・岫: |
〔しう(いう);xiu4●〕くき。山のほらあな。また、みね。山の頂。 |
・岫出煙: |
山の洞穴(ほらあな)から雲が湧き出る。晉・陶淵明の『歸去來兮辭』に「歸去來兮,田園將蕪胡不歸。既自以心爲形役,奚惆悵而獨悲。悟已往之不諫,知來者之可追。實迷途其未遠,覺今是而昨非。舟遙遙以輕颺,風飄飄而吹衣。問征夫以前路,恨晨光之熹微。乃瞻衡宇,載欣載奔。僮僕歡迎,稚子候門。三逕就荒,松菊猶存。攜幼入室,有酒盈樽。引壺觴以自酌,眄庭柯以怡顏。倚南窗以寄傲,審容膝之易安。園日渉以成趣,門雖設而常關。策扶老以流憩,時矯首而游觀。雲無心以出岫,鳥倦飛而知還。景翳翳以將入,撫孤松而盤桓。歸去來兮,請息交以絶遊。世與我而相遺,復駕言兮焉求。ス親戚之情話,樂琴書以消憂。農人告余以春及,將有事於西疇。或命巾車,或棹孤舟。既窈窕以尋壑,亦崎嶇而經丘。木欣欣以向榮,泉涓涓而始流。羨萬物之得時,感吾生之行休。已矣乎,寓形宇内復幾時。曷不委心任去留,胡爲遑遑欲何之。富貴非吾願,帝ク不可期。懷良辰以孤往,或植杖而耘耔。登東皋以舒嘯,臨C流而賦詩。聊乘化以歸盡,樂夫天命復奚疑。」とある。 |
・國殤: |
国のために命を捧げた者を傷(悼)むこと。また、その対象。『楚辭・九歌』に『國殤』「操呉戈兮被犀甲,車錯轂兮短兵接。旌蔽日兮敵若雲,矢交墜兮士爭先。…出不入兮往不反,平原忽兮路超遠。帶長劍兮挾秦弓,首身離兮心不懲。誠既勇兮又以武,終剛強兮不可凌。身既死兮~以靈,魂魄毅兮爲鬼雄。」とある。 |
・知覽: |
(現・)鹿児島県南九州市知覧町にあった町(現在は南九州市に含まれる)。旧・陸軍知覧飛行場を指し、太平洋戦争(=大東亜戦争)末期の沖縄戦で、本土最南端の(神風)特別攻撃隊の出撃地となったところ。 |
・天亦有情: |
北宋・蘇舜欽の『中秋夜呉江亭上對月懷前宰張子野及寄君謨蔡大』に「獨坐對月心悠悠,故人不見使我愁。古今共傳惜今夕,況在松江亭上頭。可憐節物會人意,十日陰雨此夜收。不惟人間重此月,天亦有意於中秋。長空無瑕露表裏,拂拂漸上寒光流。江平萬頃正碧色,上下CK雙璧浮。自視直欲見筋脈,無所逃遁魚龍憂。不疑身世在地上,祗恐槎去觸斗牛。景C境勝返不足,嘆息此際無交游。心魂冷烈曉不寢,勉爲此筆傳中州。」とあり、李賀、毛澤東に「天若有情天亦老」とある。唐・李賀の『金銅仙人辭漢歌』に「茂陵劉カ秋風客,夜聞馬嘶曉無跡。畫欄桂樹懸秋香,三十六宮土花碧。魏官牽車指千里,東關酸風射眸子。空將漢月出宮門,憶君清涙如鉛水。衰蘭送客咸陽道,天若有情天亦老。攜盤獨出月荒涼,渭城已遠波聲小。」とあり、現代・毛澤東の『人民解放軍占領南京』に「鍾山風雨起蒼黄,百萬雄師過大江。虎踞龍盤今勝昔,天翻地覆慨而慷。宜將剩勇追窮寇,不可沽名學覇王。天若有情天亦老,人間正道是滄桑。」とある。 |