日記のフリ 日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。
日付ごとにアンカー付けています。e.g. http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary0107.htm#20010701
2001年7月
読・観・聴・その他
三池崇史『天国から来た男たち』@渋谷シネマソサエティ
チャン・ヤン『こころの湯』@シャンテ・シネ
瀬々敬久『RUSH!』@渋谷シネ・アミューズ
白崎秀雄『魯山人の世界』
マテオ・ヒル『パズル』@銀座シネ・ラ・セット
キューブリック『時計じかけのオレンジ』
31(火)
買った化粧水に「テスター ご自由にお使いください」というシールがはってあるのに気付いた。またやってしまった。これで2度目。
先週末いきなり、ありとあらゆる不要なものを部屋から排除してしまいたい! という気持ちにとらわれる。気持ちが盛り上がりすぎて捨てるべきものを考えるとイライラし、昼すぎまで布団でごろごろ。とりあえず、1年以上着なかった服をリサイクルショップに持っていった。古いCDもさばいてしまいたい。本も雑誌も本当は。からっぽの部屋に住みたいな〜。
着てみたいものが似合わないのはせつない。鏡の中の自分を騙して買ってはみてもやっぱりしっくりこなくて着ないままだったり。でも、もうそろそろあきらめました。さとりました。こういう路線でいくしかないのでしょう。どういう路線?
秋物の服がもう並んでる。ダッフルさえ見かけた! 大好きなダッフル! 一度も着たことがないダッフル! 憧れすぎてるがゆえに買うことができない。本当に毎年言っていますがグレーのダッフルが欲しいです。どうかひとめぼれできるものがあらわれますように。迷うくらいなら買いません買えません。
29(日)
キューブリック『時計じかけのオレンジ』をみた。前半15分くらいでもうやめようかと思った。映像を隠し字幕だけをみられるよう、ずっと小さな紙を持って映画をみてた。前半と後半で「被害者」が変わっても、「被害者」に対する感情は何もわいてこず、ただただ暴力というものに対して私の意識は釘付けになってた。
好きか嫌いかで言ったら『2001年宇宙の旅』のほうが断然好き。でも、強い感情を起こさせるものはそれがなにであってもすごいと思ってる。なぜこんなに恐怖と嫌悪を感じるんだろう。吐き気がして食欲がなくなってしまった。
ほめ言葉として言いたい。「なんてクレイジー! なんていやな映画!」
「食後のアイス」のゆずソルベを食べた。
そうなんだよ。花火大会に行きたいって思えば行けばいいんだけど(興味)、人が多くて帰るの大変だろうなあ面倒、終了、って感じ。りんご食べたい(興味)、でも、むくの面倒だなーやめよう、とか。「面倒」って便利な言葉だよね。「興味」と「面倒」がよくせめぎあってる。
28(土)
久しぶりにティーヌンでセンミートムヤムを食べたくなり、高田馬場からそのためだけに歩いていく。席に着くと「○○さん!」と声を掛けられた。見ると、いつもスケートを一緒に習っているkさん。スケートのあとにここまでやってきて食べてるとは聞いていたのでなんとなく会いそうな気はしていたけど本当に会うとびっくり。「スケートは来ないのにここには来るの〜」なんてニヤニヤされてしまった。
帰り、駅に着くとホームから花火が見えた。市の花火大会なのです。大人になってからはこの距離でしか見てないんだなあと気付く。真上に大きく見たのは小さいころの戸田橋の花火大会が最後。妹が「こわい」と泣き出して、長い時間は見られなかったと思う。
私が行動をするかしないかの基準は、興味の強弱よりは面倒か面倒でないか、そちらのほうに左右されるようだ。
27(金)
Nさんは、フレッド・カサック『殺人交叉点』創元推理文庫(感想)を「面白かったよ」と言いながら返してくれた。私と同じく「連鎖反応」をより好きだとか。瀬戸川猛資さんの話をしたりした。
『時計じかけのオレンジ』を貸してもらってるのに、「暴力」+「美しさ」を想像するとものすごく怖そうでビデオをセットすることができない。
本を買った。火浦攻『死に急ぐ奴らの街』徳間デュアル文庫,2001/天藤真『雲の中の証人』『背が高くて東大出』創元推理文庫,2001/『明治の文学 正岡子規』筑摩書房,2001。読んでいるのはドストエフスキー『悪霊』(上)新潮文庫。
26(木)
お酒+おつまみ+うどん、そしてお茶のあと、レイトショーのマテオ・ヒル『パズル』をみに銀座のシネ・ラ・セットへ。『オープン・ユア・アイズ』(感想)が好きだったので同じスペイン映画、テイストも似ているだろうと思っていたもの。
これ、キリスト教圏の人はもっと怖いような気がする。神聖な場・物の中に悪魔が! だもの。しかし、真面目な恐怖の中に、みる人によったら吹き出してしまうんじゃないかという判別不能のおかしみ(?)がある。B級というには崩れかたが足りず、かといって一級品というわけでもなく、しかし私はこういうテイストの映画が大好き。
最後、倒れた場面で「きみの勝ちだ」と言われて意識が遠くなったところで映画終わりだったらスゲー、と思ってたのに、ちゃんと元気でキーを打つ主人公の姿を見て、安心の分だけ平凡ぽさを感じ残念だった。ところで、カエルは身代わりを立てたんかしら。ボスは生き残ることが仕事なのかも、ゲームの終了を迎えないために。
25(水)
杏露酒ブルーラベルのほうが杏露酒よりも甘さ、アルコール分とも抑え気味らしいです。アルコール分はよくわからないけど、甘さは確かに控えめな気がします。
うなぎ大好き。いろんな選択肢を出さないで欲しい。食べくらべしたくなっちゃうよ! 土用の丑が1週間くらい続けばな……。鼻血出ても覚悟の上。今年はもらいもののうなぎ。
24(火)
昨晩、クーラーを切って窓を開け扇風機を回しながら寝た。夜中、息苦しさをおぼえ目が覚める。ぐっっっっったり。空気が熱くてかたまりみたい。呼吸するのがいやになる。下手したら死んじゃう……とあきらめてクーラーかけて再び寝た。
白崎秀雄『魯山人の世界』アートデイズ,1998 をやっと読み終わる。彼が多作であったことさえ知らなかった。作品がどう素晴らしいのか分析されているも、そういう方面の素養がないもので少し難しく思えた。口絵にあるような彼の作品を眺めているとなんともいえない味を感じる。それはゆるぎない。
かなり前に読んだ新聞記事で「ズボン下」という単語を目にして以来頭に残ってる。そういえば父は履いていたなあ。パンツの代わりになるのか、パンツの上に履くのかがわからない。気になる。そんな話を友人としていたら、こんなのがメールで届いた。どこからの引用なんだよ!
【ズボン下】
○[服]ズボンの下にはく、男性用の下着。夏用の薄い生地のものは「すててこ」、冬用の厚手のものは「股引(モモヒキ)」と呼ぶ。軍隊用語では「袴下(コシタ)」と呼ぶ。
でも「すててこ」と「ももひき」の違いがわかって得した気分(変)。あとは履き方だけ。母に電話した際、ついでに聞いてみたらパンツの上に履くという話。
バスは昼より夜がいい。
22(日)
おはぎを4つ食べた。あんこ、きなこ、ごま。
こわごわ使っていた右手をお風呂や洗いものにちゃんと参加させてみた。全然しみなかった。手の傷を見て2針の意味がようやく理解できた。++というような傷なのです。
原題『鎗火』の邦題が『ザ・ミッション 非情の掟』(内容)でちょっとガックリとはいえ内容のかっこよさは変わらないわけで、できるだけ多くの人にみて欲しいと強く願ってしまう。漠然と「みてください!」て思ったり言ったりすることはあまりないんだけど、これはちょっと別格扱いで推したい。映画を思い出すときには必ず頭の中にテーマ音楽が流れる。昨年の香港映画祭でみたときの感想
世界中の映画人、評論家が大絶賛! 2000年の香港、台湾の映画賞を総嘗めにした最高傑作!
香港ノワールを超えた[スタイリッシュ・ハードボイルド]、遂に日本上陸!
このカッコ良すぎる男たちに男も女も惚れてもらいます。(チラシより)
21(土)
昨晩、怖くて起きた夢。窓の下に男がいてスプレーをシューっと噴射してる。窓を通して見える中には女性がいる。私の右側に人がいて、その人と一緒にその様子を通りすがりに眺めた。割と早く二人で歩いていた。歩いていたところは街中っぽくて信号もときどきある。そこへいきなり二人してスプレーを噴射され、一瞬にして目の前は真っ白、意識までぼうっとしてきた。身体が自分の意識とは別に動いていて、そのまま歩いている意識はある。私より私の右隣の同行者のほうが先に行ってる感覚もある。そのまま行ったら信号!
というところで必死に右手を伸ばして右側にいる人をひっぱった(ひっぱろうとした)……、てところで目が覚めた。というより怖くて目を覚まそうとしたのか。ひきとめるのに成功したのだろうか。
一週間前の傷の抜糸をしに行った。抜糸は糸を抜くだけあって結構痛い。消毒してバンドエイド貼られて「明日になったら取っていいですよ」。もう大丈夫なんだという嬉しさとともに、本当にばんそうこうを取っていいのかという傷を守っていたい怖がりな気持ちがある。情けない。
銀座と新宿へ。新宿では、ジョニー・トー『ザ・ミッション 非情の掟(鎗火)』(公式サイト)(内容)の前売を買ってポスターもらっちゃった。
昨日、わらび餅の実演販売をしてた芭蕉堂では冷やしあめも売っていた。今まで試したことがなく想像ばかりふくらむ。ジンジャエールの炭酸抜きみたいなもんなのかな。
お風呂に入ったら手のバンドエイドがはがれてしまい、おそるおそる傷部分を眺めてみた。赤い線が2つくらいあって(適当な観察)、いったいどれが傷なのかよくわかんなかった。
20(金)
夜食べたら眠くなっていつのまにやらうたたね、いやな夢を見て目が覚めた。まだ2時にもなっていないんだ。日記を書いてしまおう。
瀬々敬久『RUSH!』@渋谷シネ・アミューズをみてきました。暴力はあってもエログロはなかった。物語は時系列の再構成の形を取っているので少し複雑だけど、奇をてらうためにバラしたのではないと思えたのは、よくできてるなあと感心してしまう脚本のせいだろう。主役/脇役の境目はなく、全員同じ濃度で出演していて、各人の個性がまんべんなくいかされているように思ったのも、物語の練り方が良いからかもしれない。評価が分かれそうな「分岐」を感じるラストも嫌いじゃない。強烈な個性はないけど、どこかあとをひく作品。
池袋に戻りジュンク堂の中を少し見るも興味わかなくて全然楽しく感じられない。何も買えなかった。4Fの喫茶は外にも出られるようになっている。外は暑いだろうかと思って出てみたら、ビルの大きな影になって風もありとても涼しくいい気分。眠くなったところで帰ることにした。
実演販売に惹かれできたてのわらび餅を買う。芭蕉堂の笑来美餅だって。断然くず餅派ですが、わらび餅も悪くないなと思える味だった。
19(木)
エレベーターの中で隣の部(同じフロアの同じ一角にある)の部長から、「いぬ占いの回覧したからやってみて!」と言われる。雑誌か何かのコピーに回覧タグがついている。
星座と血液型での区分け+出生地と兄弟構成の区分け→結果を組み合わせていぬの種類がわかる、というものだった。48種類もある。「土佐犬だった…」とつぶやいたら、「え! わははは! 間違ってるんじゃないの?」て言われたけどやり直しても土佐犬だった。
平松洋子『平松洋子の台所』ブックマン社,2001 と野矢茂樹『論理トレーニング』産業図書,1997 を買う。
前者はこだわりの(おもに台所)道具についてのエッセイと写真。一目惚れだがほんとの恋だ、というものしか買わなければどんなにストイックでシンプルな生活になるだろう。けれど、安価なものだったりすると軽い恋心でも買ってしまったりする。ただ、○○が欲しいと思っても自分の気持ちにしっくりくるものが目の前に現れなければ、まだ自分にとって○○は本当には必要ではないのだ、と思う。
お茶を飲むと酔っぱらうということが書いてあって、すごく共感してしまった。
読んでいたのは週一ペースでお茶しに行くところ。包帯目立つしやめようかと思ったけれどいや別にどうってことないよな…と思い直して行った。会計するときに「どうしたんですか?」と聞かれ、かくかくしかじかです、と説明す。このおにいさんとは初めて会話したのでドキドキした。
もういいかげん包帯にはウンザリ。手首のところがちょー暑い。
18(水)
Nさんがキューブリックの『時計じかけのオレンジ』を貸してくれた。だがしかし暴力だって!
手の消毒をしてもらいに行く。NHKの相撲を見ながら呼ばれるのを待つ。同じく見ている人が「ああっ、おしい」などと口にしてるのが面白い。混んでもいないのに呼ばれるまで30分くらい経ってしまっている。病院の不思議だ。どういう仕組みがあるのだろ。
前回の包帯の巻き方がゆるくてだらだらになっていたのが、今回の巻きはベテランさんぽくしっかりしてる。リストカットした人みたくなってしまった。
白熊。食べた人と食べたい人。丸永製菓のしか見ておらず知識もなかったので、「白熊とはこういうものなのか」と思いながら食べているけど実際はどうなんだろう。センタン製を食べてみたいです。白熊のために鹿児島の天文館むじゃきまで行くことはあるだろうか……。
タイプ8の人多いですね。自分以外に5人知っている。他には2と4と5の人がいました。私も白黒ハッキリつけるほうが好きです。と書いてから、う〜ん、違うような気がしてきました。他の人がいいならそれでいいや、って思うかも。やる気ないんだなあ。
17(火)
シャンテ・シネへ、チャン・ヤン『こころの湯』をみにいった。
思った以上に地味で、中途半端に「いい映画」。人前で歌えない男の子が歌う「オー・ソレ・ミオ」、一気に伏線が解ける後半の場面。それまでの背景を観客である私たちは知っているはずではないか。それなのにどうして、映画の中の何も知らない人たちと一緒になって笑うことができるのだろう、奥様がた? 人の感じ方にあれこれ言うのは気が引けるけど、「そこで笑うなんて解せない」というのが「私の感じ方」。
キネカ大森で、ン・ジャンユー(フランシス・ン)特集をやっているそうで、こういうスケジュール。『欲望の街・純愛編/紅い疾風』 をみていない。いったいどんなのだろう?
待ちに待った『鎗火』の公開が決まったみたい。9/1よりキネカ大森でロードショー、シネマカリテ新宿でレイトショー。準備中の公式サイト。内容。昨年秋にみたときの感想。
16(月)
14日の土曜日、暑くてスケート面倒どうしようかなとボーッとガラスコップを洗っていたら、手を滑らせて割ってしまった。その際右手を切る。軽い傷だと思えたのにちが止まらずこわくなって病院へ行く。心臓ばくばく。
外科窓口で順番を待つ間、看護婦さんにもらったガーゼにちがにじむ。新しく替えたばかりなのに。ますますこわくなる。どうしよう。
名前を呼ばれて中に入りお医者の前に座る。目をつむって手のひらを見せると、ちが止まらないのをみとめられ、「ぬいましょう」。その瞬間、なにか叫びながら(なに言ったのか記憶にない)椅子から飛びのいてしまった。お医者の目が「面白い反応」と言ってる。そして冷静に「そのほうが早く治るし」。
ここから先はずっと「うそ! どうしよう!」つぶやきっぱなし。助けを求めるように看護婦さんの顔を見ると、にっこりしながら「麻酔痛いけどそれだけがんばってください。じゃあここに頭を載せて横になってください」と言われる。「えーうそーもうー」とうろうろじたばたしている私に「がんばりましょう!」と繰り返してくれる。「じゃあ麻酔だけ我慢すればいいんですね!」と子供みたいにダダこねながら靴を脱いでベッドの上に。そして右手を台に載せる。
反対側を向き、始まるのをじっと待っている間、けいれんしたみたいに震えっぱなしで歯の根が合わずガチガチいう。誘拐犯に口を押さえられた人質が助けを呼ぼうとするときのように、口を押さえたハンカチからウワーウワーと声を出してしまう。身体が勝手に動いてしまう。そうしていないとどうにかなりそう。誰も味方がいない!
そのうち「消毒痛いですけど我慢してください」と始まった。確かにしみる。そして傷の近くに痛い麻酔注射。筋肉注射のようにぎゅうっと入る痛さ、そしてまたすぐ近くに針の痛み。思わず「いたっ」と言ってしまう。
その後は麻酔が効きだしたのか痛さはなにもなくなって、皮膚に糸が通ってゆく感触があるだけ。じっと耐える。
最後に手の全体をきれいに拭いて消毒してくれて、ぐるぐる包帯巻かれておしまい。「2針ぬいました。痛み止めの薬出しておきます。抜糸は一週間後。それまで消毒に来てください」
「騒いですみませんでした」と言おうと思ったけど恥ずかしくなり「ありがとうございました」と心を込めて言って退出。
外科医にしてみればさぞかし面白い見ものだったと思うんだよね。いや……外科医じゃなくても……。ああくそう外科医って!
日曜日、先週買って、出来上がった眼鏡を取りに東京オプチカルへ。おじいさま店員さんに丁寧にフィッティング調整をしてもらっている間、先週と違う眼鏡をかけているなあと気付く。新しい眼鏡をそのままかけて帰ってきた。が、繊細さが怖くて家に着いたら今までのやつにかけかえる。
左手でいろんなことをしながら「右脳発達するかな!」なんて馬鹿なことを思ったり。いちじくは食べ方から考えておあずけになってしまった。
13(金)
「タイプ8です」って周りに知ってもらえたら生活するのが楽になりそだと思う。納得してもらえたりあきらめてもらえたりして。
6/26から始まったK.T.さんとの「冷凍バナナによる白くまアイス疎外論批判論争」、さあこれで通路ができました。最初に買ったミステリは創元推理文庫だったと思うのですが、ジャプリゾの『シンデレラの罠』か、E.S.ガードナー『ビロードの爪』か、ガストン・ルルー『黒衣婦人の香り』かの覚えがない。
初めて読んだミステリとなるとやはり曖昧で、家にあったガストン・ルルー『黄色い部屋の謎』創元推理文庫か、ウィリアム・アイリッシュ『黒いカーテン』(学校の図書館にあった子供向けのやつで『恐怖の黒いカーテン』だったかも)かなあ…。
福永信『アクロバット前夜』リトル・モア,2001 を買った。全然別のさがしものをしていたとき、artscapeで目に止まった紹介文を読んで興味を持った。横組みが変わっているのではない。一行、いやニ行読めばどこが変わっているのかわかる。電車の中だと読めなさそう。多分、速読してるのだと思われる。
さがしものは、先日どこかの新聞でちらっと見かけたトルコを撮った写真展の開催場所。
12(木)
「Nさん、これ読みません?」ととびらを見せたら「え、また殺人!?」て言われてしまった。フレッド・カサック『殺人交叉点』平岡敦訳,創元推理文庫,2000(感想)。
風が強く吹いてる。うずまく風の音はあまり好きではない。プラットホームにいて電車が通り過ぎる時の風の勢い、大きな音もこわい。
実家にいたころはコンビニやインスタント物には縁がなかったし、今のは多分反動なんだろうと思う。冷蔵庫にある飲物は麦茶か牛乳だった。あ、小さい頃麦茶飲むときは砂糖を入れてたなあ。スイカにもトマトにも塩をつけて食べない。ところてんは酸っぱいらしいので食わず嫌い。関西のは甘いらしいですが。
11(水)
長い間読みつづけているページにとうとう口実を見つけてメールを出した。興奮のお返事にはいちじくの食べ方も!
明日かあさってには買って帰ろう。
冷酒+まいたけの天ぷら+鴨の山椒焼き、そして最後に蕎麦。酔うと早口になるんだなあという自覚を持ちつつ気持ちよく喋る。2時間弱で少し酔ってあっさり醒めた。
10(火)
薬屋さんで「すいませーん。頭痛薬でチュアブルのください」と言うも適当なのがみつからないらしく、探している範囲を一緒に見ていたら、小児用チュアブルという文字が目に入る。「あの〜、子供用てだめですか。そこにタイレノールあるんですけど」と言ってみた。すると、成分を見ながら普通の頭痛薬と服用量を計算して照らし合わせてくれて「同じくらいの分量ですから効くかもしれないですね」との結論。駄目押しで「前に子供用の風邪薬アンプルをすすめられて飲んだらすごく効いたんで」と話し、小児用タイレノールを買う。
11〜14歳まで1回4錠。まるでいちご味のラムネ。でもやっぱり今までで一番効いたのは小児用風邪薬アンプルかな。
意外なところで自己申告2人目。以前教えてもらった「食後のアイス」を急に食べたくなった。350mlの「しろくま」は、アイスバー「白くま」と微妙に違う味というか、つくりです。ざくざくしたかき氷+練乳という仕様。凍った果物がとてもおいしい。
9(月)
やっぱり富久錦の「Fu」はおいしいね。よしいさんのために発注フォームです。たにぐちさんみたいな髪の色にしてみたい。謎の551蓬莱。
わらび餅よりくず餅。すあまは良くわかんない。
昨日書いた場所は、デバートの屋上の温室の中にあるサボテンの店(売場)です。サボテンたちがものすごい迫力で、怖くてなかなか入れなかった。躊躇していたら、「今の季節サボテンはカビがはえやすい」などとおじさんに話し掛けられて、そのうち「サボテンの成長点がどうの」とか、「これは扇形だから珍しい」とか、「サボテンと鉢のすきまはこれくらいがいい」だのいろいろレクチャーされたんでした。
8(日)
買い物をしに行った場所がそこはかとなくディープだったようで、うんちくを語るおじさんにつかまってしまった。場所とおじさん、どっちが怖かったかというと場所のほう。場所がどこだったかは明日。
こんな暑い午後は昼寝に限ると思いながら街中を歩く。毎週日曜の午後は昼寝だったあの日はどこへいった? 夕方、帰りの電車で首が痛くなるほど寝て昼寝のかわりにする。
先日ドライフルーツを食べたとき、「これはいちじく」と教わったその元の形を私は知らない。「いちじくってどんな果物?」とたずねると、「ええっ知らないの?」 とびっくりされてしまった。「びわみたいの?」と聞くと「全然違う」らしいし、「ざくろみたいの?」との問いにも「大きさと中身が違う」と。もし絵を描きなさいといわれても絶対描けない。つまり、色も形も大きさも知らないし、生の時の味も知らない。
今日、生まれて初めていちじくがスーパーに売っているのを見たけど、高かったしどうやって食べるのかわからないのでやめておいた。
ミニストップで「しろくま」(リンク先の上から二段目右)を買う。350mlもあるぞ。
7(土)
昨日は白くまも食べないまま、気付いたら寝てました。
そうだ、秋月こお『バッコスの民』角川ルビー文庫,2001、ドストエフスキー『悪霊』(上)江川卓訳 新潮文庫,1990 を買ってた。『バッコスの民』は読み終わる。読みたかった音楽話がやっと読めて嬉しい。途中3箇所ほど目が熱くなる。
カジヒデキ『FROM CAFE SCANDINAVIA WITH LOVE FOR CAFE APRES-MIDI』(PSCR-5967)、『THE FIREWORKS CANDY & PUPPYDOG STORE』(PSCR-5786)を買ってみた。FOR アプレミディはたしかにずるい、うまい。これならば音楽かけながら本を読むこともできそうです。FIREWORKSのほうはイギリスぽい。イギリスの音楽も知らないしイギリスに行ったこともないのにそう思う。イメージのイギリス。
スケートへ行く。先月「7/7に行きます」と先生に言ったとき「休むかも」と言われていたので半分不安を感じながらも。ちょっと待っても来なかったので、あきらめて帰ることにする。帰り際、私たちの次の時間にレッスンを受けているおじさんに会う。「こんにちはー」「あれ、帰るの?」「先生休みみたいで」「滑っていけばいいのにー」「さみしいからいいです」。
さて、眼鏡ツアーのはじまり。まずは荻窪へ向かい、本むら庵(杉並区上荻2-7-11)で腹ごしらえ。憧れの、お蕎麦の前にお酒というのをとうとうやってしまった。昼間からお酒っていいな。
阿佐ヶ谷駅からすぐの東京オプチカル(杉並区阿佐ヶ谷南3-58-1 ダイヤ街1F)へ。たしかに小さな街の眼鏡屋さんぽいのに、中に入ると数と種類に驚く。うわー、これもあれも好みだ〜とただずんでいたら、「どうぞおかけになってください」と声を掛けられた。それで一つかけてみると、なかなか良い感じにおさまる。すると店員さんが次から次へと眼鏡を持ってきてくれるようになる。「次はこれ」「じゃあ次はこちらを」てな具合で、かけて鏡を見る度に「うわー」とか「おー、いいですねー」と楽しくなってくる。
今持っているのが紫紺に黄色を張り合わせたセルで、全然違うタイプを探しているところだった。まさに全然違うタイプをいろいろ持ってきてくれる。おまけに、「これは多分似合わないです」と言いながらかけてみると、「あれ?」と驚くくらい良く映るものだったりするのだ。
一番しっくりしたものを選んで買うことにした。上だけのメタルにレンズ。糸のように細く赤いメタルで、支えるレンズにピッタリ密着しておらず端は微妙に離れている。鼻の部分のメタルは淡いオレンジ。
相手をしてくれた店員さんは私好みのおじいさんで、じじマニアとしてはたまらん。
後学のため、というか、今後の眼鏡探しのことも考えて、銀座の「禿(かむろ)」(中央区銀座5-2-1 銀座東芝ビルB1)へも行く。地下鉄銀座駅のC3出口が近いです。30%オフ、50%オフのセールをやってました。今月いっぱいやっている模様。個性的でおしゃれな感じ。
少し疲れて、松屋銀座B1の茶の葉でお茶する。七夕メニュー(出来立てのくずのお菓子+煎茶か抹茶)というのがあったので、それの煎茶をお願いする。お茶とお菓子を並べる前に、笹の葉を敷かれる。帰り際、「これいただいてっていいですか?」とたずねると、わざわざ紙に包んでくれた。ここは本当にお茶もおいしいけど店員さんの感じもすごく丁寧。
次に上野の白山眼鏡店(台東区上野4-6-9)へ。最寄駅はJR御徒町駅。オーソドックスだけど洗練されてて一本は持っていたいようなのが揃ってる。
みはし(台東区上野5-9-7)であんみつを買って、眼鏡ツアー終了。
1日には、999.9(中央区銀座3-5-7 マツザワビル2F)の眼鏡か、松雪泰子プロデュースのVivid Moonという眼鏡で迷ってた。今日も3軒見て回ったわけですが、今現在言えることは次の眼鏡も東京オプチカルで買いそうだなあということです。
強力なヒントもしくは遅めの伏線アリガトウ。甘いもの食いすぎ! ですか。一日にひとつは甘いもの食べないと……。あんみつを食べながら思うこと。「豆かん」を選べないあたり、まだまだ子供だな。
5(木)
CinemaScapeというところで、『幻の湖』や『シベリア超特急』(感想)を検索してみたり。
白くま食べたり。
月蝕見てる。明日は満月。
4(水)
遅くまで電車があるし、空いているし、金曜以外の平日に遊ぶのもいいものだ。
ポスト脇の掲示板のところにセキセイインコを探してますのポスターが貼ってあった。いいなあ、セキセイインコだとわかる絵が描けて。
おととし、去年の夏は、確かアイスミルクに凝ったんだった。グラスに氷入れて牛乳入れてガムシロを入れる。このガムシロというのが必須。他には寝る前に梅酒とか。今年は「白くま」に持ってかれそうです。今日も食べて寝ますよ、室長。
3(火)
「岩を砕く波のような冬の稲妻」でした。
三池崇史『天国から来た男たち』@渋谷シネマソサエティへ。観客10人いなかった平日の18:45。一時期おじさんぽくなって太ったなあと思っていた吉川晃司が再びかっこよくなっていて感心した。今回はそれほど血を見ずにすむかというもくろみは外れ、やっぱり血が出るときは出るし下ネタもある。暴力シーンで顔を伏せていても楽しんだんだからそれはそれでいいんだけど、血が出ようが刀が出ようが真正面からちゃんとみることができたらもっともっと楽しいはずなのにといつも悔しく思う。それにしても安心してみられるB級映画。普通はここで終わるだろうシーンの先にダメ押しが続くのがいいんだよね〜。ありえなさそうな話が、余計ありえなささを増すのがいいんだ。
日記ファイルの転送を失敗したみたいで、昨日の分が載ってなかったようです。なのに昨日の日記に反応してくださったような内容でした。ちょっと面倒なのでやりませんが、冷凍バナナのほかに冷凍ぶどうもいけます。いま、カルピスはずいぶんと華やかで工夫されたものがあるようですが、基本はただの白いカルピスですね! 小さいころ、飲んだあとにかすかすしたのも今はないんだろうな。私のとこにも同じ人から連絡来ました、船長。
2(月)
目玉焼きの気分がわかった気がした。
“断固続行”! そういえば「某所ってどこですか」なんていう問い合わせ、ないなあ。問い合わせられても困るといえば困る。困らないけど。冷凍バナナには生クリームも卵も入ってないのでアイスクリームより低カロリーぽい。が、それに甘えて量が増えそう。一口に凍らせた冷凍バナナは口に入れるとほどよく溶けていい。
1(日)
どれくらい水分をとったか記憶にないくらいだ。
代官山のeau cafe、靴を脱ぎかけたとき「あっ、そのままになったんです!」と言われる。先週からだそうです。
新しい眼鏡について悩む。バーゲンをのぞいた結果、Tシャツ、七分、パーカを同じブランド、同じ生地、同じ色で買ってしまった。
先日、コンビニで見かけて気になっていた「九州名物 白くま」。近くのスーパーでアイスバーになっているのがあったので買ってみた。ミルクアイスの中に、あずき・パイン・黄桃が入ってる。すごくおいしい。
冷凍バナナも食べた。子供の頃との違いは、一口サイズに切って凍らせたことだね。
30(土)
昨日「とうとう新宿と渋谷の間で(殺戮が)始まったよ!」とNさんから報告を受けたウラジーミル・ソローキン『ロマン』望月哲男訳
国書刊行会,1998(感想1/2)。「庄野潤三とは確かに全然違うね!」「すごい悪いことしたかも。すみませんすみません」「人生の幅が広がったみたい」。そして今日、読了した感想がメールで届いた。
内容についての驚きが数行にわたって書かれていて、最後に“一見クールな○○さんへ ロマンに吃驚の Nより”
読み終わって熱出してちゃクールとは言えまい。残念。
近藤史恵さんところの掲示板レシピに載っていたイスパナックタラマ(トルコ風ほうれんそうペースト)を作ってみたら、おいしくできました。こういう気候のとき、冷たいものというのがまた嬉しい。
某所と続けてはゆきたくもそろそろネタ切れですの微妙にバナナ言及モード。両方読んでいる人はほとんどいないと思います(だから面白い)。GW後、体調崩したときに食べたバナナプリンは苦かったです。今、冷蔵バナナなので、冷凍バナナにしてから寝ます。
28(木)
Nさんが、『メイプルソープ&アラーキー 百花乱々展』@小田急美術館に行ってきたよとチラシと招待券をくれた。チラシで見ていても二人の撮った写真はすごい。静かで端正なのとか、死にかけてるのに色っぽいのとか。
本を読みながらときどき顔を上げると、ぽーっとする。世界が妙にまぶしい。おでこに手を当てても熱く感じられないし、身体全体が熱いのでよくわからない。沼田元気 堀内隆志『ぼくの伯父さんの喫茶店学入門』ブルース・インターアクションズ,2001 を目をチカチカさせながら読み終わる。
そして熱をはかってみた。
買った本。
週刊文春編『傑作ミステリーベスト10 20世紀総集完全保存版』文春文庫,2001
『文芸レアグルーヴ いまぼくたちが読みたい日本文学の100冊』中央公論新社,2001
沼田元気 堀内隆志『ぼくの伯父さんの喫茶店学入門』ブルース・インターアクションズ,2001
「ERIO シュワッとお酒。」日本放送出版協会,2001
坪内祐三・四方田犬彦編集『明治の文学第8巻 泉鏡花』筑摩書房,2001
堀江敏幸『いつか王子駅で』新潮社,2001
7度2分かー。昔の平熱は6度3分だったけど今はどれくらいなんだろ、5度8分くらいかなー。というところで、やっと7度をこしているのに気付いた。ご飯を食べたら2分下がった。
バナナは果物の中で一番楽でいいです。イチゴは洗うし、りんごはナイフで皮をむくし、ぶどうはちまちましているし、すいかは種があるし、大きな柑橘系は皮がかたい。食べるだけならなんでも好きですが ! バナナを買い忘れた。
27(水)
アーサー・C・クラーク『失われた宇宙の旅2001』伊藤典夫訳
ハヤカワ文庫SF ,2000 を読み終わる。『2001年宇宙の旅』のありえたかもしれない別の物語。映像化できなさそうだったり、むしろ映像化しないほうが豊かに思えるイメージがいろいろ出てきていた。
腕時計を外して3日目。鞄のポケットに入れている。たまに必要で取り出すと、あらぬ時間を示していて巻き忘れてたことに気付く。表面のガラスには傷もつき、硬かった皮のベルトもずいぶんやわらかくなりました。粗雑と馴染。外すようになったのは、電車に乗る時ギリギリのスペースのため、文字盤と電車のドアが当たることが多いからです。ちゃんと愛は残ってるよ。Max Bill by JUNGHANS
身体の外を冷やすより身体の中を冷やすほうを選びがち。
チョコバナナといえば、縁日で売っているチョコバナナっておいしいんだろうか。小さいころ、よく冷凍バナナを食べてた。バナナの皮をむいてビニールに入れて凍らせるだけ。丸ごと凍らせてしまってたので、食べるのに少々難あり。ガリガリする。