すのものの「いろいろ」(その111)

朝日新聞>郷富佐子記者の写真が出ている

確かとっておいたはずだがどこへ行ったんだろうと思っていたら、 「いろいろ」用に取り分けてある新聞の山の中から出てきた。

2003年10月12日づけ大阪本社版「新聞週間特集」の面のうちの 「戦場の実像追い 模索」。 そこに「イラク取材日誌」を書いているが、 警察官が実弾を乱射する中で取材もあったそうだ。 文字どおり命がけだ。

それなのに、 「バグダッド市内の中学校で取材する郷記者」 という写真に写っている郷富佐子記者は、 ちょっと檀ふみ似の“やさしいお姉さん”といった感じ。 後ろで生徒たちが明るく笑っている。

付) 関係ないけど、 「ボディーチェック」ときちんと長音符をつけているのがうれしい。 最近はのばして読むにもかかわらず「ボディチェック」 と書くことが増えてきたので。

2004-12-23 (4) 21:53:00 +0900

「警察官が実弾を乱射する中で取材もあったそうだ」 は「てにをは」が変だ。 「警察官が実弾を乱射する中での取材もあったそうだ」。

2005-02-10 (4) 23:27:34 +0900

すのもの版「北風と太陽」

北風と太陽が、 あの旅人の上着を脱がすことができるのはどちらか、 と競いました。 太陽は、「私がカンカンと照らせば、 暑くなって旅人は上着を脱ぐだろう」と考えました。 しかし、旅人は、紫外線の影響をおそれ、上着でしっかりからだを覆いました。 北風は、「私がヒューヒュー吹けば、あの上着を吹き飛ばせるだろう」と思いました。

そのとおりでした。

なんとかもっとひねれないかな。

2004-12-23 (4) 21:41:42 +0900

野球選手がプレイ中にガムをかむのは奥歯を守る意味もあるのでは

「ガムをかみながらプレイするなんてマナーがなっていない」 とときどき新聞に投書が載るが、 ボールを打つ瞬間に奥歯をかみしめるので奥歯を守るためにかんでいる、 という話を聞いたことがあった。

その証拠となるような記事が見つかった。 2003年10月12日づけ大阪本社版経済面「挑む / 起業家たち」 はメディカルデータバンクの吉田信隆さん。 《歯を食いしばった時、 荷重がかかる奥歯を摩耗、損傷から守るマウスピースをつくっている》、 《王監督が現役を引退したのは80年。 ある日見ていたテレビ番組で、「王さんの奥歯がぼろぼろになっている」 という話を知った》などとある。 (ただし、ガムのことは全く書かれていない。)

バイオリン奏者、ビオラ奏者も歯に力がはいるのでガムをかむことがある、 と聞いたことがある。

2004-12-23 (4) 21:33:10 +0900

英語リスニング入門>松坂ヒロシ先生がいつになく感情をこめてセリフを…

…読んでおられる。七月最後の週の Special Unit の最終回。 O.ヘンリーの「心と手」が題材だが、その最後の、オチになるセリフ。 バワーズ先生の朗読を聞く前に日本語であらすじを説明されたときの話である。

松坂先生の持ち味はたんたんとした話し方だと思って聞いていたので、かなり意外。

2004-12-23 (4) 18:58:38 +0900

保安官と囚人が手錠でつながって旅行するとき、カギはどこにあるのだ?

保安官のポケットにはいっていたりすると、 すきを見て囚人が取り出してはずすかもしれないではないか。

ドラマなどで見ると、手錠はかけるときはカギはいらないようだ。 護送先からカギをかけない状態の手錠が送られてくるのかな?  カギは護送先がもったままで。 でも、それだと、まちがって右手と右手をつないでしまったりしたら大変だろうな。

2004-12-23 (4) 18:24:36 +0900

O.ヘンリーの「心と手」だが、左ききの保安官はいなかったのか?

いたとして、 右ききの囚人を連れてゆくときは彼の左手を自分の右手に手錠でつなぐのでいいのか、 などの疑問が。

2004-12-23 (4) 18:21:28 +0900

O.ヘンリーの時代に客車は禁煙だったのか?

「心と手」で、二人はタバコを吸いに喫煙室へ行くではないか。

2004-12-23 (4) 18:20:18 +0900

半分の速度で針が回る時計を作ったら / 午前午後の区別がつくなど便利かも

16 時から 18 時を例に考えてみよう。 短針はいまの 8 時と 9 時の間にある。 長針は 16 時台には盤の右半分、17 時台には左半分にあることになる。 いまの 5 分が 10 分にあたるから、 長針が 1 を指していれば 10 分、2 なら 20 分となる。 同じ 10 分でも 16 時 10 分と 17 時 10 分とで長針は逆の方向を指す。 1 分まで読み取ることはむずかしいだろうが、 それは秒針やデジタル表示を併用して読むすることにする。

リュウズ操作で普通表示とこれとを切り換えられる時計を作ることはいまや簡単だろうが、 カン違いして見間違えるとおおごとだな。

2004-12-23 (4) 18:09:02 +0900

バルタン星人が分身・合体しつつ移動するようにウィンドウが動かせたら

「ウルトラマン」第2話で、 バルタン星人が分身・合体しつつ移動するシーンがあったと思うが、 あんなふうにウィンドウを動かせたらちょっとおもしろくないか。 ずっとこれでは仕事にならないと思うが。

マウスポインタの軌跡を表示させるとそれに近い動きが見られる。

2004-12-23 (4) 17:13:27 +0900

google で「郷富佐子」を検索すると私たちのページがトップにくるっ!

申しわけない気持ちでいっぱいです。>Google 利用者のみなさま & 朝日新聞の郷富佐子記者

2004-12-23 (4) 17:08:40 +0900

その後、某ページと抜きつ抜かれつをくりひろげているようです。 そのページは意味があるけど更新されていない模様。 私のサイトは頻繁に更新しているけど内容なし。

2004-12-30 (4) 17:39:08 +0900

「異文と化する」の意味で「異文化する」とは言わないだろうな

もし言うとしたら、 “このようなプロセスでこのような異文が生まれたものと考えられる” の意味で「このようにして異文化したと思われる」などと使う。

「異文化」と同じになるのがちょっとおもしろいかな、と考えたもの。

2004-12-23 (4) 16:15:44 +0900

「天皇誕生日」に反対する運動とかしている人たちっているのかな

「建国記念の日」には反対派の活動も報道されるが、 ほかの国民の祝日ではあまり聞かない。 「天皇誕生日」に反対する人たちがいるとして、天皇制反対の立場だけとは限らない。 誕生日を祝うのは西洋の習慣であって日本にはなかった、 というタイプの運動もありえると思う。

2004-12-23 (4) 16:12:40 +0900

「しゃにむに」は「遮二無二」と書くんだった

最後の「に」は助詞だと思っていたのでわかちがきしてローマ字で書けば syanimu ni だと思っていた。 「遮二無二」なら syanimuni だろう。 「遮二」と「無二」で切れるなら syani muni かもしれない。

2004-12-23 (4) 16:00:52 +0900

「五鯉躍(ごりやく)」で「ご利益」といった縁起物を自分で作ってみる

絵の中で五匹のコイが泳いでいて、 「『五鯉躍』は『ご利益』に通じる」といった縁起物がある。 それを自分でも考えてみた。

付)徒然草は 「つれづれなるまゝに、日ぐらし、硯にむかひて」と始まる。 この箇所の「日ぐらし」をセミのヒグラシと読むことに気づいたのは、 確か、PC-VAN の SFDB の SIGOP だったアンギラス氏である。 氏のアイディアでは、 そこからウルトラQに出てきたセミ人間を連想し、 序段最後の「あやしうこそものぐるほしけれ」 でセミ人間は発狂し炎上してしまうのではなかったかと記憶している。 ここではそのアイディアを一部拝借した。

2004-12-23 (4) 15:41:35 +0900

訂正。 「手かせ」「足かせ」の「かせ」はあの道具のことをいうのだった。 よって、「枷具」はおかしな造語だった。

追加。

2004-12-29 (3) 00:29:27 +0900

「兼好」を「兼行」と誤っていたので訂正した。

2009-05-20 (3) 19:43:55 +0900

回文>「石原、崖で『けがらわしい』」(いしわらがけでけがらわしい)

石原さんが崖で「けがらわしい」と言った、という意味。

2004-12-23 (4) 15:25:05 +0900

叩頭虫(ぬかづきむし)は糠突き虫ではない?

枕草子に「ぬかづき虫」が出てくるので岩波古語辞典をひいたら 「額突き」の追い込みで漢字表記は「叩頭虫」となっていた。 《いまのコメツキムシ》とあるので、 「ぬか」は「糠」かとも思ったのだが、そうではないのか。

2004-12-23 (4) 15:15:35 +0900

夏時間>時刻と気温の関係はそのままで日の入りだけが遅くなるとの誤解は?

8日づけ朝日新聞大阪本社版のOECD国際学習到達度調査の面。 「科学的リテラシー」の問題に、次のような段落があった。

南半球で1年のうち昼間が最も長い日と予想される12月22日と、 きょうの昼間の時間を比較してみよう。 メルボルンでは12月22日は、日の出が午前5時55分、 日の入りが午後8時42分で、昼間の時間は14時間47分になる。

理科年表で月別平均気温を見ると、 それほど夏でも高くならず、かつ冬は寒くならず、過ごしやすそうである。 それで日の入りが午後 8 時 42 分。 戸外で快適な夕方が過ごせそうだ。 日の入りがこんなに遅いのは、夏時間を採用していてこの時期は +11 の time zone に属しているためである。 東経は約 145 度だから、1 時間 20 分ほど時計が進んでいることになる。

ふと思ったのだが、日本で夏時間を採用すると 「日の入りが一時間遅くなって 20 時ごろまで明るい」 というのを、 “時刻と気温の関係はそのままで日の入りだけが遅くなる” とカン違いしている人はいないだろうか。 夕方になれば太陽は西に傾き、少しは涼しくなってくる。 しかし、 その涼しくなり始める時刻が一時間遅くなることは忘れて、 日の入り直前で太陽が一時間ほど止まるようにカン違いしている人はいないだろうか。

私だけかもしれないが。

付) 《「学校版サマータイム」はおもしろいと思うが「サマータイム」という名称が》 で調べたように、東京の夏至は昼間が 14 時間 35 分。 日本も標準時を +9½ にしたうえで夏時間を採用すればメルボルンと同じような時刻の日の出・日の入りになる。 でも、午後5時に会社を出るとして、いまでいう午後3時半。 暑いだろうな。

付) 夏至のころはまだそれほど暑くない。 ちょっとそのへんは議論が混乱している私であった。

2004-12-23 (4) 02:35:37 +0900

「12月8日」などの日付を忘れないことにどういう意味があるか?

8日づけ朝日新聞大阪本社版社説「さて、今日は何の日?」。

63年前のこの日、日本海軍はハワイの真珠湾基地を空爆し、 太平洋戦争の幕を開いた。 結局、日本は破れ、そこから現在の繁栄につながる戦後が始まる。

歴史の教科書に載っていることだが、 さて「今日は何の日?」と聞かれて答えられる人はどれだけいるだろうか。

歴史は年号の丸暗記ではない、というのが朝日新聞で多く見られるスタンスだが、 年号は暗記しなくても日付は暗記しなければならないのか?

「今日は何の日?」と聞き、相手が「開戦記念日」と答えて、 それ以上の議論をしなければ歴史認識は深まらないだろう。 ここでやめておけば、相手と歴史観が違っても議論をしなくて済む、 と思って日付だけを話題にしているのだとしたら、(以下略)。

2004-12-23 (4) 02:06:33 +0900

最後に 《近現代史を素通りする中学や高校の歴史教育の弊害が言われて久しい。 せめてきょうは「12月8日」をクラスで語り合ったらどうだろう》 と書いてあることを引用しなかったのは公平でなかったかもしれない。

ところで、2月29日に起きたできごとについては四年に一度だけ語るのか?

2004-12-23 (4) 22:57:29 +0900

朝日新聞>郷富佐子記者>「幕あい」という表記と簡潔でわかりやすい説明

9日づけ大阪本社版国際面「スカラ座 再生」。 「幕間」と書いて「まくあい」と読めというのでなく、 《幕あい》と書いているのが親切だ。 最後の 《座席の背には、英語などの字幕が流れる小画面が設置された》 も簡潔にしてわかりやすい。

(「座席の背? それじゃ、見るときは後ろを向かなくちゃならないじゃないか」 などと言うやつはあるまい。)

2004-12-23 (4) 01:55:49 +0900

記憶術の渡辺剛彰氏は旧制だろうが高等学校はどこを出ているんだろう?

「ワタナベ式記憶術」はよく広告を見かける。 21日づけ朝日新聞大阪本社版にも全面広告が載っているが、 氏の写真の下に「1927-1996」と、生没年と思われる記述がある。 インターネットで「もう亡くなっている」という話は読んだことがあるが、 広告で見たのは初めてだ。

中学二年の一学期の成績が極めて悪かったが、 父親から伝授された記憶術で二学期にはトップになり、 《その後も記憶術を駆使し、東京大学に進学》 とあるが、1927 年の生まれなら旧制であろう。 旧制だと大学よりも高等学校が難関だったと聞いたことがあるので、 それがどこなのか書いてないのがちょっと気になる。 七年制の中学だったのかも知れないが。

2004-12-23 (4) 01:50:05 +0900

福音書の「Q資料」はなんと読む?

普通「きゅーしりょう」と読んでしまうと思うが、 専門家たちは「くーしりょう」とドイツ語式に読むのではなかったか。

岩波「旧約聖書 I」の補注で 「E資料」「J資料」がそれぞれ「いー」「じぇい」 らしきところに配列されているのを見て。

2004-12-23 (4) 01:38:13 +0900

岩波「旧約聖書」が合本で出始めた

すでに十五分冊のを持っているが、 「世界」の後ろについている新刊案内によると 「増補・再編」だそうなので、これも買うことにした。 (この新刊案内で分類を「キリスト教」としているのはおかしいと思う。)

第一分冊が 10 日に出た。 これだけを手にとると、前のを再編したものだということがわかりにくい。

帯には 《神の声が通奏低音を奏でる、民族最初期の歴史叙述と法》 とあるが、神の声が通奏低音というのはどうかなー。 それと、「民族最初期の」は「歴史」にかかるのであって 「叙述」にかかるとは限らないことは明らかだろうか。 モーセ五書の内容は旧約で最も古い時代だが、 書かれたのが最も古いというわけではない。 旧約で最も古い部分はサムエル書のどこかと読んだ記憶がある。

はしがきの最後にイエスが言及されているのが意外。 これによって、キリスト教から見た 「旧約」聖書として扱っていることが明らかになっているからだ。

2004-12-23 (4) 01:31:54 +0900

ジョン万次郎と坂本竜馬は別人だったのか……

ちょっと考えればあたり前だが、 なんとなく同じ人のような気がしていた。

2004-12-23 (4) 01:16:44 +0900

OECD国際学習到達度調査の数学の問題、意味が明らかでないのでは?

8日づけ朝日新聞大阪本社版に掲載されたもの。 「問題解決能力」の問題だ。

これは、休暇旅行のために最適なルートを考える問題です。 図1と図2は、この地域の地図と、各町間の距離を表しています。

図1:町と町をつなぐ地図

 北山町−−中山町−−東田町
  |\   |   /|
  | \  |  / |
  |  \ | /  |
  |   \|/   |
 西田町−−都川町−−海山町

図2:各町間の最短距離(キロメートル)
都川町 
西田町550 
北山町500300 
中山町300850550 
東田町500 1000450 
海山町300850800600250 
 都川町西田町北山町中山町東田町海山町

休暇旅行に関する問1
東田町・西田町間の、道路上での最短距離を計算してください。

(実際の問題では地図の道はくねくねと曲がっている。 また、問2は省略した。)

上のデータから、 東田町と海山町を結ぶ道の長さが 250 キロメートルと決めつけやすいが、 そうとは限らない。 東田町―都川町―海山町が 250 キロメートルかもしれないからである。 正しくは次のように考える。

東田町から海山町へ行くには、都川町を通るか通らないかのどちらかである。 通るコースの距離は、都川町―海山町の距離、300 キロメートルより長い。 東田町―海山町の距離は 250 キロメートルである。 よって、東田町から海山町へ行く最短コースは都川町を通らない。 それは東田町と海山町を直接結ぶ道でしかありえない。 よって、その道の長さが 250 キロメートルである。

都川町と海山町との距離は 300 キロメートルである。 この間を最短距離で行くコースは東田町を通るか通らないかのどちらか。 通れば東田町―海山町の距離 250 キロメートルを考えて、 東田町―都川町の距離が 50 キロメートル以下となり矛盾。 よって都川町と海山町を直接結ぶ道の長さが 300 キロメートルである。

たぶん、この調子で、図2の数値は、 二つの町を直接つなぐ道がある場合にはその道の長さであることが言えると思う。 (初めからそう決めてかかり、それでほかの数値に矛盾がないと言っても、 それは論理的に正しくない。)

このように考えさせるのだとしたら高校1年生にはむずかしすぎると思う。 そうでないなら、そうでないとわかるように問題文を工夫せねば。

付)上の引用では関係ないとみなして省略したが、 町からはほかにも道が出ており、図の外へ消えている。 それらの道が東田町と西田町をより短い距離で結んでいた場合、 その長さの下限はいくらであろうか?

2004-12-22 (3) 22:26:18 +0900

弦楽四重奏曲を弦楽合奏で演奏する際、ビオラを二パートに分けるのは邪道?

バーンスタイン指揮・ウィーンフィルのベートーベン 「弦楽四重奏曲第14番」「第16番」のCDがある。 その解説書によると、 チェロにコントラバスを重ねているところとそうでないところがあるらしい。

ベートーベンの時代にはコントラバスとチェロは(オクターブ違いの) ユニゾンで演奏することが多かったから、 それはいわば当たり前で、編曲というまでもないようなことである。 では、これ以外の“編曲”は許されないのだろうか? 

前に、 《弦楽四重奏は本当に今の楽器編成がベストか?》 に 《ベートーベンの第15番の終曲のようにチェロが高音域でメロディーを弾く場合、 ビオラが低音を担当することになるが、ちょっと荷が重いような気がする》 と書いた。 こういう場合、チェロのパートを二つに分け、片方がメロディーを、 もう一方が低音を担当するように編曲したら邪道だろうか? (この場合、 低音を弾くチェロのパートは新たに書かねばならない。)

私にももっと具体的にわかるのは、 ベートーベンの弦楽四重奏曲第14番の第六楽章冒頭だ。 ここではビオラがメロディーを弾く。 バイオリンとチェロは伴奏であり、 バイオリンはビオラよりも低い音域を動いている。 もしもベートーベンが初めから弦楽合奏として書いていたら、 ビオラとチェロをそれぞれ二パートに分けていたかも知れない。 そのように書き直したら邪道だろうか? 単にパートを他の楽器に移すだけだが。 (「ミサ・ソレムニス」第四楽章の Praeludiumと書かれた部分は、 バイオリンが休み、ビオラとチェロがそれぞれ分かれて弾く。 ただし管楽器やコントラバス、オルガンも加わっているが。)

付: タイトル行をご覧になって、 重音奏法で弾くところを分けて弾くことかと思われたかたも多いであろう。 それもあった。

2004-12-22 (3) 20:46:43 +0900

「暦の上では立春」でなく「天文学上は立春」と言うようにしたら?

天文学がますます世間離れした学問に思われるか。 「まだこんなに寒いのに立春だなんて」と言われて。

「暦の上では立春」などと言うが暦以前の天文学的な概念のはず / おかしい》 参照。

2004-12-22 (3) 02:25:12 +0900

冗談>うちは「旧暦で二十四節気」なので昨晩のお風呂にユズは入れなかった

二十四節気は天文学上の概念なので新暦も旧暦も関係ない。 きのう21日が冬至である。 単にうちはユズ湯にしなかったというだけ。

2004-12-22 (3) 02:21:23 +0900

リコーダーで短音階が吹けたとき、あまり音楽に熱心でない男子も喜んでいた

小学校の教科書に載っているのは長調の曲ばかりで、短調の曲はほとんどなかった。 音楽の先生が特別に短音階を教えてくれた。 イ短調で、ソが半音上がる和声的短音階だったと思う。 吹けるようになったとき、普段はあまり音楽に熱心でない男子も喜んでいた。 ヘビ使いのまねをしていたやつもいたような気がする。

2004-12-22 (3) 02:17:38 +0900

イ短調は間違いだと思う。 小学校で使うリコーダーの音域は c から上へ一オクターブと六度ぐらいであるから、 イ短調で音階を吹くと上のほうがかなり高くなって吹きづらい。 ニ短調ではなかったか。 b も cis もそれほど指使いがむずかしくない音である。 ホ短調も、fis と dis がそれほどむずかしくないからありえなくはないが、 やっぱりニ短調だったような気がする。 なぜかというと、23456 を es の指使いとしてのみ私は覚えているからである。

ついでに書いておくと、長調ばかりでなく、 いろいろな音階を習うほうがおもしろいのではないか。 たとえば沖縄の民謡の音階など。

2004-12-23 (4) 17:41:55 +0900

Tコードが使える gets() もどきの改良案が浮かんだぞ

ここの、Tコードが使える gets() もどきだが、 文字列を引数につけるとその文字列でバッファが初期化され、 一行の中では Ctrl キーでカーソルを進めたり戻したりできるようにすれば、 一行の中ではスクリーンエディタのように編集できる。 ラインエディタでもずっと便利になるだろう。 MS-DOS のテンプレート機能とも似ている。

さらに、 最初に表示するときにカーソルを何カラム目に置くかも指定できるようにすると、 かなりスクリーンエディタに近いものができるかも。

2004-12-22 (3) 02:08:41 +0900

「超弩級」を「超ド級」と書くと漢語の交ぜ書きと言われるかもしれないが

そもそもこの語の「弩」は dreadnought の音訳らしいので別にこれでもいいわけだ。

2004-12-22 (3) 01:52:13 +0900

朝日新聞>丸谷才一氏>「空」はウカンムリではなくアナカンムリでは

7日づけ大阪本社版文化総合面の、丸谷才一氏による「袖のボタン」。 《迢空も道安もシンニュウの字とウカンムリの字との組合せだから》 とあるので漢和辞典を見たところ、 「空」はウカンムリでなくアナカンムリだった。

付) そのすぐあとに 《そんなことが心に浮んだのか》とあるので、 これは疑問文である。 しかし、理由・原因を問う疑問文なので、論理的な答え方は私にはわからない。 「太陽が西から昇るので1+1=3なのか」と聞かれたら「はい」か「いいえ」か。 「太陽が東から昇るので1+1=2なのか」と聞かれたら?

2004-12-22 (3) 01:38:54 +0900

朝日新聞>紙面掲載写真の販売もしてるんだ

7日づけ大阪本社版ほがらか面の下の「朝日新聞社からのお知らせ」に出ている。 《六つ切り》で 2100 円だからあまり高くはない。 掲載日、掲載面、それに内容を伝えればいいらしい。

郷富佐子記者の写真が出ていた新聞、 とりわけてあるんだけど新聞の山のなかですぐには見つからない。

注)郷富佐子記者の写真をわけてもらおうとは(ここでは)言っていません。

2004-12-22 (3) 01:31:54 +0900

朝日新聞>郷富佐子記者は《東京のカトリック系女子校》出身

7日づけ大阪本社版国際面「特派員メモ」はバチカンから。 筆者は郷富佐子記者で、タイトルは「シスターは苦手」。 そこに《東京のカトリック系女子校に通っていたとき》とある。

2004-12-22 (3) 01:24:18 +0900

2000 年問題のときは何ともなかったがあとになって問題が出た例

2003年1月31日づけ朝日新聞大阪本社版社会面 「松下ビデオデッキ / 暦16年前に逆戻り」。 《同社によると、16年分の暦しか搭載されていないためだという》。

でもなんで16年にしたんだろ?

それとよくわからないのはこれらのデッキを販売したのが 《86年10月〜88年10月》であること。 1986 年 10 月の 16 年後は 2002 年 10 月。この記事の出た三カ月前だ。 買ってすぐには使えないデッキだったのか、 それともこの記事の三カ月前から問題になっていたのか。

2004-12-22 (3) 01:06:26 +0900

「二進数」という語は昔からあったのか? 「二進法」ではなかったか?

広辞苑第五版には、「二進法」は載っているが「二進数」は載っていない。

私が小学生のころは算数で「二進」「十進」を習った。 「『10進』と書くと『10』が何進かわからないから『十進』 と書くべきだという人もいる」 と担任の先生が話してくれたのが記憶に残っている。

中学校の入学試験問題でも「新傾向」とかいってときどきあったと思う。 内容だけを思い出して書いてみると次のような問題だった。

| |○| |
|○|○| |
|○|○|○|
|○|○|○|
|○|○|○|
|○|○|○|
一番右の筒に上から次々と玉が落ちてきます。 一番右の筒に6つたまった状態でもう一つ落ちてくると、 底が抜けてたまっていた6つの玉は下に消え、 いま落ちてきた玉がすぐ左の筒にはいります。 まん中の筒も、一番左の筒も、同じしかけになっています。 空の状態から始めて何個の玉が上から落ちてくると上の図の状態になりますか。 ただし、一番左の筒はまだいっぱいになったことはないとします。

これは七進なので、七進の 564 を十進に直したものが答えである。

しかし、「二進数」のように「数」がついていたかどうかは記憶が確かでない。 「二進法」だったような気もするのだ。

数学辞典と名のついたものをいくつか見てみたが、 「二進法」は載っていても「二進数」は載っていなかった。 情報科学の辞典には載っていることが多い。

2004-12-22 (3) 00:58:44 +0900

「横山ホットブラザーズ」と濁るのが本当なのか……

2003年1月31日づけ朝日新聞大阪本社版社会面 「横山ホットブラザーズ記念講演」。 口で言うときはブラザースと濁らないことが多いような。

2004-12-21 (2) 21:43:32 +0900

「妄想している」と「もう、そうしている」が同音

「どうぞ足を崩してください」と言われて「もうそうしてます」とか。

2004-12-21 (2) 21:34:50 +0900

ベートーベンはウェーバーの「魔弾の射手」を知っていたのだろうか?

彼の生前に完成・初演されている。

2004-12-21 (2) 19:30:06 +0900

きょうの補筆箇所

2004-12-21 (2) 02:51:33 +0900

この「いろいろ」だけ書いてて人生終わってしまうと「いろいろ人生」だなあ

……とふと思った。「人生いろいろ」じゃなくてね。

2004-12-21 (2) 02:50:42 +0900

朝日新聞「歌壇・俳壇」>共選作マークの説明は共選作のない週も載せる

7月26日づけ大阪本社版にも 《☆印は共選作》とあるが、この週には共選作はひとつもない。

論理的に間違っているわけではないが、 こういうときは省略する流儀もよく見かけるので。

2004-12-21 (2) 01:53:59 +0900

「重なるとそちらが負けますよ」と言わず、へりくだって“お願いする”

7月24日づけ朝日新聞大阪本社版の読者投書欄「声」に載った、 「小学校の給食 / 22年間作って」。 中に《また、家庭での夕食と重なると、 どんなに頑張ってもお母さんの手料理には負けるので、 学校の献立表をよく見て下さいと、 試食会の折にはお母さんたちにお願いしました》とある。

私の経験では、昼の給食と家での夕食のメニューが重なると、 あとになった夕食のほうが「またか」と感じられたものだ。 この人が本当に言いたかったのは、 そういうことがないようにとの若いお母さんへのアドバイスではなかったかと思う。 そういうときにこういう言い方があるのか、と感心した。 (前日の夕食と重なったときはどうだったかな? もう忘れた。:-))

2004-12-21 (2) 01:49:27 +0900

終末期患者に「心」のケアを / 僧侶・牧師らが人材育成

タイトル行は5日づけ朝日新聞大阪本社版総合面の見出しから。 《布教せず、受講者募る》という見出しもある。

布教は一切せず、一般の受講者を募っているのが特色》、 《仏教やキリスト教に基づくケア論などを専門家から学ぶ》 などとあるが、 布教しないということは、 仏教やキリスト教について語ることもしないのか?

「数式を使わずにやさしく説明する」 という数学や物理の本がけっしてわかりやすくないのと似てしまわないだろうか。

2004-12-21 (2) 01:36:11 +0900

イルミネーションに反対するならどれだけ電気を食うのか述べないと

5日づけ朝日新聞大阪本社版オピニオン面「声」の投書 「光のショーは省エネと矛盾」。

これからの季節に盛んになる(いわゆる)イルミネーションに反対する意見だ。 だが、イルミネーションがどれだけのエネルギーを消費しているのかを述べないと、 議論は始まらないように思う。

「イルミネーションは無駄だけど 読書のために部屋のあかりをつけるのは無駄ではないのか」 とか、いろいろ反論されると思う。

2004-12-21 (2) 01:26:36 +0900

全く聴きとれてないなあ>ベートーベン弦楽四重奏曲第十五番の冒頭

第一楽章。 初めは Assai sostenuto で二分音符・四分音符がゆったりと動くが、 Allegro に変わり、 第一バイオリンが十六分音符で崩れ落ちてまた上がってゆく旋律を弾く。

譜面をよく見れば、 この部分は gis, h, d, f の減七の和音であり、 次に a-moll の主和音がくることがわかるが、 聞いただけでは全然わからない。

こうやって一生だらだら聴いていてもだめだな。

2004-12-21 (2) 01:15:15 +0900

東京にあるのは「自由が丘」か「自由ヶ丘」か

5日づけ朝日新聞大阪本社版オピニオン面「ことばの交差点」は「モンブラン」。 ケーキのモンブランについて 《日本では東京・自由が丘の洋菓子店が最初に広めたとされます》 とある。

一方、 矢内原忠雄「イエス伝」(「聖書講義 I」(岩波書店、1977 年)所収)の序には 《東京自由ヶ丘にて》とある。

地図によると現在の町名は「が」のようであるが、 建物の名前には「ヶ」も使われている。 駅名も「が」である。 これらから推測すると、 昔は「ヶ」だったのがいまは「が」に変わったのではないか、とも考えられる。

「ことばの交差点」に戻ると、 《昭和初期に欧州旅行で見たモンブランの美しさに感動した初代店主が》 とあるので、もしも当時は「ヶ」だったのだとしたら、 何らかの断りがあってもよさそうな気がする。

インターネットでは両方あってよくわからない。

2004-12-21 (2) 00:43:22 +0900

「暦の上では立春」などと言うが暦以前の天文学的な概念のはず / おかしい

前にも似たことは書いたが、 「暦の上では」を二十四節気の前につけるのはおかしいのでは、 と書くのは初めてでは。 (別に初めてでなくてもいいのだが。)

2004-12-21 (2) 00:30:36 +0900

日本の高校ならこのくらいでも退学なのに米国の学生寮って荒れてるんだなあ

5日づけ朝日新聞大阪本社版社会面 「寮でいじめ / 3人が退学 / 茶と偽り尿飲ませ / 熊本・高校」。

熊本市の私立高校の男子寮で9月下旬、 同校2年の男子生徒3人が、 ペットボトルに入れた自分たちの尿を 「お茶」などと称して、 寮内の生徒2人に飲ませていたことがわかった。 3人はいじめ行為を認め、 10月に自主退学したという。

日本ではこのくらいでも退学だよなあ、 と思い、また 《イラクの刑務所での虐待が本当に米国学生寮の悪ふざけのようなものなら…》 を思い出したのだった。

2004-12-21 (2) 00:23:33 +0900

「地磁気が狂っている」と「知事、気が狂っている」は同音だ

後者の文に特定のモデルはありません。 「地磁気が狂っているんだ」はウルトラマンでよく聞いたような気がします。

2004-12-20 (1) 22:02:21 +0900

あしたは冬至か……。その前の大雪って影が薄いな

「暦の上では大雪」ってあまり言われないような気がする。 さらにその前の「小雪」もそうだけど。 二十四節気の話をしているのだ。

……と思ったら、5日づけ朝日新聞大阪本社版オピニオン面「ことばの交差点」で 《7日は暦の上では大雪》と話のまくらに使われていた。

2004-12-20 (1) 21:07:32 +0900

JAバンクのテレビCMで波平が「人生まだまだこれから」と言っているが…

…下の娘が小学校三年生なんだから、まだまだなのは当然だ。

ワカメはそういう心配はしていないようにみえる。 「お父さん、私が大学を出るまで勤められるかしら」とか。

アニメ「サザエさん」のスポンサー。

2004-12-20 (1) 21:00:51 +0900

回文>「騎士 焼けば お化け屋敷」(きしやけばおばけやしき)

意味不明。

2004-12-20 (1) 20:57:38 +0900

回文>「備蓄用 右翼チビ」「備蓄用 紆余 口火」(びちくよううよくちび)

「右翼チビ」はライトを守った選手が小柄だった、というような意味。

きのうのTVアニメ「サザエさん」を見ていて思いついた。

2004-12-20 (1) 20:55:56 +0900

朝日新聞>「6試合連続本塁打」の表に7試合連続は含めず

7月24日づけ大阪本社版スポーツ面。 ダイエーの松中が6試合連続本塁打を達成したため これまでの日本プロ野球における6試合連続本塁打の記録が表になって載っている。 しかし、注によればプロ野球記録は7試合連続だそうで、 それはこの表にはいっていない。

だったら、松中をこの時点でこの表に含めたのは正しくなかったのかもしれない。 次の試合の結果によっては7試合連続になるからだ。 この時点での表だと考えれば含めてもよいのだが。

2004-12-20 (1) 20:37:57 +0900

朝日新聞>「チンパンジーも同じです」の意味で「一緒です」と書く

7月24日づけ朝日新聞大阪本社版第一面 『あくび「伝染」 / チンパンジー』の冒頭に 《他人のあくびにつられてあくびをするのは人に限りません。 チンパンジーも一緒です》とあったので驚いた。

2004-12-20 (1) 20:18:57 +0900

歴代の天皇はみんな「父親の父親の……父親の父親が神武天皇」だった

日本書紀によれば持統天皇は草壁皇子の母である。 その子孫が天皇になっているが、 草壁皇子の父親は天武天皇である。 (私の見た系図では草壁皇子と持統天皇との関係は書かれていなかった。)

最近、女性天皇が過去にいたことが広く言われるようになったが、 タイトル行に書いたことはどのくらい知られているのだろうか。 この伝統に則るなら、女性天皇が即位してもその子孫は天皇になれない場合がある。

付) 系図を神武天皇までさかのぼるのは科学的には根拠がないと思うけど、 だったら適当に言いかえればよい。

2004-12-20 (1) 20:01:42 +0900

きょうの補筆箇所

2004-12-20 (1) 02:46:58 +0900

ビオラはサイズがいろいろあるのだった

オーケストラの奏者は大きめのを、 ソリストは小ぶりのを選ぶんじゃなかったかな。 逆か?

2004-12-20 (1) 02:04:17 +0900

朝日新聞連載小説「讃歌」>アマオケのビオラ奏者の間での評判はどうかな

大学のオーケストラだと、 来春の新入生でビオラをやりたいというのが増えるだろうと歓迎しているかも。

小説中ではシューベルトのアルペジオーネソナタを弾くことになっているが、 アルペジオーネ奏者たちはどう思っているだろう?

2004-12-20 (1) 02:02:10 +0900

湯川秀樹はお札にならないのかな?

日本で初のノーベル賞受賞者だ。 なっても不思議はないと思うが。

2004-12-20 (1) 01:57:21 +0900

朝日新聞>首相答弁「自衛隊が活動しているところは非戦闘地域です」

11月11日づけ朝日新聞大阪本社版社説「首相答弁なんたる軽さ」。 段落の途中から引用する。

首相答弁のおかしさは、 次のような発言に極まった。 派遣の根拠となるイラク特措法が定めている「非戦闘地域」とは何か。 首相の答えはこうだ。

「自衛隊が活動しているところは非戦闘地域です」

自衛隊を派遣する先はすべて「非戦闘地域」になると定義するつもりなのだろうか。 こういう回答を世間では開き直りと呼ぶ。

これを書いた人は、首相の答えを 「『自衛隊が活動しているところ』が『非戦闘地域』の定義です」 と解釈したのだろう。 しかし、私の解釈は違う。 首相は例をあげたにすぎないのである。 セミナーで「関数が連続であることの定義は」 と尋ねられた学生が「三角関数は連続です」と答えたのと同じであろう。

(新聞記事は言い回しをそのまま伝えないことがあるので、 首相の答弁そのものを聞けば定義として述べていたのかもしれない。 もしも「自衛隊が活動しているところが非戦闘地域です」 ならそうとしかとれないだろう。)

2004-12-20 (1) 01:15:11 +0900

中央公論12月号の「日本人が豊かさと引換えに失ったもの」って何だろう?

「貧しさ」とだけ書いてあったら怒るぞ。

11月11日づけ朝日新聞大阪本社版総合面に載った広告を見て、 ツッコミを入れてみました。

2004-12-20 (1) 01:02:41 +0900

朝日新聞>またまたわかりにくい一コマ漫画 --- たぶん同じ作者によるもの

3月8日づけ朝日新聞大阪本社版オピニオン面掲載のマンガは、 なかなか意味がわからなかった。 《だんな!いい店あるよ=はちのじ・やすひこ(漫画家、埼玉県在住)》 とある。絵は盛り場の怪しげな裏通り。 男がこうささやいて客引きをしている、という絵である。 手前には地下へ降りる階段が描かれ、そこには「牛丼」という看板が出ている。

だから、「牛丼のいい店があるよ」と言って客を引いているのだろうが、 こういう客引きがこうやって声をかけるときは、

のどちらか、あるいは両方をささやくのであろう。 牛丼は非合法になったわけではないから、 それなりのお金を出せば牛丼は食えるはずである。 だから、前者ではない。 一方、もしもこれが「安くていい店があるよ」と言っての客引きだとしたら、 危険な肉を使っていて狂牛病に感染する恐れがあるわけで、 普通に世の中のことを知っていればこの誘いには乗らないだろう。

作者は、簡単に食べられなくなった牛丼を、 非合法なのでなかなか入手しにくいものと混同しているのではないかと思われる。 (だから混同していない人には意味がわかりにくいのだ。)

朝日新聞>渋谷駅の構造を知っているとわかりにくい投稿一コマ漫画》 と同じ人だろう。

2004-12-20 (1) 00:54:04 +0900

朝日新聞>「リスぺクト」という誤植 --- 「ぺ」がひらがな

1月5日づけ大阪本社版「文化総合」面の 「文化は誰のもの / 新春大放談編」。 二行あとには正しく「リスペクト」と書かれている。

2004-12-20 (1) 00:31:29 +0900

朝日新聞>「ぺア」という誤植 --- 「ぺ」はひらがな

2月11日づけ朝日新聞大阪本社版スポーツ面「コーチの流儀」の7回目。 本文第一段落にある誤植だ。 最後に「堀井正明」と署名あり。

2004-12-20 (1) 00:16:13 +0900

森鴎外の次女、杏奴の 13 歳のときの手紙のかなづかいの間違い二箇所

11月12日づけ朝日新聞大阪本社版文化面 「『鴎外の遺産』を編集した小尾俊人さんに聞く / 近代日本の生きた家族史」に、 《13歳の杏奴から、パリにいた姉の茉莉に送られた手紙》 との説明のついた写真がついている。 読んでみると、全部で十行の中にかなづかいの間違いが二箇所ある。

「げんかん」は「玄関」だろうから「げんくゎん」が正しい。 「きこゑました」は「きこえました」。 前者は字音かなづかいである。 字音かなづかいをすべてマスターすることはかなりむずかしいのではと思われる。 後者は文語の「聞こゆ」を思い出せばヤ行であることがわかる。

付)「鴎外」の「鴎」は、 新字体と旧字体が逆転している機種があるのではなかったかと記憶しているが、 ここでは深く考えずに書いた。

2004-12-20 (1) 00:00:15 +0900

「尊崇」には宗教的な意味があるか?

11月24日づけ朝日新聞大阪本社版総合面 『外国の中止要求 / 「筋合いはない」 / 安倍・自民幹事長代理』。 同幹事長代理が 《国のために殉じた方々に尊崇の念を供するため、 靖国にお参りするのは一国のリーダーとして当然だ》 と発言したと報じている。

「尊崇」は初めて見る語だったので辞書にあたってみた。 見た中で、新明解国語辞典第五版は 「純粋な心で神仏などをたっとぶこと」と、 信仰と結びつけて説明していた。

「崇」の字が「崇拝」を思い出させやすいが、 この字そのものは「たかい」という意味であり、 ほかの辞書は必ずしも宗教的な意味合いを持たせていない。

2004-12-19 (0) 22:24:42 +0900

「ドン・キホーテ」をお店の名前として覚えた子が人名だと知ったとき

たしか「ひょっこりひょうたん島」だったと思うのだが、 「ドンキ・ホーテ」なる登場人物がいた。 それで覚えたせいで、本当は「ドン・キホーテ」というのだと知ったとき、 なんだか変な気がした。

いま、「ドン・キホーテ」という名前の店がニュースになっているけど、 ニュースであの名前を覚えた子が、将来、 人名だったと知ったとき、私と同じような変な感じがするのであろう。

私よりは軽いだろうな。

2004-12-19 (0) 22:03:32 +0900

「こち亀」が終わってしまった……

最終回というのは冗談かと思っていたのに……。

2004-12-19 (0) 21:58:19 +0900

朝日新聞>「A」の代わりに「Λ」と書いているホテル名はどう報道するか

8月3日づけ大阪本社版スポーツ面の 「第86回全国高校野球選手権大会宿舎一覧」。 富山商は《ΛPΛ HOTEL〈大阪天満〉》となっている。 確かこれは「APA HOTEL」であって、 「A」を「Λ」にしたのはデザインのためではなかったか。 すると、「APA HOTEL」と載せるほうが妥当かもしれない。 このあたりはどう考えるか。

付:それ以外の文字も、 ラテン字母なのかギリシア文字なのか、あるいはキリル文字なのかは、 厳密にはわからない。 が、ラテン字母にしておいた。

2004-12-19 (0) 17:29:03 +0900

朝日新聞連載小説「讃歌」第 93 回>「一九六〇年から七〇年までの十年間」

きょうの大阪本社版掲載分。 《「ベルン国際音楽コンクール ヴァイオリン部門」 の入賞者に、柳原園子の名前はなかった。 一九六〇年から七〇年までの十年間を見てもない》とある。

小説としてはこれでいいのかもしれないが、 この期間は十一年間である。

2004-12-19 (0) 17:02:06 +0900

「イトーシム」のかなづかいとローマ字書き

「厭う」は「いとう」「itou」だが、 「イトーシム」は「いとおしむ」「itôsimu」であって 「いとうしむ」「itousimu」ではない。

2004-12-19 (0) 16:15:59 +0900

「打とうと」は utô to, 「うとうと」は utouto

……と区別できるが、これがローマ字のメリットというわけではない。

注意:「厭う」は itou である。

2004-12-19 (0) 16:11:59 +0900

多くの人が寝ている時刻に日付が変わるようにしたら

そのほうが、日付の記述に便利だろう。 だいたい現在の午前 3 時ごろがいいのではないだろうか。 これだと午前 9 時に南中してしまうが、名前の呼び方だけの問題であって、 生活パターンはいまと同じにしておけばよい。

かなりずれた time zone を採用している地域や夏時間実施中の地域では、 これほどではないにしても、 ある程度ずれていることはある。

私がこれを推しているわけではない。 念のため。

2004-12-19 (0) 16:08:39 +0900

24 時制だと 0 時から 7 時(ごろ)までは寝ている間に終わってしまう

数を覚え始める子どもは 12 時制からはいるだろうから、 1 時 2 時もあるわけだが、 もしも 24 時制だけが使われる時代になると 「どうして起きたらもう 7 時なのか?」と思うかもしれない。

2004-12-19 (0) 16:02:24 +0900

「最〜」を耳で聞いてわかることばで置き換えるには?

さっき、「最晩年」と打とうとしたら「裁判年」に変換されたので思いついたのだが、 やまとことばで「最」を表そうとしたらどうなるだろうか? 念のため言っておくと、 漢語排斥が目的ではない。 「晩年」は日本語になりきっていると考えても 「サイバンネン」では耳で聞いたときにわかりにくいから、 「最」だけを聞いてわかることばで言い換えてみては、というのである。 (たぶんそれは和語になると思ったからそう考え始めたもので、 漢語でも西洋語でも、わかりやすければそれで構わない。)

一つ思いついたのは和語の「いと」。 枕草子の「いとをかし」、 讃美歌「きよしこの夜」の「いとやすく」の「いと」である。

「いと晩年」という言い方はいまはないけど。

付)「最も晩年」といえばいいのだが、やや長いのが欠点である。

2004-12-19 (0) 15:49:45 +0900

いろいろな国・民族・宗教の人に「お墓では何をしますか」と聞いてみたら

この「いろいろ」でネタにした古新聞を処分したが、その際、 《朝日新聞>米海兵隊員の遺族は「墓に参る」のか?》でとりあげた記事が目に止まった。

そこでふと思ったのだが、 日本人の多くは、墓石に向かって手を合わせ、“拝む”であろう。 これは普遍的なスタイルではないと思うが、 ではほかの人たちは何をしているのだろうか?  いろいろな国、地域、民族、宗教の人たちに 「どのくらいの頻度でお墓へ行きますか? お墓では何をしますか?」 と聞いてみたらどんな答えが返ってくるだろうか? 

ほかに、日本人のお墓参りを見せて、どう思うか聞いてみるのも興味深い。

(念のため。どちらのやり方が正しくてどちらが正しくない、 というような性質のものではないことは言うまでもない。)

2004-12-19 (0) 14:36:00 +0900

ベートーベンはスケルツォの反復時を“展開部”にすることは考えなかった?

ベートーベンが作曲家として活躍した期間は三十年ぐらいと言えるだろうか。 その間に、彼がもたらした音楽の進歩はめざましいと思う。

しかし、ふと気づいたのだが、 スケルツォを反復する際に、そこで音楽を展開し、 いわば展開部にすることは考えなかったのだろうか。 第九交響曲や、最晩年の弦楽四重奏曲でも、ほぼ正確に一度めを繰り返している。

では彼が A-B-A'-B'-A'' のような形式を思いつかなかったかといえばそうではなく、 第五交響曲の第二楽章もややこれに近いし、 晩年の作で言えば弦楽四重奏曲第十五番の第三楽章がこの形式である。

緩徐楽章では使ったがスケルツォでは使おうとしなかった、 ということになるだろうか。

付) 「展開部」とすると“だったら再現部は”と言われそうだ。 「変奏」「拡大」のほうが適切だったか。 (音価の「拡大」の意味ではない。)

付) 第五交響曲のスケルツォの再現時、 第六交響曲のスケルツォの最後の再現時は、一度めとかなり違う。 しかし、あれは先へ進むための都合であって、音楽を展開しているわけではない。

付) ソナタ形式の再現部の、少なくとも入りの部分を提示部の拡大にすることは、 第八、第九交響曲の第一楽章で行われている。

付) 第九交響曲のスケルツォ楽章はスケルツォ部分がソナタ形式であり、 その再現部は展開のクライマックスに現れるようになっている。 このことと、上に述べたこととは別の話である。

2004-12-19 (0) 13:43:55 +0900

弦楽四重奏曲第7番「ラズモフスキー第一番」のことを忘れていた。 全ての楽章がソナタ形式で書かれているそうなので、 当然、第2楽章のスケルツォもソナタ形式である。 ただ、これは、スケルツォ風の楽想をもつソナタ形式の楽章であって、 スケルツォではないような気も。

2009-06-04 (4) 00:43:32 +0900

ウルトラマンは八つ裂き光輪で輪投げをすることが可能か?

光の国の縁日か何かで、 子どものウルトラマンが遊んでいるのである。 内側にも刃がついていると棒が切れてしまいそうだけど。

2004-12-19 (0) 13:24:32 +0900

ウルトラマンは怪獣を殺さずに気絶させればよかったのでは?

先日、 ウルトラマンは本当にジラースを倒す必要があったのか、と急に気になり出した。 せっかく博士が育て上げた恐竜だ。 当て身か何かで気絶させ、あとは怪獣生けどり班にまかせればよい。 「ウルトラ当て身」じゃあんまり技の名前らしくないけど。

ウルトラセブンには、アイスラッガーの峰打ちが可能だろう。 投げられたアイスラッガーの向きが途中で変わり、刃のない側が敵に当たる。 ただし、ウルトラセブンの怪獣は悪い宇宙人に操られているという設定だから、 やっぱり殺してしまうしかなかったかもしれない。

2004-12-19 (0) 13:23:45 +0900

きょうの補筆箇所

2004-12-19 (0) 02:39:19 +0900

補筆後のファイルをアップロードし忘れていたのに気づきました。 すみません。これと同時にアップロードします。

2005-10-16 (0) 23:13:29 +0900

朝日新聞>「本と映画と山口綾子」は自画像だけ妙にかわいく書けている

10月24日づけのマンガのまん中の二コマは先生に 「山口さんの絵は“悪い絵”です」「子供らしくありません」 といわれて一瞬ぼう然としている(たぶん)小学生時代の作者自身。 なぜか妙にかわいらしく書けているので、 それ以降、このコーナーも読むようになってしまった。

2004-12-19 (0) 02:27:39 +0900

“自画像”のうち、私が好きなのはきょとんとしているものである。 この日の掲載分で最も作者の力がはいっている絵は、 最後のコマの、元気をとり戻した自画像であろう。 しかし、私のお気に入りはこれではない。

2004-12-19 (0) 14:26:27 +0900

5日づけ大阪本社版掲載分の、 死の直前の作者自身を描いたコマもかわいく書けている。

2004-12-21 (2) 00:15:09 +0900

時効までの期間が延長されるが、今後起こった犯罪にのみ適用されるのか?

2日づけ朝日新聞大阪本社版社会面「厳罰化へ 改正刑法成立」。 表によると「公訴時効の期間(刑事訴訟法)」が 「死刑にあたる罪」で 15 年から 25 年に、 「無期の懲役・禁固にあたる罪」で 10 年から 15 年に延長される。

あとは 《時効までの期間を延長する際の制限事項はあるのだろうか?》 参照。

2004-12-19 (0) 02:18:10 +0900

エキュメニズム運動はロシア正教も視野にいれているのか……

2日づけ朝日新聞大阪本社版国際面「ローマ法王 訪ロ悲願」。 郷富佐子記者の記事である。

エキュメニズムの運動は、 カトリックとプロテスタントの間だけだと思っていた。 ロシア正教を忘れていた。いかん。

しかし、記事にはプロテスタントのことが一切書かれていない。 関係ないとも言えるが、 読者の中にはカトリックとプロテスタントの話とごっちゃにする人がいないとも限らない。

2004-12-19 (0) 02:08:27 +0900

朝日新聞>ルミナリエは『「電飾」を意味するイタリアの古語に由来する』?

3日づけ大阪本社版の、神戸ルミナリエの特集面。 《「電飾」を意味するイタリアの古語に由来する》とある。 電飾を意味する語がもう古語になっているの? と気になったので、 野上素一編「新伊和辞典」(白水社、1964 年)をひいてみた。 luminaria 「(祭礼の)電飾」の複数形だろうか。 古語のマークはついていない。

ついでに。その直後に 《ここ数年、毎年500万人前後の人々が訪れている》 とあるが、この「500」の活字がほかと違う。 ここは縦書きだが、横書き用の半角風活字をもってきたようである。

付) 私は、 光を表す「ルミ…」と再生力の強い「プラナリア」 との合成語かと思っていたこともある。

2004-12-19 (0) 01:58:34 +0900

朝日新聞石川面>北鉄バスの実質的値上げについて全く記事にしていない

いままでは、 30枚分の値段で35枚ついている回数券が最も割引率が高かったが、 それらは廃止され、 10枚分の値段で11枚になってしまった。 割引率は約 14.3 % から約 9.1 % に下がった。 アイカという愛称の IC カードが導入されたが、 その割引率も同じ。 乗り継ぎ割り引きを導入したというが、 最初に 500 円だかの預り金が必要なので、得な感じは全くしない。

実質的には値上げだと思うが、 朝日新聞の石川面が全く報道しないのはどうしたことか。

付) 私自身はまだ IC カードは買っていない。 乗車時にとる整理券がバス停とずれていることがときどきあり、 降りるときに運転手と交渉しなければならないが、 IC カードの場合きちんと処理してくれるかどうかあやしい。 また、整理券は機械の故障で出なくなることもある。 IC カードが使えなくなる可能性は高い。

2004-12-19 (0) 01:44:29 +0900

航海していて日付変更線を越えたらもちろん曜日もずれるよね?

time zone を -12 から +12 のように変えた地域があったと記憶している。 ここにも書いたような気がするのだが、見つからない。

その切り換えの際には一日がとんでしまう。 たとえば、 ある日曜日の午前2時をもって月曜日の午前2時とすると、 日曜日がとばされてしまうわけだ。

では、 航海していて日付変更線を越え、 日曜日がとんだりダブったりしたらどうしていたのだ?  寄港が日曜日に当たったら(キリスト教の)教会へ寄って礼拝に出席、 というような習慣の時代があったと思うが。

2004-12-19 (0) 01:33:51 +0900

回文>「競馬、行け」(けいばいけ)

本文ナシ

2004-12-18 (6) 21:10:21 +0900

「埴井」という姓があれば、呼び捨てにしたとき「ハニー」に聞こえるかも

そうなると、同性間でこう呼びかけることもあり得るわけだ。

2004-12-18 (6) 18:52:21 +0900

ウルトラマン>「ジラース」の「ジラ」は「ゴジラ」の「ジラ」でもある…

…のかも。 琉球方言だという話を聞いたことがあるが。

2004-12-18 (6) 02:42:12 +0900

悪い宇宙人が故意に科特隊機と衝突し隊員と一心同体になって地球侵略を謀る

某隊員はビートルでパトロール中、不思議な物体と衝突。 彼の意識の中に現れた宇宙人は彼と一心同体になって地球の平和のために働くと言うが、 実は彼を利用して科学特捜隊本部に潜り込み、 地球侵略の糸口を見つけようとしていたのだった、

危機が迫ると、彼は宇宙人からもらったベーターカプセルを使う。 すると彼は意識を失うが、 その間にあの宇宙人が活躍しているようで、 気がつくと危機は去り、 彼は安全なところに移されている。 しかし、よくよく調べてみると、何かまずいことが起きているのだ。

なーんて話は誰かとっくに考えているだろうな。

2004-12-18 (6) 02:40:50 +0900

もしもハヤタがウルトラマンに「私の疣痔を君にあげよう」と言われていたら

「私の命を」と理解したハヤタだったが、 実はウルトラマンから疣痔(いぼじ)をもらっただけであえなく死亡。 やがてハヤタの遺体が収容されるが、 疣痔があったことをムラマツは不審に思う。 なぜなら、科学特捜隊は(ウルトラ警備隊とは異なり) 入隊時に徹底的な身体検査を行なう。 そのときに痔の有無まで検査しているはずだからだ……。

話はここまでで、オチはない。

2004-12-18 (6) 02:39:36 +0900

もしもハヤタがウルトラマンでなくベムラーと衝突していたら

ベムラーと一心同体になっていたんだろうか?

2004-12-18 (6) 02:38:09 +0900

きょうの補筆箇所

2004-12-18 (6) 02:12:08 +0900

朝日新聞>中国人と思われる名前の読み方における「ヅァ」はどんな音?

11月30日づけ朝日新聞大阪本社版社会面「仁科賞に丹羽氏ら」に 《蔡兆申(ツァイ・ヅァオシェン)・NEC基礎・環境研究所主席研究員》 とある。 この「ヅァ」というのはどういう音のつもりなのか。

日本語の特殊音表記は一般に一文字目の子音+二文字目の音となるから、 [dza] となり、「ザ」と同じだと思う。 あるいは、 「ツァ:ヅァ=ツ:ヅ」と考え、新日本式ローマ字で書いてみれば 「ca : ? = cu : zu」となることからも「? = za」がわかる。

岩波中国語辞典で調べると、 (北京語における)この漢字の音のピンイン表記は zhao である。 (四声は省略。)

朝日新聞>中国残留孤児が名前を「サヅチャン」と覚えていた、の「ヅ」》 参照。

2004-12-18 (6) 02:05:13 +0900

朝日新聞>「ぺ・ヨンジュンさん」という誤植 --- 「ぺ」はひらがな

11月30日づけ大阪本社版社会面「韓国写真家を提訴」の冒頭。 次の「ヨン様サヨナラ」では「ペ・ヨンジュン」と正しく表記している。

2004-12-18 (6) 01:45:24 +0900

朝日新聞>連載小説の本文中では「ヴィオラ」、あらすじでは「ビオラ」

1日づけ朝日新聞大阪本社版の連載小説「讃歌」。 月が変わったのであらすじが載るが、そこでは《ビオラ奏者》となっている。 小説の本文中では「ヴィオラ」である。 (この回にはこの語も、「ヴィオリスト」も登場しないが。)

2004-12-18 (6) 01:42:19 +0900

小泉首相の靖国神社参拝は「慰霊」? 前は「追悼」だったのでは?

1日づけ朝日新聞大阪本社版第一面 『日中首脳会談 / 参拝中止 再度求める / 靖国巡り温首相 / 訪日「良い条件で」』。 《小泉首相は 「これまで参拝してきたのは、 心ならずも戦場で倒れた人への慰霊の気持ちからであり、 不戦の誓いを新たにするものだ」 と従来の主張を繰り返し》とある。 以前は「慰霊」でなく「追悼」と言っていなかったか? 私の記憶違いか?

「慰霊」は、死者の霊の存在を認めない人には意味がない行為である。

2004-12-18 (6) 01:33:52 +0900

2月11日づけ朝日新聞大阪本社版総合面 『A級戦犯合祀の靖国参拝「抵抗感ない」』後半にはこうある。

首相は委員会後、官邸で記者団に 「(A級戦犯の合祀には)全然こだわっていません。 多くの戦没者に哀悼の意と敬意と感謝を、我々後世の世代は忘れてはいけない。 これは戦没者全体のことですから。 (中韓にも)理解してもらわないといけませんね」と語った。

(ついでながら、原文では 《「(A級戦犯の》のカギカッコを開いたところで改行している。 字数がいっぱいなので無理をしていると思われる。)

2004-12-20 (1) 00:12:18 +0900


すのもの Sunomono