十二月九日から十二日までの日程で、台湾北部のミニ旅行をした。
memo:
九日の午後は九份を巡り、十日は台北市内で、林森公園の明石総督の墳墓跡→台北二二八和平紀念館((昼食:サンドイッチ)〜二二八和平公園)→総統府→信義(誠品書店→台北101)を廻り、十一日は新北投(北投温泉博物館→地熱谷)→圓山(孔子廟→保安宮)、十二日…帰国、の行程。
この詩は、九份の阿妹茶酒館で、お茶をいただいた時に作った。
雨・雨・雨………、それに対して、人の傘・傘・傘………。『悲情城市』の舞台となったと謂われるところは、今では熱気で満ちあふれていた。よいことだ…。
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・九份: |
台湾北東部(=台北の東40km)の山あいにある階段と崖の町の名。曽て、金鉱があることに因って発展し、日本統治時代に最盛期を迎えた。黄金は涸渇したが、現在でも、レトロ調になった当時の路地や石段や建造物には、最盛期の日本時代の面影が色濃く残されている。
近年、再び脚光を浴びるようになったのは、二・二八民変を取り上げた映画『悲情城市』のロケ地となったことによる。 |
・山郭: |
山にある村。 |
・石階: |
石段。 |
・燭籠: |
明かりの入った提灯(ちょうちん)。 |
・烏雲: |
黒雲。雨雲。 |
・悲情: |
かなしみ。映画『悲情城市』で描かれた「かなしみ」。台湾の侯孝賢監督が描いた台湾の悲しみの近現代史。日本統治時代の終わりから二・二八民変へかけての台湾の「かなしみ」。 |
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