伊東岳彦「宇宙英雄物語」

通常弾ではなく、邪神の神像を砲弾として発射する兵器（というか、戦法？）。そのまま着弾すればもちろんダメージを与えるが、迎撃の為神像を撃ち落とそうとすると邪神に罰を当てられダメージをくらうので、事実上迎撃は不可能。「神像を撃ち出す」という行為自体には何故か罰は当たらない様子。

初めて読んだ時はトリハダ立ちました、マジで。「こんなにも見事に世界観を悪用した兵器があったのか！」と（笑）。魔法と科学の融合ってのはよく見るけど、チグハグにただくっつけただけの世界が多い中、ちゃんと「世界で遊ぶ」って事が出来ないとダメだよね、やっぱり。結局、大切なのはセンスオブワンダーよね（笑）。　(/1999)