讀信長公記 天下布武
警世大號下一天,
信長布武戰旗連。
若無南海九州覇,
不遇洛南仰面顛。
『
信長公記
(
しんちゃうこう き
)
』天下布武を讀む
警世の大號 一天に
下
(
くだ
)
し,
信長 武を
布
(
し
)
きて
戰旗
(
せん き
)
連なる。
若
(
も
)
し 南海 九州の
覇
(
は
)
無かりせば,
洛南
面
(
おもて
)
を
仰
(
あふ
)
ぎて
顛
(
たふ
)
ることに
遇
(
あ
)
はざりしを。
*******
・風旗:
風にひるがえる旗。風にはためく旗。
・仰面顛:
「高転(ころ)びに転(ころ)ぶ」(:安国寺恵瓊の言)を謂いたかった。
・若無…不…:
もしも…がなかったとしたら、…とはならなかっただろう。
平成二十七年十月二十二日
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