茅檐人靜, 蓬窗燈暗, 春晩連江風雨。 林鶯巣燕總無聲, 但月夜、常啼杜宇。 催成淸涙, 驚殘孤夢, 又揀深枝飛去。 故山猶自不堪聽, 況半世、飄然羈旅。 ![]() |
鵲橋仙******************
夜に杜鵑を聞く
茅檐に 人 靜まり,
蓬窗に 燈(ともしび) 暗く,
春晩 連江の 風雨。
林の鶯 巣の燕 總じて 聲 無し,
但だ 月夜なれば、 常に 杜宇(ホトトギス)は 啼(な)く。
淸き涙を 催し成し,
孤りの夢を 驚き殘(そこな)ひ,
又た 深き枝を 揀(えら)びて 飛び去る。
故山なれど 猶自(なほ)も 聽くに 堪へず,
況(いはん)や 半世、 飄然たる 羈旅にありてをや。
2002.4.26 4.27 4.28完 |