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KAMWOOD SYNDROME
〜とある神林狂いの日常〜

■過去の日記04(`01年12/1〜12/31)

<ふりむけば……>
 ようやく、「話したかったネタ」の一つが話せて、ちょっと嬉しい(*^^*)。
 当初は、「原作のこの記述が納得いかないんで、わたしはこんな風にこじつけていま〜す」ってな話だけで済ませるつもりでいたものが、余所のサイトで思わぬ情報が手に入ったり、拙文を読んでくださった方からの情報がいただけたり……で、結構大きなネタに発展しちゃいましたね。
 やっぱ、こういうfanサイトやっていて何が嬉しいって、「ワタシもコレ好きなんです!」って同志と出会ってお話できること……なんですよね。「元ネタ知らないけど、kayakoの文章が面白いから…」って言ってもらえるのも、それはそれで悪い気分じゃないけど、100%素直には喜べないものもあったりして(^^;;;)。まぁ、『ボトムズ』サイトの中で、神林コーナー始めちゃった以上、ある程度は仕方がないな〜とは諦めていたのですが、それだけに、拙文を読んで『雪風』を読む気になった、とか、「ボトムズはよく知らないけれど、神林や雪風で検索してココを見つけて読んでます」って言ってもらえたのは、ものすごく嬉しかったです(感涙)。
kayako拝)

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すべてはここからはじまった……(12/31)

 長らくお待たせしましてすみません(^^;;)。予告通り(?)SFマガジン1979年11月号掲載、「雪風」シリーズ第1話、雑誌掲載バージョンのレポートでございます。

 事前にさる方から情報を得てはいたのですが、ホント、文庫本収録に当たってかなり手を入れているみたいですね〜。新人のデビュー後第一作目ですから、シリーズ名がついていない(少なくとも編集部側ではシリーズ化の予定はなかった?)のは、予想の範囲内でしたが、そもそもタイトルからして違う!

文庫本:「妖精の舞う空」

雑誌掲載時:「妖精が舞う」

 以下に続く本文も、文庫版で言えばP.27-28あたり、キャノピのないコクピットで、強風と血に半ば以上目をふさがれながら、帰投しようとする深井少尉……というところから始まるのです。
 そういう厄介な状況に陥った理由については、その後の軍事法廷のシーンで語られていますので、ストーリー自体は同じと言えば同じなんですが……零および「特殊戦」の「人間よりも機械に近い性質」は、地の文で短く触れられているだけで、それを示す具体的なシーンやエピソードが省かれているせいか、一読した時の印象がかなり違いますね。
 零の描写だけに絞って見ると、文庫版よりもちょっと饒舌な感じがあるかも。文庫では必要最小限の会話しかしていない管制官や医師とも、結構無駄口叩いてますしね。もっとも、軽口や無駄口のトーンは、ブッカー少佐を相手にしているときとそんなに変わっていないんじゃないかな……だから、ワタクシ的には「零が別人」というほどではないと。わたしが、「違い」を感じたのは、むしろ「雪風」絡みの描写ですね。雑誌版での零の「彼女」への感情は、文庫版に比べると、わりと普通に「愛機」という感じでかなりあっさりした印象です。
 その辺りを一つ一つ比較検討していくと、すごく面白いのですが、かなり長くなるので、とりあえず後回し(…って、ホンマに書けるんか?>自分)。まずは、バックナンバーを取り寄せるキッカケとなった、「深井零の罪状」について見てみましょうか。
 零の「前科」が明かされるシチュエーションは、文庫版と同じく、零を治療する医師との会話の中で。

「何をやってフェアリィに送り込まれた。女か」
「……傷が疼く──いや、些細なことさ。博物館のSLを爆破したんだ。効率の悪い機械が憎かった。あの太い胴体には原子力タービンが入っているのかと言ったら館長に笑われた」女にふられたことなど全然関係ない──わけではない、零は思う。 「有罪になったが刑務所へは行きたくなかったんでね、こちらを選んだ。地球をジャム野郎から守る戦士に。感動的美談」
「現代的感覚」
「フューチャーなセンスさ。何がおこるかわからない」

■SFマガジン1979年11月号(通巻254号) p.39より
*改行位置は原文ママ

 「爆破」……って、零、アンタ、それ、全然「些細なこと」じゃないと思うぞ……(^^;;)。少なくとも、現代の日本では、そんな「爆破」に使えるようなシロモノを持ち歩いているだけで、犯罪になるんじゃなかったっけ?
 最初に石堂藍さんのサイトで知った情報では、「蒸気機関車を壊した」だったので、わたしのイメージでは、石やナイフでボディに傷をつけるとか、運転席の計器を鉄パイプ等の鈍器でぶっ叩くとか、もっと派手な方法としても、バイクやクルマをぶつける……くらいだったんですよ。でも、「爆破」っていったら、爆発物(ダイナマイトとか? ニトロとか?)が必要ですよね? まぁ、現代の日本でも、工事現場とか、化学・薬品関係の研究所とか工場とか倉庫とかに勤めていれば、ちょっと盗んで……というのも出来ないことではないと思うけど……そんなもの盗んで使っちゃったら、SL壊したことよりも、そっちの方が重罪になるんじゃないかしら……。
 いや、もしかしたら、この時代の日本は、フツーの市民(?)にもほいほい爆発物が手に入っちゃうような社会になってるという可能性もありますけどね。<イヤな社会だ〜(^^;;;)。
 医師との会話の後は、文庫版と同じく軍事法廷のシーンになりまして、そこで零の回想として、フェアリイに送られる前の裁判の様子が挟まるんですが、そちらで主に問われている罪は「文化財を破壊した」ことであって、「爆発物を使ったこと」については、特にお咎めナシなんですよ。

 貴重な文化財を破壊した罪は重く、かつ被告には反省の色がない。有罪。だが、被告には選択の余地がある、と黒衣の裁判長は言った。 フェアリィへ行って地球防衛軍役に就くか? フェアリィには空軍しかない、おれは戦闘機には−−心配ない、と裁判長は言った、脳に直接学習させる。失敗したら? まあ、猿並の頭になるだろう。上等だ。零はこたえた。

■SFマガジン1979年11月号(通巻254号) p.39より
*改行位置は原文のママ

 ちなみに、この下りを読んだとき、『Uの世界』*(ハヤカワ文庫)収録の「独活(うど)」という話を思い出しました。元の世界で裁判にかけられ、冷凍刑に処された男が、数千年(?)後、ほとんど「別世界」に変わってしまった社会で目覚めさせられ、「運命の恋人(こちらのお相手は生身の女ですが)」に出会って……というお話なんですよ(^^;;)。「前世」の女性裁判官や、主人公が目覚める世界を収める女王の描かれ方が、どことなく、第一話でのクーリィ准将に似ているような気がしたり、もっと根本のテーマの部分でも『グッドラック』での准将を彷彿とさせたり…と、ワタシ的に思うことは、山ほどあるのですが、そちらに話をふるとまた長くなるので、今は我慢(^^;;)。

*:わたしは3ヶ月ほど前に店頭で入手できましたが、12/11発売の『グッドラック』文庫版カバー見返しの目録から消えています(T_T)。
ハヤカワのサイトでも、在庫切れになってますので、書店店頭などで見かけたらその場でお買いあげすることをオススメします。上でリンクを貼っているbk1では、「24時間以内お届け」になってるということは、手持ちの在庫があるということかな? Amazonでは既に在庫切れだったんだけど……

 ともあれ、いくつか引っかかるところはありますが、動機や犯行に至る経緯自体は、ワタクシ的にはすごく納得しています。彼女にふられたとか、その他の諸々で積もり積もったウップンを、一気にまとめてSLに叩きつけた……ってなところでしょうか? 「不格好で、性能悪いクセに、デカイ面さらしてんじゃねぇ!」みたいな(^^;;)。
 「館長に笑われた」ことを根に持っているらしいのが、「けなされようが無関心」とブッカー少佐に言われるブーメラン戦士らしくないとも言えますが、でも、わたしとしては、それはそれで納得がいくんですよ。
 なんというか、わたしの見る「深井零」って、けっして「無感動」「無感情」なヤツではない。彼自身の内面世界は、とても豊かで繊細なんだけど、「自分以外の人間」の存在を認識できないから、他人との関わりの中で、それが表面に現れないだけ……って気がするのです。
 だから、彼女からふられれば傷つくし、他人から笑われれば腹も立つ。だけど、その怒りを当の「ふった彼女」「笑った相手」に向けるということをしない、というより「できない」のが、深井零という人間なんじゃないかと……。
 あ、でも、そういう「対象の不明確な怒り」って、零のような「特殊な」人間でなくても、皆多かれ少なかれ経験してるんじゃないかしら? たとえば、満員電車で足を踏まれたり、突き飛ばされたりしたときって、腹は立つけど、その怒りって、「特定の個人」に対してじゃないでしょう? いや、相手がハッキリしている時は、「そこの太ったメガネかけたオヤジ! てめ〜、謝れよ!! どういう神経してんだ!?」なんて、怒りの対象を特定することもあるかもしれませんが(^^;;)、もっとこう、「なんでこんなに人間が多いんだ!」とか、「何で毎日こんなラッシュに揉まれて通勤しなくちゃならないんだ」みたいな、漠然とした「人間全体」「社会全体」に対する怒りや嫌悪感みたいなものってありますよね?
 で、零の場合、他人との関わりとのすべてにおいて、そういう状態なんじゃないかと。
 人間関係でストレスを感じる程度の情緒はある、でも「アイツが悪い」と「特定の相手」に目標を絞って恨んだり憎んだりすることはできない。けっして、人がいい、とかではなく、「自分以外の人間(おそらく自分自身も)」を「個人」として認識することができないから。だから、怒りを感じても、誰かに対してぶつけることができないまま、ウップンだけが溜まってゆく。それがついに爆発したときも、相手は人間ではなく、「効率の悪い機械」だった、というのは、あまりにも、らしくって……(^^;;)。

 ホント、この「効率の悪い機械が憎かった」のセリフは、文庫に残して欲しかったなぁ。
 雑誌掲載版と文庫版を比べると、わたし基準では、文庫版の方が「好き」「上手い」ってなるのですが、「深井零の前科&犯行動機」だけは、雑誌掲載版の方が良いと思うのです〜。
 「効率」を「性能」等に拡大解釈すると、そして、「人間」こそが、機械から見れば「効率の悪い機械」という考え方をベースにすると、このセリフで、旧「雪風」の物語の「キモ」の8割を語れちゃうもの。
 「人間」を含めた「効率(性能)の悪い機械」を嫌い、「高性能の機械」である自機だけを愛する主人公。しかし、彼自身もまぎれもなく「人間」=「効率の悪い機械」であり、そのことを、他ならぬ彼が何よりも愛した「高性能の機械」から、無慈悲に宣告される……という皮肉が、すべて凝縮されていると思いません?
 ちょっとワガママを言えば、「憎かった」というと、ちょっと語気が強すぎる気もするんですけどね(^^;;)。「疎ましかった」とか「嫌気がさした」くらいだと、ベターかな……と。そうは言っても、「効率の悪い機械」に対して「憎しみ」を感じちゃうような零だからこそ、雪風という、最高の機械に対して「愛情」または「恋慕」の気持ちを抱くこともできるのかな……とも思うので、まぁ、これはこれでいいか、なんて。<エラソー

 まだまだこのネタで語りたいことは尽きませんが、年内中に更新したいので、とりあえずUPします(^^;;)。


サンタがウチにもやってきた?(12/25)

 ……って、この連休は内職ですっかり潰れちゃったもので、ぜ〜んぜんクリスマス気分にはならなかったのですが(^^;;)、それでもふと気づけば、サンタさんが来ていたようで……
 SFマガジンのバックナンバー、近所の図書館で借りられちゃいました♪
 えらいぞ、地元中央図書館! 最初は、都立中央図書館(貸し出し不可)の収蔵目録をチェックしていたのですが、同じサイト内に、地域図書館の収蔵目録もあったので、そちらで検索かけてみたら……ビンゴ! わたしの居住地では、地域の中央図書館(……って、ヘンな言い方ですね。まぁ、「都道府県」より一つ下のレベルの、ということです)の保存庫に'69年の9月号から収蔵ですって! 雑誌の保存って、地域によってもまちまちらしくて、職場近くの図書館では、過去2年分しか保存してないみたいなんですよね。仕事帰りにカウンターで直接問い合わせたときも、ないって言われちゃったし。それを考えると、ジツにラッキー♪

 というわけで、連休初日の金曜日、早速地元の図書館に出かけて、取り寄せできるかどうかを問い合わせ。
 答えは……可。しかも、年末なので10冊までOKとのこと。
 即座に「雪風」旧シリーズ全8話+番外編「被書空間」に、単行本未収録短編「抱いて熱く」の掲載された号の計10冊を予約。届いたのが、翌々日24日のクリスマスイブ……これって、もしかして、神様がわたしにくれたクリスマスプレゼント? 更に更に、この日は12月13日にAmazonで注文していた「たれゆくままに」も届く。
 ……そうかそうか、神様はそんなにわたしに原稿させたくないか(^^;;;)。

 ともあれ、年末年始の更新ネタには困らないだけの材料が手に入ったぞ……というところで、今夜はご報告だけでご容赦ください。
  内職で徹夜明けなんです〜、寝かせてください〜〜。


急に忙しくなってしまった(^^;;)(12/21)

 せっかく、「SFマガジン79年11月号」の情報をいただいたのに、ここへきて副業が割り込んできたり、冬コミの原稿(まだ諦めてなかったんかい!)とかで、連休の予定ががすっかりふさがってしまいました(T_T)(T_T)。
 情報くださった方に、まだお礼のメールも出していない〜〜〜!! 
 ごめんなさい。落ち着いたら、後ほどメール差し上げますので、今しばしお待ちください。>情報くださった方。

 お伺いした話では、前半部分が文庫版とかなり違うそうですので、落ち着いたら、頑張ってバックナンバー探さねば……
 ちなみに、問題の箇所については、情報をいただいた範囲では、「ああ、やっぱり! 納得!!」ってなものでした。ごく短いセリフと地の文の中に、「深井零というキャラクター」が凝縮されている……ホント、やっぱりこの作家はすごいわ。一見、零が「文庫版とは別人」に見えるかもしれないけど、そういう部分が根っこに隠されていたからこそ『グッドラック』での変貌があるんだろうな……って。いや、『グッドラック』を読んだあと──というより、わたしの場合『ボトムズ』で、「キリコの根っこ」についてあれこれ考察した後、かも──では、旧作の中にも、その萌芽はあちこちに見てとれるんですけどね。
 雪風へのべた惚れぶりはモチロン、「インディアン・サマー」ではトマホーク・ジョンに妙に素直にうちとけたり、そもそも、ブッカー少佐と「友人」でいたところからして……
#ちなみに、ふたりが親しくなるきっかけになったシーンも文庫版とはちょこっと違うそうです。
 いろいろと語りたいことはあるのですが、身辺が落ち着くまで、少々お待ちくださいませ。


ネタ切れ気味……のハズだったんだけど(^^;;)(12/19)

 『機械たちの時間』を読了後、『グッドラック』と一緒に買った「グイン・サーガ」最新刊を読み始めちゃったもので、頭から神林ネタがお留守気味です。冬コミの準備もせにゃならんし……
 というわけで、今日はカイシャ帰りにウォッチングした「渋谷の書店における『グッドラック』『雪風』配架状況」、題して「ゆきかぜとほんやさん」ってな小ネタ(^^;;)でお茶を濁そうかと思っていた矢先に、一通のメールと共に、特大のネタが舞いこんできました!

 いただいたメールを何度も読み返していたら、すっかり遅くなってしまったので(^^;;)、詳細はまた後日改めて書きますが……やっぱり、SFマガジンのバックナンバー探そう(ハイ、あのネタ絡みです)。いきなり国会図書館までいかなくても、区立図書館レベルでなんとかなるかもしれないし……


文庫版「グッドラック」その後…(12/18)

 12日の日記で、Amazonでは文庫版『グッドラック』が「お取り寄せ」扱いだと書きましたが、先ほど同サイトを覗いたところ、「通常2〜3日以内発送」に変わり、「売れている順番」(左のリンク先の作者名をクリックするとその順番でリストが表示されます)でも、単行本版『グッドラック』を抜いて、神林作品中総合3位に踊り出た模様……(笑)。さては、お客の注文が殺到したんで仕入れたのかな?
 変わって、12日の時点では「24時間以内発送」だった旧『戦闘妖精・雪風』が、(神林作品中の)2位にはつけているものの、「お取り寄せ」になっているのは、在庫が捌けてしまったのか……。そういえば、文庫版『グッドラック』が出るとき、てっきり、前作の方も一緒に増刷かけて、書店でどーんと平積みするかと思っていたのに……まだ都内の大手書店は見ていませんが、カイシャ近辺の中規模書店では、そういったことはなかったです(ガッカリ)。普通、シリーズもので「待望の続編」が出るときって、前作や旧作も一気に増刷してドンっと売りに来るものだと思ってたけどなぁ……そりゃ、今回の『グッドラック』は、まったくの新作じゃなくって「文庫落ち」ですが、「この機会に読んでみよう」という読者だって絶対いると思うんだけど。

 ジツは、この駄文を見て「雪風」を読みたくなったという方が、ついに現れたのですが(ありがとうございます!)、『グッドラック』は買えたものの、『雪風』の方が手に入らなかったそうで……。そういえば、ここ最近、bk1でも、Yahoo!ブックスショッピングでも、「雪風」は品薄気味だったよなぁ……その前の、アニメ化発表で、買いに走った人が大勢いたせいなのか、それとも、ハナから増刷してなかったのか……なんにせよ、せっかくの売り時だというのに、勿体ない話ですよね。
 あ、別に、「売れる」ことがすべてだ、なんて思っているわけじゃないですよ。そもそも神林って一般層向けであれ、オタク向けであれ、『パラサイト・イヴ』や『リング』はたまた『星界の紋章』や『銀河英雄伝説』みたいな爆発的にヒットには絶対ならない作家だと思うもの(^^;;)。それこそ、アニメで言えば『ボトムズ』のように「深く濃く長く」愛されるけど、fanの絶対数としてはけっして多くはない、というタイプではないかと……。だから、別にトーハンのベスト10に入って欲しい等とかは、カケラも望んじゃいませんが(^^;;)、ただ、過去の作品がいつでも手に入る程度には売れてほしいなあ……と。
 もっとも、昨今の出版・流通事情じゃ、どんな名作、大家の作品であれ、「過去の作品がいつでも手に入る状態」というのが、一番実現困難なことみたいですが……(溜息)。


ふと思う…(12/17)

 表の日記でも書きましたが、土曜日にウチのフィアナさんに新しいカレシをお迎えいたしました。
 生憎、大掃除始めかけの、普段にも増して取り散らかり、ホコリ高い状態になっている自室では、ゆっくり拝見することもままならず(^^;;)、ちょっと開封して大雑把にチェックしただけで、まだフィアナさんと並ばせてもいないのですが……

 で、ふと思ったのは、「アニメが出来上がったら、零ちゃんもお人形でるんだろうか……」と。
 現在「雪風」のアニメを制作しているGONZOが昔作ったOVA、『青の6号』では、主役の速水鉄(声は郷田ほづみさん)のアクションドールがツクダホビーから出たですよ。
 そのスジの(^^;;)人間の間では、ライターとかマシンガンとかの小道具がなかなか凝っていた、胴体が細すぎる(服を着せた時のバランスを優先したんでしょうね)けど、可動性はよし……等々、そこそこの評判で、当時既にお人形道の奈落に踏み込んでいたワタクシも、買おうかどうしようか迷った記憶がございます。
 アニメ版の零に関しては、「受クサイ」とか、「無駄に美人」とか、さんざんぶーたれてるわたくしですが、こと「お人形」としてなら、美人なのは大いに結構、あのルックスがそのまま再現されるのなら、買っちゃうぞ……なんて、思っちゃったりなんかして(^^;;)。

 なんというか、ワタシの「あの零」に対する不満は、「ブランデーと一緒につまむのに合った、うんとビターなチョコレート頼んだつもりが、レアチーズケーキ(ブルーベリーソース添え)が出て来ちゃった」みたいなもんでして……。そりゃ、酒の肴にチーズケーキを食べたくはありませんが(^^;)、純粋に好き嫌いだけをいうなら、チョコレートよりも、チーズケーキの方が好きだし〜。ここは開き直って、とりあえずお酒は片づけて、紅茶と一緒にチーズケーキを美味しくいただくのもいいんじゃないか……

 ……なんてことを考えていたら、猛烈に食べたくなってきた(^^;;)。>チーズケーキ
 そういえば、最近美味しいチーズケーキ食べてないなぁ……以前、近所にあったお気に入りだった店は潰れちゃったし〜。コージーコーナーやモロゾフのチーズケーキはイマイチ大味だしなぁ……

 「雪風」から大幅にずれたまま終わる(^^;;;)。


キケンな誘惑(12/16)

 久々にヤフオクを覗いたら、こんな出品がありました(^^;;)。
 モンダイの79年11月号もばっちり入っています。「蒸気機関車を壊した」の真偽を確かめるチャンス! この号だけじゃなくて、旧『雪風』の雑誌掲載分は全部入っていますから、横山宏さんのイラストも見られるかも? 星雲賞W受賞記念作「敵は海賊」と競演した特別編「被書空間」は83年11月号だから、残念ながらアウトですが……
 ヤフオクは、本人認証手続きがイヤだったもので、認証制度導入以来利用していなかったのですが(その直前の1ヶ月で絶版・品切れの神林本を落札しまくりましたが)、この機会に登録しちゃおうかなぁ……ちょうどこの前、VISAカード作ったばかりだし……

 ……ってなことを考えたのはほんの数瞬で、すぐに「しまい場所どーすんのよ!」という理性の声が勝ちました(苦笑)。
 いよいよ年末ということで、ホンの少しずつ、周囲の片づけを始めたばかりですしね。これ以上、悪い誘惑に駆られないように、やはり当分ヤフオクを覗くのは控えた方がよさそうです(^^;;)。

 いや、他にもAmazonとか、巷のDVDソフト屋とか、こちらの心を惑わすスポットは山ほどあるんで、ここ一つ控えても大して変わらんという気もするのですが……禁酒でも、禁煙でも「その1杯、その1本を我慢する」ところから始めるのが大事なんじゃないかな〜〜と(^^;;)。


うが〜っ(12/14)

 12/12付けの日記で、間違いがありました! 訂正します!!

正 『機械たちの時間』

誤 『機械達の時間』

 「たち」はひらがなです、ひらがな! ……ったく、うろ覚えで書かずに、ちゃんと現物手元に置いて書けよ〜〜!>自分

 進行状態は、8割ほど読み進み、明日にも読了といったところです。
 しかし、本の体裁(新書版)といい、挿し絵(末弥純さん)といい、イントロがクラブでヤクザの接待受けてる主人公が、ウィスキーのグラスに入れたクスリをやってるシーンといい……まるっきり菊地秀行なのに、中身はやっぱり神林、というのが、なんとも不思議な感覚です(^^;;)。
 舞台がポンポン飛んじゃう不条理感は菊地作品でも見られるけど、これが菊地なら、もっとぐちょぐちょの化け物が出てきて、血しぶきが飛んで……って、要するにエログロバイオレンス風味(^^;;)になると思うんですよ。神林はその辺りはずいぶんと上品で、ごつい銃も、主人公の殺された親友の恋人との絡み(ってほどのもんじゃない)も、ごくごくアッサリ風味。
  一方、文章自体は、紛れもない神林節。哲学的っつーか、思弁的っつーか「時間」「自己」「現実」に関する語りが訥々と続く、それはワタシにとっては既になじみ深いものなんだけれど、ふとページの上半分や左側に目をやると飛び込んでくる末弥イラストが、なんともミスマッチ……というか、まるで別の本の挿し絵が間違って入っているような気がしちゃう(^^;;)。
 ハヤカワ文庫版(残念ながら、現物を見たことすらないです(T_T)。ヤフオクにも出品されていなかったし。)で読めば、また違った印象をうけるのでしょうか。


きゃあ〜〜♪(12/13)

 昨夜、つれづれなるままに、検索をかけていたら、こんなの見つけちゃいました

 「グットラク」……この一言が、すべてを表現しているといえましょう(*^^*)。 ロゴの形や色までも元の装丁と同じなのがなんともはや……こういうの、大好き!
 こんなイカしたことを思いつく方は、どこのどなただろう…と、トップページをチェックしたところ、アリアドネさんというCGイラストレーターさんのサイトでした。……なんか、どこかでこの方のお名前を聞いたような気がする……というわけで、サイト内をあちこち探ったところ、いつもチェックしている某SF系日記に何度か登場なさっていた方だと判明。…この業界って、広いようで狭いんだろうか(^^;;;)。
 ともあれ、件のCGに一発で感化されたワタシは、こちらの文章で紹介されていた絵本も早速Amazonで注文してしまいました。だってだって、「つまり深井零を見捨てたシルフィードが世界を放浪する物語」なんて言われちゃった日には、もう……<バカ
  アレには、ちまたでブームだった頃には見向きもしなかったくせに、今になって〜〜 …って、ワタシの場合、いつもそうか(^^;;;)。

 ちなみに、現在のAmazonは送料無料、支払いも、クレジットカード以外にも代引き宅配を受け付けている模様。半年ほど前、『言壺』と『Silver Metal Lover』原書を頼んだときと比べても、ずいぶんと便利になったこと……


疑っちゃうよ(^^;;)(12/12)

 bk1Amazonで、ハヤカワ文庫版『グッドラック 戦闘妖精・雪風』をあまり宣伝しないのは、単行本の在庫を捌くための陰謀だろうか……。
 だって、bk1は、『永久帰還装置』の方は発売日前から「2−3日お取り寄せ」扱いで早々とリストに載せていたのに、『グッドラック』は11日になるまで出さないし〜、ダイレクトメールでも知らせてこないし〜。だいたい、旧『雪風』が「お取り寄せ4−15日」ってどういうことよ??
 Amazonの方は、なんと文庫版『グッドラック』は「お取り寄せ」……(^^;;) 。『永久帰還装置』が、いったん売り切れたのか「在庫切れ」になったものの、またすぐ「通常2〜3日以内に発送」に戻ったことを思うと、はなから「ウチでは在庫を置きませんよ」と言っているのに等しいのではなかろうか(^^;;)。ちなみに、単行本の方は「通常2〜3日以内に発送」、旧作の方は「通常24時間以内に発送」な辺り、ジツにわかりやすい(爆)。

 …などと、またしてもいらぬ邪推をしつつ、現在「グイン・サーガ」の新刊もほったらかしで読んでいる神林作品は『機械達の時間』。1987.9発行 トクマ・ノベルズ・ミオ…って、たぶんこれ、レーベルごと消滅してそうね(^^;;)。後にハヤカワ文庫より再刊されるも、こちらも現在在庫切れ(-_-;;)。
 神林作品には、同じモチーフが繰り返し出てくる…とは、以前にここでも何度かお話しましたよね。
 最新作『永久帰還装置』も、新米読者でも一目でわかる「いつものアレ」や「おなじみのコレ」が続出するのですが、更に「懐かしのソレ」まで出てくる…という話を某所で聞いて、「なんじゃそれは?」と思ったら、その「懐かしのソレ」が登場するのが、この作品。
 「火星」「新潟」「帰る」…にプラス、「マグザット」 ……ああ、確かに(笑)。
 話の冒頭の舞台が、1986年の長岡で、途中から2131年の新潟、ということで、ローカルな地名がガンガン出るのですが、この界隈に土地勘のある方が読んだら、また楽しいんだろうなぁ…羨ましい。


3冊目の『グッドラック』(12/11)

 文庫版『グッドラック 戦闘妖精・雪風』、10日夜に、「グイン・サーガ」の新刊と一緒にフライングでゲット(両者とも正式発売日は11日ってことになってるもので)いたしました。……これで、元からあったハードカバー2冊を含めて3冊目(笑)。
 アニメ版の「あの雪風」や「あの零」だったらどうしようと、某匿名掲示板あたりでは、戦々恐々とされていた表紙でしたが(以下反転)ごくごく無難にハードカバーとまったく同じ長谷川メイヴ。ですが、腰巻きの方が、多田由美さんイラストの零ちゃん。ヒョロヒョロしたカラダで顔色も悪くて、なんかビョーキ持ってそう(爆)でした(^^;;)。 ……って、ウチをご覧の方々にはあまり関心のないことかな。
 ワタクシとしては、表紙の絵柄もさることながら、見返しの部分の 著作リストが気がかりだったのですが……あうう〜、相変わらず、目録落ち作品の復活はナシ(T_T)(T_T)。まぁ、全部図書館で借りるか、古書で入手するか、別版(徳間版とか)の方を持つか…で、一応は読んだ(読める)けどさぁ……「面白かった! この感動を他の人とも分かち合いたい!」って時に、どいつもこいつも入手困難じゃどうしようもないでしょう……(涙)。
 来年春に出るというウワサの、「単行本未収録作品短編集」の発行に賭けるしかないのか??


続・深井零氏の身上書(12/10)

 神林長平の著作について知りたいと思ったら、書評家(…と言ってよいのかな?)で、SFマガジンの神林特集(99年7月号)でも「全作品解題」を担当していらした石堂藍さんの個人サイト「ISIDRA'S PAGE」内の神林長平コーナー「神林地帯」を参照するのが一番かと思われます。少なくとも「普通の人(作者公認FCほかのSFファンダム等に関わりのない)が誰でも見られるもの」という条件では、紙媒体を含めても、こちらのコンテンツ以上のものはないんじゃないかしら……。本になったものはもちろん、各作品の初出誌や、単行本未収録作品リスト(すべて作品解説つき)、はては雑誌・新聞のコラムや別の作家の単行本あとがき等まで紹介してくれている細かさにはただただ感動と脱帽です。
 こちらのサイトは、神林コーナー以外にも、読み物としてわたし好みのコンテンツが揃っているので、週1〜月2ペースでチェックしているのですが、石堂さんのコラム「藍の細道」の11/29更新分「マニア・オタク・フリーク」の文中に、「深井零の前科」に関する、衝撃の新事実が……!
 全文は、こちらをご覧いただくとして、要件だけを抜くと、深井零がフェアリイに来るきっかけとなった罪状が、雑誌掲載時と、単行本では違っている、ということなんですね。

 単行本: 「職場に火を着け」た(ハヤカワ文庫 p.33)
 雑誌掲載時: 「蒸気機関車を壊した」

 しかも、作者自身は、単行本収録時に直したことを忘れているらしい(^^;;)。でも、「昔の作品だからどんなことを書いたのかすっかり忘れた」というわけではなく、初期設定の方はしっかり覚えていらっしゃる…ということは、この変更は、編集サイドに推されての不本意なものであったという可能性も高いですね。
  同じく石堂さんの「初出順リスト」によれば、「妖精の舞う空」は、デビュー作「狐と踊れ」のすぐ後に発表されていますね。つまり、「雪風」シリーズの第一作のみならず、作家・神林長平のデビュー後第一作目の作品ですから、まだ編集や校正とやりあって我を通せるほど強くは出られなかったのかなぁ……
  ……などと、いらぬ邪推はさておき(^^;;)、件のコラムでは、零がいかなる動機でそうしたのかまでは、判然とはしませんが、犯罪行為それ自体としては、こちらの「蒸気機関車を壊した」の方が「職場に放火」よりも、ワタシには遙かに納得がいくんですよね。
 ある特定の対象への「破壊衝動」は、時に「愛情」の裏返し──独占欲、支配欲──であったり、そうでないにせよ、その対象に自分が圧迫・抑圧されていると感じるほどの「実在感」を感じていなければ、そもそも持ち得ない……と、わたしは考えます。
 だから、(昔の)零のような「自分以外の人間」を「実在の存在」と感じ取れない人間が、他人や周囲に対して物理的な破壊衝動を覚えるはずがない……という気がどうしてもしちゃうんですよ。
 しかしこれは、逆に言えば、もしその対象が「零にとって『実在』と感じられる存在」だということがワタシにも納得できれば、前説はアッサリひっくり返ってしまうということなんですね。
 そういう意味で、「蒸気機関車」というのは、「零が破壊したがる対象」としては、「職場」や「シゴトの同僚」なんかよりも遙かに納得がいくのですが……なんか、フクザツです(^^;;;)。
 いや、そりゃ、雪風にあれだけべた惚れしちゃう彼のことだから、それ以前に、同じく機械を相手に「破壊したい」とまで思い詰めたことがあったとしても、それほど不思議はないのですが、なんとなく、「キリコにはフィアナ以前にも好きになった女がいた」的なショックがありますな(^^;;;)。

 まぁ、原文を読んでみたら、また全然違ったニュアンスが読みとれるかもしれませんが……しかし、79年の11月号なんて、22年前の雑誌じゃ、古本市場で探すのも難しいだろうなぁ……。 国会図書館に行くしかないかしら。まだ一度も使ったことがないんですけど〜。


深井零氏の身上書(12/8)

 『雪風』をお読みになっている方なら既にご存じのように、零と雪風の所属するFAFという組織は、「超国家集団」と言えば聞こえはよいものの、その実体は、長引くJAMとの戦いで有為のエリートを喪うことを恐れた各国が、自国の犯罪者を懲役代わりに送りこんでいるケースも多い……という設定だけを見ると、この話って、一種の「外人部隊モノ」「傭兵モノ」という見方もできますよね。
 こういう「脛にキズ持つクセだらけの野郎どもが集まる軍隊モノ」──『エリア88』や、『ボトムズ』クメン編のアッセンブルEX-10とか──ってのは、ある種の「ロマン」だったりするんですかね? ワタシの印象では、少なくともアニメの世界では、「ヤマト」の昔から、主人公の属する「軍隊」は周囲の期待を一身に背負ったエリート正規軍なことが多いから、たまにそれとは正反対なこの手の話を見ると、その設定だけで「おお、オトナじゃん!」なんて、短絡に思ってしまいます(笑)。もっとも、肝心の「オトナな元ネタ」たる、洋画や小説の具体的な作品は知らなかったりして(^^;;)。

 ……と、またまたマクラが長くなりましたが(書くのに3時間かかっちゃったよ)、深井の零ちゃんも、FAFでの多数派の例に漏れずに、前科者でございます。罪状は、本人曰く、

「…(前略)ややこしい人間関係が耐えられず、職場に火を着けてフェアリイに来たんだ。(後略)」

■旧シリーズ第一話「妖精の舞う空」より

 ……だそうですが、実はワタクシ、これにどうしても納得がいかないんです。不勉強にしていわゆる「プロファイリング」に関する知識は皆無なので、もしかしたら、まったく見当違いなことをいっているかもしれませんが……一言で言うと、「こいつにそんな気力があるとは思えない」って気がしちゃって……(^^;;)。
 深夜、誰もいないオフィスに、ポリタンクを担いで一人忍び込み、灯油だかガソリンだかを撒いて火をつける……或いは、上司に叱責され、逆ギレして、給湯室に駆け込み、コンロの火に書類をぶちまける……なんて行動をとる零というのが、どうしても想像つかない(^^;;)。ワタシ目に映る「深井零」は、そういう行動に走るだけの「執念深さ」や、「血の気の多さ」には欠けている人間なんですよ。
 試しに、キリコに置き換えて考えてみてくださいませ。「人間関係のストレスが高じて、職場に放火するキリコ」。ほら、メチャメチャ違和感あるでしょう?(笑)
 わたしの見立てでは、(特に初期の頃の)零やキリコみたいなタイプは、職場の人間関係でゴタついたとしても、「放火」なんて過激な手段にでるよりは、無断欠勤してそのまま辞めちゃう(場合によってはそのまま失踪しちゃう)可能性の方が高いんじゃないかと……。

 あ、別に彼らのことを「犯罪に走るようなタイプじゃない」なんて信用しているわけではないですよ(笑)。むしろ、降りかかる火の粉を払う必要を感じたときには、普通の人間なら「人を傷つけること」「周囲を巻きこむこと」に対して多少は感じるような躊躇は一切ナシで、相手の排除や危険からの回避という行動にでる、非常にハタ迷惑で厄介なタイプだと思います。
 零は、正体不明ながら見た目は「味方」のシルフと同型機をいきなり撃墜しちゃう(旧シリーズ一話)し、キリコも、TVシリーズ終盤に至ってようやく、自分たちの巻き添えくらった村のことを気にするようになったけど、基本的には周りを気にせずやりたい放題だし(苦笑)。だから、なにか重い犯罪に問われるとしたら、「喧嘩ふっかけてきた相手を、はずみで殺しちゃって、過剰防衛」なんてのは、充分ありそう。
 でも、彼らのそういう行動は、けっして倫理感や道徳感が希薄だからというわけではなく、『グッドラック』でいみじくも語られたように「自分以外の人間も物も仮想の存在だと感じている(というより、自分以外の人間や周囲の環境を「実在」として感じられない)」から、なんじゃないかと……。だから、相手から明らかに危害を加えられるか、その怖れがあると感じたときでもなければ、自分から積極的に他人や周囲に対して破壊的な行動にでるようなことはしないと思うんですよ。
 「気に入らない相手」は、それこそ「おれには関係ない」で無視することで自分の精神世界から完全に排除できちゃえる人間には、わざわざ相手を害したり周囲の環境を壊したりといった物理的な手段に訴える必要はないと思うんですよね〜。

 ……そうは言っても、原作の文章で書かれているものを否定するわけにもいきませんので(^^;;)、ここは得意の「こじつけ」を考えてみるわけです。

 たとえば──
 連日カイシャに泊まり込んでオシゴト漬けになっていたとある深夜、事故か過失かでボヤ発生。最初は一応、消火しようとするが、途中でふと、「おれ、何やってるんだろう。ばかばかしい。」…と、トートツに虚しくなり、消火活動を放棄。ついでに、手持ちのオシゴトの資料や書類を火の中に放り込み、火の手が広がるのをぼーっと眺めているところを、隣のビルの守衛さんが発見して通報……ってなカンジだったのかなぁ…とか(^^;;)。(注:筆者の実体験ではありません)
 かねてより職場の人間関係に煮詰まっていたのと、オーバーワークで精神的にダウン寸前だったのとで、「おまえがやったのか」と取り調べる刑事さん、検事さんに自棄気味に返事をしたら、そのまま有罪になっちゃった……とか(^^;;;)。
 別に官憲がいい加減なシゴトをしていたというのではなく、『グッドラック』第二話「戦士の休暇」によれば、後に自国の軍に抱えるために、国家が犯罪者の中から素質のありそうな者を選抜してFAFに送りこんでいるのではないか……という疑いが暗示されたりもしているので、零もそれに引っかかったのかも……

 ──などと、妄想をたくましくして、設定とキャラクターの違和感を埋めていたのですが、つい先日、驚愕の新事実が明らかになったのです!(続く)


やったぜ!(12/6)

 ネットスケープ(4.7 Mac/Win共に)でもイメージ通りのレイアウトにするスタイルシートの設定に成功!!
 そうだよな〜、引用文なんだから、遠慮せずにBLOCKQUOTEタグ使えば良かったんだよ……左右のマージン指定も、ちゃんと読み込んでくれてるし、引用文のCLASS指定もOK! line-heightも、Pタグで指定すれば、テーブルの入れ子も気にしなくていいしー。
 ……と、今までIEでご覧くださった方々にはほとんど意味のない部分での奮闘ですが(^^;;)、個人的に嬉しかったもので、とりあえず一言(^^;;)。

 「本題」は、早ければ今夜、日付の変わった頃にアップします……


ページ替え(12/5)

 12月に入ったので、またファイルの分割がてら、11月分の日記を整理する。
 ネットスケープではテーブルを入れ子にするとTDタグに設定したスタイルシートを認識出来なくなっちゃう件は、未だに解決できず(-_-;;)。ネスケでこのページをご覧になる方々は、とっても見づらいと思います。ごめんなさいm(__)m。
 あとは、「GONZO」雪風ページには直リンクを張り直したり、文章にもちょこっとだけ、手を入れたり……したら、エライ時間がかかってしまった(^^;;)。

 ともあれ、11/30分の日記の「タネあかし」。

 神林作品では「機械」と「言葉」が「同じ」であるというマジック(ペテン)が成立する理由は?:

 答え:「人間にとってそれがどのような存在か」という「関係性」に注目して書いているから。

 ……なんか、言ってしまえば、やっぱり「なんだそりゃ」ってなもんですが(^^;;)。「人間と言葉」「人間と機械」の関係において共通であるということは、そのまま、「人間と人間が作り上げたシステム」の関係についても言えるということ。そして、大抵の人間にとって「自分と自分以外の人間が(既に)作り上げたシステム」というのは、大体において「世界」とイコールになると思うんですよね。
#どこの国にも属さない無人島にたった一人で移住して外部との交信を一切絶って自給自足している人間なら、話は別ですが。

 で、神林fanである以前に『ボトムズ』fanであるワタシとしては、「AT」に対して、神林的なアプローチ──人間との関わりにおいて「言葉」と置換が可能であるか否か──なんてこともちょっと考えてみたりして……
 キリコは「AT付」の時の方が饒舌な感じがする(特に対フィアナ)のは、ATが補聴器ならぬ 「補話器」の役目をしているからなのか? あるいは、キリコにとっては「AT」が「言葉」そのものなのかもしれない……「AT戦」を、「コミュニケーション」に置き換えると、彼の戦いぶりから、彼の「他人への接し方」が見えてくるのでは……なんてことを、考えてみるのもまた楽しからず哉。


ひっとりぢゃないって〜♪ すってきなこと〜ね〜♪(12/1)

 『永久帰還装置』読了。
 …… はあ〜〜〜っ(至福)。
 もう、何をどう言ったらいいのか……言いたいことが多すぎて、言葉にならない。でも、一言だけ、ヒンシュクは百も承知で言ってしまおう。

「まるでわたしのために書かれた作品みたい」

 セリフの一つ一つ、地の文のあちこちに、「そうそう、そうなのよ!」と、うなずいて握り拳固めちゃったり、「う゛っ」と、イタイところ突かれてたじろいじゃったり……と、最初から最後まで作品世界にどっぷり浸かって振り回されっぱなし。(でも、それが心地よいのです)
  「現実」と「仮想」の狭間で、「自分にとっての現実」を奪われ、脅かされながらも、屈せず動ぜず、己にできることをキチンとこなすことで、大切なものを勝ち取ってゆく人間の「剛さ」が頼もしい。
 何より嬉しいのは、『グッドラック』を読んだときの、「わたしと同じことを、わたしよりもずっと昔からこんなにしっかり考えている人がいた!」という感動が、わたしの独りよがりの錯覚ではなかったと確認できたこと。……いえ、過去の作品群を読みあさった時点である程度確信はしていましたけれど、「今、現在もそうである」というのは、また何倍もの感動があるのですよ〜〜。
 なんというか、出口が本当にこっちにあるのかどうかもわからないまま、脱獄のための穴を一人きりでフォークでチクチク掘っていたら、別の独房から、同じ方向に向かってドリルで穴を開ける音が聞こえてきたような、とでも申しましょうか……(^^;;;)<どーゆー喩えだ。

 この感動を、もし全て「言葉」で説明できたら、それはイコール「わたしが自分のページを作り、同人誌を作って『フィアナ』を語ろうとする理由」になるでしょうね。だから、直接には、言えない(笑)。
 


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