ホテル近くのオープンカフェ(というと聞こえがいいが、ビニール製の大きいテントみたいなヤツ)で、豚肉と野菜のシャシリク(串焼き) 各90ルーブルくらい&スプライト 15ルーブルで簡単な昼食。
食事しながら協議した結果、モスクワ川クルーズにチャレンジしてみることになり、ホテルそばにあるらしい船着き場を目指した。
川岸に出るために右図のようなT字路を渡らなければならなかったのだが、歩行者が横断できるのがなぜか(青点線ではなく)赤線の箇所しかない。
途中、中央分離帯でもなんでもない車道のど真ん中でぽつねんと信号が変わるのを待たなければならないのが何とも不思議だった。他の人々もここで信号待ちしたり、川岸側から逆に渡ってきていたので、この渡り方で合ってると思うんだけど。
チケット売場にて乗船区間には関係なく100ルーブルのチケットを購入し、15分くらい待ってクルーズ船(左上写真)に乗り込む。当然のように眺めの良い2階席へ。満席ではないが、なかなかの乗船率だった。
クルージングがスタートすると、まずはホテル・ロシア、午前中に観光したクレムリン、前日に心ならずも (^^; 車窓観光した救世主キリスト聖堂(右上写真)など、右岸に見どころが集中している。
そのうちに左岸に見どころが移って、ピョートル大帝記念碑(左下写真、スウェーデンとの海戦に勝って分捕った船を積み重ねた上に立っている)や、遊園地になっているゴーリキー公園などが見えてくる。途中でいくつもの橋をくぐったり。
ところが、途中から雲行きが怪しくなってきた。最初はポツポツと小雨だったのが、モスクワ川が大きくカーブして(これまた前日に見た)モスクワ大学が丘の上に見える辺りを通過する頃にはスコールのような集中豪雨に!
普通に進んでいるときには2階席でも別に雨が降り込んできたりはしないのだが、船着き場に停まって再スタートするときに屋根の上に溜まった雨水が一気にジャーッと落ちてきたりする。
2階席の乗客の多くは、たまらず1階に待避…が、女王様たちは面倒だったので (^^; そのまま2階席に残って外を見ていた。この大雨の中でもモスクワ川で泳いでいる若者がいたことにビックリ。
幸いなことに、船が終点に近づいた頃には雨も上がり、「日頃の行いだね」と口々に言い合う女王様たち(笑)。
1時間超のクルーズを終えて、キエフスカヤ駅(入口がわかりにくくてちょっと探した)から地下鉄でまたクレムリン近くのアホートヌィ・リャト駅まで戻った。
アホートヌィ・リャトはマネージ広場の地下にあるショッピングセンターで、なぜココに来たかというと、中にインターネットカフェがあるという情報がガイドブックに載っていたからである。
お店は「TIME ONLINE」という名前で、入口は狭いが奧は思ったより広く、わざと暗くしてあるメタリックな感じの空間に結構な数のPCが並んでいた(右下写真参照)。
日本語が読める環境だったので掲示板を閲覧し、ローマ字で近況をカキコしたり、メールを読んだり。
1時間 75ルーブル。他にもデジカメ写真のプリントアウトなどもやっていたようだ。
2人で時間ギリギリまでPCを使用して店を出ようとしたら、昼に別れたばかりのイリーナ1号とバッタリ再会。モスクワも意外と狭いもんだ(?)。アホートヌィ・リャトを立ち去る前にトイレにも入ったが、ここは有料(10ルーブル)だった。
ロシア寿司を「ギンノタキ」で食してホテルに戻り、夜10時ピックアップでオクチャブリスカヤ駅まで送ってもらう。
この駅、以前は「レニングラード(=現サンクト・ペテルブルク)駅」という名前だった。モスクワでは列車の行き先によって出発駅が異なっており、しかも、行き先の地名=駅名になっているのだ。
だから、モスクワには(レニングラード駅やキエフ駅やベラルーシ駅はあっても)モスクワ駅はない。一方、女王様たちが列車に乗って到着するのはサンクト・ペテルブルクにあるモスクワ駅。なんてわかりにくい。 (^^;
英語をほとんど解さないドライバーのおっちゃんに連れられて駅2階のインツーリスト窓口へ行き、切符を提示した後は、椅子の並んだ待合室で1時間以上待ち。
1日の歩き疲れで落ちそうになり、猛烈な眠気と闘う。待合室は、夜遅くても特にキケンな雰囲気ではなかったけど。
出発30分前になってようやく乗車可能になったが、女王様たちの乗る1等車はホーム先頭の方にあったため、スーツケースを引きずりながら、長くて薄暗いホームを10車両以上分もよろよろと歩き続けなければならなかった。
よろよろだった割には、ホームであれこれ写真を撮ったりもしたが(←ビミョーに鉄ちゃん?)。
日付が変わる直前に列車が出発して、女王様たちはいよいよサンクト・ペテルブルクへ。「赤い矢」号について詳しくは、乗り物編をどうぞ。 |