アマルフィから今度は海岸沿いを離れ、クルマで20分のラヴェッロへ。
到着したのは17時ちょっと前くらいだったのだが、ガイドブック情報では午後は16時半から開いているハズのドゥオーモのオープン時間が17時半からに変更されていたので後に回し、すぐ横にあるヴィッラ・ルーフォロ(http://www.villarufolo.it/)を先に見学することにした。
ここでは貴族のものだった建物&庭園が公開されていて、入場料は5ユーロ。中は順路がわかりにくく迷いそうになる(イタリア仕様)。
左上写真はヴィッラ・ルーフォロのほぼ中心部にそびえ立つ最古の塔。
奥の方にある庭園はよく手入れされていて、真夏とは思えないほど色とりどりの花々が咲き乱れている(右上写真)。
ラヴェッロの街はワーグナーと関係があり、夏にはこの庭園でワーグナー音楽祭が開催されるそうで、このときもステージが作られていた。
庭園の1番奥のテラスからは海もよく見える。
ヴィッラ・ルーフォロを出てから、近くの店で買ったジェラート 3ユーロを食べて時間をつぶすうちにようやく17時半になったので、ドゥオーモに入場。
このドゥオーモの中には左右に2つの説教壇があり、どちらもガイドブックで写真を見たときから1号のハートをわしづかみにしていたのだ。
まず、向かって左側の説教壇(左下写真)。左上部には「ドラゴンに足から飲み込まれる人」のモザイクがあって、ガイドブックにはこちらの写真が載っていたのだが、右上部を見てみたら「頭から飲み込まれる人」だった(爆)。
なんだかもう…ツボすぎます (^^)。
そして右側の説教壇(右下写真)はというと、6頭のライオンがねじねじ柱で説教壇を支えているスタイル。
このライオンくんの表情が、精悍というよりは「重い…疲れた…」という感じでイイ味出してます。
思わず笑いがこみ上げてくる説教壇ですが、モザイクは非常に細かくてキレイ。アマルフィに比べると(日本人にとっての)知名度はまだまだだけど、一見の価値アリです。
ラヴェッロでこの日の全行程が終了し、あとはナポリへ戻るだけ。ところが、高速道路に乗ろうとしたら、なんと公道でカーレースが開催されていて、予定していた地点から高速道路に乗れず。
仕方ないので、ドライバーのガエターノくんも初めて通るという旧道を経由することになった。アマルフィ海岸沿いではレモンやオリーブの木がたくさん生えていたが、標高350mのこの辺りはワイン用のブドウ畑が多く見られた。
ガエターノくんが道に迷ったり、道が判明しても高速道路封鎖のせいで渋滞になっていたりしたため、予定では所要10.5時間だったのが11時間以上かかって19時半過ぎにホテルに帰着。
さすがに疲れたが、ガエターノくんが気配りの人だったこともあって、最後まで楽しく乗り切れた。 |