両頭贈答　碇豊長の漢詩　拙作紹介

huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye

兩頭贈答

北海波平相會時，
黄金甲冑寳刀輝。
丁丁黑白誰天下，
不見蘇秦一局棊。

　　　　　　　　　　兩頭の贈答　

北海　波(なみ) 平(たひ)らかに　　相(あ)ひ會(くゎい)する時，
黄金の甲冑(かっちう)　　寳刀輝く。
丁丁(たうたう)　黑白　　誰(た)が天下なる，
見ずや　蘇秦( そしん)　　一局の棊(き)を。

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　　九月二日、ウラジオストクで日露首脳会談があり、夕食会では、安倍首相は記念品として甲冑を贈り、プーチン大統領はロシア所蔵の昭和天皇即位の礼の際の宝刀を贈ったと云う。

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・兩頭：	双方のトップ。二人のトップ。頼山陽『日本樂府・日出處』に「日出處，日沒處，兩頭天子皆天署。扶桑鷄號朝已盈，長安洛陽天未曙。嬴顛劉蹶趁日沒，東海一輪依舊出。」とある。
・丁丁：	〔たうたう；zheng1zheng1○○〕碁を打つ音。
・蘇秦：	戦国時代の縦横家。合従を説き、燕・趙・韓・魏・斉・楚の六国同盟を成功させ、秦に対抗した人物。
・棊：	碁。