|
10/10の夢 夢タ イトル : 話しかける 友達が写っているアルバムを見ている。 そのアルバムには、友達が小さいころからの写真が順番に写っていた。 列を作って座っている。 周りには私が昔、よく聴いていた歌手も居て、最近、音信不通の友達も居た。 私は、音信不通の友達に話し掛けようとしている。 その日の晩に、家の近所の教会にでかける。教会の中に入って、部屋中うろうろする。 なぜ、音信不通の友達に話し掛けようとしているか。 ※前回の夢見より、2日後の 夢 夢分析を、自分でするときは、ある程度、形式に「あてはめる」こ とで理解がすすみます。 1. 夢の概略をつかむ。 手順1:夢内容をいくつかの部分にわける。 @友 達が写っているアルバムを見ている。 そのアルバムには、友達が小さいころからの写真が順番に写っていた。 列を作って座っている。 周りには私が昔、よく聴いていた歌手も居て、最近、音信不通の友達も居た。 私は、音信不通の友達に話し掛けようとしている。 A その日の晩に、家の近所の教会にでかける。教会の中に入って、部屋中 うろうろする。 手順2:短い文にまとめる→「概略」 @アルバムの中の音信不通の友だちに 話しかけようとした。 A教会の 中をうろうろする。 2.夢の概略からシナリオ、物語をつかむ。 ここでいう「物語」とは「Narrative」の ことです。 ※「Narrative」:物 語、すなわちナラティブは文脈と目的を持つ構造です。 さまざまな形で感情や価値観を反映しています。 ナラティブは、単なる出来事の羅列ではなく、出来事やアイデアを 時間軸や因果関係に基づいて編み上げる行為です。 例えば、「朝起きてコーヒーを飲んだ」という出来事が、 文脈によって、つまり、夢見者の個 人的な事情をもとにすれば、 「忙しい日常を象徴するストーリー」になるの か? あるいは「落ち着いた日々のスタート」と受け取りが変化する のか? という「分水嶺」であって、夢分析者にとっては 「物語」を推測する 作業 となります。 ※分水嶺:物事の方向性が決まる、あるいは変わる別れ道、物語の進行を決定づける。 さて、夢分析における「文脈」と は、 夢見者の個人的な事情であり、他 の夢「事情」のことですから、 ※事情:物事が現在の状態になるまで経緯のこと、物事がそうなった内部的な様子のこと。 直前の夢「逃げる? 風船とトマト」から、拾い 出してきましょう。 【個人的な事情】 問診の部分から引き出している。 〇恋人である「彼」は結婚している。つまり、不 倫。 〇ストレスが溜まっている。吐き出したい。 〇イライラしている。何で自分だけって言う気持ちが強くなっ ている。 〇この先どうなるのかと焦っている。 上記の「個人的な事情」を「文脈」として、概略@とAを「物語化」します。 その際、できるだけ「夢見者」の夢をなぞるように、語り始めます。 つまり、「語る」のは、夢分析者だということ。これは本来は「夢見者」がすること。 @アルバムの中の音 信不通の友だちに話しかけようとした。 友だちの小さい頃からの写真を・・・見ている。友だちを通して・・・自分を振り返って いる。 自分のことを客観的に見ようとしている。自分のこれまでのことが気になっているからで すね。 音信不通なのは・・・あなた自身。話しかけているのは・・・何かを聞いて欲しいから。 どんなことを・・・聞いてもらいたいのでしょうか? それは・・・教会でのあなたの行 動にあるようです。 A教 会の中をうろうろする。 教会は神聖な場所。そして・・・結婚というイメージ。そこで・・・あなたは・・・うろ うろとしている。 あなたは神聖な場所で落ち着けない理由があるということ。つまり、やましい部分 が・・・どこかにある。 そういう自分と・・・音信不通。つまり・・・「いまのあなた自身」を見つめようとしな いでいるのかも? なぜなら・・・現実を避けているから。アルバムは過去。気に入っているところだ け・・・見ている。それが歌手。 歌手は「恋の詩」を歌います。よく聴いていた「歌手」 ですから、「受け入れていた」ということ。 あなたが受け入れていたように、彼にも受け入れてほしいと、彼に話しかけたい「あな た」のようです。 3. 物語をつかみながら、背後の感情をさぐる。 https://www5a.biglobe.ne.jp/~yumeyume/tool.html @のアルバムでは、落ち着きやくつろぎがありましたが、 Aの教会では、不安やフラストレーションへと変化しました。 4. 夢の構造を確認しましょう。 https://www5a.biglobe.ne.jp/~yumeyume/case08w.html https://www5a.biglobe.ne.jp/~yumeyume/case09w.html アルバムに「触発」→回想しているという「反 応」 教会に「触発」→うろついているという「反 応」 ※「刺激が与えられて、行動の意欲をかきたてられる」という意味で「触発」を用いています。 【夢の構造】 刺激⇔反応 誰から「刺激」を受けたのでしょうか? そうですね。不倫している「彼」からです。 刺激されている部分が「アルバム」と「教会」 アルバムでは、どういうわけか「順番」に焦点があっていました。 列をつくって座っていました。つまり、「文脈」から推理すれば、「待つ」という反応です。 「歌手」も「音信不通」の友だちも、かつては「よく聴いている」、「よく会っている」関係だったのでしょうが、 いまどうなっているのかがはっきりしない「相手」となり ます。 「文脈」から推測すれば「彼の本音」を知りたいということでしょう。それが夢見者の「反応」です。 5. 夢見者に夢分析の結果をあなたの言葉で伝えましょう。 ※200字以上、1500字以内でまとめましょう。 2.3.4.を整理し、ひとまとまりの「夢分 析」として提示します。 ※赤字は2の部分、黒字は3.4の部分。 友だちの小さい頃からの写真を・・・見ている。友だちを通して・・・自 分を振り返っている。 自分のことを客観的に見ようとしている。自分のこれまでのことが気になっているからで すね。 音信不通なのは・・・あなた自身。話しかけているのは・・・何かを聞いて欲しいから。 どんなことを・・・聞いてもらいたいのでしょうか? それは・・・教会でのあなたの行 動にあるようです。 アルバムをみているときは「落ち着き」やくつろぎの気分がありそうです。 今は満たされているということでしょう。彼に愛されていると感じているようです。 でも、一時(いっとき)の慰めでしかないのでしょう。アルバムとはそういうもの。 振り返っているだけ、確かめたいだけなのですね。次の場面で教会がでてくるのはそういうわけ。 あなたと彼には、「結婚」と「不倫」という隔たり、つまり「境界」があるのですから。 教会は神聖な場所。そして・・・結婚というイメージ。そこで・・・あな たは・・・うろうろとしている。 あなたは神聖な場所で落ち着けない理由があるということ。つまり、やましい部分 が・・・どこかにある。 そういう自分と・・・音信不通。つまり・・・「いまのあなた自身」を見つめようとしな いでいるのかも? なぜなら・・・現実を避けているから。アルバムは過去。気に入っているところだ け・・・見ている。それが歌手。 歌手は「恋の詩」を歌います。よく聴いていた「歌手」 ですから、「受け入れていた」ということ。 あなたが受け入れていたように、彼にも受け入れてほしいと、彼に話しかけたい「あな た」のようです。 愛されているのはその場だけかも、という「不安」がありますね。妻との関係がどう なっているのか。 本当に「別れてくれる」のかが気になってしかたない。どうなっているのかはっきり と知りたい。 その思いが積み重なってイライラとしてしまう現実があるのでしょう。 「彼の本音」を知りたくなっている「あなた」が創り出した夢のようです。 音信不通なのは、「彼」であり、「彼の妻」なのです。 教会でうろつくという「やましさ」にうろたえているのは、「彼」であり、「あな た」だということを伝えています。 一通りの分析が住んだら、夢要素を整理し、 見落としがないかどうか「確認」します。 【ヒント】 ※2つの部分にわけてみましょう。 ※2つに分けたら、2つとも、できるだけ、短い文にしてみましょう。→ 5W1H ※夢要素を整理しましょう。 https://www5a.biglobe.ne.jp/~yumeyume/case06w.html
なぜ、「晩」に教会へ出かけたかと いうことです。 これは推測ですが、彼と会うのは「晩」だということなのでしょう。問診で確認すべき部分で すね。 そして、出かけた「部屋」では、うろうろし、不安が高まるという繰り返しがあることがわかります。 なぜなら、教会というのは「定期的」に通うものであり、「儀 式」が執り行われる場ですから。 また、状況の変化で、「懐かしいもの」を選択し 始めていますから、 「出会い」から付き合いが進む段階において「順番」の 取り決めがあったのではないかと 「推測」できます。 つまり、「妻とはうまくいっていない」→「妻とは別れる」→「夢見者と同棲する」→「夢見者と結婚する」という取り決めが アルバムを見返すように展開されていたのではないかということです。その部分を追加すると次のようになります。 追加の部分は赤字。 ▼ 友だちの小さい頃からの写真を・・・見ている。友だちを通して・・・自分を振り返っている。 自分のことを客観的に見ようとしている。自分のこれまでのことが気になっているからですね。 音信不通なのは・・・あなた自身。話しかけているのは・・・何かを聞いて欲しいから。 どんなことを・・・聞いてもらいたいのでしょうか? それは・・・教会でのあなたの行動にあるようです。 アルバムをみているときは「落ち着き」やくつろぎの気分がありそうです。 今は満たされているということでしょう。彼に愛されていると感じているようです。 でも、一時(いっとき)の慰めでしかないのでしょう。アルバムとはそういうもの。 振り返っているだけ、確かめたいだけなのですね。次の場面で教会がでてくるのはそういうわけ。 あなたと彼には、「結婚」と「不倫」という隔たり、つまり「境界」があるのですから。 教会は神聖な場所。そして・・・結婚というイメージ。そこで・・・あなたは・・・うろうろとしている。 あなたは神聖な場所で落ち着けない理由があるということ。つまり、やましい部分が・・・どこかにある。 そういう自分と・・・音信不通。つまり・・・「いまのあなた自身」を見つめようとしないでいるのかも? なぜなら・・・現実を避けているから。アルバムは過去。気に入っているところだけ・・・見ている。それが歌手。 歌手は「恋の詩」を歌います。よく聴いていた「歌手」ですから、「受け入れていた」ということ。 あなたが受け入れていたように、彼にも受け入れてほしいと、彼に話しかけたい「あなた」のようです。 愛されているのはその場だけかも、という「不安」がありますね。妻との関係がどうなっているのか。 本当に「別れてくれる」のかが気になってしかたない。どうなっているのかはっきりと知りたい。 その思いが積み重なってイライラとしてしまう現実があるのでしょう。 「彼の本音」を知りたくなっている「あなた」が創り出した夢のようです。 音信不通なのは、「彼」であり、「彼の妻」なのです。 教会でうろつくという「やましさ」にうろたえているのは、「彼」であり、「あなた」だということを伝えています。 さて、彼とあなたの間には「暗黙の取り決め」のようなものが存在しているのかもしれま せん。 彼が言い出したのか、あなたがそう思っているのかはっきりとしませんが、 その「取り決め」という予定が、いつの間にか「約束」に変わろうとしているから、不安 が生じているようです。 そうなったらいいという「思い」が、そうなるべきだという「義務」にすり替わるとき、 お互いをしばり始めます。 会ってセックスするだけでよかった関係がもの足りなくなってきたということです。 あえて、一歩踏み出すことが本当にいいことなのか、自問自答している夢ということにな ります。 あなたの「回答」はすでに決まりつつあるようですね。音信不通の友達に話しかけている のは、「所在」を確かめるため。 つまり、「彼の本音」と自分の「思い」を重ね合わせることだということ。夢は少し先の 未来をリハーサルしています。 ▼
掲示板をご覧になっている方の「夢分析」はいかがだったでしょう
か。 次の演習課題で、またお会いしましょう。
夢分析をメールにてお届けくださった方には申し訳ありませんが、
添削はしていません。返信メールもしません。
|
|||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||
|