記事No | : 1957 |
タイトル | : Re^3: ファンタジー・・・。 |
投稿日 | : 2013/03/23(Sat) 12:25:01 |
投稿者 | : 桃青 |
しんのすけさん
> このところのお母さんの認知症のお話を読むたびに恐怖で身が震えます。
怖がらせてごめんなさいねー。
> 私の母は今年満81歳です。母が今発症したらとても面倒をみられません。
> 主に経済的な問題からです。あと5年できるならば健康でいて欲しい。
公的支援サービスを利用できれば、在宅、入所共に、
経済的には月10万円程度の負担です。
ただこの先、介護保険制度がどうなって行くかは、わかりません。
TPPに加入すれば、健康保険の存続さえ危ういと言われるのですから。
政府は介護施設を充実させるより、家庭での介護へ舵をきったようです。
私は仕事をしていますので、ケアマネさんも主治医も「あなたが倒れたら、誰がお母さんの面倒を見るの?」と、公的サービスも目いっぱい使わせていただけるよう、後押ししてくださいますが、専業主婦の場合は公的サービスを利用しようとするとあまり良い顔をされないという御話も聞きます。
日がな一日、正気を失ったかたと向き合う辛さは、体験した者でなくてはわかりません。
専業主婦だからこそ辛いものもあるでしょう。
朝の連ドラ「純と愛」では、森下愛子さん扮する母親が、認知症になり徘徊もするという設定で、宮古島の地域の人々に「皆で介護しているようなものだ。」と言わせています。
認知症に関する番組でも「もっと地域の力を活用して。」とコメントする識者もおられますが、「地域の力」とはなんでしょうね。
地域の人々は、皆皆それぞれ自分の生活を成り立たせるのに手いっぱいです。
自分の時間を他所の家のボケ老人のために無償で割いても良いというかたがどれだけおられるでしょう。
また、仮におられたとしても、家族の立場としては気がねが先に立ちます。
「あら、どこへ行ったかと思ったら、○○さんに遊んでもらっていたの、良かったわねー。」
で済ませられるほどの人間関係、信頼関係を結ぶには、余程の努力をお互いが積み重ねないと無理でしょう。
「あら、またお店の品物を黙って持ってきてしまったの?
いいわ、いいわ、お店のひとも良く知っているから、あとでオカネを払いに行きましょう。」
などという牧歌的な店は、現実にはまず。無い。
私の母の場合、店から電話がかかってきて、財布をもって飛んで行くと、レジの脇にしょんぼりと立っている母の姿。
そんなことが何度もありました。
平謝りに謝って代金を支払うと、怒りモードの店員さんがそれでも愛想笑いを浮かべて返事もせずにカネを受け取る。
万引きとして処理しないで、我が家へ電話をかけてくれるというところが、顔見知りの御近所だからでしょう。
店員さん本当は「この忙しいのに、毎度毎度、やってられないよー。家族なんだから出歩かせないようにするか、一緒に買い物に来てやれよ。」と言いたかったのだと思います。
連ドラの森下愛子の異常な言動を「いいよ、いいよ。」と、御近所が見守るのは、小さい頃から知っている生まれ故郷であること、そして森下愛子さんですからね。年をとっても可愛らしくて美しい。(笑)