ミールの負傷【みーるのふしょう】
火星宙域第二次会戦において
核グレネード自爆によるソフィアの犠牲で、
辛くも命を救われたミールであるが
戦闘で左腕にCSコクピットブロックのガラス片が突き刺さり
神経を数箇所切断していた。

この時、ミールの負傷自体は全治数週間で
確かに重かったものの、セルゲイがあえて
ミールシャフトドライバーから外したのは
健康体のドライバーを使って万全を期したかったため、
またミカヒロトの組み合わせに未知数の可能性を
感じていた等の理由の他に(彼自身が後にジュリアに語った通り)
ミールを生還する望みの少ない戦場に赴かせることに
(常に冷徹なイモータルセルゲイとしてはごく例外的に)
ためらいを感じていたためと思われる。

本文:金子良馬、山口恭史 
初出:II-p97 「未完兵装ルナシャフト設定資料集・用語集」
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