七古 要和病毒好共生!?
抗冠鬪爭已三月,
始知老病先欲牲。
姥捨傳説今還在:
「要和病毒須共生」!?
“
病毒
(
(ウイルス)
)
と
好
(
よろ
)
しく共生するを要す”!?
抗
冠
(
(コロナ)
)
鬪爭
已
(
すで
)
に三月,
始めて知る 老・病 先に
牲
(
いけにへ
)
となるを。
姥捨
(
うばすて
)
の傳説 今
還
(
な
)
ほ在り:
「
病毒
(
(ウイルス)
)
と
須
(
すべか
)
らく要す 共生すべきを」!?と
*****************
今、テレビのワイドショーで: 今後の方向性について、「ウイルスと上手につきあっていく時では…」との言があった。語尾を濁しながらではあったが…。コロナ弱者は老人と病人---現代版姥捨て思想?
ということについての詩。
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・抗冠鬪爭:「“アンチ・コロナウイルス”の戦い」。
・三月:「三ヶ月になる」意で、動詞的な用法。
・始知:やっとわかった。
・老病:老いと病気。この用法に:盛唐:杜甫の『登岳陽樓』「昔聞洞庭水,今上岳陽樓。呉楚東南坼,乾坤日夜浮。親朋無一字,
老病
有孤舟
。戎馬關山北,憑軒涕泗流。」
がある。
・姥捨傳説:日本語で、棄老伝説のこと。「姥捨傳説」が日本語的すぎれば、「棄老思想」と。
・還:なおも。なお。
・要和病毒須共生:“ウイルスと上手につきあっていく”。
令和二年四月三十日
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