記 漫画紹介はできましぇん。


    さびしかぁ。

 

 漫画版『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』は、おそらく多分ありましぇん。
 漫画版『ペンネンノルデはいまはいないよ 太陽にできた黒い棘
(とげ)をとりに行ったよ』も、
おそらく絶対ありましぇん。(^ ^;
 っつーことで漫画の紹介は、しばらくシバラク暫く、お待ちくなさい。


    『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記
        お気に入りオノマトペ
 季節: 不特定  
          ザシキワラシ。二十二歳。                                          アツレキ三十一年二月七日、            表、日本岩手県上閉伊郡青笹村                                字瀬戸二十一番戸伊藤万太の宅、            八畳座敷中に故なくして擅(ほしいまま)に出現して             万太の長男千太、八歳を気絶せしめたる件。

◆オラが好きなオノマトペ(初読)=5つが最高。)
Eおお、ホイホイ、おお、ホイホイ:【「おお、ホイホイ、おお、ホイホイ。」と云いながら俄(にわ)
      かにあわてだして風のように家を出て行きました。】
48
ポオ、ポオ、ポオ、ポオ:【「おお、うちのせがれもこんなわらじでどこを今ごろ、ポオ、ポオ、
      ポオ、ポオ。」】
49
ノンノンノンノンノン:【ノンノンノンノンノンといううなりは地の〔以下原稿数枚分焼失〕】
62
ペタペタペタペタ:【すると家の中からペタペタペタペタ沢山の沢山のばけものどもが出て参
      りました。】
79
ペタペタ:【見る見る監督どもが、みんなペタペタしばられて十五分もたたないうちに三十人
      というばけものが一列にずうっとつづいてひっぱられて来ました。】
95
バランチャン:【からだがまっ二つに分れ、バランチャンと床に倒れてしまいました。】
98
ボロン、ボロン、ボロロン:【ボロン、ボロン、ボロロン、とどらが鳴りました。】
125
ベランベランベラン:【たちまち床からベランベランベランと大きな緑色のばけもの麦の木
      が生え出して見る間に立派な茶色の穂を出し小さな白い花をつけました。】
156
ノンノンノンノン:【そればかりでなく、みんなのブラボオの声は高く天地にひびき、地殻が
      ノンノンノンノンとゆれ、やがてその波がサンムトリに届いたころ、サンムトリがその
      影響を受けて火柱高く第二回の爆発をやりました。】
169
ノンノンノンノン:【その声はノンノンノンノンと地面に波をたて、それが向うのサンムトリに
      届いたころサンムトリが赤い火柱をあげて第五回の爆発をやりました。】

ボクの好きなオノマトペ(再読)=5つが最高。)
Pテカテカ:【おまけにテカテカして何でも今朝あたり顔をきれいに剃ったらしいのです。】
29
ヌラヌラ:【網のずうっとはじの方に一寸四方ばかりの茶色なヌラヌラしたものがついていま
      した。】
43
じゃらん:【赤毛はじゃらんと下に垂(さ)がりましたけれども、実は黄色の幽霊はもうずうっと
      向うのばけもの世界のかげろうの立つ畑の中にでもはいったらしく、影もかたちもあ
      りませんでした。】
58
スポリ:【ネネムがノ−トを出した時、フゥフィ−ボ−博士は大きなあくびをやりましたので、
      ノ−トはスポリと先生に吸い込まれてしまいました。】
60
ホイッ:【「もう藁のオムレツが出来あがった頃だな。」と呟やいてテ−ブルの上にあった革
      のカバンに白墨のかけらや講義の原稿やらを、みんな一諸に投げ込んで、小脇に
      かかえ、さっき顔を出した窓からホイッと向うの向うの黒い家をめがけて飛び出しま
      した。】
87
ぞろっ:【それに勲章をぞろっとつけて、その帯のようなものを、三十人の部下の人たちが
      ぞろぞろ持って行くのでした。】
94
すっぽり:【肩から胸から腰へかけてすっぽりと斬られて、からだがまっ二つに分れ、バラ
      ンチャンと床に倒れてしまいました。】
109
すっくり:【テジマアはすっくりと皿の上に立ちあがって、それからひらりと皿をはね下りて、
      自分が椅子にどっかり座りそれから床の上に倒れている若ばけものを、雑作もな
      く皿の上につまみ上げました。】

 

 「オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)なんて集めてどうすんの?」

 今回は、小粒だけど、いっぱい、あるよん。
 傑作、っつー訳じゃないんだけども、どれもこれも、なかなか、いんだにゃぁ。


       「おかみさん。フクジロ、マッチ買ってお呉れ。」                      おかみさんはやっと気を落ちつけて云いました。                   「いくらですか。ひとつ。」                    「十円。」                                                                おかみさんは泣きそうになりました。                               「さあ買ってお呉れ。                                                   買わなかったら踊(おどり)をやるぜ。」                 「買います、買います。                                                 踊(おどり)の方はいりません。そら、十円。」                       おかみさんは青くなってブルブルしながら                            銭凾(ぜにばこ)からお金を集めて十円出しました。
 

** ペンネンネンネンネンネネム伝記オノマトペ **
 

@よろよろ:【「おれは森へ行って何かさがして来るぞ。」と云いながら、よろよろ家を出て行きました
      が、それなりもういつまで待っても帰って来ませんでした。】
Aガタガタ:【ネネムは小さなマミミとただ二人、寒さと飢えとにガタガタふるえて居りました。】
Bムシャムシャムシャムシャ:【二人はまるで籠を引ったくるようにして、ムシャムシャムシャムシャ、
      沢山喰べてから、やっと、「おじさんありがとう。ほんとうにありがとうよ。」なんて云ったの
      でした。】
Cじっ:【男は大へん目を光らせて、二人のたべる処
(ところ)をじっと見て居りましたがその時やっと
      口を開きました。】
Dふいっ:【ネネムもマミミも何とも返事をしませんでしたが男はふいっとマミミをお菓子の籠の中へ
      入れて、「おお、ホイホイ、おお、ホイホイ。」と云いながら俄かにあわてだして風のように
      家を出て行きました。】
Eおお、ホイホイ、おお、ホイホイ:【「おお、ホイホイ、おお、ホイホイ。」と云いながら俄かにあわて
      だして風のように家を出て行きました。】
Fきょろきょろ:【何のことだかわけがわからずきょろきょろしていたマミミ〔一字不明〕、戸口を出て
      からはじめてわっと泣き出しネネムは、「どろぼう、どろぼう。」と泣きながら叫んで追いか
      けましたがもう男は森を抜けてずうっと向うの黄色な野原を走って行くのがちらっと見える
      だけでした。】
Gわっ:【戸口を出てからはじめてわっと泣き出しネネムは、「どろぼう、どろぼう。」と泣きながら叫
      んで追いかけましたがもう男は森を抜けてずうっと向うの黄色な野原を走って行くのがち
      らっと見えるだけでした。】
Hずうっ:【もう男は森を抜けてずうっと向うの黄色な野原を走って行くのがちらっと見えるだけでし
      た。】
Iちらっ:【ちらっと見えるだけでした。】
Jうろうろうろうろ:【ネネムは泣いてどなって森の中をうろうろうろうろはせ歩きましたがとうとう疲れ
      てばたっと倒れてしまいました。】
Kとうとう:【とうとう疲れてばたっと倒れてしまいました。】
Lばたっ:【とうとう疲れてばたっと倒れてしまいました。】
Mふっ:【ネネムはふっと目をあきました。】
Nふっふっ:【見るとすぐ頭の上のばけもの栗の木がふっふっと湯気を吐いていました。】
Oすっかり:【ネネムは起きあがって見ますとお「キレ」さまはすっかりふだんの様になっておまけにテ
      カテカして何でも今朝あたり顔をきれいに剃ったらしいのです。】
Pテカテカ:【おまけにテカテカして何でも今朝あたり顔をきれいに剃ったらしいのです。】
Qほかほか:【それにかれ草がほかほかしてばけものわらびなどもふらふらと生え出しています。】
Rふらふら:【ばけものわらびなどもふらふらと生え出しています。】
Sむしゃむしゃ:【ネネムは飛んで行ってそれをむしゃむしゃたべました。】
21そら:【「いいかい。今度はおまえがこいつをのぼって行くんだよ。そら、登ってごらん。」】
22ぐらぐら:【それに気がついて見ると自分の手からまるで蜘蛛の糸でこしらえたようなあやしい網が
      ぐらぐらゆれながらずうっと青空の方へひろがっているのです。】
23ぐるぐるっ:【すると目がぐるぐるっとして、ご機嫌のいいおキレさままでがまるで黒い土の球のよう
      に見えそれからシュウとはしごのてっぺんから下へ落ちました。】
24シュウ:【それからシュウとはしごのてっぺんから下へ落ちました。】
25ぶりぶり:【というわけはネネムはきちんと地面の上に立っていて紳士がネネムの耳をつかんでぶ
      りぶり云いながら立っていました。】
26ふにゃふにゃ:【「お前もいくじのないやつだ。何というふにゃふにゃだ。」】
27パチン:【「俺が今お前の耳をつかんで止めてやらなかったらお前は今ごろは頭がパチンとはじけ
      ていたろう。」】
28さあ:【「これから失礼をしてはならん。ところでさあ、登れ。登るんだよ。」】
29ヌラヌラ:【網のずうっとはじの方に一寸四方ばかりの茶色なヌラヌラしたものがついていました。】
30わくわく:【それからわくわくする足をふみしめふみしめ網を引き寄せて見ましたが中にはなんにも
      はいっていませんでした。】
31やっぱり:【ネネムはそこでまた投げました。やっぱりなんにもありません。】
32ヘトヘト:【つかれてヘトヘトになったネネムはもう何でも構わないから下りて行こうとしました。】
33ふらふら:【そしてもう夕方になったと見えてばけものぞらは緑色になり変なばけものパンが下の方
      からふらふらのぼって来てネネムの前にとまりました。】
34しょんぼり:【向うの木の上の二人もしょんぼりと頭を垂れてパンを食べながら考えているようすで
      した。】
35つくづく:【ネネムは栗の木のてっぺんに腰をかけてつくづくとやすみました。】
36ホッホッ:【その時栗の木が湯気をホッホッと吹き出しましたのでネネムは少し暖まって楽になった
      ように思いました。】
37ひらり:【ネネムはよろこんでたぐり寄せて見ますとたしかに大きな大きな昆布が一枚ひらりとはい
      って居りました。】
38ふらふら:【チョッキがふらふらのぼって来ました。】
39ちらっ:【ペンネンネンネンネン・ネネムはお銭
(あし)を払って店を出る時ちらっと向うの姿見にうつ
      った自分の姿を見ました。】
40ふさふさ:【着物が夜のようにまっ黒、縮れた赤毛が頭から肩にふさふさ垂れまっ青な眼はかがや
      きそれが自分だかと疑った位立派でした。】
41ふらふら:【「ハンムンムンムンムン・ムムネの市まで、もうどれ位ありましょうか。」とペンネンネン
      ネンネン・ネネムが、向うからふらふらやって来た黄色な影法師のばけ物にたずねまし
      た。】
42くるっ:【そしてくるっとまわって向うへ行ってしまいました。】
43じゃらん:【赤毛はじゃらんと下に垂
(さ)がりましたけれども、実は黄色の幽霊はもうずうっと向うの
      ばけもの世界のかげろうの立つ畑の中にでもはいったらしく、影もかたちもありませんでし
      た。】
44ぎらぎら:【すると又向うから無暗にぎらぎら光る鼠色の男が、赤いゴム靴をはいてやって参りまし
      た。】
45じろじろ:【そしてネネムをじろじろ見ていましたが、突然そばに走って来て、ネネムの右の手首を
      しっかりつかんで云いました。】
46しっかり:【突然そばに走って来て、ネネムの右の手首をしっかりつかんで云いました。】
47キラキラ:【「まあ、お髪のちぢれ工合から、お耳のキラキラする工合、何から何までそっくりで
      す。」】
48ポオ、ポオ、ポオ、ポオ:【「おお、うちのせがれもこんなわらじでどこを今ごろ、ポオ、ポオ、ポオ、
      ポオ。」】
49ノンノンノンノンノン:【ノンノンノンノンノンといううなりは地の〔以下原稿数枚分焼失〕】
50ぐらぐら:【「今授業中だよ。やかましいやつだ。用があるならはいって来い。」とどなりましたので、
      学校の建物はぐらぐらしました。】
51ぎっしり:【教室の広いことはまるで野原です。さまざまの形、とうがらしや、臼や、鋏や、赤や白や、
      実にさまざまの学生のばけものがぎっしりです。 】
52そっ:【「あっ、そうでしたか。この先生ですか。名高い人なんですね。」とネネムはそっとつぶやき
      ながら自分もふところから鉛筆と手帳を出して筆記をはじめました。】
53パッ:【その時教室にパッと電燈がつきました。】
54きっ:【「げにも、かの天にありて濛々
(もうもう)たる星雲、地にありてはあいまいたるばけ物律、こ
      れはこれ宇宙を支配す。」と云いながらテ−ブルの上に飛びあがって腕を組み堅く口を
      結んできっとあたりを見まわしました。】
55バタバタ:【学生どもはみんな興奮して「ブラボオ。フゥフィ−ボ−先生。ブラボオ。」と叫んでそれ
      からバタバタ、ノ−トを閉じました。】
56そっ:【書かれた学生は、いかにも気がかりらしく、そっと肩をすぼめて廊下まで出て、友達に読ん
      で貰って、よろこんだり泣いたりするのでした。】
57ぐんぐんぐんぐん:【ぐんぐんぐんぐん、試験がすんで、いよいよネネム一人になりました。】
58スポリ:【ネネムがノ−トを出した時、フゥフィ−ボ−博士は大きなあくびをやりましたので、ノ−ト
      はスポリと先生に吸い込まれてしまいました。】
59コクッ:【先生はそれを別段気にかけるでもないらしく、コクッと呑んでしまって云いました。】
60ホイッ:【「もう藁のオムレツが出来あがった頃だな。」と呟やいてテ−ブルの上にあった革のカバ
      ンに白墨のかけらや講義の原稿やらを、みんな一諸に投げ込んで、小脇にかかえ、さっ
      き顔を出した窓からホイッと向うの向うの黒い家をめがけて飛び出しました。】
61しゃん:【たちまち道の右側に、その粘土作りの大きな家がしゃんと立って、世界裁判長官邸と看
      板がかかって居りました。】
62ペタペタペタペタ:【すると家の中からペタペタペタペタ沢山の沢山のばけものどもが出て参りまし
      た。】
63どっかり:【こんなような訳でペンネンネンネンネン・ネネムは一ぺんに世界裁判長になって、みん
      なに囲まれて裁判長室の海綿でこしらえた椅子にどっかりと座りました。】
64ザワッザワッ:【「ザシキをザワッザワッと掃いて居りました。」】
65ケロ、ケロ、ケロ、ケロロ、ケロ、ケロ:【「へい。その実は、あまり面白かったもんですから。へい。
      どうも相済みません。あまり面白かったんで。ケロ、ケロ、ケロ、ケロロ、ケロ、ケロ。」】
66ガタリ:【その時向うの窓がガタリと開
(あ)いて「どうだ、いい裁判長だろう。みんな感心したかい。」
      と云う声がしました。】
67ガタン:【その時はもう博士の顔は消えて窓はガタンとしまりました。】
68つくづく:【ネネムもいまさらながら、つくづくと感服いたしました。】
69トッテントッテントッテンテン:【その時向うから、トッテントッテントッテンテンと、チャリネルいう楽器
      を叩いて、小さな赤い旗をたてた車が、ほんの少しずつこっちへやって来ました。】
70よちよち:【ネネムは何をするのかと思ってもっと見ていますと、そのいやなものはマッチを持って
      よちよち歩き出しました。】
71わいわい:【赤山のようなばけものの見物は、わいわいそれについて行きます。】
72ピシャリ:【一人の若いばけものが、うしろから押されてちょっとそのいやなものにさわりましたら、
      そのフクジロといういやなものはくるりと振り向いて、いきなりピシャリとその若ばけものの
      頬
(ほっ)ぺたを撲(なぐ)りつけました。】
73ブルブル:【おかみさんは青くなってブルブルしながら銭凾
(ぜにばこ)からお金を集めて十円出しま
      した。】
74ポカン:【丁度出て来た巡査が三人ばかり飛んで行って、車にポカンと腰掛けて居た黒い硬いば
      けものを、くるくるくるっと縛ってしまいました。】
75くるくるくるっ:【くるくるくるっと縛ってしまいました。】
76パクパク:【まがり角の男は、しばられてびっくりして、口をパクパクやりました。】
77ぼんやり:【その時ネネムは、ふともっと向うを見ますと、大低五間隔
(お)きぐらいに、あくびをした
      りうでぐみをしたり、ぼんやり立っているものがまだまだたくさん続いています。】
78ふう:【十人ばかりの検事と十人ばかりの巡査がふうとけむりのように向うへ走って行きました。】
79ペタペタ:【見る見る監督どもが、みんなペタペタしばられて十五分もたたないうちに三十人という
      ばけものが一列にずうっとつづいてひっぱられて来ました。】
80ずうっ:【三十人というばけものが一列にずうっとつづいてひっぱられて来ました。】
81ぐんぐん:【「それからおれがもうけるんじゃないと云うので、悪いことをぐんぐんやるのもあまりよく
      ない。」】
82ちりぢり:【みんなはフクジロをのこして赤山のような人をわけてちりぢりに逃げてしまいました。】
83ザワザワ:【その家中が俄かにザワザワしてそれから警察長がさきに立って案内しました。】
84グルグルグルグル:【そこでネネムも全く感服してそれから警察長の家を出てそれから又グルグ
      ルグルグル巡視をして、おひるごろ、ばけもの世界裁判長の官邸に帰りました。】
85がやがや:【それですから、何かの儀式でネネムが式辞を読んだりするときは、その位を読むの
      がつらいので、それをあらかじめ三十に分けて置いて、三十人の部下に一ぺんにがやが
      やと読み上げて貰うようにしていましたが、それでさえやはり四分はかかりました。】
86ずう:【どうしてネネムの胸につけ切れるもんではありませんでしたから、ネネムの大礼服の上着
      は、胸の処
(ところ)から長さ十米(メートル)ばかりの切れがずうと続いて、それに勲章をぞ
      ろっとつけて、その帯のようなものを、三十人の部下の人たちがぞろぞろ持って行くので
      した。】
87ぞろっ:【それに勲章をぞろっとつけて、その帯のようなものを、三十人の部下の人たちがぞろぞ
      ろ持って行くのでした。】
88ぞろぞろ:【その帯のようなものを、三十人の部下の人たちがぞろぞろ持って行くのでした。】
89チチン:【そこでネネムは、ある日、テ−ブルの上の鈴をチチンと鳴らして、部下の検事を一人、
      呼びました。】
90ギラギラ:【ギラギラする鋼の小手だけつけた青と白との二人のばけものが、電気決闘というもの
      をやっているのでした。】
91カチャンカチャン:【剣がカチャンカチャンと云うたびに、青い火花が、まるで箒のように剣から出
      て、二人の顔を物凄く照らし、見物のものはみんなはらはらしていました。】
92はらはら:【見物のものはみんなはらはらしていました。】
93バア:【そのうちにとうとう、一人はバアと音がして肩から胸から腰へかけてすっぽりと斬られて、
      からだがまっ二つに分れ、バランチャンと床に倒れてしまいました。】
94すっぽり:【肩から胸から腰へかけてすっぽりと斬られて、からだがまっ二つに分れ、バランチャ
      ンと床に倒れてしまいました。】
95バランチャン:【からだがまっ二つに分れ、バランチャンと床に倒れてしまいました。】
96バタッ:【すると倒れた方のまっ二つになったからだがバタッと又一つになって、見る見る傷口が
      すっかりくっつき、ゲラゲラゲラッと笑って起きあがりました。】
97ゲラゲラゲラッ:【見る見る傷口がすっかりくっつき、ゲラゲラゲラッと笑って起きあがりました。】
98ボロン、ボロン、ボロロン:【ボロン、ボロン、ボロロン、とどらが鳴りました。】
99くにゃん:【ところがそのナイフをテ−ブルの上に置きますと、すぐ刃がくにゃんとまがってしまい
      ました。】
100ひらひら:【ナイフはひらひらと床に落ちて、パッと赤い火に燃えあがって消えてしまいました。】
101パッ:【パッと赤い火に燃えあがって消えてしまいました。】
102どっ:【眼のまわりがまっ赤です。俄
(にわか)に見物がどっと叫びました。】
103テン、テンテンテン・テジマア:【「テン、テンテンテン・テジマア! うまいぞ。」】
104じっ:【そして二人はまるで二匹の獅子のように、じっとにらみ合いました。】
105ひっそり:【こんなような大さわぎのあとで、こんどはひっそりとなりました。】
106じりじり:【皿の上のテジマアはじりじりと顔をそっちへ寄せて行きます。】
107にゅう:【皿の上のテジマアは落ちついてにゅうと顔を差し出しました。】
108がたり:【若ばけものは、がたりと椅子から落ちました。】
109すっくり:【テジマアはすっくりと皿の上に立ちあがって、それからひらりと皿をはね下りて、自分
      が椅子にどっかり座りそれから床の上に倒れている若ばけものを、雑作もなく皿の上に
      つまみ上げました。】
110ひらり:【それからひらりと皿をはね下りて、自分が椅子にどっかり座りそれから床の上に倒れ
      ている若ばけものを、雑作もなく皿の上につまみ上げました。】
111どっかり:【自分が椅子にどっかり座りそれから床の上に倒れている若ばけものを、雑作もなく
      皿の上につまみ上げました。】
112もにゃもにゃもにゃっ:【そこでテジマアは、ナイフをとり上げて皿の上のばけものを、もにゃも
      にゃもにゃっと切って、ホ−クに刺して、むにゃむにゃむにゃっと喰
(く)ってしまいました。】
113むにゃむにゃむにゃっ:【ホ−クに刺して、むにゃむにゃむにゃっと喰
(く)ってしまいました。】
114バア:【その時「バア。」と声がして、その食われた筈の若ばけものが、床の下から躍りだしま
      した。】
115ぶらぶら:【「君よくたっしゃで居て呉れたね。」と云いながら、テジマアはそのわかばけものの
      手を取って、五六ぺんぶらぶら振りました。】
116どっ:【みんなはどっとはやしました。】
117ふいっ:【舞台の上の二人は、手を握ったまま、ふいっとおじぎをして、それから、「バラコック、
      バララゲ、ボラン、ボラン、ボラン。」と変な歌を高く歌いながら、幕の中に引っ込んで行
      きました。】
118バラコック、バララゲ、ボラン、ボラン、ボラン:【「バラコック、バララゲ、ボラン、ボラン、ボラ
      ン。」と変な歌を高く歌いながら、幕の中に引っ込んで行きました。】
119さっ:【舞台が月光のようにさっと青くなりました。】
120きらきら:【まっ黒な着物を着たばけものが右左から十人ばかり大きなシャベルを持ったりきら
      きらするフォ−クをかついだりして出て来て、】
121カンカンカン:【「おキレの角はカンカンカン】
122ベランべランベラン:【ばけもの麦はベランべランベラン】
123チッチクチッチクチ−:【ひばり、チッチクチッチクチ−】
124サンサンサン:【フォ−クのひかりはサンサンサン。」】
125ベランベランベラン:【たちまち床からベランベランベランと大きな緑色のばけもの麦の木が生
      え出して見る間に立派な茶色の穂を出し小さな白い花をつけました。】
126ケンケンケン:【「おキレの角はケンケンケン】
127ザランザララ:【ばけもの麦はザランザララ】
128ト−ロロト−ロロト−:【とんびト−ロロト−ロロト−、】
129シンシンシン:【鎌のひかりは シンシンシン。」】
130ずうっ:【たちまち穂は立派な実になって頭をずうっと垂れました。】
131サクサク:【黒いきもののばけものどもはいつの間にか大きな鎌を持っていてそれをサクサク
      刈りはじめました。】
132クンクンクン:【「おキレの角はクンクンクン】
133ザック、ザック、ザ:【ばけもの麦はザック、ザック、ザ、】
134カ−ララ、カ−ララ、カ−:【からすカ−ララ、カ−ララ、カ−、】
135フウララフウ:【唐箕
(とうみ)のうなりはフウララフウ。」】
136ポンポン:【そして麦束はポンポン叩かれたと思うと、もうみんな粒が落ちていました。】
137めらめら:【麦稈
(むぎわら)は青いほのおをあげてめらめらと燃え、あとには黄色な麦粒の小山
      が残りました。】
138フウフウフウ:【大きな唐箕
(とうみ)がもう据えつけられてフウフウフウと廻っていました。】
139ぞろり:【立派なひまわりの花がうしろの方にぞろりとならんで光っています。】
140きらきらきらきら:【それから青や紺や黄やいろいろの色硝子でこしらえた羽虫が波になったり
      渦巻になったりきらきらきらきら飛びめぐりました。】
141さっ:【うしろのまっ黒なびろうどの幕が両方にさっと開いて顔の紺色な髪の火のようなきれいな
      女の子がまっ白なひらひらしたきものに宝石を一杯につけてまるで青や黄色のほのおの
      ように踊って飛び出しました。】
142ひらひら:【顔の紺色な髪の火のようなきれいな女の子がまっ白なひらひらしたきものに宝石を
      一杯につけてまるで青や黄色のほのおのように踊って飛び出しました。】
143バラバラバラバラ:【バラバラバラバラ真珠の雨は見物の頭に落ちて来ました。 】
144ぎょっ:【女の子はぎょっとしたようにネネムの方を見ました。】
145ばらばら:【マミミはまるで頭から足から火がついたようにはねあがって舞台から飛び下りようと
      しましたら、黒い助手のばけものどもが麦をなげるのをやめてばらばら走って来てしっか
      りと押えました。】
146どしり:【大低の裁判はネネムが出て行って、どしりと椅子にすわって物を云おうと一寸唇をうご
      かしますと、もうちゃんときまってしまうのでした。】
147ぐるっ:【部下の判事や検事たちが、その両側からぐるっと環になってならびました。】
148ぐらぐらっ:【その時向うのサンムトリの青い光がぐらぐらっとゆれました。】
149ぷうっ:【それからよこの方へ少しまがったように見えましたが、忽ち山が水瓜
(すいか)を割った
      ようにまっ二つに開き、黄色や褐色の煙がぷうっと高く高く噴きあげました。】
150きらきらきら:【それから黄金色
(こがねいろ)の熔岩がきらきらきらと流れ出して見る間にずっと扇
      形にひろがりました。】
151ずっ:【見る間にずっと扇形にひろがりました。】
152ぐらぐらぐら:【その時はじめて地面がぐらぐらぐら波のようにゆれ、「ガ−ン、ドロドロドロドロド
      ロ、ノンノンノンノン。」と耳もやぶれるばかりの音がやって来ました。】
153ガ−ン、ドロドロドロドロドロ、ノンノンノンノン:【「ガ−ン、ドロドロドロドロドロ、ノンノンノンノン。」
      と耳もやぶれるばかりの音がやって来ました。】
154どうっ:【それから風がどうっと吹いて行って忽
(たちま)ちサンムトリの煙は向うの方へ曲り空はま
      すます青くクラレの花はさんさんとかがやきました。】
155さんさん:【クラレの花はさんさんとかがやきました。】
156ノンノンノンノン:【そればかりでなく、みんなのブラボオの声は高く天地にひびき、地殻がノンノン
      ノンノンとゆれ、やがてその波がサンムトリに届いたころ、サンムトリがその影響を受けて
      火柱高く第二回の爆発をやりました。】
157フィ−ガロ、フィガロト、フィガロット:【「フィ−ガロ、フィガロト、フィガロット。」】
158きらきら:【クラレの花がきらきら光り、クラレの茎がパチンパチンと折れ、みんなの影法師はま
      るで戦のように乱れて動きました。】
159パチンパチン:【クラレの茎がパチンパチンと折れ、みんなの影法師はまるで戦のように乱れて
      動きました。】
160さんさん:【風が青ぞらを吼えて行けば そのなごりが地面に下って クラレの花がさんさんと光り
       おれたちの袍
(ほう)はひるがえる。】
161カアン:【「あっ。裁判長がしくじった。」と誰かがけたたましく叫んでいるようでしたが、ネネムはも
      う頭がカアンと鳴ったまままっ黒なガツガツした岩の上に立っていました。】
162ガツガツ:【まっ黒なガツガツした岩の上に立っていました。】
163ふらふら:【すぐ前には本当に夢のような細い細い路が灰色の苔の中をふらふらと通っているの
      でした。】
164パタパタパタパタ:【ネネムのすぐ前に三本の竿
(さお)が立ってその上に細長い紐(ひも)のような
      ぼろ切れが沢山結び付けられ、風にパタパタパタパタ鳴っていました。】
165ぞっ:【ネネムはそれを見て思わずぞっとしました。】
166バタバタバタバタ:【ネネムはあわててバタバタバタバタもがきました。】
167だんだん:【そしてだんだん気が遠くなってとうとうガ−ンと気絶してしまいました。】
168ガ−ン:【とうとうガ−ンと気絶してしまいました。】
169ノンノンノンノン:【その声はノンノンノンノンと地面に波をたて、それが向うのサンムトリに届いた
      ころサンムトリが赤い火柱をあげて第五回の爆発をやりました。】
170どっ:【風がどっと吹いて折れたクラレの花がプルプルとゆれました。〔以下原稿なし〕】
171プルプル:【折れたクラレの花がプルプルとゆれました。〔以下原稿なし〕】

 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』のオノマトペ

                     まんず、これで、おすめえだぁ。えがっだなす。 スネオ 拝 (^ ^;
                                                     2006.3.18.

 
 


『セロ弾きのゴーシュ』の第十三話です。

     赤、黒い棘(とげ)、父赤い眼、ばくち。              氷羊歯(こおりしだ)の汽車、恋人、アルネ。   

       化物丁場(ばけものちょうば)、おかしなならの影、   



         岩頸(がんけい)問答、大博士発明のめがね。   

*** 『ペンネンノルデはいまはいないよ
                                             
と げ
       太陽にできた黒い棘をとりに行ったよ』 3p ***.
 

 長〜い、タイトルだなや、
『ペンネンノルデはいまはいないよ太陽にできた黒い棘
(とげ)をとりに行ったよ』。
 そんでもって、賢治童話の創作メモで、『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』の後に書かれ、
『グスコーブドリの伝記』の前身だなや。

 っつーことで、『賢治童話を丸写しシリーズその45』だよん。
(^ ^;
<イントロ>
一、ペンネンノルデが七つの歳
(とし)に太陽にたくさんの黒い棘(とげ)ができた。赤、黒い棘(とげ)
 父赤い眼、ばくち。
二、ノルデはそれからまた十二年、森
(ナスタ)のなかで昆布とりをした。
三、ノルデは書記になろうと思ってモネラの町へ出かけていった。氷羊歯
(こおりしだ)の汽車、恋人、
 アルネ。
四、フウケーボー大博士はあくびといっしょにノルデの筆記帳をすぽりとのみ込んでしまった。
五、噴火を海に向けるのはなかなか容易なことではない。
 化物丁場
(ばけものちょうば)、おかしなならの影、岩頸(がんけい)問答、大博士発明のめがね。
六、さすがのフウケーボー大博士も命からがらにげだした。
 恐竜、化石の向こうから。
 大博士に疑問をいだく、噴火係の職をはがれ、その火山灰の土壌を耕す。部下みな従う。
七、ノルデは頭からすっかり灰をかぶってしまった。
 サンムトリの噴火、ノルデ海岸でつかれてねむる。ナスタ現わる。夢のなかでうたう。
八、ノルデは野原にいくつも茶いろなトランプのカードをこしらえた。
 ノルデ奮起す。水の不足。
                
(丸写しオシマイ)
 『賢治童話を丸写しシリーズその45』でした。

ps.こんな調子で十二でおしまい、なのら。創作メモ、アイデア・ノートだにゃぁ。


 ペンネンノルデはいまはいないよ
    太陽にできた黒い棘をとりに行ったよ
       お気に入りオノマトペ
 季節: 不特定
       恐竜、化石の向こうから。         サンムトリの噴火、ノルデ海岸でつかれてねむる。        野原にいくつも茶いろなトランプのカードをこしらえた。        恋人アルネとの結婚……夕方。   

◆オラが好きなオノマトペ(初読)=5つが最高。)
Aからがら:【六、さすがのフウケーボー大博士も命からがらにげだした。】

ボクの好きなオノマトペ(再読)=5つが最高。)
Cべちゃん:【十一、ノルデは三べん胴上げのまま地べたにべちゃんと落とされた。】

 

 「オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)なんて集めてどうすんの?」

 からがら:【六、さすがのフウケーボー大博士も命からがらにげだした。】
 命からがらって、日常じゃじぇったい使わんけど、安っぽいフィクションにはしばしば登場するんだ
よね。
 え?
からがらってオノマトペじゃないんじゃない?って? (^ ^;
 ま、こまけえことは云いっこなし。疑わしきはオノマトペとなす、だなや。(^ ^;


 .
      ノルデは三べん胴上げのまま                                       地べたにべちゃんと落とされた。            どうだい。ひどくいたいかい。   
       どう? あなたひどくいたい?   


       ノルデつかれてねむる。   




*** ペンネンノルデはいまはいないよ
   太陽にできたをとりにったよオノマトペ ***
 

@すぽり:【四、フウケーボー大博士はあくびといっしょにノルデの筆記帳をすぽりとのみ込んでしま
      った。】
Aからがら:【六、さすがのフウケーボー大博士も命からがらにげだした。】
Bすっかり:【七、ノルデは頭からすっかり灰をかぶってしまった。】
Cべちゃん:【十一、ノルデは三べん胴上げのまま地べたにべちゃんと落とされた。】
Dぐらぐら:【太陽がまたぐらぐらおどりだしたなあ。】
Eちゃん:【ちゃんと立派なビルデングになっているんだぜ。】

 『ペンネンノルデはいまはいないよ太陽にできた黒い棘をとりに行ったよ』のオノマトペ
                    これで、おすめえだぁ。まんず、えがっだなす。 スネオ 拝 (^ ^;
                                                     2006.3.18.

 
 






 
 

      「セロがおくれた。                                                       トォテテ テテテイ、ここからやり直し。はいっ。」

 
     






 


  トップページはしっちゃかめっちゃかだなす。                             ♪ギャグのオチを煎じて飲む♪

 

  (貴重なほんのわずかな読者の方々へ)
トップページのみんなの掲示板も、ご覧くなさい。  スネオ 拝 (^ ^;

       
 


風の又三郎

 
次ページは『とっこべとら子』です。

       

    「ああかっこう。あのときはすまなかったなあ。                         おれは怒ったんじゃなかったんだ。」                                                                    by『セロ弾きのゴーシュ』