(架空)山田正紀選集



はじめに

 ハヤカワSFマガジンで連載されていた日下三蔵氏のコラム「日本SF全集[第1期]」は、日本SF第一世代作家たちの業績を架空の全集という形式で紹介する、非常にユニークなものでした。すっかり触発されて自分でも同じようなことをやってみたくなった私は、山田正紀の数多い作品をもとにした架空の叢書、「(架空)山田正紀選集」を作ってみることにしました。

 作品を選ぶにあたっては、ぜひ復刊してほしいという願いも込めながら、埋もれた佳作を紹介するという趣旨で、2002年4月末の時点で品切れと思われるものを対象とします。また、せっかく幅広いジャンルの作品があるのですから、できる限りバラエティ豊かなものになるよう心がけます。

 全集らしくするために、選んだ作品には序文と解説(のようなもの)をつけていくことにします(逆にいえば、それだけしかないのですが……)。序文ではその作品を選んだ理由を説明し、解説では作品の主要なテーマについて、関連する作品にも触れながら分析していくつもりです。

 全10巻を予定しており、定期的な更新(配本)を目指しますが、実際にどこまで続くかはわかりません。ご了承下さい。




(架空)山田正紀選集 一覧
第1巻 最後の敵 (2002.05.15)
第2巻 ふしぎの国の犯罪者たち (2002.06.16)
第3巻 ジュークボックス (2002.07.16)
第4巻 第四の敵 (2002.11.22)
第5巻 エンジェル・エコー (2003.02.15)
第6巻 魔空の迷宮 (2004.02.15)
第7巻 天保からくり船 (次回予定)


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