五線譜1

         aya−yuの思いつくままP2
                 MENU
            Mail        HOME 

雑感MENU P1 P3 P4 P5 P6

No.17 VGやG・鳴らないギターは弾かれない
No.18 お寺でコンサート
No.19 予定外のMK35
No.20 ブルージーで’69のD45を弾かせてもらったこと
No.21 マークシリーズ撮影会
No.22 さよならHD28
No.23 2度目のリペア
No.24 北関東オフ会
No.25 「弦を少し緩める派」擁護論
No.26 おじさんず忘年会
No.27 値段の下がったD28HW
No.28 レトロバザールでこやまさんと話したこと
No.29 一本のサドルからリペアマンの力量を知ったこと
No.30 「丸ごとD28」感想文
No.31 部屋の湿度はわからない
No.32 解決!ペグの謎 
No.17 VGやG・鳴らないギターは弾かれない

三ツ井さんとお話していたなかで、今、ある通販で売りに出されているMKシリーズを買うか買わないか迷っているというお話を聞きました。VGということで状態がよく分からないから、ということでした。VGはやはり厳しいのでは・・と話すと、VGが必ずしもだめだとは限らないとのお話でした。その理由として、弾かれつづけてきたギターは、よく鳴るから弾かれてきたことが多く、逆にMintのもののなかには鳴らないものも多いということです。
それが、経年変化の為によい音になっているかどうかは別にして、何十年もたって新品同様のものよりVGのもののほうが、よい音のギターである確率は高そうです。でも、やはり、VGやGは機能的な問題を抱えているものも多いので、難しいところです。


No.18 お寺でコンサート

毎年、大宮市の常O寺というお寺で、原爆で亡くなられた方々の追悼集会が開かれています。原爆が落ちたあと、その火災の火をカイロに入れて埼玉まで持ってきた方がいて、それ以来、その火を絶やさずにいるのだそうです。その第2部で追悼コンサートがあり、今年は、「おじさんず」も参加させてもらいました。
どちらかというと、たいしたポリシーがあるわけでもないのですが、「反戦歌」の中には黒人ブルースに通じるような、力強さがあり、テクニックを超えてとてもひかれるものがあります。
お寺の本堂でのコンサートだったのですが、やはりここでも生ギターは聞こえませんでした。オベーションを使ったaya−yuは正解でした。D45のストロークも後ろまで届かなかったそうです。
個人的に、今やドレッドノートタイプは自己満足のギターの印象が強いです。響きのよい音楽室あたりでマイクを通さずに弾くととても気持ちいいのですが、ちょっと広い場所ではとたんに聞こえなくなり、さりとてマイクのりも悪いです。低音のリヴァーヴ音をマイクが拾いきれない。同じにはマホガニーのものはマイクのりがよいので救われます。aya−yuはD28HWやHD28が実質的に使いにくいギターであることを承知の上で買ったはずなのですが、やっぱりコンサートで使えないのは寂しいものがありますね。
ところでaya−yuのオベーション、3ヶ月も友人に貸しておいて、弦を張り替えなかったために、6弦の音程が不安定でした。やはり、コンサートの前日には張り替える必要があるのを実感しました。


No.19 予定外のMK35

 生音楽器のMK35を初めて見たのは、ちょうどD28HWを買ったときでした。aya−yuは基本的にローズ系かメイプル系のギターが好きなので、いい音だな、とは思いつつ、自分が手に入れることはないだろうと思っていました。
 Mさんの所で、MK81とMK72を弾かせてもらった時に、これでMK35がそろえば、写真に撮ってどこかの雑誌に投稿できるね、などと話していたのですが、その時はまだ、MK81のEX以上のものが通販でもいいから出てこないかと思って、買う気はありませんでした。
 直接のきっかけは、お寺のコンサートでオベーションのチューニングがやや不安定だったことです。もう一本、しっかりとしたピックアップのついたギターが欲しくなったとき、迷わずマホガニーのMK35は最適のギターだと思えたのです。本来、トップの振動を計測してブレーシングその他の構造ができたものなだけに、ピックアップで拾える振動の特性は最高のものだという想像が働いたのです。
そう考えると、今回このMK35をもし買わなかったら、あと何年待つことになるだろう、などと思うといてもたってもいられなくなりウッドマンのHPでHOLDしてしまったのでした。
下記は、その時の友人に宛てたメールです。

MK35、電話でHOLDしてしまった私は馬鹿です。これまでのことを考えると、大した額 ではないですが、酒乱や博打好きのどこかのとうちゃんと一緒です。今度の代休に引き取りに行きます。私にとってお茶の水が魔界になりつつあります。HD28を売ってくれ?・・・・うーん・・・

 aya−yuの足元を見透かした友人は、すかさずHD28を狙っていたのです。後日、ウッドマンで一緒にMK35をひきとりに行きました。ウッドマンの坂Oさんにウッドマン特製弦2セットとウッドマンカップをおまけにもらって帰りました。ウッドマンカップは、今職場に持っていって、ギターのことを考えながらお茶を飲んでます。
                   


No.20 ブルージーで’69のD45を弾かせてもらったこと

 ちょっと前のことになりますが、いつものように御茶ノ水をふらついていたaya−yuは、あるお店に置いてあったブルーヨーデルのリイシューを見つけ、弾かせてもらおうと店員さんに声をかけたら「買うのであればどうぞ」と言われ、ちょっとがっかりして、さらにぶらついてブルージーに行きました。
 そこには’69年のD45が350万円で売っていました。こりもせず、「試奏したいのですが・・」と話すと「どうぞ」と快くチューニングして渡してくれました。
 深みがあってシャープで力強い’69年らしい音でした。いい音だったし綺麗な柾目のハカランダに感心したものの、それよりも、それがどんなに高いギターでも、弾いてもらって気に入ったものを買ってもらおうという姿勢があり難かったです。
 aya−yuのお気に入りのお店は、基本的に試奏を断る所はありません。が、aya−yu自身も逆に、大切な売り物をくれぐれも大切に弾かせてもらうように心がけたいと感じています。


No.21 マークシリーズ撮影会

10月11日、三ツ井さんのご好意でMK53、MK35と、三ツ井さんの持っているMK72、MK81を一緒に撮影会をしました。「朝早いのは大丈夫ですか?日の出頃の人通りのない時が撮影に一番いい時間帯ですよ。薄曇なら最高ですが・・。」「青山あたりに撮影にいい店を知っていますよ。」ということで、「大丈夫ですよ」と「気軽」にOKして午前5時前に青山集合となりました。
でもよく考えると、aya−yuのいる大宮からは3時半には出なけりゃいけない。aya−yuは自分の学校の運動会ではいつもその頃活動始めるのが趣味ですが、それ以外での早起きはほとんどないです。安易に調子よく答えてしまったaya−yuは相変わらずおっちょこちょいのあわてもの。
それでも、友人が撮影会に付き合ってくれると言ってくれていたので、「赤信号、一人でなければ怖くない?」とばかりに出かけていきました。ただし、彼が、「つきあう」と言ってくれた時は、時間はわかっていなかったので一番の被害者です。
午前3時すぎに家を出て、3時20分には友人宅に出向き(さすがに「呼び鈴は押さないでくれ」と言われていました)車の中で「こんな時間に首都高走ってるのって、仕事以外じゃ釣りかゴルフくらいだろうね。少なくともギターの写真を撮る為に走っているのは我我くらいだろう。」などと話しながら青山をめざしました。ちなみに彼は、午前3時すぎに家を出ると奥さんに話したときに、別の部屋で寝かされたそうです。
でも、撮影している間は、なるほど、そんなふうにギターを並べるといいのか、とか、こんなスポットを見つけるといい写真が撮れるのか、ギターばかりアップにしないんだ、などと感心のしまくりでした。やっぱり、この時間でないと、太陽の光の反射や交通量の多さなど、写真を撮る条件が悪くなるのもわかりました。
でも、帰りに御茶ノ水でも寄っていこうか、などと話していたのですが、撮影が終わるとぐったりして、家に帰りました。午前8時半には帰宅しました。娘達が朝食をとっていました。


No.22 さよならHD28

 T’zさんに「ギターマニア」という表現を頂いて、自分なりに納得していたのですが、プレーヤーとマニアとコレクターって、どこがどう違うのか、ちょっと考えてみました。
 aya−yuの解釈では、プレーヤーはギターは選ばない、又は、自分のギターは1本だけといった、最小限のギターで弾くことを主に楽しみにしている人だと思っています。(もし、テクニックだけに走るプレーヤーで、弾くことに楽しみを感じることが少ないとしたら、それは不幸なことですよね。)
 コレクターは珍しいギターや高価なギターを集めて「集めること」に喜びを感じる人だと思っています。
 でも、プレーヤーの人でも、「よりいい音」を求めていくと自然にギターを持ち替えたり、本数が増えてしまったりしますよね。曲によって、奏法によってギターを持ちかえる人もいると思います。aya−yuのように場所や条件によって使い分ける人もいると思います。
 「マニア」って辞書で引くと「趣味として、何かを集めたり何かをしてみたりすることに熱中している人」とでています。個人的には、趣味の世界で自分の興味あることににこだわっている者をさしているように思います。でも、プレーヤーの中で、全くギターを選ばない人はいないですよね。
 それと、この頃思うことは、自分がもし、とんでもないお金持ちで、億単位で自由にお金を使えたら、オリジナルのD45、持たずにいられるか、っていう自信はないです。
 (投資に使われる場合は別として、)三者に共通していることは「少なくともギターの音が好き」だということで、それはギター好きの原点のような気がします。
 ふつうは完全に分かれているものでもないのかもしれませんね。ただ、aya−yuは弾かれないギターを作らないようにしたいものだと思っています。そんなわけで、HD28手放しました。訳のわからないことを書きながら、HD28を手放した言い訳を考えているのです。


No.23 2度目のリペア

以前、MK81を弾かせてもらった時に指摘されていたネックの付け根の浮きのことで、10月23日に三ツ井さんに紹介していただいたリペアマンのAさんの所にMK53を持っていきました。
電車の長旅(?)の後で、駅までAさんに迎えに来てもらってお住まいまで連れて行って頂きました。
MK53を見ていただいて、ヒールの浮きもあるので、いったんネックを取り外してセットしなおす必要があるというお話でした。中が思ったよりしっかりした構造なので、すぐにどうということではないけれど、指板がそると指板の付け替えしなくてはならないということで、ネックのリセットをやってもらうことにしました。「でも、しっかりつないであるっていうことは、はずすのも大変なんですよね。」という話から、いろいろとお話を伺いました。
マーチンやギブソンのギターは、蒸気等で比較的簡単に部品の取り外しができるのに、ラリビー等のギターは特殊な接着剤を使っていて、とてもはずすのに苦労すること。
マーチンギターは板の薄いものが多くあり、壊れやすいので注意が必要。特にマホガニーものは、表面板以上にバック・サイドに割れがおこりやすいこと。
ギブソンの’70年代、特に後半のものは接着や仕上げがしっかりしていないものが多く、ブリッジなど、飾りのビス止めで済ましてあることもあること。
国産物のほうがアメリカ物より壊れる割合が多いこと。
「MKの音はどうですか。」と聞かれ「残響の少ないのが特徴ですね。音色はオベーションなどのエレアコに似たところがあります。」と言うと「それなら、録音にはいいでしょう。できた時代が早すぎたんですね。」とおっしゃったのが印象的でした。
ちなみに、ネックのリセット等するとこれまでかけたリペア代合わせれば、20万円超えることになります。中古の結構よいギターが買えてしまう・・・。


No.24 北関東オフ会

shirabeさんにお誘いいただき、A1iさんのページのオフ会に参加させてもらいました。大宮から車で約1時間ほど、栃木県足利市のshirabeさんのご自宅で行われました。家の近くで車の中からきょろきょろしてたのをshirabeさんに呼び止めて頂いて助かったりしました。
行って驚いたのは、もとはお店だったという40畳の音楽(?)ルーム。大きなJBL(でしたよね)スピーカの周りにギターが立てかけられて、既に来ていた方たちが、それぞれにギターを弾いていました。
会が始まって、A1iさん達のインストギターのうまいこと、マイケルヘッジスなんて、これまで「ずいぶん変わった弾き方をするプレーヤーが増えたものだ」くらいにしか感じていなかったけれど、さすがに目の前でみると「お見事」の一言でした。
おかげで、安全パイとして選曲した「スカボロフェア」を間違えました。20年以上前に自分でアレンジした定番だったのですが・・・。(きっと何千回も弾いてるよ。)
きっと、今の若い人達(というと我我の世代は、もはやお年寄り?)は、こうしたインストに憧れてギターを始めたり、必死に練習したりする人が増えているのだろうな、などと「新しい流れ」を遅れ馳せながら感じました。
お昼は500円会費なのにshirabeさんの奥様がボリュームいっぱい・おいしさいっぱいの手料理を作ってくださいました。楽しいお話も伺いました。
午後もまた、弾きあいっこの続きをしました。今度は開き直って、昔作った有象無象の歌の中から、うちのかみさんに送った「seeds」という曲を歌いました。なんとなく、それが一番自分らしいかな、などと思ったからです。
最後は帰りがけに「あの人の手紙」をストロークでしめました。同じ世代のshirabeさん達が一緒に弾いてくださって、うれしかったです。たた゜し、ギター3台の激しいストロークで、きっと声はほとんど聞こえなかったでしょう。
shirabeさんと一緒に弾いた「サウンドオブサイレンス」、とっても気持ちよかったです。
それと、MK53弾いてくださった方、有難うございました。とてもうれしかったです。


No.25 「弦を少し緩める派」擁護論 

 弦を緩めるべきか緩めざるべきか、それが問題だ・・・。前にこのことについて書いたときに、「少し緩める派」と「完全に&ほとんど緩める派」を一緒にしていました。完全に緩める人からすると「少し緩める派」はなんとも中途半端にも写るようです。aya−yuも「おまじない派」という表現を使うこともあります。しかしaya−yuはけっしてどれが正しいと決め付けることはしたくありません。わからないので。決めつけるには明らかにデータ不足です。
 でも、この「少し緩める派」に今やマーチン社も入ってしまいました。
 だから、というわけではありません。ただ、一見「中途半端」に思える「少し緩める派」にも、それなりの理屈が考えられるわけで、不公平な気がして書かずにいられなくなったのです。
 張力の特性を考えると、ぎりぎりまで引っ張られた状態のペグ半回転と、かなり緩んだ状態のペグ1回転では、張力の変化は間違いなく、ぎりぎりまで引っ張られた状態の半回転のほうが大きいでしょう。もし、そのギターが経年変化の中で耐えられる張力が60kgだとすれば、ライトゲージをいっぱいに張った70kgでは心配だけれど半回転緩めて、一本あたり数kgずつ下げられて50kgになるならば、安全圏にはいることになるわけです。そして、張りっぱなしでも大丈夫なギターの存在することから考えれば、大半のギターは微妙なところに、境界ラインがあるような気もします。
 さらに、「張りっぱなし派」の主張の中にある「ギターの弦は音楽を聞かせるなどして常に振動させておくといい」ということも「少し緩める派」なら、同じことができるはずです。トップ面の張力変化も少なくてすんだりもします。
さて、本当に画一的な答えのあるものかどうか・・。例えば同じ時期に作ったD28、100本を10年間違った条件で調べれば、それなりにデータがとれるのかもしれません。(ただでさえ、木材不足なのに・・。)
でもaya−yuは、今は緩めています。


No.26 おじさんず忘年会

 1999年の「おじさんず」の忘年会が12月25日に大宮市民会館近くの喫茶店で行われました。当日までaya−yuは、それがなんの会であるのか知らされず、喫茶店の名前も知らず、会費4000円ということも知りませんでした。2時に集まることだけ、知ってました。
 友人にメールで場所の確認してもReには、「一緒に行こう」という内容しか返ってきませんでした。待ち合わせして行ってみると、その友人も場所をはっきり知らず、店の名前も知りませんでした。十数分間、市民会館の近くをおじさん二人で放浪して、やっと探し当てると、中には予想していた人数の3倍くらいの人々がおり、すべてバンドマスターのM氏の知り合いでした。
 店に入るとM氏の奥さん(いろいろお世話になっています。)に、「会費4000円ね。」と声をかけられ、目を点にしながらも、素直に払いました。誰かが伝言ゲーム、正確に伝えなかったのでしょう。
 わいわいしながら、ギターの弾き語りしたりインストしたり、MIDIに合わせたり、人によってはCDに合わせてトランペット吹いたり・・・。これだけバラエティに富んだ会合は初めてです。おもしろかった。aya−yuは、ここで、前に失敗した「スカボロフェア」と、オリジナルのインスト「旅立つとき」を弾きました。オフ会と違い、緊張しなかった。まあ、いろんな人がいたから。歌を・・とも思ったのですが、友人が「歌じゃないほうがいい」などという強力なリクエスト(?)をされたので・・・。でも、終わった後で「やっぱり歌がなけりゃ」と訳のわからないこと言ってました。このとき、友人に声をかけられて披露したのが「紙ピックのGラン」です。


No.27 値段の下がったD28HW

買ったときから予想はしていました。まあ、自分が気に入っているのだからよいのですが、友人のメールにこのような文面がつけたされていました。


別件
D28本読んでて思ったこと。
また、あなたの足下をみてすいませんが、
私のOOOOとハンクウィリアムス、交換しない?
どっさりと現金が入りますぜ、だんな。
80−16.5−α=63.5−α万だよ。
(αはHWの値下がり分!鬼でしょう!)
(16.5万はそのまま。足下を見てるでしょう。)
理由
いろいろな楽器屋の広告で、HWが80万をきっています。
あなた様をおどかせば、また、いくらか値引きしてくれるかもしれないしい、
今、現金なくてたいへんでしょう。
ハカランダが何でも欲しくなっちゃつたのです。
手に入ったら、弦をエキストラライトに変えていつもばんばんにゆるめて
保管。
時々しか弾かずに、おもに見せびらかすのに使いたいと思っています。


 冗談の中に、本音が少し混ざっている所がこわいですね。
 D28GEが出るという時点で値崩れの予感はありました。自分自身では今のアディロンダックスプルースがシトカスプルースより優れているとも思えないので、ちゃばねのハカランダ模様を除けば気に入っています。それに自分も正確には80万円きった値段で買ってるんだから、なんということもないはず・・。でも、ちょっと寂しかったりして。それと、ギター相場って、一体何なんだろうと、改めて感じます。(くやしいので言ってる?)
 まあ、よいギターがプレーヤーに買いやすい価格になるのはとてもよいことでしょう。(開き直り?)


No.28 レOOOOOOでこやまさんと話したこと

 先日、東松山のスカイラークでこやまさんと待ち合わせて、しばらく雑談した後でレOOOOOOに行きました。2時に待ち合わせたのですが、途中の川島町で道を間違えて、20分近くもお待たせしちゃいました。(ごめんなさい。)
 ギターのことや、これまでのギター経歴(?)や、HP運営上のことなど、いろいろ話しました。なにより印象的だったのは、自分の歌を大切にされていること。アコースティックギターを弾くことは自分を表現することであり、その為にはオリジナリティをもった活動をする必要があるという考え方に、とても共感しました。インストしたり路上プレーしたりするのもいいけれど、単に模倣に終わらないようにしたいものだ、という思いはaya−yuも同感です。ギターとのつきあいかたは、それぞれだと思うし、「あのプレーヤーと同じように弾きたい」という思いも大切だと思うけれど、どんな形であれ、自分らしさを失いたくないものだ・・・とも感じています。
 レOOOOOOでは、知人に頼まれたヤマハのLAが委託でいくらになるか、お聞きしました。頼んだ本人は2〜30000円位にしかならないと思っていたので、80000円と「鑑定」して頂いて、とても喜んでいました。
 ついでに、何の脈絡もなくMK53、お見せしました。単に自己満足のために、レOOOOOOのお店の中で関係のないギターを開いたaya−yuは「あほ」だと自分で思っていますが、こやまさんには、メインギター、一度はお見せしておきたかったのです。でも、非常識・・・。レOOOOOOの店長のTさん、「綺麗なギターですね。」と丁寧におっしゃってくださったのが、申し訳なかったです。有難うございました。


No.29 一本のサドルからリペアマンの力量を知ったこと

二度目のリペアから帰ってきたMK53、すばらしいリペアでした。詳しいことはまた、別の機会に記すつもりですが、とにかく音が変わった。高音がこのところ伸びなくなって硬く感じていたのですが、今は、毎日弾いていると、高音は鐘の音のように聞こえることがあります。低音は(D28のような低音の響きこそありませんが、)響きのよい樽の音が混ざったような感じを受けたりします。気持ちがいいです。
また、削られていないジャンボフレットは弾きやすく、しっかり押さえることができ、テンションも強く感じます。弦高も6弦12フレットで一円玉一枚半、1弦12フレットで一枚入るか入らないかです。きっとこれ以上弦高を低くすることは不可能でしょう。実際、強いストロークだと、6弦1フレットだけですが、少しびびります。設定も私にとって最高です。
そのMK53に、ちょっといたずらしてみました。MK81サンバーストに、海外通販でもとから付いていたサドルとMK53のサドル、高さがそれほど違いがなかったので交換してみたのです。すると、とたんに鳴らなくなった。びっくりしてもとに戻したら、復活しました。MK81に前に付いていたサドルをよく見ると、一度削られて、その後で低くなりすぎたのを補正する為に、底にプラスティックの板が2枚貼ってありました。指で引っ張ると、すぐにはがれました。特に高音側は、もともとはがれかけていたようです。前のオーナーがやったことなのか、お店の人か、はたまたリペアマンか・・・。
MK81サンバーストを受け取るときに、三ツ井さんがわざわざ、ご自分が前に使われていた代用のサドルを付けてくださったのが、改めて有り難かったです。
そして、以前見せてもらった三ツ井さんのMK81のサドルは、象牙とハカランダを組み合わせたリペアマンAさん特製のものに変わっていました。きっと、こうした小さな一つ一つの積み重ねのようなものが、ギターのよい音を復活させてくれたのだと思います。


No.30 「丸ごとD28」感想文

友人が貸してくれた「丸ごとD28」、一気に読みました。とてもおもしろかったです。特にリペアマンのIさんのギターとのつきあいかたについて書かれた文章は、内容も考え方も、とても説得力がありました。この雑感で、何度か弦の張りっぱなしについて取り上げましたが、それについても、単に張りっぱなしはよくない、というだけでなくて、湿気の高い時と低い時の違いや、新しいものと古いものとの違いにまで書かれていたのがよかったです。
それと、シーガルのSさんのD28の材料・組み立て方に関する文章もよかったです。側板補強材が布からローズに変わって、どんな違いが起きたかなども、よくわかりました。
アジャスタブルロッドを最近になってマーチンが取り入れた理由も納得しました。やっぱりアジャスタブルのほうが基本的には進んだ方法だったのですね。でも、20〜30年でリペアが必要になるということは、今持ってるaya−yuのMKシリーズ、リセットしたMK53を除いて全て、いずれリペア?
5thの前田さんやD28研究の染村さんも「おたく」として載ってたのもおもしろかったです。
詳細な資料が多いのに、それらがかなり正確と思え、素晴らしいと思いました。
最後にひとつ、友人に売りつけたHD28、’97年ものなので、ゴトーのペグのはずですが、ペグねじは、マイナスです。シャーラーなのかな。ゴトー社に電話して確かめようとしたけど、ファックスか何かにつながってて、通じませんでした。ワッシャーはゴトーっぽいけど・・・。いづれ分かるでしょう・・・。


No.31 部屋の湿度はわからない 

この頃、部屋のあちこちに、小さな湿度計をぺたぺたと両面テープで貼り付けています。ギターたちは主に一階のLDKに置かれていますが、その中でも、場所によって大きな湿度の違いがあることがわかりました。
まず、湿度の低いのが冷蔵庫やテレビの近く。特に冷蔵庫のそばは他より10%くらい低湿のことが多いです。
そして、ギターをケースごと入れているクロゼットの中は、なぜか最も湿度が高く他より逆に10%くらい高湿でした。このクロゼット、建物のちょうど真中にあって、外気による結露等は考えられない場所にあります。
また、かみさんが食事の準備を始めると、部屋全体が10%程度湿度が高くなります。やかんのお湯を沸騰させ続ければ、すぐに20%くらいは上がりそうです。
マーチンのギター保管のマニュアルによれば、湿度40〜60%におさまっていないと何かしらの問題が出てくる可能性があるとのことですが、それこそギター保管庫にでも入れなければ、常にこれを保つのは不可能だと感じています。「人間の過ごしやすい状態にしてやればいい」とよく言われますが、40〜60%は理想的な湿度であり、赤ちゃんでもなければ多少はずれていても、実際はそれほど過ごしにくい、と感じたりもしないようです。
まあ、季節によって、多少置き場所を変えてあげたり、梅雨時に湿気取りをしてあげたり、といったことくらいはできるかもしれません。ただ、単にギターケースに吸湿剤を入れておいたりすればいいのかというと、前述の通り、その場所の特性で、同じ部屋でさえ全く条件が変わってしまうわけですから、その特性を調べた上でやらないとただのおまじないか、かえって問題を起こすことも考えられます。
一般的に二階のほうが、ギターの保管にはよいと言われていますが、うちの場合はスペース的な問題と夏の閉め切った状態での高温を考えると、保管しにくいです。
それぞれの部屋の特性として、二階の寝室はかみさんが、よく洗濯物を干すので、やはり10%〜20%程度の変化が起こるようです。
かみさんがユーティリティとして使っている部屋は、やはり流し、洗濯機、冷蔵庫、電気ポット等あり、とても不安定です。
一番安全なのが娘達の部屋ですが、西側にあるので、昼間の気温の変化が最も大きい部屋でもあります。エアコンなので、それこそ、冬場つけている時は加湿器も必要です。
こうして考えると、やはり、普通の家には、なかなかいい条件の場所って見つからないものですね。


No.32 解決!ペグの謎 !

ゴトー社の方とやっと連絡が取れ、また、丁寧に説明を頂きました。下記は、HD28の新オーナーに送った、メールの追伸です。


ところで、ペグの謎、解決(?)しました。今日、ファックスを送ったら、6時頃お姉さんからTELがあり、「aya−yu君いますか」という話し初めから、いろいろと聞きました。
結果として、「わからない」が正解です。基本的にゴトー社でマーチンに送っているペグのねじはプラスなのですが、組み立てるときにマーチン社のほうでマイナスのねじをつけてしまうこともあるそうです。
それと、’92年からゴトー社に変わったというのも正確には間違いで、グレードによってはシャーラー社のものと、台湾製のものの3種類があるそうです。
見分ける方法はただ一つ、ペグカバーをはずすと裏側に、ゴトー社製はメイドインジャパン、シャーラー社製はメイドインジャーマニー、台湾製はメイドインタイワンと英語で書いてあるそうです。
はっはっは。
答えにならない答えです。確かめるには分解しかない・・・。ペグカバーなんて素人にははずせない。
                      正しき答えを求める aya−yu 分解する?


結局、どこのペグか調べるには、分解してみないとわからない・・・というのが、ゴトー社の方の説明でした。


五線譜1