
 
 
|   宋詞、特に豪放詞 | 

| 民族呼称・国名 | 
| 民族呼称 王朝名 | 事 柄 | 本サイト関聯ページ | ||
|  | 漢民族 | 中国を構成する最大の民族。認定された少数民族以外の人々はこれに属し、九十二パーセントを占めるという。現代語では、他の少数民族との関わり等から、“漢族”という。 |  秋瑾 寶刀歌  陳亮 水調歌頭  秋瑾 闕題 | |
|  | 華夏民族 | 原・漢民族。原始・漢民族。上古、黄河流域に現れて、古代文明を築いた民族。現代の漢民族の祖先に当たる。その後、華夏民族は、周辺民族との混血、融合を重ね、今日の漢民族が成立した。民族学上の概念と呼称。 この概念とは別に、一般的・通俗的な用法として、下記“中華民族”、“中国民族”の謂いとしても使われる場合もある。 | ||
|  | 中華民族 | 中華人民共和国を構成する漢民族を始めとする全ての民族を含めた、比較的新しく公認された呼称と概念。後出の“中国民族”が民族学な概念であるのに対して、政治・文化上の概念。なお、この場合、漢民族、満州民族等は、その下位になり、それぞれ、“漢族”、“満族”等と呼ぶ。 孫文が言い始め、毛沢東も使った。中華人民共和国の国歌  にもこの語があるが、あまり使われてこなかった。二十数年前までは、これと似た用法として使われていたのは、“中国人民”。公文では、“中国公民”で概括していた。国歌の歌詞に拘わらず、当時(六十、七十年代)は、民族については、あまり触れていない。その頃は、「民族」よりも「階級」による区分が全面に出されていた。毛沢東も『支持美國K人…』の中で「民族闘爭,説到底,是一個階級闘爭問題。」といっている。もっとも、彼は一九三七年に『論反對日本帝國主義的策略』で「我們中華民族有同自己的敵人血戰到底的氣概,…」や『代表中共中央…』では、「  們是中華民族的模範人物,…」という用法がある。しかし、毛沢東の著作では、ただ単に“民族”というのが多い。 |  毛澤東詩詞 ・毛沢東選集  中華人民共和國國歌・義勇軍進行曲 | |
|  | 中國民族 | 中国の中に住む民族。上記“中華民族”に似た用法。民族の複合体としての民族学上の呼称。「中国の民族」の意。 | ||
|  | 炎黄子孫 | 炎帝、黄帝の子孫の義で、現・漢民族のことを謂う。使われ方としては、これも比較的新しい。炎・黄が中国人の統合の祖先であるとして、“中国人”ととるのは、些か苦しい(が、そうともする)。現代語で言う“龍的傳人”(龍の末裔=漢民族)、“軒轅子孫”。屈原に言わせれば「帝高陽之苗裔」になる。 |  秋瑾 寶劍歌  六四民運詩 | |
|  | 華冑 | 華夏の後裔。貴族の末裔。現代語で言う“龍的傳人”(龍の末裔=漢民族)。 |  秋瑾 闕題 | |
|  | 漢兒 | 古くは漢民族の男子。好漢。強い男子。後、男。漢の武帝が匈奴を征伐(攻撃)し、漢兵を「漢児」と称した(詢芻録)。漢人。 |  秋瑾 秋風曲 | |
|  | 漢人 | 元朝や清朝のような異民族支配下での漢民族。幾つかの民族との区別のための呼称。 | ||
|  | 中華 | 世界の中央にある文化が高いところの意で、本来は中国の尊称。「中央の国」に位置する「華夏」の意。夷狄に対応する語。清末、中国が大清と号していた満州民族王朝の時に、「漢民族の国家」ということを表す語として、対外的に「漢民族の国家」ということを表すため梁啓超が使う。孫文、秋瑾、魯迅(柳亜子)らが漢民族の国家の意として後出“支那”を使うのと一対を為す。華。⇔中華思想、華夷思想。 |  秋瑾 闕題  青青校樹 | |
|  | ~州 | 中国の尊称。宋詞では、中原の意として使われる。⇒中原。 なお、帝都の附近の意もある。他の名称とは異なり,「中原」とともに情念の強く表れた語である。 現代でも使われており、この前の打ち上げられた大型のロケットは、“神舟”と謂うが、“神州”も“神舟”も発音は同じshen2zhou1で、かけことばである。 蛇足だが、日本人は、「神國」(神の国)と同義として、日本のこともこう呼ぶ。 |  秋瑾 寶刀歌  辛棄疾 南ク子  張元幹 賀新郎  岳飛 送紫岩張先生北伐  胡世將  江月  戴復古 江陰浮遠堂 | |
|  | 中原 | 黄河の中流から下流にかけての平原で、かつての周の勢力圏。現在の河南省、山東省西部と河北省、山西省の南部一帯を指す。漢民族発祥の地。 詩詞では、漢民族の住む華北、江北を指し、「漢民族の故地」「わが、故地」「わが民族の故郷」、として地理上の位置を示すよりも、精神的な拠りどころの意としても、使う。中原大地。  これに感情を更に込めると「神州」となる。 蛇足だが、わが日本で謂えば、「大和の地(=奈良)」、「『大和は國のまほろば』の大和(=奈良)」にあたろうか。 |  秋瑾 寶劍歌  秋瑾 寶刀歌  張元幹 石州慢  魏徴 述懷  蘇軾 澄邁驛通潮閣  陸游詩詞に多い  朱敦儒 相見歡  陸游 龍興寺弔少陵先生寓居 | |
|  | 九州 | 中国全土を指す。伝説で禹貢が全土を開いて冀、  、、徐、予、荊、揚、雍、梁の九つの州に分けたことに基づく。 |  秋瑾 寶劍歌  陸游 示兒  王維 送祕書晁監還日本國  方孝孺 閑居感懷 | |
|  | 華夏 | 中華。中国の古称、誇称。文化の開けた大きな国。夏の頃より「立派な夏」の意で使われる。古称ではあるものの、最近、よく使われだした。「大・中国」「大・中華」の謂いとして、精神的な統合の象徴としての語彙として、“華夏××”、“××華夏”という具合に使われている。諸夏。 蛇足だが、わが日本で謂えば、「大和」((おおいなる)やまと)、「大日本(おほやまと)」などに当たろうか。 |  秋瑾 闕題  元宵 | |
|  | 中夏 | 漢民族の国家の意。章炳麟が清末・明治中期、日本の東京で「中夏亡國二百四十二年紀念會」を開いたときに使う。 | ||
|  | 中國 | 國の中、内地、中土、本土、中央の地域の意味の普通名詞。『史記』、『晉書』、『舊唐書』など二十四史をはじめとする史書によく使われている用法。 世界の中央に位置する国。中央のところ。古代詩詞では、帝都の意でも使う。本来は尊称。後出の「正州」に近い。詩詞では「中原」「~州」(後出)と表現する。 現代語の用法では、言うまでもなく、中国という国家を指す固有名詞。 蛇足だが、「なかつくに」と読めば、我が日本のこと。 |  毛澤東 菩薩蠻 | |
|  | 正州 | 中国の内地、本土、中央の地域の意。史書の「地理志」等での地理上、行政上の表現。「維、翼兩州,後進爲正州。」というように使う。 | ||
|  | 禹域 | 中国の名称。禹は堯、舜、に次いで王となった人物で、洪水を治めて「九州」(中国全土)の境界をただしたことに基づくいい方。 |  秋瑾 寶刀歌 | |
|  | 赤縣 | 中国のこと。『史記・孟子荀卿列伝』第十四に「中國曰赤縣~州。赤縣~州内自有九州。禹之序九州是也。…」とある。 |  毛澤東詩 | |
|  | 支那 | 中国。中華。漢民族の国。秋瑾の詩詞では漢民族の国家の意。清末、中国が大清と号していた満州民族王朝の時に、「漢民族の国家」ということを表す語として、梁啓超(確認済み)、魯迅(確認済み)、秋瑾(確認済み)、柳亜子(確認済み)、孫文(未確認)等の漢民族主義者が使っている。現在(’96年)も筆者(碇豊長)が北京で買った雑誌で使われている。 「秦」が語根で、転訛したという。漢訳仏典から。外国より「中国(人)」を指し示す語で、後出「契丹」のロシア語等での「キタイスキー」をはじめとしたCathay系の語源と双璧をなすSinae-Sina-Sino-Thina-China系の語根の漢字化したものである。 なお、政治的・歴史的な側面から、中国人には日本人がこの語を使うことを好まない傾向がある。 |  秋瑾 支那逐魔歌 | |
|  | 中州 | 豫州(現・河南省)のこと。豫州は「九州」(中華)の中央に位置していたから中州ともいう。場合によっては、その豫州にある北宋の首都汴京を指す。前出の「中國」、「神州」と同義で使う場合もある。 |  李清照 永遇樂 | |
|  | 華- | 現代語で、世界の中での位置づけを帯びた語。中国系の人やものごとを指し示すための表現で、中国に関わることがらを指す。「華語」「華人」等。前例の場合、中国本土以外で使用されている中国語、後者は、中国以外に居住している中国系人の意、が強い。 | ||
|  | 女眞族 | ツングース系の民族。12世紀初頭に遼の東北に興った金は、女真族の国。生女真の華北の宋を一掃し、やがては、宋の背信行為で、金軍が南下し、靖康之変を起こす。このため宋は江南半壁に追いやられる。南宋である。宋詞に出てくる主敵である異民族「胡、匈奴、戎」とは、この金を指す。 歴史上、ツングース族は、粛慎→  婁→勿吉→靺鞨→女真→女直→満州と呼称が変わる。代表的な国は(粛愼)金(靺鞨)清、満洲。 本サイトでは、南宋の豪放詞派詞人が屡々採り上げている対象。 | ||
|  | 満洲民族 | 12世紀初頭に遼の東北に興った金国の女真族の末裔。清朝(後金)を開く。前記「女真族」を参照。 本サイトでは、清末の秋瑾が屡々採り上げている対象。 | 秋瑾詩詞  | |
|  | モンゴル (蒙古) | モンゴル高原の民族。モンゴル帝国を築き、一派は中国の地に大元ウルスを建てる。「蒙古」「萌古」「蒙兀」「蒙瓦」。適切かどうかは別におくとして、漢人の中には次のような見方もある。曾て、モンゴルが「元」を建て、中華の地を支配した。「清」も同様に満州民族が支配した。「元」も「清」も中国の王朝の一である。つまり、「元」の地・版図(現・モンゴル国)も、「清」の地・版図(滿洲・沿海州・東シベリア南部)も、中華の地の版図であると謂う。 | ||
|  | 韃虜 (韃靼) | 韃靼の貶義。タタール。本来はモンゴル。トルコ系の血も混じる。本サイトの詩詞の場合、本来の意から離れて、多くは満洲民族を指している。 |  秋瑾 寶劍歌 | |
|  | 契丹 | モンゴル系の民族。キタイ。KitanはKitaiの複数形。本サイトでは、その一である契丹族が遼を建国した時代を採り上げている。ロシア語での「中国人」の意味の「キタイスキー」をはじめとしたCathay系の語源でもある。蛇足だが、「キャセイ航空」の「キャセイ」は、「中国」の意としての用法。 本サイトでは、北宋の豪放詞派詞人が西夏とともにして、屡々採り上げている対象。 | ||
|  | 突厥 | 隋、唐代に西北にあった国、民族。トルキスタンはたしか、突厥斯坦と表記する。 | ||
|  | チベット (西蔵) | 羌→吐蕃(とばん;Tu3fan1(bo2))→唐古特(タングート)→西藏(チベット)。 | ||
|  | 樓蘭 | 〔ろうらん;lou2lan2○○〕紀元前二世紀以降に西域の都市(国)名。原名クロライナ。現・新疆ウイグル自治区東南部にあった幻の都市。後出天山の東南で、新疆ウイグル自治区中央部のタリム盆地東端、ロブノール湖(羅布泊)の北方にあった。漢代には已に繁栄していたが、四世紀にロブノール湖(羅布泊)の移動により衰え、七世紀初頭には廃墟と化した。現在は、楼蘭古城(址)が砂漠の中に土煉瓦の城壁、住居址などを遺しているだけになっている。墓地より発見されたミイラは、コーカソイドの人種的特徴を持っている。 |  王昌齡 從軍行  岑参 胡笳歌送顔真卿使赴河隴  張元幹 賀新郎 | |
|  | 匈奴 | 中国北方・西方の異民族。ただし、宋詞では金を指し、清代の秋瑾の詩詞では清朝を暗示するために使われている。 |  秋瑾 寶劍歌  岳飛 滿江紅  李陵 別歌  張籍 征婦怨 | |
|  | 滿胡 | 満洲人のえびす。滿洲民族を罵って言う表現。清朝は満洲民族の王朝のため、漢民族側からはかく言う。 |  秋瑾 闕題 | |
|  | 胡 | 夷狄。戎。漢民族から見た、西方の異民族。異民族の蔑称。宋詞では金を指す。 |  辛棄疾 水調歌頭  張元幹 石州慢、 その他  蔡文姫 胡笳十八拍  蔡文姫 悲憤詩 | |
|  | 胡虜 | 胡。夷狄。戎。西方の異民族。異民族の蔑称。宋代の豪放詞では概ね金を指す。 |  岳飛 満江紅 | |
|  | 胡羯 | 北方の異民族を貶めた言い方。羯は匈奴の一。山西省に住んでいた。 |  文天祥 正氣歌 | |
|  | 胡狗 | (西方の)えびすの犬畜生。罵語。異民族を貶めた言い方。=×狗。 |  秋瑾 秋風曲 | |
|  | 胡奴 | えびすのやっこ。罵語。異民族を貶めた言い方。 |  秋瑾 秋風曲 | |
|  | 五胡 | 五種の異民族。後漢末より華北に移り住んだ西方、北方周辺民族のことで、匈奴、鮮卑(モンゴル系)、羯(匈奴の別部)、  (北方チベット系?)、羌(西方チベット系)の五つの民族を指す。 4世紀初頭、晋の弱体化が進み、周辺民族の姿が見え、4世紀から5世紀初めにかけて、華北に五胡による十六国ができた。 |  秋瑾 寶劍歌 | |
|  | 蠻 | 中華(中央)から見て、南にいる異民族。また、南方の文化の開けない地に住む民・野蛮人の意。(字形も)。時代によって範囲や領域が異なる。蛮夷。 | ||
|  | 百越 | 周代まで江南の浙江省南部、福建省、広東省、広西チワン族自治区からベトナムにいたる地域に住んでいた、諸々の未開民族である百越族の総称。越、粤。 |  柳宗元 登柳州城樓寄漳汀封連四州 | |
|  | 夷 | 中華(中央)から見て、東にいる異民族。また、東方の文化の開けない地に住む民・野蛮人の意。時代によって範囲が異なる。華に対する語で、野蛮人の意(字形も)。⇔華夷。華夷思想 | ||
|  | 戎 | 野蛮人の義と形。(西方の)えびす、異民族に臣属することを恥辱とする。えびす、異民族を表すのに蛮夷戎狄また、胡虜と、更にそれを表す固有名詞と、貶義の強烈な漢字がたくさんあるが、戎になったのは、押韻の関係で決まった。蛮・夷・戎・狄は中華(中央)から見ての方角で、使い分ける。南蛮・東夷・西戎・北狄。胡・虜は北方。また周辺異民族を概括して使う場合がある。なお、この語の指し示す範囲は、時代によって変わってきている。上古は、現中国内の各辺疆の人々を指していたが、やがて明らかに異民族と分かるものを指すようになった。当時の世界観がよく分かる文字である。貶義の語彙なので、現在は、あまり使われない。外国製を表す「胡−」の替わりに「西−」や「洋−」が使われている。 |  陳亮 水調歌頭  張華 壯士篇  辛棄疾 滿江紅 | |
|  | 狄 | 中華(中央)から見て、北にいる異民族。野蛮人の意。(字形も) | ||
|  | 蠻夷戎狄 | 蠻夷のこと。蛮・夷・戎・狄は中華(中央)から見ての方角で、使い分ける。南蛮・東夷・西戎・北狄。胡・虜は北方。また周辺異民族を概括して使う場合がある。当時の世界観がよく分かる文字である。なお、この語の指し示す範囲は、時代によって変わってきている。上古は、現中国内の各辺疆の人々を指していたが、やがて明らかに異民族と分かるものを指すようになった。貶義の語彙なので、現在は、あまり使われない。 | ||
|  | 夷狄 | 中華(中央)から見て、異民族。文化の開けない地に住む民、野蛮人の意。(字形も)中華に対応する語。 | ||
|  | 少數民族 | 中華人民共和国国内の漢民族以外の民族を概括するものとして使われた。「各族各人民」としても使われた。今は、少数民族を含む“中華民族”の方を多用するため、相対的に余り聞かれなくなった。⇒中華民族。 | ||
|  | 晉 | 魏の跡を継いだ国。五胡に苦しめられる。西晉の後は東晉となる。潘岳、左思、陶淵明で有名。 |  秋瑾 寶刀歌 | |
|  | 唐 | 漢民族の統一王朝とする。 | ||
|  | 五代十國 | 五代は華北に興った五つの正統王朝とその他の十の国。五代の内、後唐、後晋、後漢は突厥の王朝。 |  歴朝歌 | |
|  | 南唐 | 漢民族の王朝。李後主の国。国号に「唐」が使われたのは、国主の姓が李のため。蛇足だが、国王が劉の場合は、「漢」(×漢)となるように国(王朝)と家は重なり合っている。「大唐は是れ李家のもの!」という風に、「国家」「家国」の語の意味をよく表している。 |  李U詞 | |
|  | 後蜀 | 漢民族の王朝。『花間集』が編まれた。 |  『花間集』 | |
|  | 宋(北宋) | 漢民族の王朝。宋は中原の  京に都があった時期が全盛の宋(北宋)で、填詞を本にして見ると、婉約詞、また一方で豪放な作品が生まれだした。宋は、その後、北庭を幾多の異民族が統治した。 | 北宋詞   | |
|  | 遼 | 12世紀初頭、現河北省・内蒙古以北の地域に興ったモンゴル系契丹族の国家。 |  蘇軾 江城子 | |
|  | 西夏 (大夏) | 12世紀初頭に、現・内蒙古西部に興ったチベット系タングート族・拓跋部の国家。「大夏」は自称。「西夏」は漢民族側からの呼称。 蛇足だが、タングート(黨項)は、西方の民で、(元朝では、色目人の一として扱われているタイプの民族(人種)。清ではチベットを唐古特(タングート)という。北部満州、東部シベリアのツングースとは、呼称が似ているが、関係がない。 |  蘇軾 江城子 | |
|  | 金 | 12世紀初頭に遼の東北に興った女真族の王朝で、遼を破り、華北の宋を一掃し、華北を治める。宋(北宋)に次ぐ王朝である。金は百二十年ほど華北を治める。宋詞に出てくる主敵である異民族「胡、匈奴、戎」とは、この金を指す。 金は(北)宋に次ぐ華北の王朝であるが、漢民族の歴史観からすれば、当たり前のことだが、(北)宋の後は南宋と見たい。そのため、金の影は薄くなっている。 |  宇文虚中 在金日作 辛棄疾詞   陸游詩詞  碧血の詩篇  | |
|  | 南宋 | 靖康之変後の宋。華北に隆盛を誇った金朝に対して、江南に逃れた宋の王朝。金に抑えられ続け、金に臣従していた。そのため、南宋時代には、激越で、また一種、哀しみを帯びた豪放詞が興った。 | 南宋詞   | |
|  | 元 | 十三世紀に、漠北より興ったモンゴル人の王朝である。唐代の安史の乱以降の分裂割拠状況に終止符を打った。経済や文化が中原から江南へ移っていき、大・中国の基礎を築いた。 | ||
|  | 明 | 漢民族の王朝。 | ||
|  | 清(大金.後金) | 満州より興った満洲民族(女真改め満洲)の王朝。満清。十二世紀の金を継ぐ、とのことで、当初、同じく金と号した。 | ||
 は、こちらにあります。唐宋代の詞人年表
は、こちらにあります。唐宋代の詞人年表 はこちらです。
はこちらです。| 
 
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| 2000.10.11起 10.12 10.25 11. 2 11. 8 11. 9 11.10 12.11 12.12 12.23 12.31 2001. 2.26 4.10 7.28 8.28 2003. 1. 2 1. 3 1. 4 2.20 3.17 3.29 5.22 6.29 8.28 10.19 11. 5 2004. 1. 2 3. 3 4.12 改04. 2.11 2005. 1. 6 5.25 2007. 8.16 8.21 2008. 2. 7 2009.12.24 2011. 2. 8 2012.12. 2 2013. 9.13 | 

 
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