生時遊國都, 死沒棄中野。 朝發高堂上, 暮宿黄泉下。 白日入虞淵, 懸車息駟馬。 造化雖神明, 安能復存我。 形容稍歇滅, 齒髮行當墮。 自古皆有然, 誰能離此者。 |
挽歌詩******************
生時には 國都に 遊び,
死沒して 中野に 棄てらる。
朝(あした)に 高堂の上を 發し,
暮(ゆふべ)に 黄泉の下に 宿す。
白日 虞淵(ぐゑん)に 入り,
車を 懸けて 駟馬(しば)を 息(いこ)はしむ。
造化 神明なりと 雖(いへど)も,
安(いづく)んぞ 能(よ)く 復(ま)た 我を 存せんや。
形容 稍(やや) 歇滅(けつめつ)せば,
齒髮 行(ゆくゆ)く 當(まさ)に 墮(お)つべし。
古(いにしへ) 自(よ)り 皆 然(しか)る有りて,
誰(たれ)か 能(よ)く 此者(このもの)を 離るるあらんや。
◎ 構成について
2004.10.10 10.11 10.13 10.14完 2005. 4.15補 4.16 2007. 4.27 |