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NSX

NSXとは? 自分の印象 メンテナンス グレード別仕様 購入について 関連資料 その他  

公開日02/03/18 最終更新日07/09/08

こちらはグレードについてです

自分が知っている範囲の説明ですが、かなり単略化していますのでご了承ください。

  

NSX

基本コンセプト

 NSXは基本設計を変更せずに改善を続けて成熟させるのは今の自動車業界では珍しいと思います。12年間もかけて改良を加えられた日本車は殆ど無く、それと同じように成熟されたのがマツダFD3Sだけですね。すでにFDも生産終了しており、良くも悪くもバブル時代を象徴する最後の車です。

一般的に4年ないし5年のフルモデル変更期間から見て異例の車です。
ただ背景に材質上(アルミ)の変更が難しいのも理由の一つと聞いています(NSX二台並べると外形寸法が違う所があるそうです外装手曲げしているから・・)それが以外にも値段が高い事とかで、モデルチェンジしないとか色々言われ続けていますが、フルモデルチェンジが一度もされなかった事については、成熟させると言う意味では個人的に本来の改善はこれで良いと思います。10年前の基本を受け継いで現行型の車と同等の性能を保っている事がその証明だと思います。

1990年クーペ発表
 MRレイアウトにV6DOHCVTECエンジン オールアルミボディ 
これがすべてのNSXのベースコンセプトになっています。
バブルの恩恵も有って良くも悪くも話題性がありました。自分としても発表当時から憧れました。
ボディカラーは4色のみ
セブリングシルバー・メタリック フォーミュラレット ベルリナブラック■ カイザーシルバー・メタリック

本当は他に2色有ったのですが、下記の色は91年3月からの生産になっていました。
ニュートロンホワイト・パール シャーロットグリーン・パール インディイエロー・パール

1992年R発表 ボディの軽量化、エンジンのバランス取り ファイナルギア比変更、足回りの変更をクーペをベースにレーシングチューンを施しています
ボデイの軽量化と足回りがメインでボディ補強はされていないのかと思っていたら結構、補強パーツがされておりクーペに流用出来ます。
特にフロントの剛性を上げる為にバーが二本入っているのは驚きました。どちらかと言うと他のRと違いスペックでは見えない変更が多くされています。
どちらにしてもメーカー純正のレーシングカーですね。実物を見ると外装的にあんまり自己主張していません。赤バッチ以外は・・・。
詳しく調べると細かい点が変更されていると認識させられます。内装の表面をレザーからモケットにして乱反射を防いでいるのには驚きました。全量産台数が500台に届かなかった3年間の期間限定販売でした。
乗りこなせる腕は有りませんが未だに憧れがある車です。

ボディカラーは専用色のチャンピオンホワイトを追加

1994年 タイヤサイズのインチアップ選択可、セキュリティ標準化。
セキュリティはこれまでオプションだったのが標準になったと聞いていますが、街乗り時に自分でセキュリティを誤動作させて通行人を驚かした事がありました。

あんまり心臓にいい物ではないです(笑)じゃないとセキュリティの意味が無いですけど。

1995年typeT発表
 

ATのコラムシフト導入

Tの導入によるボディ剛性の向上。クーペにも導入

ドライブバイワイヤーの採用

LSD変更

typeTの追加

走りとして見られている為、typeTの存在は薄いですが元々オープンカーが好きな方なのでTは好きです。
本当はフルオープンモデルがあれば良いと思っています。デルソルのトランストップの経験が反映されているそうです。
ボディカラーはtypeT専用色ミットナイト・パール 

カスタムオーダー専用色として
エストリルターコイズ・パール モンテカルロブルー・パール クエーサーグレイ・パール フェニックスブルー グランプリレット

1997年typeS発表
 

MTのみ3.0リッターエンジン⇒3.2リッターエンジンへ変更 6MTへ

足回りの変更

typeSの追加

typeS・ZEROの追加

ボディ剛性の向上。

正直、エンジン変わった時は羨ましかったです。今まで小変更だけだったのに外装が同じでも中身が違う車ぐらいの変更を受けたので悲しかったですね。(笑)
Sはあくまでワインディングがメインの車と言われています。Rがサーキット仕様だったので区別したのでしょうね。
ボディカラーはtypeS専用色イモラオレンジ・パール 

追加色として
モンテカルロブルー・パール(専用色では無くなった) ミットナイト・パール(専用色で無くなった) 
マグナムグレー・パール プラチナホワイト・パール

2000年
  エンジンをLEVに対応。

当時のエンジン開発はホンダの規格として最低2つ星をクリアしないと行けないらしくパワーとの両立が大変だったようです。

2001年
  外装の部分的変更(リトラの廃止、バンパー形状変更)

タイヤサイズの変更フロント16⇒17ich

S・ZEROの廃止

外装はリトラが廃止になりフロントタイヤサイズが変わったぐらいですが走りは更に良くなっていると聞いています。ライト周りのデザインは賛否両論ですが、不思議なのは今まで社外品で17/17の組み合わせは最悪と言われ続けていました。
理由はタイヤグリップを前後両立させるのにはバランス的に16/17が良いと言われていたのに、ここに来て17/17の組み合わせに変わった理由がわかりませんでした。
しかもこぞって雑誌ではフロントのグリップが上がったので・・と言う説明なので尚更「???」でした。
それなら元々17/17の組み合わせでもいいのでは・・・と思いましたが、
NSXが発表になった頃(1990)はまだ扁平タイヤの剛性が低く40、35タイヤのリム剛性が確保でき無い事から標準15、16インチにするしかなかったそうです(タイヤのリム剛性を確保する為の見本としてF1が13インチのホイールを履いているのが例)
ですから、足回りやボディ剛性が上がった事などで初期モデルから見て進化した証が新型でフロント17インチになったと言う事です。
ですが、フロントが17インチになった事で従来のモデル以上にアンダーが強くなったそうです(腕がある人にとってはこっちの方が早いそうです)

追加色として
ニューフォーミュラレット シルバーストーン・メタリック

カスタムオーダー専用色として
ロングビーチブルー モンツァレッド・パール ニューイモラオレンジ・パール ライムグリーン・メタリック 

2002年R発表
  二代目R発表、初代と同じく、軽量化を行い(カーボンパーツを多用)。パワーではなくレスポンスを重視したエンジンにレーシングの足回りを装備。

値段についてはもはや、国産では比較車両がいないレベルになったような気がします。
よくもまあ市販車でここまで作ると感心しています。1200万円を超える値段では、もはや手の届かない車ですが、憧れには変わらないですね。

2005年生産終了  
2006年にヨーロッパの衝突安全規格をNSXはクリア出来ない事や排気ガスクリーン対応の改修費の問題などの理由から生産終了がホンダより発表になりました。
15年間と言う年数を販売続けた車は日本では極めて珍しいですが、フルモデルチェンジをせずにここまで成熟させた姿勢はメーカーとして珍しいと思われます。

次の後継車については同じMRではなくFRになるようですがNSXのようなコンセプトの車はもう現れる事は無いようです。
電子デバイスによるハイパワーの車が中心になってNSXのようなユーザー側の車がなくなるのは寂しい限りですね。
結局、電子デバイスに頼らない車作りをした場合、NSXがその位置づけとして最高のレベルにあったそうです。
これ以上のパワーを求めようとすると電子デバイスによる方法しかない事は今販売されている車を見て見れば分かると思います。

後、ボディカラーを分かる範囲で追加しましたが、まだカラー漏れがあると思われます。それでも国産車では一番ボディカラーの種類が多い車です。

 

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