正是眞珠婚? | |
銀婚已去少珊瑚, 我女未忘今日殊。 不用多言出一品, 千年老樹卷餻株。 |
銀婚 已に去るも 珊瑚に少け, 我が女 未だ忘れず 今日の殊なれるを。 多言を用ゐず 一品を出だす, 千年の老樹 餻を卷ける株。 ***************************** |
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娘が「結婚記念日、おめでとう」と言いながら、小さな箱をそっと差し出した。バウムクーヘンが入っていた。 うっかりしていた。そうだった。 妻とわたしは、うれしくいただいた。世はオリンピック(北京オリンピック8/8(金)〜8/24(日))で熱くなっているが、わたしたちは、暖かな気持ちになった。 ------------------- ・女(ぢょ):むすめ。 ※「千年老樹卷餻株」で、大木の切り株の年輪のようなバウムクーヘン(蛋糕卷)を謂っているつもり。 ※銀婚は過ぎてしまったけれど、珊瑚婚はまだ、ということ。 |
平成二十年八月七日原詩 八月二十六日 |
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