題廣瀨中佐正氣歌照　碇豊長の漢詩　拙作紹介

huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye

題廣瀨中佐正氣歌照　

朔雪烏雲到靺鞨，
狂瀾旅順動干戈。
一身報國赤誠血，
北海猶傳正氣歌。

　　　　　　　　廣瀨中佐の正気の歌の照(せう)に題す

朔雪(さくせつ)　烏雲( ううん)　　靺鞨(まっかつ)に到り，
狂瀾(きゃうらん)の旅順に　干戈(かんか )を動かす。
一身の報國　　赤誠(せきせい)の血，
北海　猶(な)ほも傳ふ　　正氣の歌を。

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　正気の歌の写真や旅順閉塞戦の報国丸の写真を送ったいただいた。
それを見ての詩。
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・正氣歌：	閉塞船・福井丸を指揮した広瀬武夫中佐が賦した詩。ここでは彼自身による揮毫の『正氣の歌』「死生有命不足論，鞠躬唯應酬至尊。奮躍赴難不辭死，慷慨就義日本魂。一世義烈赤穗里，三代忠勇楠氏門。憂憤投身薩摩海，從容就死小塚原。或爲芳野廟前壁，遺烈千載見鏃痕。或爲菅家筑紫月，詞存忠愛不知冤。可見正氣滿乾坤，一氣磅礴萬古存。嗚呼正氣畢竟在誠字，呶呶何必要多言。誠哉誠哉斃不已，七生人閒報國恩。」のこと。
・照：	写真。
・朔雪：	北方のえびすの地の雪。
・靺鞨：	満洲。
・旅順…：	旅順攻囲戦であり、海軍側では旅順港閉塞作戦。ここは､後者の意。
・報國：	国に報いる。ここでは閉塞船の報国丸をも指す。