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憶秋瑾
                         

                  紹興百里錢塘潮,
碧水白沙又浪淘。
河畔若逢巾幗俠,
百年猶仗湛盧刀。






西湖の孤山にある秋瑾墓(2006.8.27)
銭塘江の逆流(2006.10.9)



          秋瑾(しうきん)(おも)

紹興(せうこう)百里  錢塘(せんたう)(しほ)
碧水(へきすゐ)白沙(はく さ )  又た (なみ)(よな)ぐ。
河畔( か はん)に ()し  巾幗(きんくゎく)(けふ)()はば,
百年 ()(ぢゃう)す  湛盧(たん ろ )刀を。




 杭州市の西湖中にある孤山の秋瑾(しゅうきん)墓に行った。秋瑾は清末の反満清(反・満洲民族の清王朝)、漢民族復興を目指した美貌の女性の民族革命家。

 詩は、秋瑾墓の秋瑾像を見ての作で、秋瑾は死後も永遠に満洲民族との革命闘争をやりぬくことだろう、というもの。
 故郷・紹興の北に革命的な潮流(=逆流、潮の遡上)の銭塘江がある。その川の流れは今も白い砂を動かして(革命的な気概を蔵して)いる。もし、銭塘江の川辺で秋瑾と出逢えたら、今なお名剣を杖ついて、満洲民族との民族革命闘争をやりぬいていることだろう……。

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・紹興: 秋瑾の故郷であり、秋瑾が処刑されたところでもある。
・銭塘潮: 浙江の銭塘江の逆流。銭塘江の潮の遡上。浙江潮。=「浙江省の銭塘の革命的な潮流」。中秋の明月の頃、浙江省の銭塘江を潮が遡上することを謂う。=「浙江潮」。中唐・白居易の『憶江南』 二に「江南憶,最憶是杭州。山寺月中尋桂子,郡亭枕上看潮頭。何日更重游。」とあり、中唐・劉禹錫の『浪淘沙』に八月濤聲吼地來,頭高數丈觸山迴。須臾卻入海門去,卷起沙堆似雪堆。」とあり、北宋・蘇軾の『廬山煙雨』に「廬山煙雨浙江潮,未到千般恨不消。到得還來無別事,廬山煙雨浙江潮。」とある。清末〜・蘇曼殊は『本事詩』で「春雨樓頭尺八簫,何時歸看浙江潮。芒鞋破鉢無人識,踏過櫻花第幾橋。」と使う。この外、秋瑾も屡々「浙江潮」を「浙江省の銭塘の革命的な潮流」、またその雑誌名として詠う。
・河畔: ここでは、浙江の銭塘江の逆流(潮の遡上)のある銭塘江のほとりを指す。
・巾幗: 〔きんくゎく;jin1guo2○●〕女性のかぶった頭巾と髪飾り。転じて婦人。「巾幗英雄秋瑾」(なお、秋瑾自身は「英」と表現する)。
・侠: おとこだて。ここでは女侠≒秋瑾を謂う。「女侠秋瑾」。
・仗: つえつく。よる。動詞。
・湛盧刀: 〔たんろ;Zhan4lu2〕湛盧劍のことで、名剣の名。春秋時代の刀匠の欧冶子が越王の為に鋳たもの。呉王・闔閭が持っていた黒く澄んだ宝剣。漢・袁康の『越絶書・卷十一外傳記寶劍』に「歐冶乃因天之精~,悉其伎巧,造爲大刑三,小刑二:一曰:湛盧,二曰:純鈞,三曰:勝邪,四曰:魚腸,五曰:巨闕。」とある。



平成十八年十月一日


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