まあきち釣日記 2004年版 

2003年 2002年 2001年 2000年 1999年  1998年

2004年という年

怪我から復帰したこの年は、釣りの魅力を再確認できた年であった。
昨年秋のアメマスシーズンを棒にふった反動なのか、アメマスを釣りにいくのがとても楽しかった。
魚としては、初めて釣ったイトウが最も価値がある。小さいイトウであったが、釣行そのものが印象深い。
あとは、カラフトマスの凶暴な引きも堪能した。
心残りは去年と同じで、ニジマスのいいのをあげていないことだ。
地元河川で綺麗なデカニジを釣りたいものだ。

ところで、今年で一応純粋な(?)釣り日記は終わろうと思う。
もともと自分が後から読み返して役立てよう(楽しもう)と思って綴ってきた釣行記だけに、人が読んでも何かのタシになったのかはわからない。7年分の記録を読み返すと、よくもまあ飽きもせず釣りばかりしているなあと我ながら呆れてしまう。。。

11/7(日) 地元河川 AM6:00〜9:30

朝5時に起き、6時には釣り場にいた。
最近は遠征続きで、仕事が終わってすぐに出発し、帰ってきたら次の日の夜などという釣りをしていた・・・。
やはり近くの川は体にいい。
川はだいぶ濁っていた。時折ライズがある。
やり始めてすぐのアタリをのせることができなかった。歩きながら適当にリールを巻いていたせいか?
アタリのないままAm8:00になった。朝飯を食べ、一息入れる。天気予報に反して、今日も暖かい。握り飯がうまい。
しばらくして、ガッというアタリ。また乗らず、首をかしげる。
まあ、魚がいるってことはいつか釣れるってことだろうと気楽な気持ちでルアーを対岸に投げ込み、流れにのせる。
すぐにまた強いアタリ。今度は乗った!
小刻み頭を振る引き、少し抵抗するとすーっと寄ってくる根性のなさ。まさか、きみは・・・。
ガッというアタリで最初だけ引いて、すーっと寄ってくると言ったら、あれしかいない。
そう。ウグイ君。40cm近いグッドプロポーション。
先ほどのアタリも、君か。ライズの主も君か・・・。

今日は、その一匹で撤収。
あとは、雁や鷲、鷹、鶴、鴨、白鳥などを見ながら帰った。

11/3(水) 道東湿原河川 6:00〜3:00 K&M

前回で満足していたので、今回はゆったりとした気持ちで川にたった。
数匹釣れればいいなという気持ちだ。
今日の釣行が楽しくなるのは行く前からわかりきっている。
なにせ同行者がK&Mだ。2年ぶりの組み合わせだ。

朝の数時間で、7,8匹を釣り上げた。
サイズは大きくて40cm後半、47,8cmだったろうか。
その時点で、満足だった。車に帰ってもいいと思ったほどだ。

残念なのは、後半が今ひとつだったことだ。
釣果が落ちたこと、Kさんにのみ大きい魚が釣れること、しかも、大きい魚を釣る秘密を我々に隠しているらしいこと。腰が痛いこと、足が痛いこと・・・。
そして、ルアーをなくしたこと。
この間は不注意でロッドをなくしたが、
今日は実力でたくさんのルアーをなくした。
スプーン2,3個、ラパラCDJのFT、CDのSFCなどなどなどなど・・・。
随分軽くなったベストが悲しい。

まあ、それでも20匹前後の元気なアメマスちゃんに相手をしてもらったし、
人っ子一人いない川で釣りを楽しめたし、
同行した人とも気が合うということで、これまた素晴らしい釣行だった。
道東3連荘は、文句なしのイベントとなった。
わたしゃ、しあわせものじゃ〜。

10/30(土) 道東湿原河川 6:00〜1:00

私が勝手に道東三連荘と楽しみにしていた釣行の2回目である。
(釣り日記を見ると間をあいて今回が3回目だが、1月もあけば連荘とは言えない)
今日のコンセプトは、フライでアメマス!である。

釣り場に着き、最初に結んだのは鯖カラーのミノー。
ん?今日のコンセプトはどこ行った???という批判はあるでしょうが、やはり数匹釣っとかないと安心してフライも振れないでしょ!?
なんだか、ほとんどポイントを変える必要もなく釣れ続ける。こんなことってあるのだろうか?
7時までの1時間で30尾!サイズは30cm〜40cmのプリプリジャンプちゃんだ。
満足して、やっとフライで釣り始めた。

なかなかあたりをとれなかったが、なんとか1尾を釣り上げコツを掴み、その後はボツボツ釣ることができた。
51cmのやつはアメマスとは思えぬ引きで、強いファイトを見せつけた。

まあきち「あれ、あれ貸して。浮き。」
Nさん  「ん?インジケーターか?」
まあきち「そうそれ。お、来た。良し、乗ったぁ。やっぱ浮き釣りはアタリを取るのが簡単だぁ」
Nさん  「ルースニングって言うんだ。浮き釣りじゃない」
まあきち「・・・」
(浮き釣りは、浮き釣りだよなあ。俺が浮き釣りで連続で釣ったら、すぐNさん浮きつけてやり始めたよ・・・)

Nさんに比べると、3分の1くらいのペースでしか釣ることができなかったが、それでもフライだけで20尾ほどは釣ることができた。ビーズヘッドのウーリーバッガーとかいうフライだそうだ。なんのこっちゃわけがわからないが、フライで釣るのは楽しい。キャストもファイトも楽しい。

60尾釣ったら終わろうと思って、帰りながらルアーを投げていたら、最後の最後に60尾目がヒットした。
なんだかあまり引かないなと思ってあげたら、20cmUPのカワガレイだった。
打ち止めに相応しいオチがついた。

最初の1時間で30尾、残りの時間で30尾ということで見ると、後半ペースがだいぶ落ちたようだが、それは私のフライフィッシングの腕のせいだ。なぜなら、同行のNさんは釣り続けていたし、まわりにいた他の釣り人も釣り続けていた。
ずっとルアーを振っていたら、または私のフライがもう少しうまければ3桁も難しくなかっただろう。
この釣り場では40cmUPなら大きい方だが、今日は50cmUPが3本出たのも嬉しかった。最大で54cmだった。
とても暖かい穏やかな日だったし、釣り人も昼近くまで我々のほかには1人だけだった。
竿を釣り場に忘れてくるなどイマイチなこともあったが、文句の付けようのない釣果に満足である。

10/24(日) 道東湿原河川 Kさんと

「道東の湿原に幻を追う!」
などと、勝手に私の中で名付けていた、この釣行は、随分前から計画されていたものだった。
サイト開設4周年記念イベントに相応しい。サイト開設1周年記念釣行は酷かったことを思い出した。あんな思いだけはしたくない。

まだ真っ暗な中、ボートを川に下ろす。
あまり流れのない川面に星が映っている。月が映っているのは見たことがあるが、星が映るのは初めて見た。
川岸に光る目は、鹿たちである。
立ち木や覆いかぶさる枝をヘッドライトで照らしながら避けつつ、湿原を進む。やっと日が昇ってきた。美しい。

最初のポイントに着き、数投で小さいアメマスが釣れた。今日の狙いの魚ではないが、正直嬉しい。イトウを釣ったことのない私が、生息数の少ない道東域でイトウを釣り上げることは難しいだろうと予想していた。アメマスが数匹釣れればいいか、と考えていたのだ。

あたりもないまま時間は過ぎていった。ポイントをいくつか変えたが、全くだめだった。アメマスも釣れなかった。
帰りの時間が近づいた頃、Kさんが35cmのイトウを釣った。
次のポイントで、私にも、とうとう魚が掛かった。
引きは強くないが、アメともウグイとも違うような気がした。
魚体が見えた。やはりイトウだ.。
大きくないが、慎重にネットを使おうと背中に手を伸ばしたが、網がベストの金具に引っかかり取れない。
しかたがないと、エイッと抜きあげ、無事初イトウをキャッチした。
計測すると38cm。小さいが記念の1尾だ。嬉しかった。
写真を撮り、リリースしていると、
「まあきちさん!けっこうでかいよ」
とKさんの声。
急いで駆けつけると、ちょうどランディングのタイミングだった。
対岸だったので、近くでは見ることができなかったのが残念だが、大きかった。
75cmあったそうだ。

車の置いてある下流まで、ボートで下る時間が、また楽しかった。
ボートは川の流れに乗ってゆっくりと流れる。すると、川岸を歩くのとはまた違った景色が見えてくる。
水鳥や鹿などは近くに行くまで我々に気づかないため、随分近寄ってから大慌てで逃げていく。
本当に近づくまで気がつかなかった鹿は、目をまんまるにして一瞬固まっていた。可愛かった。
穏やかな秋の夕暮れの中、蛇行する湿原河川を一艘のゴムボートがゆっくりと進んでいく。
乗っている我々はしみじみと今日の釣行をふりかえる。
体に喜びが充満していく。

9/26(日) 道東湿原河川 5:30〜13:30 まつさんと

憧れの湿原河川にアメマスを狙いに行った。
今回は贅沢な釣り旅行である。現地に向かう途中にショッピング(釣具)を挟んだり、寿司屋で一杯飲んだりしながら向かう。
夜中に現地につき、仮眠を取る。夜小便に起きると、気味が悪いほどの星空。周りに全く明かりがないからだ。

明るくなってから釣り場への道を歩く。途中つがいのタンチョウがすぐ近くを飛んだ。
谷内坊主を越えるとお目当ての川に着いた。

まつさんがルアーを投げると、早速ヒット。32,3cmの銀色のアメマスだ。
私にもすぐにヒット。続けてヒット。またまたヒット。
わずか30分の間に9本をキャッチ&リリースした。
これは、何匹釣れるのだろうと期待が膨らんだ。
が、その後はだんだん釣れなくなってしまった。

10時前に28本目を釣った後、まつさんと休憩を取った。
釣れるペースが落ちてきていたので、年の数(33)を釣る事を目標にした。
後5匹くらいは釣れるだろう。本当は40本と言いたい所だけど、ちょっと少なめに目標を設定した。

しかし、10時から帰りまでの釣果は、たった1本だった。
それも、最後の最後に小さいのが1本釣れただけだった。

休憩後、10時にまつさんに勝負を挑んだ(やらねばよかった)。

まあきち 「このまま座ったままキャストしよう。先に釣った方が勝ちね。立ち上がったら負け。」
まつさん 「いいですよ。」

そのまま二人は黙々とキャストを続け、ありとあらゆるルアーを試したが、1尾も釣れなかった。
全くもって無駄な時間だ。移動したいという気持ちが大きくなる。
しかし、先に立った方が負けだ。私が先に立つわけには行かない。
(とはいいつつ、それほど根気も根性もない私は、もう負けでいいよな。「ぼくちゃんの負けで〜す♪」って言っちゃおうかな。という気持ちになっていた)
その言葉を言おうと思っていた矢先に、アメマスがヒットした。
ヒットと同時に体全体を出してジャンプした。
ジャンプをするアメマスは貴重だし、久しぶりのヒットも貴重だったが、それよりもその魚のサイズが貴重だった。それは、明らかにその日一番のサイズ〜推定60cm〜であった。
勝負相手のまつさんでさえ、
「慎重に!立ってもいいですよ!(立っても負けにしないですよという意味らしい。偉そうである)」
しかし、3mほどまで寄せた時、無常にも魚はバレてしまった。
もどってきたスプーンにはフックがついていなかった。
糸で出来ているフックのアイだけがルアーに残っている。針の軸が、アイからすっぽ抜けてしまったらしい。
そういえば、古いルアーだった。フックの確認もしなかった。いや、一応確認はしたのだ。しかし、それまでの1時間半ほど一匹も釣れず、釣れない魚のためにフックを交換する気になれなかったのだ。
いつまでたっても未熟である。
そのまま、私は試合を放棄し、負けを認め、必死に歩き回りながら釣りを再開したが、20cmほどのチビアメを1尾追加しただけだった。


29本ならば上出来で、文句をいうことはないような気もするが、やはり最後が釣れないと釣れなかったという印象になってしまう。まして、その日のダントツの一尾を、自分の不注意でバラしてしまうというと、釣り全体の満足度に大きく響く。

車までの帰り道、釣り場を振り返ると、雄大な景色が眼下に広がった。
広い丘陵に、牛や馬が放牧され、草を食んでいた。
空を見上げると、尾白鷲が数羽舞っていた。

ここで釣りができたことに感謝しなければいけないなと思った。

9/19(日) 近場本流

早朝起床し、窓を開けると雨。
ちょっと遠出してアメマスの様子でも見に行くつもりだったが、ちょっと無理っぽいので断念した・・・。

しかし、午後まで続くと思われた雨が止み、近場なら行けそうだということで、近場河川へGO!
ルアーはたくさんなくしたが、釣果はOであった。
残念。

8/24(火) 知床 Y氏・N氏と

同僚にも、知り合いにも何も言わずに年休を取った。
さも、重大で深刻なことがあるような顔をして・・・(「ちょっと深刻な問題だから、深く追求してくれるな」というオーラをかもし出しつつ年休届けを出す:笑)

4:30から岩場の先端で釣りを開始した。
1投目からヒット!
が、寄せる途中でばらしてしまった。
ポイントには総勢十名ほど。まわりにも私にも次々と魚が掛かった。
何匹もばらしたが、この調子ならバラシもあまり悔しくはなかった。
が、その考えが命取りであり、15日同様、1時間弱でフィーバーは終わってしまった。
私が2本、N氏が3本、Y氏は「こりゃ、今日はいつでも釣れるべ」とのんびりしていたら0本だった。

その後は、本当に忘れた頃にアタリがあるというような状況で、4回ヒットし、2本をプラスした。
4本目の魚は物凄く引いた。全く寄らず、糸を出し続けて遠く沖まで突っ走った。
必死で竿を立て、時間をかけて寄せると明らかに60cmオーバーのデカ雄。やったー!
とりあえず、その1本で、ぼほ前回までのストレスは解消した。だいたい、満足だ。

まあホントに今日はバラシが多く、ちょっと悩んでしまった。
最近別の釣り場で一緒に行った仲間たちに、
「あんなことするからバラすんだよ。ドラグはこうして、寄せはこうしなきゃ・・・」
などと偉そうにうんちくタレまくっていたのがハズカシイ・・・。(もう、うんちくをたれるのは止めよう)
実際、これまでは7,8割はキャッチしていたのだけれど、今日は5割に届かないのだ。
「2キャッチで3バラシだから、次とれば5割に届くなあ・・・おっ!きたっー!あ、バラシた・・・。2勝4敗・・・」

アタリも遠のいてしばらくたって飽きてきたので、岬の奥に探検に行く。
岬を越えると、湾になっており、そこに魚でも溜まってないかなあと近づきキャストを開始した。
開始してしばらくすると、目の前で鱒が跳ねた。何匹も跳ねた。群れだ!
急いで群れの向こうにキャスト!群れの真ん中にもキャスト!群れの行く先を予想してキャスト!
おし!来た!デカイ!
これまた何度も沖に突っ走られ、ライン出しまくりでなかなか寄らない。これが味わいたかったのだよ!待ってたよ!
タモがないので、ファイトを楽しみつつ弱らせ、無事ランディング。これまた60cmオーバーだ!
Nさん、Yさんも釣れている匂いを嗅ぎ付けてか合流し、3人で1時間ほど釣ったが、この時間はパラダイスだった。20m先あたりには、いつきの群れが溜まっているらしく、ゆっくり通過させるとコツコツとあたりがある。
目を凝らすと、新しい群れが銀色に光を反射させながら、岩の間を通過していくのが見える。
相変わらずバラシまくったが、この場所で何度ヒットしたことか。
既に腕がパンパンで、走られるのを我慢するのが大変だった。
ここでは、私が3本、Nさんが1本(彼もこの場所で嫌って程ばらしてたな)、Yさんが0本(またか)だった。
最年長の強面のYさんが0本ということに多少気を使ったが、大満足で本日の釣りを終えた。
途中釣れない時間も多かったが、自分の足でポイントを探し出し、夢であった周りに誰もいない状況でのカラフトマス釣りを楽しんだことが一番嬉しかった。
できれば、最後のポイントに1時間前に着いていればもっと楽しめたのだろうし、釣果も伸びたのだろうが、0本だった人が数人いたことを考えれば、7本という釣果には満足せねばなるまい。

本日、多分十尾はバラしており、もう少しバラシが少なければツ抜けは堅かった。
もう一度、何故バラしたかを検証したい(こうだろうという仮説はある)が、来年に持越しだ。

帰って、あの凶暴な引きをした鱒を計測すると、63cmと65cmだった。やったね!

8/15 知床 

14日は、朝からそわそわしていて、何も手につかなかった。
12日のボーズが後をひいていたのだ。
もう、群れが来ているかもしれない。明日は群れが来るかもしれない。
そわそわそわそわ・・・。

14日pm5時30分。がまんできず知床遠征を決める。
前回一緒に知床に行き、ともに惨敗したTさんは、あの次の日から再び現地に飛び、毎日竿を振っている。
状況を電話で確認するが、あの時よりはいいが、普段とは様子が全く違うそうだ。

オリンピック柔道の中継を聞きつつ一人知床を目指す。
pm8:20、携帯が鳴り、あさみさんも知床に向かっていることを知る。連絡をとっておけば良かったなあ。

現地に着くと駐車場の車が少ない。やっぱり釣れていないのだ。
夜中にあさみさんと合流し、釣り場にいつ降りるか相談する。
丁度、大潮の満潮近くだったので、釣り場の岩場に降りるのには暗い海の中を歩かなければならない。
それに磯の岩場で朝まで数時間待っているのも大変だ。さらに丁度野村と谷の決勝戦の前だったので、その試合も気になる。
が、「結局せっかく知床まで無理をして来たのだから、いい場所で爆釣を!」と夢見て海を渡った。
磯には一番乗りだった。空は満点の星。流れ星が幾つも流れるのを眺めながら夜明けを待った。

夜明け直前から、川の流れ込みで浮き釣りの人にヒットが連続した。
直後、まわりでも何人かが続けてヒット。期待が高まる。
これは行けるか!?

が、そのフィーバーは1時間すら続かず、ぴたりと止んでしまった。
釣り場50人の釣り人に再びマスがかかることもなく、我々に一度のアタリもないままに、鱒たちはどこかへ行ってしまった。釣り人も次々諦めて帰っていく。結局フィーバータイムでの全体での釣果は15本ほどだっただろうか。

このまま次の群れが入ってくるのを信じるか、場所を移動するか迷った。折角の一等地、夜中からじっと確保した場所を手放すのも悔しい。しかし、このまま策もなくぼうずというのはもっと悔しい。
あさみさんと相談の上、移動することを決めた。

移動した先にいる釣り人に聞いてもいい話は聞けず、あさみさんなど竿も出さなかったが、とりあえず魚の群れが何度か見えたので私のみ釣り始めた。港で足場が高いため、魚の群れが入ると良く見える。
群れが来るたびに、釣り人達は群れの前や、ど真ん中にルアーを投入するが鱒はルアーに見向きもしない。逃げていくほどだ。こりゃだめだ。

10時ごろ、諦めて帰ろうと言うことになり、ホントに最後の最後だと、ちょろっと投げてみたら魚がヒットした。
えええっ!? 
港の中の鱒は、それほどは引かなかったが、何度かのツッコミと首振り攻撃を仕掛けてきて、そのたびに心臓が飛び出しそうだった。その場にいた親切な釣り人が、遠くから玉網を持って駆けつけてきてくれ、無事キャッチ。♀53cmだった。
9回裏2アウトからの逆転弾であった。


帰りに近くの川で、オショロコマと遊んだ後、帰路についた。
家に帰ったのは夕方近くで24時間ほどホトンド寝ずの釣行だった。
その強行軍で1尾とは寂しいが、それだけにこの鱒は、思い出深い1尾になるだろうなあ。

8/11/12 知床 総勢5名

恒例となった、カラフトマス釣行だ。
前の週に、去年入れた足のプレートやらボルトやらの抜去手術で5日間入院していた。病院に電話が掛かってきて、この日の釣行が決まった。電話する方も、行くと答える方も異常である(笑)。
松葉杖が取れたのが2日前で、歩けば当然まだ痛むのだが、まあなんとかなるだろう。1年に1度の大きなイベントなのだ!

今回は午前中から地元を出発する。現地で夕方2時間ほど試しにやってみて、翌日朝に本気でやろうという計画だ。夕方は1本くらいは釣れるだろう、翌朝は爆釣だろうという甘い考えだった。

さてお目当てのポイントにつき、様子を聞くと、どうもさえない返事。
「朝から全体で4本しかあがってないよ」
釣り場には、15名ほど人がいたが誰も釣れていなかった。
1度、隣の人のヒット&バラシを見ただけで、11日は終了してしまった。

「明日があるさ!朝には群れが押し寄せてくるに違いない!!」

次の日のまだ暗いうちに、痛む足をかばいながら、ごつごつとした岩場を歩き、やっとの思いでポイントに到着した。
段々明るくなり、期待が高まったが、群れは来なかった。
ほんとに網があがったのか疑うよ。全く。
釣り場には全体で50名ほどいただろうか、その誰にも魚は釣れなかった。
5時半ごろには早くも諦め、釣り場を後にして歩き始めた時、先端で釣っていた釣り人にヒットしたのを見た。
そこにいた全ての人が手を休め、そのファイトに注目していたのが可笑しかった。
例年だったら、その時間など人のやりとりなど見ている暇などないのだけれど、この日はそれが唯一のヒットだったのだ。その人の寄せ方はとっても上手だったのだが、他人なのか知り合いなのかタモ入れの人が失敗し、せっかくの貴重な鱒は海に戻ってしまっていた。カワイソウ〜。

その後、知床の各釣り場を見てまわったが、どこもダメだった。鱒はまだ寄っていない様だ。
唯一超有名河口の一等地で釣っていた人のリュックのそばに、鱒が数匹置いてあったのを見ただけだ。

最後に漁港に行って、日向ぼっこをした。
足が悪い私には漁港が丁度良いかもしれない。
何せまだ、抜糸もしていないのだ。


医者 「12日抜糸にこられますか」
 私 「いえ、11日、12日とちょっと用事が・・・」
医者 「そうですか、じゃあ金からは休みなので16日に来てください」
 私 「はい、ところで12日ごろには、歩いても平気ですかねえ。お墓参りなどで結構歩くと思うのですが・・・」
医者 「まあ、大丈夫なんじゃないですか」
・・・ご先祖様、申し訳ありませんです。


餌釣りしている見ず知らずの人に、
「なんか仕掛けちょうだい♪」
とおねだりして、ブラーを貰い、これまた貰った紅イカをつけて岸壁に垂らしたら、小さいソイが釣れた。
「よっしゃ〜!ボウズ回避〜!!」
という雄たけびが空しく響く。

さてさて、楽しみにしていた釣行がこんなだと、ショックがでかく、これからの仕事や家族とのコミュニケーションに大きな支障をきたしてしまう。こまったこまったどうしよう。

7/28 大好きな川 まつさんと

突然行きたくなり、突然まつさんを誘い、その日の夜中に出発した。興奮のあまり一睡もしていない。
今回入った区間は、知り合いの方に教えてもらった区間で、なんでも1週間前は夢のように釣れたそうな(期待度∞)

「釣れるかな?」と私が言うと、
「あたりまえじゃないですか、俺らは十勝のツートップですよ!」とまつくん。
何のツートップかは定かじゃないが、こういう下らないことを言いながらできるのもまつさんとの釣行の楽しみだ。

1日前の雨の濁りを心配したが、薄く濁っている程度でいい状態だった。先行者もいない。が、魚の出は今ひとつであった。いや、釣れることは釣れるのだが、夢のような感じではなかった。数は数えていないが、二人で50尾くらいじゃないだろうか?サイズの最大も、アメマスが30cm未満、山女は20cm未満(私は10cmくらいのしか釣れず:泣)、ニジマスも35cm未満と大きいのが出なかった。いいときのこの川はポイントポイントから全て顔を出すのだが。

脱渓点付近の重たい流れで、スプーンを流すと、大きなアタリがあった。はじめ、首を振るのでアメマスかなと思い、その後流れの中でレッドバンドがみえたのでニジマスだと思ったが、寄せてみると婚姻色の出たサクラマスだった。
出はじめの婚姻色はとてもキレイだ。けれど婚姻色の出たサクラはニジかと思ってドキッとするので心臓に悪い。結局2匹サクラが釣れてしまった(写真を撮ってリリース。と言ったって、全部の魚リリースしているのにあえて書く必要もないかな)が、どちらも結構なファイターだった。同じサイズのニジマスならなあ〜。

5時間ほど歩いても車まで5分で戻れるという素敵な区間という紹介だったが、そこはまつさんと私。入るところを多分間違え、8時間も下ってやっと目印の脱渓ポイントを見つけ、脱渓したはいいが、また道に迷い。農道に出たはいいが、反対方向に歩いてしまい・・・車についたときには、へとへとに疲れきってしまっていた(笑)。

帰りは3年前にライダー定食の店で食べると決めていた。3年前のあの日以来毎年行こうと思っていたのだが、定休日やらなんやらで寄ることができず、謎が謎のままになっていたのだ。そして、ついに3年越しの謎は解明された。嬉しかった。魚がそれほど出なかった事も、脚の痛みも、睡眠不足も全て吹っ飛んだ。(ホントか?)

Hさんへ。お忙しいなか、地図つきメールまでいただきありがとうございました。本当に感謝・感謝です。

7/19 十勝の色々な海と川 Y氏・N氏と

16日の一件の憂さを晴らそうと、今度は本当にカラフトマス狙いに海へ行った。
ちょっと遅い午前6:30に釣り場についたが、どうも先行者の皆さんに覇気が感じられない。

一人の方に聞いてみると、朝一から来ているが、誰も釣れていないとのこと。
うーん、がっかり。
すぐに切り替え、別ポイントへ移動することにした。
そこは誰もいなく、きっと穴場に違いないと30分ほどやってみるがアタリなし。
穴場ではなく、釣れないので人がいないだけだったようだ。

すぐに切り替え(?)、近くの小河川へ。カラフトマスは諦めた(早っ)。
人生諦めが肝心。「ああ!我が人生 妥協とあきらめ!」
小河川では、ポイントポイントから小さいアメマスが嫌って程飛び出した。
何ぼ釣ったかわからないので、20匹ということにしておこう。
水が澄んでいて、ルアーが丸見えなのでラジコンを操縦するようにルアーを操り、ここというポイントから魚が飛び出すので結構楽しめた。
その他2河川を攻め、アメマスたくさんと、こんなのよくルアーで釣れたなあというサイズのヤマベを2本釣り、本日の釣りを終了とした。

同行したYさんは、蝶に詳しい方なので、蝶の名前をいろいろ教えてもらった。コムラサキ・シータテハ・エゾシロチョウ・コヒオドシ・オナガアゲハ・・・あとなんだっけ。楽しい釣りでした。

今日、Nさんがアメマスがたくさんいると言って連れて行ってくれた砂防には、アメマスはおろか、生きとし生けるものの気配が全くしない死の水たまりであった。なんだかいやーなガスがぶくぶく噴出していた・・・。

7/16・17 O津漁港

O津にいる知り合いのうちに行き、焼肉をやったり釣りをしたりというツアーに参加した。
子どもも含めて総勢7名。
事前に知り合いに、何を釣るの?タックルは何?とメールをすると、「知床と茶路クラス両方かな?狙いはカラフトマスでしょ?」という返信メール。

現地に着き、早速釣りに行こうということになった。
カラフトマスはどこにいるかなー♪

ところで、なぜ皆さん、磯竿にコマイの仕掛けをつけてらっしゃるの?

だまされた?

え?だまされたの?

というわけで、16日の夕方1時間と17日の午前10時までの楽しい釣行が終わりました。
ちなみに、釣果は、貰ったコマイの仕掛けをルアーロッドにセットして投げて釣れた手のひら(以下)の極小カレイ1尾でした(泣)

7/15 近所の川

夕方近所に釣りに行った。数年前は良く通ったが、最近はあまり行かない。
今年は、はじめてはいった。
2時間半のコースでチビニジを2匹だけキャッチした。
ほかバラしたり、のらなかったのが数匹だった。
あまり魚の出は良くなく、ライズもなかった。
久しぶりに会ったのに、ツレナイ川ね。

6/27(日) 然別湖 am6:00〜12:00 Nさん同船

今年はたくさん魚がいると事前に聞いていた。初日に行った知り合いなど、サクラばかりいやと言うほど釣ったと言う。現地係員も魚が多いというので、余裕の釣りだった(ホントか?)
しばらくしてアタリがあり、釣れたのは25cmほどのサクラマスだった。
それから、連続で3本のサクラマスを釣り、いやあ、そろそろオショロコマが釣りたいなあと贅沢なことを思った。
だいたい、オショロコマばかり釣れれば、サクラやニジが欲しいといい、サクラが釣れればオショロコマが欲しいと言う。釣り人の(まあきちの?)欲というものは果てしがない。

で、結局その後、オショロコマを規定数釣り終了だったのだが、オショロ以外は最初に釣ったサクラ3本だけという結果だった。
サイズこそ最大でも30cm前半だったが、今回はいろんなルアーできた。
ミノーでもスプーンでも、タスマニアンデビルにもきた。
なんとキャスティングでもきた。棚も深くても浅くてもきた。
時期が例年より早いせいもあるのだろう。

夜は例によって客をよび、刺身や塩焼きやフライをふるまった。外国人も来たが、彼はフライを「デリシャスデリシャス」と言って食べていた。さすが外国人。
刺身が随分余ったので、ヅケにしたら、めちゃくちゃうまかった。今回のヒットである。

解禁の始めの方にいった方たちは、サクラやニジのいいサイズを数多くあげていた。
来年は、早い時期にあたって欲しいなあ。

4/30(金) ●勝川 am7:30〜2:00

今日も仕事はあったのだが、同僚に今日だけは勘弁してくれと頼み込み、朝から川へ。
場所について、状況を尋ねると、ボチボチ釣れているそうだ。
見ていると、湾になっているポイントで、あきない程度に釣れている。
間に入れてもらい、3投目にヒット。35cmほどのアメだ。調子いいかな?
その後の1時間で更に2本キャッチするものの、どうもアタリが散発でつまらない。
昨日釣れなかった岬の先端でやっている人は、あまり釣れていないようなので、このまま湾で釣った方がいいのかなあ。でも、岬でもちょっと投げてみたいなあ。などと思っていると、団体さんが岬の先端へ入った。

気になるので、団体さんの様子を見ていると、これがまた、良く掛ける、良く掛ける。
げげげー。先端でやっとけばよかったー!!

しばらくは指をくわえて見ていたのだが、どうしてもがまんできなくなり、団体さんの末席に入れてもらうことにした。
皆さんが投げている方に投げるわけには行かないので、邪魔にならないよう反対側へ投げると、数投でヒット。
いやあ、やっぱ先端なのかなあ。と思っているところに、釣友のNさんがあらわれた。
用事があって、今日は来れないと言っていたのだが、急に用事がなくなったとかで様子を見に来たらしい。
Nさんがあらわれたと同時に好調の波がやってきた。
Nさんが道具を取りに車を往復する間の短い時間に4本の魚をキャッチした。
その後も、昼頃までコンスタントに釣れ続け、結局16尾、最大46cmという結果に終わった。
始めから先端に入っていれば25本くらいはいったのだろうが、まあ十分と言うべきであろう。

唯一気に入らないのは、Nさんが、その日一番の50cmオーバーを釣ったことだ。
いや、50cmオーバーを釣ったくらいなら、私も
「良かったですね」
と素直に祝福できる。

Nさんが私の貸したルアーで釣ったと言うのも、まだ
「良かったですね」
と素直に祝福できる。

しかしだ。
このNさん、「ルアー貸しますか?」との私の心優しき提案に対し、初めは、
「君のホドコシは受けん」
などと言っていたのだ。(そんなことを言う彼は、2年前のカラフトマス釣行の時に、私の当たりスプーンを借り、大いに釣果を伸ばしていたのだ!)

それが、その後全く釣れず、私の竿だけに魚が掛かるのを目の当たりにし、態度を急変させ、
「使ってやってもいいよぉ」
などと薄笑いを浮かべ、そして、そのルアーを使い始めて数投で、本日のビッグワンを手にしやがったのだぁ!
君なら許せるかぁ!
俺は断じてゆるせぇぇん!!!

4/29(木) ●勝川 pm2:30〜5:30 

前回は、復帰釣行であり、お遊び釣行だった。
今回は絶対に釣る!朝から釣る!10匹は釣る!と心に決めていた。

心に決めていたが、急に仕事が入った。
午前中に仕事を終わらせ、午後2:30に川へ着く。
気温が高く、アメの活性は高そうに思ったが、どうもイマイチな様子。
5:30。岬の先端の一級ポイントを諦め、見当違いの場所で、見当違いの方向へ投げたルアーに30cmほどの子アメが喰いつき、やっとのことで、ボウズ回避。
どうなってんじゃ。明日は大丈夫なのか!

4/25(日) ●勝川  am6:00〜昼過ぎ kameさん、あさみさん、シロさん、みっしーさん

第二回まあきち杯が開催された。
まあきち杯とは、変人達が、変態なルアーを使って、変態な釣りをする大会のことを指す。

主催者以外に2度連続で出場したのは、みっしーさんだ。
彼の変態ぶりは、三平ルアーを40個だか所有していることからもわかる。
しかしそのうち、当日持ってきたのはネズミスプーン一種類だけだ。
彼はここのところ、年間1回ほどしか釣りに行くことができない。その彼が、三平ルアーを40個も買うのもどうかと思うが、せっかく買ったものの大部分を家に置いてきたというのは理解不能だ。
年間1度の釣行を、まあきち杯にかけるというのも理解不能だ。

シロさんは、みっしーさんの影響だかで、三十数個の三平ルアーを所有している。初めて会ったが、やはり変人だ。そのくせ、当日は一番に三平ルアーでの釣りを放棄していた。
彼はこの日、2本のアメマスをあげ、「勝ち組だ!」と自称しているが、この日がまあきち杯だということを明らかに忘れ去っている。最初に三平ルアーを諦めたあなたは、最下位なのだということを、ここに記しておく。

kameさんは、結局5人の中では、一番長く三平ルアーを結んでいたようだ。大会趣旨を一番わかっている彼は、きっと一番変人なのであろう。まあ、昨年末の忘年会で薄々感じてはいたが・・・。

あさみさんは、三平ルアーを二個しか持っていないと言いながら、そのルアーには反射板やら目ん玉やら、ウエイトやらが貼り付けてあった。やる気なのである。是非、チューニングされた三平ルアーの写真を送ってもらいたいものである。

誰も彼もオカシイ人ばかりであった。だから楽しい釣りだった。
しかし、今回も優勝者は出なかった。
早々に普通のルアーに切り替えたが、それでも釣果はポツポツであった。
途中から、強風が吹き始め、釣りどころでなくなり撤収となった。
私は、30cmほどの小さなアメマス一尾とカワガレイ1尾だけだった。
釣果から見るとさえない釣りであったが、この30cmのアメマスは嬉しかった。1年ぶりのアメマスであった。
あとで、大きい(と思われる)アメマスをバラしてしまい、この30cmのアメマスの喜びが大分飛んでしまったが、これを釣った時には、確かに感動したのだ。

最後になるが、第3回まあきち杯開催は、絶対にありえない。

3/14(日) ●勝川  PM1:00〜5:30

ひさしぶりの鱒釣り。6ヶ月ぶりだ。
未だ足は完治していないが、歩かないポイントなら、なんとかなる。

先週釣れていたとの話だったので、少々無理をして(二日酔いをがまんして:笑)釣り場に向かった。
ポイントに着くと、車がいっぱい止まっている。釣れているのかなという淡い期待を抱く。
しかし、よく見ると、次々と車が帰ってくる。そのうち一台に止まってもらい、話を聞くが「全くダメ」とのこと。
おまけに、風が強く、寒い。
竿を出したが、アタリがこない。

釣れません〜♪ああっ なんで、アメちゃん釣れないのぉ〜♪ 
などと、作詞作曲 まあきち の詩を口ずさみながら、がんばってルアーを投げ続けた。

だいたい、ひっかけの人たちにゴミしか掛からないところを見ても見込みは薄いのだが、なにせ超久しぶりの釣行なので、あきらめ切れない。
次々にまわりの人たちが帰っていく中、ひたすらルアーを投げる。(けど釣れない)
帰ろうと思った3時すぎには、風が弱まりなんとなく釣れそうな雰囲気に。(けど釣れない)
こんどこそ帰ろうと思った4時過ぎには、となりの人が1本釣り上げたので、もうしばらく粘る。(けど釣れない)
日が落ちた頃から、川の真ん中あたりで少しライズが始まった。(けど、釣れないよお。)

遠くのライズじゃ届かない〜♪ 何も〜いいことがぁ なかぁったぁぁ ●勝川ぁ〜♪作詞 谷村 新司 作曲 堀内孝雄 替歌 まあきち)などと、歌いつつ、シーズンが開幕したのでした。
久しぶりに川で竿を振ることができました。
今度は釣れるといいな。

2/21(土) ホ■カヤントー  am7:00〜1:00 同僚Kさんと

前日に、後輩のMがテントとドリルを私のうちまで持ってきてくれた。
前に行った時のがあまっているので使ってくださいと、撒き餌とサシもくれた。仕掛けも使っていいと言う。親切な男に感謝!

現地には6:00すぎに到着した。
お金を払うと、受付のおじさんが「先週の雪の後、車で入れなくなったんだわ」と言った。精神的ダメージは大きかった。
足の悪い私にとって、釣り座まで車で入れることが、ホ■カヤントーの大きな魅力だったのに・・・。
なんとなくついていない様な、不吉な予感がした。

しかたがないので、歩いていくことにした。入り口の近くで釣り座を構えている人も大勢いた。歩くのが面倒なのだろう。しかし、奥のほうが釣れそうな気がしたので、歩くことにした。舗装道路でも長い距離を歩く厳しいのだが、ここは気合だ。時折雪に足をとられ、傷が痛んだ。
人のテントなので、立てるのに多少苦労し、穴をあけ、やっと釣り始めようとしたときに2度目のダメージを受けた。
餌と仕掛けを車の中に置いてきたのだガガーン。

ん?まてよ。そういえば・・・。
昨日の後輩Mが仕掛けと餌をくれたことを思い出した。
ついてなくもないかも!

そりの中には、仕掛けも、撒き餌も、サシ入れもあった!よし!
と、まずは撒き餌を穴に投入し、仕掛けを結び、餌を出し・・・ん?
餌を出し・・・?。
サシのミイラが出て来たぞ(笑)!
おいーーっ!!これじゃあなんもならねえよぉ。こんなのくれんなよぉ。
ん?
ハエまででてきたよぉぉ・・・(泣)。

前日の夜に、親切な男だと思った自分を恨み、テントやドリルを貸してくれたこと感謝などどこかへ吹っ飛び、ただ奴に対して憎しみだけが残った。わざとだ・・・。我々をはめようとしたに違いない。

まあ、しかたがないので「リハビリ、リハビリ♪」(なんで怪我してんのに遠くまで歩いたんだかとか、なんて俺は不注意なんだとか自分をののしりつつ)などと言いながら、車までを往復し、やっと釣り始めたのは、7時をだいぶ過ぎていた。

釣りはじめると、ぽつらぽつらというペースだ。この間の早朝の方が断然ハイピッチだった。
10時頃にはあたりも遠のき、このままでは100匹もいかないかなという感じであった。

ところが、11時頃から入れ食いタイムが始まった。
1時にタイムミットが来た時にも、相変わらず釣れ続いており、止めたくなかった。が、用事があるのでそうもいっていられず、納竿。

釣果は213匹だった。先週より大きいのがたくさん混じったので、前回よりも袋が一杯になった。
1尾だけ釣れたトンギョは、どんな味だか喰ってみようと思い、持ち帰った。

塩焼きサイズがちょこっと釣れたのだが、これをあぶってつまみにしつつ、台所に立った。空揚げとかき揚げと味噌汁とワカサギ茶漬けのワカサギフルコースで、全てをその日に平らげた。美味かったが、喰いすぎだ。
(ちなみに、トンギョは、誰が食べたのか分からないまま、皿からなくなっておりました:笑)

2/14(土) ホ■カヤントー am6:00〜2:00 キンゾーさんと

バレンタインデーは、キンゾーさんとのデート。少し悲しい。

とは冗談で、なんと5ヶ月ぶりの釣行。嬉しくないはずはない。
ワカサギ釣りの日が、楽しみで楽しみで待ち遠しいかったことは、はじめてだ。

竿を入れた直後から、順調に釣れ続け、10時半の頃には200匹ほどは釣れたのではないかと思う。
しかし、その後が全く釣れない。2時前までねばって240匹の釣果だった。

暖かく快適な釣りだった。ウイスキーも美味かった。穴はキンゾーさんが開けてくれた。テントはキンゾーさんが張ってくれた。運転もキンゾーさんがしてくれた。これで、私のワカサギのあたりをとってくれたり、リールを巻いてくれたりすれば完璧だったのになあ。

小さいワカサギばかりだったので、かきあげで食べました。