羽翮丘東 御史臺,
梧桐 散じ盡して 焜黄 堆し。
昨旻 倏ち至る 嚴冬の節,
聊か 淵明に 倣ひて 且らく 去來せん。
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羽曳野警察署前から市役所にかけての並木 はとても美しい。プラタナスなのか、(アオギリなのか、ポプラなのか、)わたしには分からないが、美事である。坂道の近くの桜の黄と赤ともマッチして美しい一角をなしている。
この二日ばかり、急に寒くなった。冬の訪れとともに最後の華である紅(黄)葉となった。
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・御史臺府下夾路樹: 警察署前の並木道。 |
・御史臺府: |
警察署。 |
・夾路樹: |
並木(道)。林陰道。 |
・羽翮丘: |
羽曳野。 |
・御史臺: |
(漢代の)警察。 |
・梧桐: |
アオギリ。 |
・焜黄: |
黄色く輝く。 |
・旻: |
秋空。 |
・聊…: |
陶淵明の『歸去來兮辭』「歸去來兮,田園將蕪胡不歸。既自以心爲形役,奚惆悵而獨悲。悟已往之不諫,知來者之可追。實迷途其未遠,覺今是而昨非。舟遙遙以輕颺,風飄飄而吹衣。問征夫以前路,恨晨光之熹微。乃瞻衡宇,載欣載奔。僮僕歡迎,稚子候門。三逕就荒,松菊猶存。攜幼入室,有酒盈樽。引壺觴以自酌,眄庭柯以怡顏。倚南窗以寄傲,審容膝之易安。園日渉以成趣,門雖設而常關。策扶老以流憩,時矯首而游觀。雲無心以出岫,鳥倦飛而知還。景翳翳以將入,撫孤松而盤桓。歸去來兮,請息交以絶遊。世與我以相遺,復駕言兮焉求。悅親戚之情話,樂琴書以消憂。農人告余以春及,將有事於西疇。或命巾車,或棹孤舟。既窈窕以尋壑,亦崎嶇而經丘。木欣欣以向榮,泉涓涓而始流。羨萬物之得時,感吾生之行休。已矣乎,寓形宇内復幾時。曷不委心任去留,胡爲遑遑欲何之。富貴非吾願,帝鄕不可期。懷良辰以孤往,或植杖而耘耔。登東皋以舒嘯,臨淸流而賦詩。聊乘化以歸盡,樂夫天命復奚疑。」 による。 |
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