Huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye


陶淵明
                


               晉  陶潛

  飮酒二十首 其七
秋菊有佳色,
其英。
汎此忘憂物,
遠我遺世情。
一觴雖獨進,
杯盡壺自傾。
日入羣動息,
歸鳥趨林鳴。
嘯傲東軒下,
聊復得此生。


******

飮酒 其七

秋菊  佳色 有りて,
露に
(ぬ)れて  其の英(はなぶさ)を (つ)む。
此れを  忘憂の物に 汎
(う)かべ,
我が 遺世の情を  遠
(とおざ)く。
一觴  獨り進むと 雖
(いへど)も,
杯 盡きて  壺 自ら 傾く。
日 入りて  羣動 息
(や)み,
歸鳥  林に趨
(おもむ)きて 鳴く。
嘯傲す  東軒の下,
(いささ)か 復(ま)た  此の生を 得ん。



*****************


◎ 私感註釈

『古詩源』
『古文眞寶』
※陶潜:陶淵明。東晋の詩人。五柳先生と自称し、田園生活と酒をよく詠う。

※飮酒 其七:このページは「飮酒」の其七の部分である。『昭明文選』では『雜詩・其二』とする。

※秋菊有佳色:秋の菊には、すばらしい趣があり。 *菊は邪気を払うものとして、重陽の節にも用いられるが後出『楚辞』『離騒』で屈原が自分の気節の譬喩としても使っている。 ・秋菊:秋のキク。『楚辞』『離騒』に屈原が老いてゆく自分自身の気節と心情を「非余心之所急。老冉冉其將至兮,恐脩名之不立。朝飮木蘭之墜露兮,夕餐
秋菊之落英。苟余情其信以練要兮,長頷亦何傷。」と歌い上げている。  ・有佳色:よい色香をしている。

其英:露でうるおったその花びらを摘(つ)む。 ・露:露でうるおす。・:〔いふ;yi4〕まとう。移り香。芳しい。うるおす。 ・:〔てつ;duo1〕ひろいとる。とる。 ・英:はなびら。はなぶさ。

※汎此忘憂物:これを酒に浮かべる。菊酒にする。 ・汎:うかべる。・此:・忘憂物:憂いを消す物で、酒のこと。萱草を指す場合もある。

※遠我遺世情:わたしが世間の俗事を忘れ捨てている(屈折した感情を)一層遠ざけ、忘れさせてくれる。 ・遠:遠ざける。動詞。 ・遺世:世間の俗事を忘れ捨てる。 ・遺:ここは〔ゐ:yi2〕。

※一觴雖獨進:独りで飲んでいるものの。 ・一觴:一杯。觴は、さかづき。 ・獨進:独りで飲んでいる。

※杯盡壺自傾:杯の酒もなくなって、酒壺を傾けて自分で注ぎ。 ・杯盡:杯の酒もなくなる。 ・壺自傾:酒壺を傾けて自分で注ぐ。『歸去來兮辭序』の「引壺觴以自酌,眄庭柯以怡顏。」に同じ。

※日入羣動息:日没になったので多くのものの活動がやんで。 ・日入:日没になったので。 ・羣動:多くの人や生けるものの活動。羣=群。後世、白居易は「『自詠』に「朝亦隨群動,暮亦隨群動。榮華瞬息間,求得將何用。形骸與冠蓋,假合相戲弄。但異睡著人,不知夢是夢。」と使う。 ・息:やむ。とまる。

※歸鳥趨林鳴:夕暮れにねぐらに帰る鳥も林に返って、(そこで)鳴いている。 ・歸鳥:夕暮れにねぐらに帰る鳥。 ・趨:(林に)返る。おもむく。

※嘯傲東軒下:東の窓辺で、うそぶきくつろぎ。 ・嘯傲:うそぶきくつろぐ。『歸去來兮辭』に「引壺觴以自酌,眄庭柯以怡顏。
倚南窗以寄傲,審容膝之易安。」「懷良辰以孤往,或植杖而耘。登東皋以舒嘯,臨C流而賦詩。聊乘化以歸盡,樂夫天命復奚疑。」を蹈まえている。 ・東軒下:東ののき、窓辺で。

※聊復得此生:しばし、(天命に順って)この生を過ごそう。前出の「聊乘化以歸盡,樂夫天命復奚疑。」〔聊(ねが)はくば 化に乘じて 以て 盡くるに歸し、 夫(か)の天命を 樂しめば 復(ま)た奚(なに)をか 疑はん。〕 (願わくは、(天地の)変化にあわせて(逆らわずに、)人生の終焉を迎えることとしよう。自分の天命を楽しんでいれば、また どうして疑いをいだくことがあろうか。(与えられている)天命を楽しんでおればよいのだ。)。 ・聊:願わくば。ねがう。しばし。いささか。 ・聊復:いささかまた。語調を整える働きもあろう。

               ***********




◎ 構成について

 韻式は「AAAAA」。韻脚は「英情傾鳴生」で、下平八庚。この作品の平仄は次の通り 。
「趨」のここの用法では


   ○●●○●,
   ●●●○○。
(韻)
   ○●●○●,
   ●●○●○。(韻)
   ●○○●●,
   ○●○●○。(韻)
   ●●○●●,
   ○●○○○。(韻)
   ○●○○●,
   ○●●●○。(韻)


2003. 5.16
      5.17完
2004. 3. 9補
2011.10.24

漢詩 填詞 詩餘 詩余 唐詩 漢詩 宋詞 漢詩 唐詩 漢詩 宋詞 漢詩 唐詩 漢詩 宋詞 漢詩 唐詩 漢詩 宋詞 漢詩 漢詩 唐詩 漢詩 宋詞 漢詩 唐詩 漢詩 宋詞 漢詩 漢詩 

xia 1ye次の詩へ
shang 1ye前の詩へ
陶淵明集メニューへ
       ************
shici gaishuo詩詞概説
唐詩格律 之一
宋詞格律
詞牌・詞譜
詞韻
唐詩格律 之一
詩韻
詩詞用語解説
詩詞引用原文解説
詩詞民族呼称集
shichao shou ye天安門革命詩抄
Qiu Jin ci秋瑾詩詞
碧血の詩編
李U詞
Xin Qiji ci辛棄疾詞
李C照詞
Huajianji花間集
Huajianji婉約詞:香残詞
Huajianji毛澤東詩詞
zhuozuo碇豐長自作詩詞
漢訳和歌
参考文献(詩詞格律)
cankao shumu(wenge)参考文献(宋詞)
本ホームページの構成・他
Riyu:zhiciわたしのおもい
guanhougan
メール
hui shouye
トップ
huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye