・小火車: |
トロッコ列車のこと。現地の中国語案内板には、“遊覧小火車”と書かれてあった。景勝・保津峡を遊覧する可愛い列車。 “火車”は汽車の意。 |
・保津川: |
保津峡。京都盆地を流れる桂川中流(亀岡市保津町請田から京都市嵐山の間)の部分的名称。川下りで知られる景勝地。
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・武陵…: |
武陵の漁人が、溪流に縁って桃花の林の奥(桃花源・仙郷・別天地)に至ったが、再びは訪れられなかったことを謂う。陶淵明『桃花源記』「晉太元中,武陵人捕魚爲業,縁溪行,忘路之遠近,忽逢桃花林。夾岸數百歩,中無雜樹。芳草鮮美,落英繽紛。漁人甚異之,復前行,欲窮其林。林盡水源,便得一山。山有小口。髣髴若有光。便舎船從口入。初極狹,纔通人。復行數十歩,豁然開朗。土地平曠,屋舍儼然,有良田美池桑竹之屬。阡陌交通,鷄犬相聞。其中往來種作,男女衣著,悉如外人。」 や、『桃花源詩』「 氏亂天紀,賢者避其世。黄綺之商山,伊人亦云逝。往跡浸復湮,來逕遂蕪廢。相命肆農耕,日入從所憩。」 にある。
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・逝波: |
過ぎゆく川の流れ。時間の流れ、歴史の経過等で一度去って再び帰らないものの譬え。「子在川上曰:逝者如斯夫!不舎晝夜。」(『論語・子罕』)。 とある。五代十国の後蜀・歐陽炯の『江城子』に「晩日金陵岸草平,落霞明,水無情。六代繁華,暗逐逝波聲,空有姑蘇臺上月,如西子鏡,照江城。」 とある。
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・火車: |
汽車。ここでは“遊覧小火車”(トロッコ列車)のこと。
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・嵯峨: |
ここでは、トロッコ列車の終着駅(/始発駅)の所在地でもある。京都市右京区の地名。嵯峨野。東は太秦(うずまさ)、西は小倉山、北は上嵯峨の山麓、南は大堰川(=桂川)を境とする一帯を謂う。
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