ナイアガラ・ニューヨーク&ロサンゼルス(2000)

6/22  6/23  6/24  6/25  6/26  6/27  6/28,29     

    レポート6月23日(金)はれ  ナイアガラ→トロント→デトロイト→ニューヨーク

      6:30起床。の予定だったんだけど、なんだか3人とも4時頃には目が覚めてしまった。
      ベッドでうだうだしていたけれど、結局5:30頃から仕度を開始。
      ホテルのダイニングが7時からだったので、7時ちょっと前に部屋を出て、
      ホテルの周りをお散歩。
      外に出た瞬間は寒いと思ったけど、日差しが結構強くて、歩いているとやっぱり
      暑いのだった。まだ時間も早いので、あまり人も歩いていなくて、静か。
      滝のある方角に目をやると、空高く水しぶきがあがっていて、雲のようになっていた

      7時にダイニングに行ったら、JTBのツアーの人は8時からだと言われてしまった。
      なんだよー、そんな話聞いてません。
      今日は半日観光の集合時間が8時半だから、ちょっと間に合わんぞ。
      ということで、ホテルを出て店を探しに行く。
      けど、こんな早くからやっているところはやっぱりなくて、結局ちょっと歩いたところに
      あったマリオットホテルのダイニングでバイキングにした。一人16カナダドル。
      食事を終えてホテルに戻り、荷造りしてチェックアウト。
      スーツケースは観光から帰るまでホテルで預かってもらうことになっている。
      8時半頃、2階建てのハデハデで真っ赤なバスが迎えにやってきた。
      ドライバーのティムさんは、とってもフレンドリー。
      もちろん2階席へ。冷房は入らないけど、窓からさわやかな風が入ってきて
      とっても気持ちいい。
      まず、滝の上流にあるコントロールゲートをバスの中から見学。
      ここで滝に流れる水の量を調節して、浸食のスピードを和らげている。これを
      やらないと、1年で1メートルも浸食されてしまうらしい。(今は1年で3pくらい。)
      ちなみに、水門はカナダ側にしかない。それは、カナダの方が低くなっていて、
      水門を作らないと、9割方の水がカナダ滝に流れてしまうからだそうです。

      それからテーブルロック展望台へ。カナダ滝を真横から見られて大迫力。
      なんだけど、とにかく水しぶきがすごい。一番迫力ある景色が見られる場所には、
      不思議なことに誰もいないのである。キレイに晴れているのに、そちらの方から
      歩いてくる人は、みんな傘をさしているし。
      行ってみてわかった。そこに立つと、まるで台風のさなかに屋外でレポートする人の
      ようになっちゃうのだった。ホントに。
      なんとかずぶぬれになりながらも、数枚写真を撮って、避難した。
      母ちゃんは早々に安全地帯(?)に避難していた。といっても、滝の水しぶきは
      本当にすごくて、ちょっとやそっと離れたくらいでは、しぶきは避けられないんだけど。
      しぶきに太陽の光が反射して、きれいな虹がたくさん見られた。

      さて、再びバスに乗り、目指すは霧の乙女号。
      600人乗りの遊覧船で、滝つぼ近くまで行くのだ。チケット売場にはすでに長蛇の列。
      10年前は確か青いレインコートを貸してくれたんだ。使い回すから、ちょっと臭かった。
      でも、今は、うすっぺらいビニールの青いポンチョをくれた。おみやげとして持って帰っても
      いいし、返却するとまたリサイクルされるということだった。
      身体の大きな外人さんサイズなので、ワタシたちが着るとホントにてるてる坊主みたい。
      とりあえず、そのポンチョをかぶって、出発。青いポンチョの集団は、なんだか変。
      まずはアメリカ滝に近付く。しぶきがかかるけど、まだ写真撮影は可能。
      でも、船がカナダ滝に最接近する頃には、また台風のレポーター状態。
      見上げると、まるで滝が船に覆い被さって来るみたいで、ちょっとコワイくらい。
      しばらくその場にとどまり、またアメリカ滝の前を通って、船着場へもどった。
      後からも続々と乗船する人がやってきていて、一体一日にどれくらいの人が
      乗るんだろう。ちなみに、乗船料は大人10.65カナダドルだった。
      ナイアガラの水しぶきは、浴びれば浴びるほど幸せになれるという言い伝えがある
      とか。こんだけぬれれば、かなり効果は期待できる?

      またしてもバスに乗り込み、今度はワールプールへ。
      ここはナイアガラ川が、カクンと折れて方向を変えている場所。
      まるで鳴門のように(見たことないけど)ウズ巻いている。こういうのを見ると、大自然の
      すごさを感じる。この川は一体どうやって曲がったんだろう。
      その後、ナイアガラパークを通り抜けた。広大な公園で、芝生がよく手入れされていて、
      緑がたくさんあって、すごく気持ちのよい場所。サイクリングしたくなっちゃった。
      水力発電所も通りかかった。アメリカ側とカナダ側と、向かい合わせて発電所がある。
      カナダ側の発電所で作られた電力は、余ってしまって、アメリカに分けてあげているんだ
      とか。マンハッタンの美しい夜景も、ここで作られた電気でできているのでしょうか。

      水力発電所を通り過ぎ、花時計を見学。
      要するに、文字盤がお花でできている直径12メートルの巨大な時計。秒針付き。
      世界で7番目に大きく、秒針付きのものとしては世界一だそうです。
      長針、短針は松葉杖の形をしている。これは時計のそばにある泉にたくさんコインが
      投げ入れられるので、そのお金を身体の不自由な子供たちに寄付しているからだって。
      その後、滝の生まれた場所も見た。
      突然地盤の変化が起きて、そこに滝ができたとか。氷河期のこと。
      それからとっても長ーーい時間をかけて、滝は移動していったんだって。
      やはり自然の力はすごいのだった。
      最後に、日本人経営のお土産やさん「北極」に寄って、観光は終了。

      ホテルに帰り、いったん解散となった。12時半頃。
      バスを降りるとき、ドライバーのティムさんはわざわざバスから降りてきて、握手まで
      してくれた。こんなにフレンドリーなドライバーさんは初めてです。
      NYへ移動するため、13:05に集合しなくちゃならなくて、お昼を食べにお店に入っている
      時間もなく、どうしようと思っていたら、ガイドさんが「雪国」という日本料理屋さんで
      お弁当を作ってくれるよ、と教えてくれたので、行ったみた。
      泊まっていたオールド・ストーン・インのすぐウラにあった。
      お店の中にはいると、そこはすっかり日本の食堂ってカンジで、外人さんのグループが
      一組、お昼を食べていた。
      幕の内弁当、助六弁当、おにぎり弁当があったんだけど、バスの中で食べやすかろうと
      おにぎり弁当にした。1人前12カナダドル。
      作ってもらっている間、ご主人と話などしていると、さきほどさよならしたティムさんが
      やってきた。びっくり。
      どうやら、ここのご主人とは仲良しみたいで、電話を借りて、彼女をお昼に誘おうとしている
      よう。ワタシたちがお店を出るときも、お友達のように手を振ってくれた。
      ティムさん、若くて背が高くて、ちょっといい男でした。(*^_^*)

      巨大なおにぎり3個のお弁当と、缶入りウーロン茶を手に、トロントへ向かうバスへ
      乗り込む。13:00頃。
      でもさー、ナイアガラからNYへ行くのなら、レインボーブリッジ渡って、バッファロー
      からNY行きのヒコーキに乗ればいいのに。なにしろ川の向こう岸はNYなんだから。
      なんでまた、2時間近くかかってトロントまで行って、それからデトロイトを経由して
      NYなわけ?ツアーだからしょうがないけどさ。
      とにかく、バスの中でガイドさんの説明を聞いた後、おにぎりをほおばる。
      カリフォルニア米の巨大なおにぎりは、コンブ、おかか、梅干しの3種。ちょっと塩味が
      足りない気もしたけど、おいしかった。腹いっぱい。

      トロントの空港からNW173便、16:30発のはずが、離陸したのは16:55。
      デトロイトでの乗り継ぎの時間があまりないから、ここで遅れるのは困るんだよねー。
      でも、約40分でデトロイトに到着。今までで一番短いフライト時間だったかも。
      おかげでドリンクサービスもなし。
      でも、乗り継ぎ便には間に合いそうなので、よかったよかった。

      と、思ったのが甘かった。トラブル発生。
      乗り継ぎ便NW538便のゲートを確認しようとモニターを見たら、なんと、18:50発の
      はずが20:00になっているではないかっ。
      とりあえずゲートまで行ってみようと思い、えっちら歩いてC19ゲートへ。
      そこでもう一度モニターを確認すると「DELAY」ってなってるぅ。
      もーー、信じられません。
      どうやら、20時か20時半頃発ということらしいので、JTBにTELしてから待つことに
      した。っていうか、待つしかないよねー。もうー。
      なるべく受付カウンターに近いベンチに陣取って、情報が漏れてくるのを待つ。
      自分で聞けって気もするけど(^^;)。
      漏れ伝わってきた情報によると、NW538便はフィラデルフィアからデトロイトにお客を
      運び、その後NYラガーディア空港に飛ぶことになっていたんだけど、どうも
      フィラデルフィアでメカニックのトラブルがあったらしい。
      でも、カウンターのお姉さんは割としっかりした口調で「20時から20時半には飛ぶ予定
      です」と言っていたので、それを信じて、ひたすら待つのだった。
      19:50頃待ちに待ったフィラデルフィアからの便が到着。思わず拍手したくなっちゃった。
      機長さんの説明によると、フィラデルフィアを出発しようとゲートを離れたところでメカニック
      のトラブルがあり、それを解決するのに時間がかかってしまったと、そういうことらしい。
      無事にデトロイトに到着したのはいいけど、そんなんで飛んで、ホントに大丈夫なのか?
      と、ちょっと不安を抱えつつ20:45頃離陸。1時間10分くらいかかると言っている。

      ドリンクサービスが始まった。
      母ちゃんはスチュワーデスさんに「コーヒー3つ下さい」と、日本語で頼んでいる。
      やっぱ、いろんな意味で、母はスゴイ。
      ラガーディア空港に近付くに連れて、眼下には街の明かりのきらめきが。
      NYの夜景はとってもきれいで、ホントに宝石箱をひっくり返したみたいだった。
      ヒコーキが遅れたのはひじょーに腹が立つけど、おかげですばらしい夜景を拝めたので、
      ま、許してあげよう。

      連絡しておいたので、ゲートにはちゃんとガイドさんが待っていてくれて、他の人たちと
      一緒にマンハッタンへ向かう。
      途中通った海の下のトンネルは、これはもしかして「デイライト」で舞台になったトンネル?
      金曜の夜ということもあってか、もう11時近いのに道路はすごい渋滞。
      この辺の道路はすごくコワイ。進路変更ではだれもウィンカー出さないし、割り込みなんて
      当たり前だし。そして、そんな道路を、書類を確認したりしながらのガイドさんの運転も、
      すごくコワかった。
      いろいろと説明を受けて、ワタシたちが泊まるホリデー・イン・ミッドタウン57thストリート
      (長い名前だ)に到着。23:00を過ぎていた。
      ガイドさんは、荷物を降ろし、部屋まで案内し、設備の確認までしてくれて帰っていった。
      夕食を食べていなくて腹ぺこだったので、途中で見かけたデリへ行くことに。
      ホテルから出ると、ちょうどガイドさんが他のお客のお世話を終えて車に戻るところだった
      んだけど、なんと、車の後ろのドアを開けっ放しだった。ワタシたちの荷物を降ろしたときに
      あけて、そのまんまだったらしい。NYなのに。ちょっと笑ってしまった。
      ホテルからちょっと歩いたところにハードロックカフェとか、プラネット・ハリウッドがあるんだ
      けど、時間も遅いし。デリでパンとかフルーツを買って、部屋に戻った。、
      部屋にはコーヒーメーカーがあって、ちょっとうれしかった。
      簡単な食事を済ませて、お風呂に入ったらもう1時過ぎ。まったく疲れる1日だったよ。

      明日はニューヨーク1日市内観光。お天気いいといいな。

アルバムをみる

       

前のページへ  ページのTOPへ  次の日へ