東野圭吾 61


たぶん最後の御挨拶


2007/02/02

 エッセイ集としては5作目。あとがきによると、おそらく最後のエッセイ集だという。東野圭吾さんのエッセイは好きだし、残念な気もするが、それでも小説より好きということはない。本業に支障が出るならば、エッセイからの撤退はやむを得まい。

 第I章が年譜、第II章が自作解説である。……。これ、自然消滅(?)した公式サイトに掲載されていたものと同じですよね? 最近のことが追記されてはいるが。自作解説は「野性時代」2006年2月号の特集の方がはるかに詳細で面白いが、例の本格論争についてご本人がコメントしているのは初めて読んだ。「それもまた勲章」とはおっしゃる通り。

 第III章は映画化などの話。『秘密』、『g@me.』、『レイクサイド マーダーケース』、『変身』、『手紙』…すみません、結局一作も観ていません。原作に忠実であることを要求するのは非現実的だとわかっているが、自分は東野さんのようには考えられない。立川志の輔さんの落語は聴いてみたい。是非ともお笑い道を極めてください、東野さん。

 第IV章は思い出。我が母校東北大学も、当時はダサいの代名詞だったなあ。サラリーマン生活も気付けば11年目。家賃3万円給湯器なしのアパートが懐かしくもある。『白夜行』のルーツは実はあの作品? 本格は小説は、論理的ならそれでいいのか。なるほど、トラベルミステリーは出そうもないですね。母は深し、父も深し。

 第V章は好きなもの。半分は劇団四季の話だが…すみません、毎日東急線の車内で宣伝を見せられうんざりです。食わず嫌いの自分に作家は無理。第VI章スポーツ。理屈抜きで横浜F・マリノスを応援し続けたい。ハギトモのブログ、まめに更新しているなあ。

 第VII章作家の日々。実は我が家の近くにブックオフグループの本部がある。しかし絶版本以外は買わない。新品で買える本は新品を買う。好きな小説が読めなくなったら困る。作家と読者のルールは守りたい。誤読しまくっていたらすみません。銀座で飲むなんて生涯なさそうです。いつか猫を飼いたいな。一ファンとして、楽しいゲームだったのかなあ。

 とりあえず、カップ焼きそばの奥義でも極めるか。今後ともよろしくお願いします。



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