英姿
東北大災天下憂,
雄師陸續赴磐州。
今朝又顯三軍勇,
一看英姿自低頭。
英姿
東北の大災 天下
憂
(
うれ
)
ひ,
雄師
(
ゆう し
)
陸續として
磐州
(
ばんしう
)
に
赴
(
おもむ
)
く。
今朝
(
こんてう
)
又
(
ま
)
た
顯
(
あらは
)
す 三軍の
勇
(
ゆう
)
,
一たび 英姿を
看
(
み
)
れば
自
(
おの
)
づから低頭す。
*****
インターネット上で、「今回の熊本の災害救難の様子を見て、東北の災害時を思い起こした。---福島へ向かう自衛隊の車の列、それに消防、警察、自治体の車の列…。心の中で自然と頭を下げていた。」という旨の言葉に出逢った。それに感じて、この詩を作った。
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・英姿:
勇ましく、りっぱな姿。毛沢東の『爲女民兵題照』に「
颯爽
英姿
五尺槍
,曙光初照演兵場。中華兒女多奇志,不愛紅裝愛武裝。
」
がある。
・雄師:
精兵。
・磐州:
磐城の国。現・福島県。
・三軍:
諸侯の大国の上軍・中軍・下軍の総称。また、大軍。陸軍・海軍・空軍の総称。ここは、後者の意で使う。
・勇:
兵士。いさましさ。
・低頭:
頭を下げる。頭をたらす。
平成二十八年四月二十一日
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